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2014-04-30

「美を探る医術」 共同研究班A「東アジア伝統医療文化の多角的研究」第1回討論集会@5/10 京都大学人文科学研究所本館4階大会議室

今年度から、京大人文研で、大阪府立大学の大形徹教授を班長とする
 人文研拠点研究プロジェクトA伝統医療文化研究班
が始まる。テーマは
 東アジア伝統医療文化の多角的研究
で、3年間。今年度は
 奇数月の第一日曜日に開催予定
の予定。第一回研究班の内容はこちら。


共同研究班A「東アジア伝統医療文化の多角的研究」第1回討論集会
日時:2014年5月10日(土)、14時~18時
        (終了後に懇親会)
場所:京都大学人文科学研究所本館、4階大会議室
総合テーマ「美を探る医術」
14:00-14:40 美容医術に関する東西文献選読(担当:武田時昌)
14:40-16:10 王財源先生(関西医療大学准教授)
「中国伝統医療文化における鍼灸と美容の共生」
16:30-18:00 中江彬先生(大阪府立大学元教授)
「ルネサンスの美人論―15・16世紀の西洋肖像画に見られる美人観の変遷―」

 関心のある方であれば、どなたでも歓迎
とのこと。

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2014-04-26

STAP細胞 ところで辞任した石井調査委員長の「10 年前の当時のルールとしては問題ないと判断していまし た。しかし、より厳しくなってきた最近のルールでは」の意味するところを考えてみる

4/24の段階では
 問題ない
としていた
 JBC (2004) 論文
について、昨日、石井前調査委員長のラボは、次のような訂正を行った。


4/25 インターネット上で指摘されている当研究室からの論文について
(図の説明省略)

上記の2つの場合、10 年前の当時のルールとしては問題ないと判断していまし た。しかし、より厳しくなってきた最近のルールでは中央に線やスペースをいれるべきことは認識しています。

非常に気になるのが
 論文発表時の2004年ではOKだった画像処理

 現在はより厳しくなっているので、今同じ論文を書くならば加工部分を明示しなくてはならない
と言ってることだ。てことは
 理研のバイオ関連の論文の「炙り出し」
をやると
 研究歴が長ければ長いほど、画像加工については「今より緩い処理」をしていた可能性がある
ってことか?

よく分かりませんね。

もともと
 論文の「画像加工」問題
は、あちこちで指摘されている
 研究不正指摘
とセットになってきた。悪質なのは
 データで得られたのではない画像を貼り付ける「捏造」
だが、今回の論文に関しては
 データはあり、実験ノートもある状況だが、画像の処理に現在の基準から見ると問題のある処理
をしていた、と石井氏が判断したことになる。

で。
 10年前からバイオサイエンスをやっていて、定評のある研究者
といえば
 現在、シニアの立場にある研究者
だろう。
 シニアの研究者が、「若手」だった頃には、今より画像処理が緩くてもOKだった

 石井氏自ら告白している
ことになるんだけど、これって
 じゃあ、日本中のシニア研究者の過去の論文の画像がこの基準なの?
って話になる。

GW中に、画像ハンターが
 超エライ先生の出世論文の過去画像を洗う
ってことになるのか?

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2014-04-25

STAP細胞 情報戦の様相 こんどは石井委員長の論文に画像加工の疑い→委員長辞任の意向だそうだが実験ノートは存在→後任の委員長は弁護士に

発端の一つは昨日15:14のタイムスタンプがついた、科学ライター片瀬久美子さんのblog「warblerの日記」の記事。
石井俊輔氏が責任著者となっている論文に関する疑義を頂きました

上記記事によると


理化学研究所の石井俊輔上席研究員が責任著者となってる論文に疑義があるとして、匿名の方から相談されました。
なお、石井氏はSTAP細胞論文の調査委員会委員長をされている方です。

相談者から頂いた資料を公開し、他の方々にも検証して頂きたいと思います。
(以下略)

ということで、
(1) Oncogene. 2008 Feb 14;27(8):1045-54. Epub 2007 Aug 13.
(2) J Biol Chem. 2004 Oct 22;279(43):44582-9. Epub 2004 Aug 11.
の2本の論文について
 画像の加工・切り貼りが行われているのではないか
として
匿名の相談者から寄せられた検証のための画像を載せたpdf
が転載されている。
しかし
 匿名の相談者
って、
 どう考えても研究者か元研究者
だよね。一将功成りて万骨枯る、死屍累々のバイオ研究だと、いくらでも
 実験データの検証ができる人材

 野に放たれている
のだ。寮の先輩も農学部卒だが、その後医学部の院でバイオのソルジャー(その頃はまだピペドというもの悲しい蔑称はなかった)となり、学位を貰ったところまでは聞いたけど、その後、お元気ですか?

