島根大学生物資源科学部のデジタル標本館がなかなか素晴らしい
TLで流れてきて知ったのだが、
島根大学生物資源科学部 デジタル標本館
が、面白い。
たとえば
この植物はなんだろう?
と思ったとき、
iPis(植物標本館 同定システム)
を使って、基本的な情報を入れて、対象を絞っていく。
たとえば
名前がわからない植物が蔓を持つもの
だったら、
つる
を選ぶ。その次には
葉の付き方
を選ぶコーナーがあるので、たとえば
輪生
を選んでみる。その次は、葉の枚数や、大きさを聞かれる。たとえば
葉4枚輪生→わからない
葉の大きさ 葉長4cm 葉幅2cm
でやってみる。
そうすると、ヤッホー!
入力した条件にどのくらい当てはまっているかが点数化
された上で
3つの植物が候補
として提示され、
標本画像・和名(学名)・科名
つきで出てくる。
もちろん
純粋に植物標本を楽しむ
ということもできる。現在
37849点
の標本がweb上で展示されている。
もう一つ、見逃せないのが
植物病原菌標本館
で、小学校の社会科で習った覚えのある
イネのイモチ病の標本
などをカラーで見ることが出来る。まだ標本点数は25点と少ないけど、今後少しずつ増えるだろう。
植物好きな人は、一度アクセスしてみて。
なお、収録される標本は
島根県立三瓶自然館サヒメル / Shimane Nature Museum of Mt. Sanbe Sahimel
鳥取県立博物館 / Tottori Prefecture Museum
陸前高田市博物館 / Rikuzentakata City Museum, Iwate Pref.
福島大学共生システム理工学類生物標本室 / Herbarium of Faculty of Symbiotic Systems Science, Fukushima University (FKSE)
と、島根に限定せず、他地域・他大学の標本も利用している。
システム設計も標本集めも何もかも全部自前でやる
と
標本数が偏る憾み
があるが、複数の機関の標本を利用するシステムを採用することで、より広い
コレクション
が可能になっている。
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