中国のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染 (その116)広東省で初の確定診断 これまでの感染者は134名 死亡者は44名@8/10 広東省衛生庁
8/9に発表された広東省初の疑似感染患者だが、
8/10に確定診断
された。
経過は次の通り。
患者は51歳女性、生きた鳥を絞めて捌く業務に従事
7月下旬 発熱
8月3日 発熱が1週間続き、恵州市センター人民病院を受診、検査入院
8月9日夜 広州医科大学附属第一病院呼吸器疾患研究所に転院
同日 広東省疾病予防コントロールセンターでH7N9型鳥インフルエンザウイルスRNA陽性
8月10日 中国国家疾病予防コントロールセンター実験室が再検査、H7N9型鳥インフルエンザウイルスRNA陽性。H7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染と確定診断。
現在、容態は危篤
とのこと。
生きた鳥との接触歴
があるので、市場で病禽から感染した可能性がある。
広東省衛生庁の発表。
廣東一例人感染H7N9禽流感疑似病例確診(広東省のH7N9型鳥インフルエンザの疑似感染患者1名が確定診断される)2013-08-1017:38:43廣東省衛生廳
廣東省衛生廳8月10日通報、廣東省確診1例人感染H7N9禽流感病例。(8月10日、広東省衛生庁は、広東省で1名のH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染を確定診断した、と発表した。)
患者陳某某、女、51歳、家住惠州市博羅縣横河鎮墟鎮河東路、在博羅墟鎮市場從事家禽宰殺工作。(患者は陳さん、女性、51歳、恵州市博羅県横河鎮墟鎮河東路在住、博羅墟鎮市場で、生きた鳥を絞めて捌く業務に携わっていた。)患者因發熱一周、於8月3日中午到惠州市中心人民醫院就診、以「發熱査因」收治入院。(患者は発熱が1週間続いたので、8月3日に正午、恵州市センター人民病院を受診、「発熱の原因を調べる」ために、入院して治療を受けた。)
8月9日晩轉至廣州醫科大學附屬第一醫院呼吸病研究所。(8月9日夜、広州医科大学附属第一病院呼吸器疾患研究所に転院した。)
8月9日、廣東省疾病預防控制中心報告患者的樣本檢測結果為人感染H7N9禽流感病毒核酸陽性。(8月9日、広東省疾病予防コントロールセンターは患者の検体を検査測定した結果、H7N9型鳥インフルエンザウイルスRNA陽性となったと発表した。)
8月10日、經中國疾病預防控制中心實驗室覆核為人感染H7N9禽流感病毒核酸陽性。(8月10日、中国国家疾病予防コントロールセンター実験室が再検査した結果、H7N9型鳥インフルエンザウイルスRNA陽性となった。)
廣東省衛生廳專家組依據患者臨床表現、實驗室檢測和流行病學調査結果等、診斷該病例為人感染H7N9禽流感確診病例。(広東省衛生庁の専門家チームは、患者の臨床所見・検査結果と感染症学検査所見等を考慮して、この症例はH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染であると確定診断した。)
廣州醫科大學附屬第一醫院呼吸病研究所正全力組織搶救、患者目前病情仍較危重。(広州医科大学附属第一病院呼吸器疾患研究所は組織の全力を挙げて救命に当たっているが、患者は、今のところ、容態はなおもかなり危篤である。)
広東省へ仕事で出張する予定の友人が、かなり嫌がっていた。
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