さて、この
 画像加工疑惑
に対し、石井俊輔氏の反論は早かった。昨日中にラボのサイトで、次のような反論を行っている。
'14/04/24 インターネット上で指摘されている当研究室からの論文について(PDF)

趣旨は
(1)については、論文の内容と合うように、レーンの番号を入れ替えた。ただし、元データは存在するので、それを提示している(実験ノート)。出版社には訂正を申し入れた。
(2)については、問題ない
という内容だ。
STAP細胞問題と根本的に異なるのは
 実験ノートが存在して、元データをすぐに公表した点
である。てか
 普通はこの形式で疑念に答える
わけで
 STAP細胞問題

 実験ノートの該当箇所と元データを記者会見で公表出来なかった時点

 科学の話としては終わっている
のである。

で。
今朝の毎日がこの件を取り上げた。


<STAP問題>調査委員長の論文に疑義「画像順入れ替え」
毎日新聞 4月25日(金)5時30分配信

 新たな万能細胞「STAP細胞」の論文に不正があったとされる問題で理化学研究所の調査委員長を務めた石井俊輔・理研上席研究員が24日、2008年に責任著者として発表した論文で画像データの順番を入れ替える誤りがあり、訂正の手続きを取ったとの文書を公表した。この論文については、インターネット上で「画像に疑義がある」との指摘が出ており、理研広報室は「正式に通報があり、内容の信頼性が高いと判断すれば、調査を始める」と話す。
 問題になっているのは、がんが発症する仕組みに関して海外の専門誌に08年に発表した論文。著者8人のうち石井氏ら2人が責任著者を務める。ネット上では十数匹のマウスごとに遺伝子の発現状態を示した2枚の画像に、切り張りや使い回しのように見える跡があると指摘された。民間企業が運営する画像分析サイトに毎日新聞が調査を依頼したところ「画像の加工が複数みられた」との判定だった。
 画像の切り張りや流用については、STAP細胞論文に関する調査委員会の最終報告でも問題視され、それぞれ改ざん、捏造(ねつぞう)と認定された。
 これに対し石井氏は24日夜、自らの研究室のホームページに反論を掲載、「論文を検証し(実験データを)説明の順番になるように、入れ替えていることが分かった」と説明。既に出版元に訂正の許可を得たと記し、実験ノートのコピーも公開した。
 ネット上では04年に発表した別の論文でも画像の加工が指摘されており、これについて石井氏は「問題はないと考えている」としたうえで、「疑念を抱かせてしまったことをおわび申し上げる」と書いた。
 理研広報室は「文書の公表は、石井氏個人の行為で、理研としては情報を収集中」と説明している。【渡辺諒】

毎日はまだ科学の方面から突っ込んでいるのだが、産経はその点では地力があるとは思えず、当然
 突っ込む方向も「責任問題」
となる。その分、掲載時間も毎日より早い。
産経より。


STAP問題、理研調査委員長が辞任へ 自身の論文データに疑義
2014.4.25 02:08

 新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題で理化学研究所の調査委員長を務める石井俊輔・理研上席研究員らが執筆した論文に対し、インターネット上で疑義が指摘されていることが24日、分かった。石井氏は同日、産経新聞の取材に対し委員長を辞任する意向を明らかにした。

