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2013-09-14

日本に狂犬病警報! 狂犬病未検疫の犬 検査をくぐり抜け狂犬病汚染国アメリカから輸入される

日本は
 公式に狂犬病のない世界でも珍しい国・地域
だ。
2013年7月現在、
 狂犬病清浄(狂犬病が存在しない)地域

 農林水産相が指定している国・地域

 日本の他、わずか6地域
しかない。農水省の動物検疫所のサイトより。


指定地域(農林水産大臣が指定する狂犬病の清浄国・地域)
Madmap201307

指定地域とは、農林水産大臣が指定している狂犬病の清浄国・地域で、2013年7月現在、6地域が指定されています。

アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム

指定地域から削除された地域
2012年1月1日: アイルランド、スウェーデン、英国(グレート・ブリテン及び北アイルランドに限る。)

2012年1月20日: ノルウェー(スヴァルバルト、ヤン・マイエン及び欧州外にある属領を除く) (ノルウェーのうち、スヴァルバルト、ヤン・マイエン及び欧州外にある属領は、従前から指定地域以外の地域です。)

2013年7月25日(指定地域以外の条件適用は2013年7月17日から): 台湾

これらの国から犬、猫等を輸入する場合は、指定地域以外の条件となります。
指定地域以外の条件はこちらから: 犬、猫(指定地域以外編) / きつね、あらいぐま、スカンク(指定地域以外から連れてくる場合 参照)

つまり
 アメリカやアイスランドを除くヨーロッパの犬

 狂犬病汚染地域の犬
である。

狂犬病は現在の所
 発症したらほぼ全員死亡する恐ろしい病
である。唯一助かるための手だては、
 狂犬病ウイルスを持つ動物に咬まれた後、直ちに傷をよく洗浄し、可及的速やかに狂犬病ワクチンを接種する
ことだけで、これを
 暴露後接種
という。

世界でこれまでに
 暴露後接種なしに生存した狂犬病発症者はただ1人アメリカの少女
だけだ。日本では
 2006年に2例の狂犬病発生(海外で狂犬病の犬に噛まれ帰国後発症)
しているが、いずれも死亡した。1例では
 アメリカの少女に施されたのと同じ治療を行った
のだが、残念ながら助からなかった。

日本国内では
 狂犬病の国内の犬からの感染による発症は1956年(昭和31年)以降ゼロ
だ。
だから厚労省は、次のように言っている。


Q13  犬に咬まれました。狂犬病に感染しますか。
 A13  日本国内の場合、狂犬病は発生していないので感染の心配はありません
 海外、特に東南アジア等の流行国で狂犬病が疑われるイヌ、ネコおよび野生動物に咬まれたりした場合、まず傷口を石鹸と水でよく洗い流し、できるだけ早期に医療機関を受診して下さい。
 咬んだ動物の特定ができ、予後を観察できる場合、咬まれてから2週間以上その動物が狂犬病の症状を示さない場合には、咬まれた時に狂犬病に感染した可能性を否定できるので、暴露後ワクチンの連続接種を中止できます。

