北菓楼のシュークリーム

初盆の御施餓鬼があったので、札幌に帰っていた。

帰りは新千歳空港に少し早めに着くようにして、昼食を取り、自分用に
　北菓楼のシュークリーム
を買った。
北菓楼のシュークリーム
買ったのは、
　ジャンボシューの「北の夢ドーム」3個入
で、お値段は驚きの
　480円
だ。一個160円。「北の夢ドーム」はカスタードと生クリームが入ったタイプ。
保冷剤と保冷バッグを付けると、プラス70円。

北菓楼のシュークリームは、道産子にしてみると
　普通のシュークリーム
だ。札幌だと、あちこちに洋菓子を売る店があり、それほど苦労しなくても、そこそこおいしいシュークリームを探し出すことが出来る。ただ、そうした店では、シュークリームを空港で土産として売るというところまではやらない。

北菓楼のシュークリームは、かなり前だけど、評判を知らずにたまたま買ったらおいしかったので、時間に余裕がある時には買うようにしている。もっとも、繁忙期の遅い時間だと、売り切れてたりする。

この普通のシュークリームを内地(津軽海峡以南)で食べたいと思っても、なかなか叶えられない。たとえ近いものがあったとしても
　1個160円
では買えない。

北海道の食べ物が美味しい、といわれるのは
　地元の普通のものを普通に出すのが美味しいだけ
だと思う。
　調理の技術
なら、内地はもっと上だ。言い換えるなら
　素材はいいけど、調理が今一
というのが、過去の北海道には多かったのだけど、さすがにこの頃はその辺りもクリアされてきている。

北菓楼のシュークリームのように
　道産子には普通のレベル
でも、
　内地の人から見ると「すごく美味しい」上にとっても安い
のが、北海道の味の特徴だろう。

いやね、洋菓子に関しては
　牛乳と卵と粉
がカギなんだけど、北海道はどれもとれる。忘れられてるけど
　グラニュー糖
も。

(追記 8/11 23:05)
最近
　北海道が居住地として海外で人気
なんだそうで。北米在住の知人達も
　最後に住みたいのは北海道
とか言っている。何が魅力かというと
　自然はもちろんだけれども、食糧自給率が高く、不動産が安価であること
だとか。
医療サービスとか、冬季の積雪等を考えると、そうそう
　晩年を過ごすのにはいい土地だとは思えない
のではあるのだが。
いま便利なのは首都圏だろうけど、20年後の首都圏の医療資源は、
　未曽有の数の高齢者
と、
　高齢者の医療を担うべき医療従事者の絶対的不足、更に医療従事者自身の高齢化による医療資源の質の低下
が予想され
　壊滅的
だという観測もあるので、どうなりますかね。