« 中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その96)広東省で対策会議を緊急召集 鐘南山「発症後5日以内にタミフル等ノイラミニダーゼ阻害剤を使用すると重症化しにくい」@5/2 | トップページ | 狐や鼠の肉を羊肉に偽装して1000万元以上のボロ儲け 中国のとんでもない「ニセモノ食品製造団」が摘発される »

2013-05-04

中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その97)中国科学院等がH7N9型鳥インフルエンザの構造に関する研究を Lancet に発表@5/1付 Lancet

元の論文に当たってないので、訳に不安があるのだが、
 中国科学院・中国国家疾病予防コントロールセンターと関連大学の研究者がH7N9型鳥インフルエンザの構造について5/1付 Lancetに研究を発表
したと、
 中国政府網
が伝えている。
 国家的に大々的宣伝を行っている
というわけですね。
相変わらず
 渡り鳥がもたらした説
なのは
 H7N9型鳥インフルエンザは中国が原因じゃない
と言わないといかんから。それはほぼ
 国是
である。

H7N9型鳥インフルエンザ関連(後半はH5N1型鳥インフルエンザの話)だけざっと訳す。


中國科研人員對禽流感病毒研究獲得重要突破(中国の科学者たちが鳥インフルエンザウイルス研究で重要な突破口を開いた。)

中央政府門戸網站 www.gov.cn2013年05月03日19時36分來源、新華社

新華社北京5月3日電(記者呉晶晶)
中國科學院・中國疾病預防控制中心及相關高校的科研人員對H7N9禽流感病毒溯源・H5N1禽流感跨種間傳播機制的研究日前獲得重要突破。兩項成果分別於5月1日和3日在國際著名學術期刊『柳葉刀』和『科學』上在線發表。(中国科学院、中国疾病予防コントロールセンターおよび関連する大学の科学研究者は、H7N9型鳥インフルエンザのウイルスの起源を探り、H5N1型鳥インフルエンザが種を超えて伝播するシステムの研究で本日までに重要な突破口を開いた。二つの項目の成果は、別々に5月1日付と3日付の世界的に有名な学術雑誌『ランセット』と『サイエンス』のインターネットサイトで発表された。)

在H7N9禽流感病毒溯源方面、研究人員發現造成這次暴發的H7N9禽流感病毒是一種新型的重配病毒、主要由4個不同來源的流感病毒重配而成。(H7N9型鳥インフルエンザウイルスの起源を探索するにおいては、研究者は今回突然発生したH7N9型鳥インフルエンザウイルスはある種の新しく遺伝子再集合したウイルスであり、主に4個の起源の違うインフルエンザウイルスが遺伝子再集合をしてできあがっていることを発見した。)

研究顯示、病毒的其中一種基因很可能來源於我國長江三角地區的鴨群中的H7亞型禽流感病毒、而這種病毒很可能是由在東亞遷徙線路上的候鳥傳入長三角鴨群中。另[口力]一種基因的最可能來源是經過我國的遷徙候鳥、而鴨群很可能作為一個重要的宿主將野鳥的病毒傳入家禽。(研究は、ウイルスのその内一種類の遺伝子は、中国の長江デルタ流域の家鴨の持つH7亜型鳥インフルエンザウイルスからもたらされ、このウイルスは東アジアを渡るルートにいる渡り鳥から長江デルタの家鴨に伝播した可能性が高い。その他の一種類のウイルスは、もっとも、中国を通り過ぎる渡り鳥からもたらされた可能性があり、家鴨は野鳥のウイルスが家禽に伝播する重要な宿主として、作用している可能性が高いことを明らかにした。)

而H7N9禽流感病毒另[口力]外6個内部基因片段來源於在我國家禽中(主要是鷄群)流行的H9N2亞型禽流感病毒。這6個基因片段也非單一來源、其中一個可能來源於江蘇周邊的鷄群、其他5個來源於上海・浙江附近的鷄群。造成6個基因片段多樣性的原因很可能與家禽的運輸有關。(H7N9型鳥インフルエンザウイルスでは、その他の6個のRNA分節の起源は、中国の家禽(鶏が中心)に流行しているH9N2亜型鳥インフルエンザウイルスからもたらされている。この6個のRNA分節もやはり単一の起源によるものではなく、その内1個は江蘇省周辺の鶏から、その他の5個は上海・浙江省付近の鶏からもたらされた可能性がある。6個のRNA分節に多様性を持たせた原因は、家禽の運搬と関係がある可能性が高い。)

研究同時表明、這次暴發的H7N9禽流感病毒至少有2個不同分支、它們在病毒的受體結合特性・「達菲」耐藥性等方面有不同的表徴。(研究では同時に、今回の突然発生したウイルスは少なくとも2個の異なったRNA分節を持っており、それらはウイルスが受容体と結合する特性と「タミフル」耐性等においては異なった外面的特徴を持っていることが示されている。)

該成果對準確判斷病毒來源・切斷病毒重配與傳播途徑・有效控制病毒擴散等具有重要意義、發表在國際頂級醫學期刊『柳葉刀』上。(ウイルスの起源の正確な判断、ウイルスの遺伝子再集合と伝播の経路の切断、ウイルスの拡散の有効なコントロール等に対して、この成果は、重要な意義を備えており、国際的にトップクラスの医学雑誌『ランセット』に発表された。)

此外、中科院微生物所研究團隊在高致病性H5N1禽流感病毒跨種傳播機制方面開展研究發現、突變型H5N1病毒有可能感染哺乳動物上呼吸道、並侵染肺部組織造成嚴重感染。而重要氨[气安]基酸突變導致了H5N1病毒在哺乳動物間獲得空氣傳播能力、並對此進行瞭解析。

這項研究是國際上禽流感跨種傳播研究領域的重要突破、也將對H7N9禽流感病毒的系統研究提供重要的參考信息。相關成果發表在『科學』雜誌上。

|

« 中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その96)広東省で対策会議を緊急召集 鐘南山「発症後5日以内にタミフル等ノイラミニダーゼ阻害剤を使用すると重症化しにくい」@5/2 | トップページ | 狐や鼠の肉を羊肉に偽装して1000万元以上のボロ儲け 中国のとんでもない「ニセモノ食品製造団」が摘発される »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その97)中国科学院等がH7N9型鳥インフルエンザの構造に関する研究を Lancet に発表@5/1付 Lancet:

« 中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その96)広東省で対策会議を緊急召集 鐘南山「発症後5日以内にタミフル等ノイラミニダーゼ阻害剤を使用すると重症化しにくい」@5/2 | トップページ | 狐や鼠の肉を羊肉に偽装して1000万元以上のボロ儲け 中国のとんでもない「ニセモノ食品製造団」が摘発される »