季刊『四季の味』来号からリニューアル
今は亡き
鎌倉書房
が出していた季刊『四季の味』が、ニューサイエンス社に拾われてから早20年ほど経つ。
復刊73号目
という、今売りの
四季の味 ANEW No.73
を以て、
編集部のリニューアル
が行われることになったという。これまでの連載がすべて終了、
随筆集 四季の味
も
過去掲載されたものから、選りすぐりのものを掲載
という形。毎回案内される
四季の味読者向けの食事会の案内
もない。
4号が一区切り、つまりは
次の春号まで保たなかった
のが、
今回のリニューアル
だから、恐らく、これまで曲がりなりにも続いてきた
故・森須滋郎編集長の作り上げたテイスト
は、完全に失われることだろう。
正直なところ、よくここまで保った、と思う。
復刊以降は、
料理の写真がどうも美味しそうに見えない
ので、いつまで続くか、と思っていた。誌面を支えていた連載陣も
すでに後期高齢者が殆ど
なのではないか。これまでのコンセプトでは、到底作れなくなっているところへ来ていたのだが、リニューアルの知らせが編集後記にさりげなく書かれている。
創刊からの通算160号記念として、鎌倉書房時代の連載から
森須滋郎と小島政二郎の名物記事
が再録されている。
大学に入って、すぐに買い始めた雑誌の一つで、家の本棚にはバックナンバーが結構な幅を取っている。
レシピものも美味しい店も
インターネットの情報が早くて人気で手軽
な時代、
紙媒体で発信
するのは、難しい時期に来ている。
iPad版四季の味
とか出せばいいのにね。
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