題名のない音楽会「バカにするなよブルグミュラー」@6/9 テレ朝9:00-9:30

9時になったので、たまたまテレ朝にチャンネルを変えたら、ちょうど
　題名のない音楽会
が始まるところだった。独占スポンサー出光のCMがしばらく流れるので、9時丁度から見始めなくてもOKなところが良い。

今日は
　バカにするなよブルグミュラー
だ。
番組内容。

6月9日の放送予定

バカにするなよブルグミュラー

今回はピアノを習った人のほとんどが一度は弾いたことがある「ブルグミュラー25の練習曲」を特集します。子供向けの曲だからってなめちゃいけません！！作品に隠された奥深い音楽の音色をオーケストラにアレンジしてご紹介します。
♪宮川彬良、西原稔、東京フィルハーモニー交響楽団

出演者
○宮川　彬良　みやがわ　あきら　／作曲家・舞台音楽家
東京藝術大学在学中より劇団四季、東京ディズニーランドなどのショー音楽を担当。その後、数多くのミュージカルなどを手掛け、舞台音楽家としての地位を確立。代表作に『ONE MAN'S DREAM』、『マツケンサンバII』、『身毒丸』、『ザ・ヒットパレード』などがある。また、日本全国で演奏活動も行っており、自身で作曲、編曲、指揮、ピアノ演奏、解説を行いながら進めるコンサートは、定評がある。2003～10年NHK教育テレビ「クインテット」、09～10年NHK-BS2「どれみふぁワンダーランド」、11～12年NHK-BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」など。

○西原　稔　にしはら　みのる　／音楽学者
1952年、山形県生まれ。桐朋学園大学音楽学部教授。19世紀音楽社会史を専門とする。「音楽家の社会史」「ブラームス」（音楽之友社）、「ピアノの誕生」（講談社）、「楽聖ベートーヴェンの誕生」（平凡社）、「クラシックでわかる世界史」ほか

○東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創立。2011年、日本のオーケストラとして最初の100周年を迎える。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつオーケストラ。2010年4月より、ベルリン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場をはじめとする世界の楽壇で活躍するダン・エッティンガーを常任指揮者に迎える。自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他での放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。オーチャードホールとフランチャイズ契約を結び、東京都文京区、千葉県千葉市、埼玉県和光市、長野県軽井沢町と事業提携している。
公式ウェブサイトhttp://www.tpo.or.jp

放送予定曲
「ブルグミュラー　25の練習曲」より
♪1：アラベスク
♪2：清い流れ
♪3：貴婦人の乗馬
♪4：スティリアの女
♪5： バラード
作曲　：　F．ブルグミュラー
編曲（M1・3・4・5）　：　宮川彬良
指揮・ピアノ　：　宮川彬良
演奏　：　東京フィルハーモニー交響楽団

宮川彬良といえば、
　宮川泰の息子
というイメージが強かったけど、NHK教育の
　クインテット
で、その殻を破った。

さて、今日の見所は
　ピアノをやったことのある人なら大抵は浚ったことのある『ブルグミューラー25の練習曲』をオーケストラでやってみる
という辺り。
　一つ一つの練習曲への「思い入れ」というか妄想が爆発
していて、編曲家宮川彬良の面目躍如だ。ま〜
　全音の赤の練習曲集をオケに編曲する
のだから
　超弩級の妄想力がなければここまでいかない
と思われる。

もう一つの隠れた見所は
　オケのノリがちょっと違う
ってところ。というのも
　オケの団員は、間違いなく『ブルグミューラー25の練習曲』を子どもの頃に浚った経験がある
だろうからだ。
番組の初めの方で、宮川彬良も佐渡裕も
　自分とブルグミューラー練習曲の思い出
を語っていたのだけれども、同じようなエピソードは、
　オケの団員一人一人にある
だろう。ま、
　初めてのピアノの発表会で弾いたのが『ブルグミューラー25の練習曲』のどれかだった
って経験が多いのではないか。

選曲がまたいい。『ブルグミューラー25の練習曲』では
　人気1番のアラベスクを最初、2番のバラードを最後
に演奏、間に
　右手による旋律と伴奏の練習曲の「清い流れ」
　25の練習曲最後かつ、これまでのレッスンの集大成だけど楽しい「貴婦人の乗馬」
　軽快でお洒落な「スティリアの女」
を挟んでいる。
宮川彬良が弾き振りをしていた。

ピアノに挫折した苦い思い出のある人にも、『ブルグミューラー25の練習曲』は、
　ハノンやバイエルの単調な練習の息抜き
だったんじゃないかな。