「改竄ではないが…隙を作った」
 この論文は乳がんを抑制するタンパク質に関するもので、平成20年に理研などのチームが英学術誌に発表。石井氏が責任著者の一人になっている。遺伝子を調べる実験結果の画像の一部を入れ替えた改竄(かいざん)ではないかとの指摘が出ていた。
 石井氏は取材に対し「オリジナルのデータがあり、不正な改竄ではない」と否定。その上で「疑義を指摘された以上、その部分を突かれると理研や委員会に迷惑をかける。調査委員長がこのような隙を作ってはいけない。不本意だが本日、理研に委員長の職を辞したい旨を伝えた。慰留されても意志は固い」と述べた。石井氏によると学術誌側も不正でないことは認め、訂正を承諾しているという。
 理研は2月中旬に調査委を設置。委員長の石井氏は分子遺伝学が専門で、16年に発覚した理研の研究者による血小板に関する論文不正の調査委でも委員を務め、改竄などを認定した。
 STAP論文をめぐっては、調査委から不正を認定された小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)が不服を申し立て、再調査の実施と不正認定の撤回を求めている。責任者である石井委員長が自身の疑義で辞任の意向を固める異例の事態となり、一連の問題はさらに波紋を広げそうだ。

さて、この一連の報道についてだけど
 24日に発覚→毎日が民間企業が運営する画像分析サイトに調査を依頼したところ「画像の加工が複数みられた」との判定
っていう
 時系列の関係
がよくわからない。
片瀬久美子さんのblogに掲載されたのが
 インターネット上で問題になっている
ということの中心だとすれば、
 画像判定の会社が凄腕
ってことになるんだが、
 片瀬久美子さんに相談した「匿名の人物」が毎日にも相談していた
ということも考えられる。ま〜、ともかく
 石井委員長を辞任に追い込む
ことにはなったのだが、
 いよいよ理研の内紛の様相
を呈しているように、外部には見られてしまうところが理研としては痛い。

理研には、今年
 iPS細胞の臨床応用
という、人類にとって、大きな課題に取り組んでいるチームがあるんだがな。
 仮説レベルに立ち戻ったSTAP細胞
より、iPS細胞が実際に治療に使えるかどうかの方がよほど大事なんだけど、
 STAP細胞問題がマスコミ的に「おいしい」事象
になったものだから、
 科学的な問題は脇にどけても出来る話
ばかりでかまびすしい。
 目先の自社媒体の売り上げや視聴率しか考えてない
からだ。

で、
 毎日の委託した民間業者の指摘する「画像の加工が複数みられた」箇所
って、上記反論(順番を変えて切り貼りした)以外では、どの部分を指すのか、毎日はきちんと説明してくれるのかな。

続き。(19:41)
石井氏の辞任の意を受けて、後任の調査委員長が決まった。NHKより。


調査委員長辞任へ 再調査に時間も
4月25日 18時52分

STAP細胞を巡る問題で、小保方晴子研究ユニットリーダーがねつ造などの不正行為を行ったと認定した理化学研究所の調査委員会の石井俊輔委員長が、みずからの論文で画像の切り貼りが行われていたと指摘され、委員長を辞任することになりました。

石井委員長はSTAP細胞を巡る問題で小保方晴子研究ユニットリーダーがねつ造などの不正を行ったとする報告書をまとめ、小保方リーダーからの不服申し立てを受けて再調査を行うかどうかの審査を進めていました。
しかし、24日になって7年前に発表した乳がんの論文で遺伝子の実験結果の画像を注釈を付けないまま、切り貼りしたりしていたなどとする指摘があり、石井委員長は理化学研究所に対し、委員長を辞任する意向を伝え、承認されたということです。
これについて石井委員長は「実験ノートのコピー、オリジナルデータを示し、研究不正ではないことをホームページに掲載しました。しかし、このような状況で、委員長の任務を継続することは迷惑をおかけすることになります」などとするコメントを出しました。
後任の委員長には調査委員会のメンバーで、弁護士の渡部惇委員がなるということで理化学研究所は問題が指摘された石井委員長の論文についても調査を開始したことを明らかにしました。
委員長の交代で小保方リーダーの不服申し立てに対し再調査を行うかどうかの判断は、さらに時間がかかる可能性が出てきました。

弁護士「小保方氏も不正ではない」
これについて、小保方晴子研究ユニットリーダーの代理人を務める三木秀夫弁護士は「石井委員長が同じようなことをしていたにもかかわらず、小保方リーダーの論文を改ざんと結論づけたことは残念だ。石井委員長が不正ではないと言っているならば、小保方リーダーも不正ではないというのが感想で今後、調査委員会がその考えに合わせて判断してくれるのではないかと考えている」と述べました。
また、後任の委員長に調査委員会のメンバーで弁護士の渡部惇委員が就任することについて、「法律家としてきちんとした判断を期待したいが、同じメンバーでは結論が変わらない可能性がある。調査委員会のメンバーを変えるよう求めたい」と述べました。

