台湾故宮博物院から門外不出だった「肉」と「白菜」がやってくる ただし白菜は東博 肉は九博のみで短期間の期間限定展示
台湾の故宮博物院といえば
肉と白菜
である。肉は
肉形石
といって、東坡肉そっくりの奇石、白菜は
翠玉白菜
といって、薄緑色の玉から丁寧に
白菜とその上に止まる蝗と蟋蟀
を彫り出している。
これが肉。
肉形石(拡大)
白菜はこちら。
翠玉白菜(拡大)
故宮博物院の3階で展示されていて、いつ行ってもたくさんの観光客で溢れている。展示室には、各国語で用意されている説明の栞があって、もちろん、日本語のものも置いてある。
ゆっくり見るには、台湾で見るのが一番なんだけど、せっかく日本に持って来るのだから、多くの方々にご覧頂ければうれしい。肉と白菜は
中国文化とはなんぞや
という問に対する、わかりやすい答の一つだと思う。
ただし、どちらも
故宮博物院の秘宝中の秘宝
なので、展示期間は限られている。
白菜 東博のみ 6月24日〜7月7日
肉 九博のみ 10月7〜20日展示
今年開かれる
「神品至宝」展
については、以下の通り。
「神品至宝」展:台北・故宮博物院から中国王朝の名品
毎日新聞 2014年01月29日 19時22分中国歴代王朝の名品が出陳される特別展、台北・故宮博物院の「神品至宝」展(毎日新聞社など主催)の報道発表会が29日、東京・上野の東京国立博物館で開かれ、同展の担当者やサポーターに就任した歌手の一青窈(ひととよう)さんが見どころを語った。
特別展は、博物院から門外不出だった「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」(清時代、東博のみ6月24日〜7月7日展示)「肉形石(にくがたいし)」(清時代、九博のみ10月7〜20日展示)を含む231点により、悠久の中国文化の核心に迫る。
発表会には、銭谷真美・東京国立博物館長、三輪嘉六・九州国立博物館長が出席。東京国立博物館の富田淳・列品管理課長が、目玉となる「散氏盤(さんしばん)」(西周時代)や「青磁輪花碗(せいじりんかわん)」(北宋時代)などを紹介し、「担当者がよりすぐった、普段は見られない名品の数々を堪能していただけます」と同展の意義を強調した。さらに、故宮の馮明珠(ふうめいじゅ)院長のメッセージビデオが流された。
(略)
特別展は、東京国立博物館(6月24日〜9月15日)と九州国立博物館(10月7日〜11月30日)で開かれる。問い合わせはハローダイヤル=東京展(03・5777・8600)▽九州展(050・5542・8600)。
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