アバド追悼 Mediciがアバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団「マーラー交響曲第9番」を1/31まで無料公開
クラウディオ・アバドが晩年心血を注いだ、ルツェルン祝祭管弦楽団との演奏
マーラーの交響曲第9番
が、Mediciで1/31まで無料公開されている。
Abbado: Mahler, Symphony No. 9 – Lucerne Festival on medici.tv.
2010年8月の演奏。
2000年に癌に倒れた後、内なる耳を得た、というアバドは、自分の理想とする音楽を追究する途を選んだ。ルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーはそうした音楽を実現する仲間達だった。
この演奏では
最弱音で曲が閉じられた後の静寂が圧巻
である。アバドが指揮棒を止め、目を閉じ、左手で胸を押さえる。カメラが次に捉えるのは、両手を前に、首を垂れてしばし祈るような姿だ。アバドは静寂の響を聴いている。オケも、聴衆も一切物音を立てず、アバドの聴く静寂の行方を見守っている。その間およそ2分弱だろうか。そして、アバドが祈りの姿勢を解いたとき、万雷の拍手が会場に巻き起こるのだ。
昨年、アバドはルツェルン祝祭管弦楽団との日本公演を予定していたのだが、病がその機会を永遠に奪った。
幻となった日本公演の内容はこちらに。
ヘフリガー芸術総監督が語る、アバド指揮ルツェルン祝祭管の魅力
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