中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その72)新たに福建省で初めての感染者1名が見つかる これで感染者は114名@4/26
中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染は拡散が止まらない。
今日は
福建省で初めての感染者
が見つかった。65歳の男性で
4/18 発症 咳が繰り返し出、動くと胸が苦しい。熱は低い。
4/21 発熱、息切れの症状が出る
4/23 咳や痰が5日間続き、発熱、息切れも2日続いているので、入院。→重症肺炎と診断。H7N9型鳥インフルエンザウイルス検査の結果待ち。
4/26 H7N9型鳥インフルエンザウイルス陽性。感染例と確定診断。患者の容態は好転。
という経過である。
福建省衛生庁の発表より。
福建省發現1例人感染H7N9禽流感確診病例(福建省で1名のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染例が見つかる。)
時間、2013-04-26
福建省衛生廳4月26日通報、福建省確診1例人感染H7N9禽流感病例。(4月26日、福建省衛生庁は、福建省が1名のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染を確定診断した、と発表した。)
患者羅某、男、65歳、福建省龍岩市永定縣高陂鎮人。(患者 羅さん 男性 65歳 福建省龍岩市永定県高陂鎮在住。)
患者於4月18日無明顯誘因出現反復咳嗽、伴活動後胸悶、低熱。(4月18日、患者は原因不明の咳が繰り返し現れ、動くと胸部圧迫感があったが、熱はなかった。)
23日14時50分以「咳嗽咳痰5天、發熱氣促2天」為主訴入住龍岩市第二醫院。(23日14時50分、「咳や痰が5日間続き、発熱や息切れが2日間続いている」のを主訴として、龍岩市第二病院に入院した。)
省市專家會診診斷為1.重症肺炎・2.人感染H7N9禽流感待確診。給予抗病毒治療・無創呼吸支持和中藥等綜合治療、目前病情有所好轉。(福建省の専門家が共同で診断した結果、1. 重症肺炎 2. H7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染かどうかの確定診断待機中、と診断された。抗インフルエンザウイルス薬を投与し、気管切開をしない人工呼吸管理と中国薬等を用いた総合治療を行ったところ、いまは病状は好転している。)
4月26日11時中國疾控中心復核檢測結果為H7N9禽流感病毒核酸陽性。(4月26日11時、中国疾病予防コントロールセンターがフィードバックの再検査をした結果、H7N9型鳥インフルエンザウイルスRNA陽性反応が出た。)
按照『人感染H7N9禽流感診療方案(2013年第2版)』、福建省衛生廳專家組綜合病例的臨床表現・實驗室檢測和流行病學調査結果、診斷為人感染H7N9禽流感確診病例。該病例為我省首例人感染H7N9禽流感確診病例。(『H7N9型鳥インフルエンザ ヒト感染診療プログラム(2013年第2版)』に基づき、福建省臨床専門家チームは患者の臨床所見・検査結果と感染症学検査所見を考慮して、H7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染であると確定診断すると総合的に判定した。この症例は、福建省で初めてのH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染例である。)
經調査、該病例的密切接觸者共37人、已及時採取醫學觀察措施。截至目前、該病例的所有密切接觸者均未發現異常。(調査によると、この症例の濃厚接触者は全部で37名、すぐに医学的経過観察措置を取っており、いままでのところ、この症例との濃厚接触者には誰にも異常は現れていない。)
疫情發生後、省委省政府高度重視、對做好防控工作做出進一歩部署。省衛生廳要求各地各單位一要進一歩加強防控工作的領導、切實落實各項防控措施。二要進一歩加強預檢分診、規範病人就診。三要進一歩加強不明原因肺炎病例和流感樣病例的監測、主動搜索、力爭早發現・早報告・早診斷・早治療。四要及早使用抗病毒藥物、進一歩充分發揮中醫藥在臨床醫療救治作用。五要進一歩做好相關藥品物資儲備。六要進一歩加強健康教育、切實保障公衆健康。
專家提醒、當前是流感等呼吸道傳染病高發的季節、為預防流感、要注意個人衛生、勤洗手、室内勤通風換氣、注意營養、保持良好體質。打噴嚏・咳嗽時注意遮掩口鼻、預防感染他人。盡可能減少與禽畜的接觸、特別注意盡量避免接觸和食用病死的禽畜。一旦出現發熱・咳嗽等急性呼吸道感染症状、尤其是出現高熱・呼吸困難者、應及時就醫。(福建省衛生廳新聞辨公室)
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