というわけで
 後任は調査委員会のメンバーで弁護士の渡部惇委員
だそうだから、今後、メディアを含めた情報戦の局面では
 弁護士 vs. 弁護士の論争
となる。これまで
 科学者の語義 vs. 法律家の語義
で論戦してたのだが
 それぞれの定義の範囲が違う
ため、
 かみ合った議論
ではなかった。今後は少なくとも
 同じ土俵で勝負
って話だから、思う存分、それぞれの立場を主張して頂きたい。

まあ、ここまで来ると、
 科学的議論
ってことにはならないので、後は
 感情論
とか
 手続論
が、いよいよ報道の中心になるんじゃないの。それは
 科学の勉強をしたくない、あるいは科学の専門ライターを身内に抱える経費をケチってきたマスコミが望んできたこと
だろうしな。

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2014-04-18

1000年掛けて間延びしちゃった雅楽を元のテンポで演奏してみたよ@京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

奈良には、春日大社がある。春日大社には
 南都楽所(なんとがくそ、と読む)
があり、日々、雅楽が伝承されている。南都楽所が置かれたのは、一条天皇の長保3年(1001)で、以後受け継がれ、明治維新後、一時廃絶するものの、紆余曲折を経て、現在の形で継承されることとなる。この辺りは
南都楽所 プロフィール
を是非ご一覧下さい。なんせ
 雅楽といえば大仏開眼(天平勝宝4年(752))の時に演奏されたアジア各国の音楽
なわけで、そこから数えてもすでに1262年経つ。

ま、そんなこんなで、他の地域よりは
 雅楽に触れやすい環境
ではあるのだが、実際に雅楽を聞いたことがあれば誰しも思うのは
 何を聞いても同じように聞こえる
のと
 ともかくテンポが遅い
ことだろう。
ところが
 雅楽のテンポは、元はちゃんと今の音楽のように速く、旋律もはっきりと理解出来るものだった
のが
 1000年掛けて「超間延び」して現在の演奏スタイルになった
という
 音楽学者ローレンス・ピッケン(Laurence Picken,1909〜2007)の唱えた説
がある。その説を踏まえて
 1000年掛けて「間延びした」雅楽を元のテンポに戻して演奏する企画

 2012年度から2013年度にかけて京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター
で行われた。
その記録がこちら。
平家物語の音楽その1─平安・鎌倉時代の雅楽はこんな曲!? ─
平家物語の音楽その2─平安・鎌倉時代の雅楽はこんな曲!? ─
源氏物語の音楽─平安・鎌倉時代の雅楽はこんな曲!?─

上記企画では
 現行の「眠くなる、止まりそうな」演奏法での演奏

 平安・鎌倉時代の「旋律がはっきり聞こえる、速い」演奏法での演奏
との両方が映像としてアップされている。

たとえば、有名な
 蘭陵王
だけど、天平8年(736)に南天竺婆羅門僧の菩提僊那と共に日本にやって来た、林邑(現・ヴェトナム)の僧仏哲により伝えられた「林邑八楽」の1つといわれる。京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの復元演奏では、現在では演奏しないけど、平安・鎌倉時代には演奏されていた
 蘭陵王 荒序

同じく
 蘭陵王から、入破

どうです? なるほど、これなら
 勇壮な蘭陵王
と言われても、まだ納得するよね。

いずれも
 残っている古楽譜から奏法を復元したり推定したり
して
 A Tempoした雅楽のメロディー
だ。

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2014-04-15

STAP細胞 「STAP細胞についてコメントしないことを条件に講演を許可」@ハーバード大学→「STAP細胞は存在する」@ヴァカンティ教授 本日の世界気管支学会議講演

本日
 京都市で開かれている世界気管支学会議
で、メディアをシャットアウトした上で(てか、メディアを入れたとしても、そもそも講演の趣旨が理解出来るメディア関係者はごく一部なので、スクリーニングする手間を省いたってことだな)行われた
 ハーバード大学のヴァカンティ教授と小島准教授の講演
なんだが、毎日がこんな記事を。


