台湾で世界初のH6N1型鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が確認される 患者は健康を回復@6/21 台湾衛生署疾病管制局
台湾で
世界で初めてH6N1型鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が確認
された、と台湾の衛生署疾病管制局が発表した。
國内出現自呼吸道疾病病人中分離出H6N1流感病毒案例、病患已痊癒、疾管局呼吁民衆做好個人健康管理(2013-06-21)(台湾で、呼吸器疾患の患者からH6N1型鳥インフルエンザウイルスが分離される症例が発見された。患者はすでに全快、疾病管制局では、人々に個人の健康管理をしっかり行うよう呼びかけている。)
衛生署疾病管制局於5月20日接獲某醫院通知、一名住中部之20歳女性輕微肺炎病患之呼吸道檢體分離出無法次分型之A型流感病毒、經該局進一歩檢驗並進行基因定序為H6N1流感病毒。經調査個案密切接觸者36名、其中4人有類流感症状、經檢驗均未發現H6N1流感病毒感染、該局將持續加強監測。(5月20日、台湾衛生署疾病管制局はある病院から通報を受けとった。台湾中部の一人の20歳の女性が軽い肺炎にかかり、気道の検体からどうしても分類できないA型インフルエンザウイルスを分離したという。疾病管制局が更に検査をし、遺伝子配列を調べたところ、H6N1型インフルエンザウイルスだった。この症例では、濃厚感染者36人を調査したところ、その内4人にインフルエンザ様の症状があり、検査を行ったがいずれからもH6N1型インフルエンザウイルスへの感染は見つかっていない。疾病管制局は、監視強化を続けていく。)
疾病管制局指出、這名女性係在一早餐店工作、未曾出國、也未有相關禽鳥接觸史、(疾病管制局は、次のように指摘している。この女性はある朝食店[粥や麺などの朝食を提供する店]で働いており、出国歴はなく、関係する鳥類への接触歴もない。)
5月5日出現發燒・咳嗽・頭痛及肌肉痠痛等症状後、(5月5日、発熱・咳・頭痛および筋肉のだるい痛み等の症状が現れた後、)
5月8日凌晨因持續發燒及呼吸急促而就醫住院治療、經X光檢査顯示有輕微肺炎、在投予流感抗病毒藥物後症状好轉、(5月8日早朝、発熱と呼吸の切迫が続くので、病院を受診して入院治療となり、X線検査で軽い肺炎になっていることがわかり、抗インフルエンザウイルス薬を投与したところ、症状が好転、)
於5月11日出院、目前已康復。(5月11日に退院、現在までにすでに健康を回復している。)
5月7日採自病患之呼吸道檢體分離出H6N1病毒、(5月7日、患者の気道から採取した検体からH6N1型ウイルスが分離され、)
5月24日病患血清檢體H6N1抗體HI titer為1:20、(5月24日、患者の血清の検体では、H6N1型ウイルスの抗体価は1:20で、)
6月8日採集之血清則為1:40。(6月8日に採集した血清では、1:40となった。)該局除對採集之呼吸道檢體進行流感病毒檢驗外、亦針對呼吸道感染常見之病毒例如腺病毒・呼吸道融合病毒・冠状病毒・腸病毒及鼻病毒等23種進行檢測、均呈陰性反應。農政單位亦自病例住家周圍1公里内2家養禽場家禽採集檢體檢驗、結果未檢出H6N1禽流感病毒。(疾病管制局では、呼吸器の検体を採集してインフルエンザウイルス検査を行う他に、呼吸器感染で通常見られるウイルス、例えばアデノウイルス・RSウイルス・コロナウイルス・エンテロウイルス・ライノウイルス等23種類について検査を行ったが、いずれも陰性反応を呈した。農政機関もやはり患者の住居の周辺1キロメートル以内にある2軒の家禽飼育場の家禽から検体を採集して検査したところ、H6N1型鳥インフルエンザウイルスは検出されなかった。)
該局自1999年起、除對法定傳染病(流感併發症)病患監測檢驗外、也經常性對社區類流感病患及住院之不明原因肺炎病患採集檢體進行流感病毒檢驗、系統性地監測國内流感病毒活動情形及臨床實際状況。檢驗之檢體件數毎年約1至2萬件、至今累計超過25萬件、鑑定與分離的流感病毒約86,000株、除今(102)年檢出1株境外移入H7N9禽流感病毒外、未曾自人體檢體中檢出包括H6N1在内的其他非H1・H3亞型A型流感病毒。
本案經邀集農政單位及相關醫學與獸醫專家召開會議討論、依上述現有流行病學調査結果研判、本案是以輕微肺炎表現之散發個案、無證據顯示有人傳人現象、衛生及農政單位亦將持續加強人類・禽鳥與環境之監測。
H6N1為普遍存在家禽間的低病原性禽流感病毒、全球未曾發現人類感染病例。本次由病患所分離之病毒基因序列顯示屬禽源性、與本土家禽H6N1病毒株最為接近、對克流感及瑞樂沙等抗病毒藥物敏感。
疾管局呼吁、預防禽流感病毒感染、禽畜相關從業人員應做好個人防護措施、民衆應避免與禽畜動物有不必要的接觸、同時應勤洗手・食用完全煮熟的禽肉和蛋類、以降低感染的風險。此外、如出現類流感或結膜炎等症状、應戴口罩儘速就醫、並主動告知醫師禽畜工作史及禽鳥接觸史。有關國際禽流感疫情及相關防治措施可參閲該局全球資訊網(http://www.cdc.gov.tw)、或撥打國内免付費之民衆疫情通報及關懷專線1922、如話機無法撥打簡碼電話號碼、請改撥0800-001922防疫專線。
というわけで、患者は
20歳、女性、朝食店勤務
で、
出国歴も鳥との接触歴もない
ことがわかっている。
5月5日 発症 発熱・咳・頭痛および筋肉のだるい痛み等の症状
5月7日(発症3日目) 検体を取って検査 H6N1型ウイルス分離
5月8日早朝(発症4日目) 入院 軽い肺炎と判明 抗インフルエンザウイルス薬を投与したところ好転
5月11日(発症7日目) 退院 現在既に全快
という経過を辿った。
まだ1例報告なので、場合によっては重症化するかも知れず、台湾衛生署では、個人個人が衛生管理をきちんと行うよう注意を呼びかけている。
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