こちらは
 世界の狂犬病発生状況
だ。

03

 アメリカでも2009年に4例発生
していることがわかる。

さて、その
 狂犬病汚染地域のアメリカ
から
 狂犬病予防接種を受けていない犬を「検疫を騙す」やり方で輸入
していた業者の男が起訴された。
読売より。


犬を不正輸入…自分の犬装い首に検疫済みチップ

 犬の輸出入で偽造書類を使った容疑で千葉県警に逮捕された東京都江戸川区の犬調教師伊藤孝次被告(43)(偽造有印私文書行使罪で起訴)が、「自分の犬を連れ出して戻ってきたように装い、米国の犬を不正輸入した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
 検疫を行った成田空港動物検疫所は、検疫を済ませた動物が実際に出国したかどうか把握しておらず、防止策を検討する。
 伊藤被告は、昨年3~4月、獣医師検査を受診済みと偽造した必要書類を同検疫所に提出し、輸出検疫証明書を受け取ったなどとして、7月に逮捕、起訴された。
 伊藤被告の供述によれば、昨年3月31日、自分で飼っているシェットランド・シープドッグ2匹を同検疫所に連れて行き、米国から輸入する予定の同種犬2匹の名前を申告。本来は、獣医師が狂犬病などの検査をしたことを証明するために首もとに埋め込む筒状のマイクロチップ(直径2ミリ、長さ約10ミリ)を、自らの手で2匹の体毛に接着剤でつけて隠し、検疫をパスした。
 この2日後、証明書とチップだけを持って渡米し、2匹を購入。4月に帰国する際には、自ら専用注射器で2匹の首にチップを埋め込み、検疫済みの犬だと誤認させることで、チェックをくぐり抜けたという。
 2匹は、既に売却済みで、伊藤被告は「(米国で購入した2匹の)狂犬病の予防接種は受けていない。輸入時の手間を省き、利益を出すためにやった。同様に15回くらい不正に輸入した」などと供述。チップの埋め込みは獣医師が行うことになっているが、「知人の獣医師から注射器と一緒に譲ってもらった」としている。
 同検疫所によると、犬の検疫では、獣医師の検査書類の確認や犬の体調検査などを行い、輸出検疫証明書を発行する。狂犬病予防注射の証明書には、犬の種類や名前などを記載し、注射した獣医師の署名と印が必要。伊藤被告は、実際の獣医師の名前を使って書類を偽造したという。
 米国から犬を輸入する場合は、空港で最大180日間の検査が必要になる。ただ、輸出検疫証明書を取得した犬が戻ってくる場合であれば、半日の検査で済むという。
(2013年9月14日14時53分 読売新聞)

げ〜。
 少なくとも国内に数十匹の「狂犬病に感染している恐れのある未検疫のアメリカ産の犬が存在」
するってことだ。

それも
 輸入時の手間を省き、利益を出すためにやった
って
 自分の儲けのために日本在住のすべてのヒトと動物を狂犬病に感染させかねない危険にさらした
ってことだぜ。

今、もし
 日本で狂犬病が発生
したら、
 しばらくは診断がつきにくい
だろう。2006年の2例も、狂犬病と診断されるまでに1週間程度掛かっていた。そして
 発症したら、ほぼ救命の見込はない
上に
 現代の医学を以てしても悲惨な経過を辿って亡くなる
のが明かな病である。

今回の事件は
 これが初めてではない
上に
 獣医が「協力」
していることから考えると
 日本国内にこのような不正な手続を経て輸入
された
 狂犬病未検疫の犬や動物が存在する恐れ
を示唆する。

ともかく、日本でも、他の
 狂犬病汚染地域同様
に、
 むやみに動物に触らないよう注意
しなければならないんじゃないのか。

それと、厚労省・農林省には
 不正輸入された犬の追跡
を是非やってもらいたい。なんせ
 狂犬病に感染するのは犬
だけではない。先の厚労省のサイトでは


Q4  どのような動物から感染しますか。
 A4  感染動物すべてから感染する可能性がありますが、主な感染源動物は以下のとおりです。渡航中は特にこれらの動物に咬まれないように注意してください。中でも、犬が人に対する主な感染動物です。
 アジア、アフリカ;犬、ネコ
 アメリカ、ヨーロッパ;キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ、ネコ、犬
 中南米;犬、コウモリ、ネコ、マングース

と、犬以外にも身近な動物の名が上がっている。

更に言えば
 日本で狂犬病が発生していない安心感
からか
 狂犬病ワクチンを接種するのが高価でイヤ
なのか
 飼い主が狂犬病ワクチン接種をしていない率
も低くないといわれている。

もし、ひとたび、
 日本国内で動物が狂犬病に感染
した場合、
 日本は狂犬病汚染国
になるだけでなく
 再び清浄国になるのには時間が掛かる
のである。
 未検疫の犬を金儲けのために輸入した罪

 限りなく重い
のだ。

動物好きのみなさん、どうかご注意を。

それにしても
 狂犬病がどれだけ恐ろしく悲惨か
って、もう狂犬病が発生していなかった子どもの頃でも、散々教育用映画とか
 大人達の話
で聞かされていたのだが、
 日本が清浄国になって50年以上も経つ

 そうした基礎的な教育・宣伝活動はなくなっている
のね。

インターネット上を探すと
 中国等狂犬病汚染国で狂犬病に感染した患者さんたちのニュース動画
が出てくる。極めて悲惨。その上、それら動画に映っている患者さんたちは
 すでに全員亡くなっている
のである。合掌。

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