STAP細胞:論文共著の米大教授ら来日 京都で講演
毎日新聞 2014年04月15日 11時02分(最終更新 04月15日 13時41分)

 STAP細胞論文問題で、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授と小島宏司准教授の共著者2人が15日、京都市で開かれている世界気管支学会議で講演した。報道関係者の入場が禁じられ、バカンティ教授らは講演前後も取材に応じなかった。来日中の日程なども明らかにしていない。
 講演を聴いた男性(38)によると、バカンティ教授はSTAP細胞を移植した動物実験の結果に触れ、「STAP細胞は存在する。(脊髄(せきずい)損傷で)歩けなかった犬が歩けるようになった」と写真などを示して報告したという。
 同会議組織委員会は1年以上前からバカンティ教授らに講演を依頼。ハーバード大側が「STAP細胞に関して一切コメントしない」ことを条件に講演を許可したという。【斎藤広子】

よく分からないんだけど
 講演でSTAP細胞に触れるのはOK
 講演以外でSTAP細胞についてコメントするのはNG
ってことか、ハーバード大学。
で、
 日本で他に何をする
という辺りに注目が集まり、メディアスクラムかけられまくりになる悪寒。

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2014-04-14

鳥インフルエンザ 熊本で高病原性のH5型鳥インフルエンザウイルスが検出される(その3)鳥インフルエンザは渡り鳥と共に外からやってくる可能性があるが折しも渡りの季節

いつもながらのことなんだけど、経験上
 新聞休刊日の前日には結構な大事件・大事故が起きてることがある
わけで、今回は
 熊本の高病原性鳥インフルエンザウイルス検出
がそれにあたる。

現在、防疫のため、感染が疑われる養鶏場と関連する養鶏場の2箇所で鶏の殺処分が進められているところだ。

しかしながら、平面的な対策だけでは、鳥インフルエンザは防げない。
渡り鳥が日本にやってくる今の時期、
 鳥インフルエンザを運んでくるのは、渡り鳥の可能性
が考えられる。
 空から鳥が運んでくる
わけだ。大体、今回検出されている
 H5型鳥インフルエンザ

 一番日本から近い所では朝鮮半島で流行中
である。

NHKより。


専門家「渡り鳥が持ち込みの可能性」
4月13日 19時04分

鳥インフルエンザに詳しい京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一センター長は、今回の感染は、この時期、南半球からシベリアなどに向かう渡り鳥などが途中で鳥インフルエンザウイルスを体内に取り込むなどして日本に持ち込んだ可能性があると指摘しています。

大槻センター長によりますと、渡り鳥は毎年秋になると、シベリアなどからインドネシアやオーストラリアなどの暖かい南の国へ移動します。
そして春になると、再び北へ向かって移動を始め、大型連休の時期までは、渡り鳥が日本などに立ち寄る時期に当たるということです。
このルートには、ベトナムや中国、韓国などH5型の鳥インフルエンザによる感染が発生している地域があり、大槻教授は、これらの地域で渡り鳥がウイルスを体内に取り込むなどして日本に持ち込んだ可能性があると指摘しています。
大槻センター長は「渡り鳥は日本を縦断していくので、熊本だけでなく今後、どこで感染が起こっても不思議ではない。渡り鳥の移動が終わる大型連休の時期までは厳重な警戒が必要だ。もし死んでいる野鳥などを見つけても、近づいたり触ったりせずに保健所などに連絡してほしい」と話しています。

「渡り鳥がウイルス持ち込みの可能性も」
熊本県の養鶏場からH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、農林水産省は、13日午後、専門家の会議を開きました。
この中で専門家からは「感染の拡大を防ぐためウイルスが検出された養鶏場周辺の消毒を強化するほか、ほかの養鶏場でも発生がないかどうか確認してほしい」といった意見や「野鳥が鶏舎に侵入した形跡があるかどうかなど感染経路の特定を急いでほしい」といった意見が出されました。
委員長を務める鳥取大学の伊藤壽啓教授は、ことし1月以降韓国でH5N8型の鳥インフルエンザウイルスによる感染が広がっていることに触れ、「渡り鳥がウイルスを国内に持ち込んだ可能性は十分考えられる。渡り鳥が完全に帰って行く5月の中旬ごろまでは警戒が必要だ。衛生管理を徹底してほしい」と話しました。

環境省は野鳥の監視を強化
熊本県の養鶏場で、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、環境省は、死んだニワトリが、周辺の「野鳥」を介してウイルスに感染した可能性があるとみて、養鶏場周辺で野鳥の監視を強化することにしました。
環境省は、今回死んだニワトリは、養鶏場の周辺に生息する野鳥を介して鳥インフルエンザウイルスに感染した可能性があると見ています。
このため14日以降、現地に専門家による調査チームを派遣するとともに、熊本県に対し、指定した区域の中で死んだり弱ったりした野鳥が見つかれば、ウイルスに感染していないか調査を強化するよう指示しました。
(以下略)

環境省は
 当面、熊本県の当該養鶏場周辺での監視を強める
としているが、上記ニュースで専門家が指摘しているように、はなはだ残念ながら、
 日本全国、どこで「次の鳥インフルエンザが発生」してもおかしくない
のである。

ともかく、まず普通の人が注意すべきは
 野外で鳥が死んでいるのを見つけたら、触らず、保健所等に連絡する
という辺りかな。
 絶対触っちゃダメ
ですからね。

おまけ。
今後随時更新されるはずだが
 農水省の鳥インフルエンザ情報
はこちらから。
鳥インフルエンザに関する情報

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2014-04-13

鳥インフルエンザ 熊本で高病原性のH5型鳥インフルエンザウイルスが検出される(その2)鷄11万羽を殺処分

熊本の鳥インフルエンザ発生で、迅速な処置が取られている。西日本新聞より。


熊本で鳥インフル11万羽殺処分 首相「防疫徹底」を指示
2014年04月13日(最終更新 2014年04月13日 13時41分)

 熊本県は13日、同県多良木町の養鶏場で鶏が大量死し、鳥インフルエンザの簡易検査で6羽が陽性となり、うち2羽は遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザウイルスH5型が検出されたと発表した。県はこの養鶏場と、経営者が同じ養鶏場(同県相良村)の計約11万2千羽の殺処分を始めた
 農林水産省によると、国内の養鶏場での発生確認は2011年3月の千葉市以来。県は両養鶏場から半径3キロ以内の計4万3千羽の鶏と卵の移動を制限し、半径10キロの計約39万8千羽と卵の搬出を制限した。
 安倍晋三首相は菅義偉官房長官を通じ、徹底した防疫措置を迅速に進めるよう指示した。

というわけで
 すぐに封じ込める態勢
を取っている。九州というと
 口蹄疫の封じ込めに失敗した苦い過去
があるわけで、今回は政府の対応も速い。

ただ、
 鳥は空を飛ぶ動物
なわけで、
 今後、他地域でも鳥インフルエンザの発生が起こりうる
ことは変わりない。

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鳥インフルエンザ 熊本で高病原性のH5型鳥インフルエンザウイルスが検出される(速報) 韓国ではH5N8型 北朝鮮ではH5N1型が鳥の間で流行→GWまでは渡り鳥によって日本に飛来する可能性あり

朝鮮半島では、このところ
 高病原性鳥インフルエンザH5型の大流行
が続いていた。
こちらは道新の3/15付記事。
韓国で流行していたのは
 人への感染は知られていない、H5N8型
である。


韓国、鳥インフル猛威 殺処分は最多1080万羽 渡り鳥飛来、日本に影響も(03/15 16:15)

 【ソウル松本創一】韓国で、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが猛威を振るっている。韓国政府は14日、感染拡大を防ぐために殺処分した家禽(かきん)が1千万羽を超え、過去最多になるとの見通しを示した。感染は1月に初確認され韓国全域に広がり、ソウル市内の動物園も閉鎖。過去には韓国で鳥インフルエンザが流行した後、本州や道内で感染が見つかった例もあり、日本への影響も懸念される。
 ウイルスは中国などでまん延するH5N1型とは別のH5N8型。韓国・聯合ニュースは14日、韓国中部の養鶏場で飼われているイヌ1匹からウイルスの抗体反応が出たと、韓国当局が明らかにしたと報じた。ヒトへの感染例はない
 韓国の鳥インフルエンザは、1月中旬に韓国南西部のアヒル農家で初確認された。韓国農林畜産食品省は14日、南部の済州(チェジュ)道を除く全域でニワトリやアヒルの感染が確認され、殺処分は432農家の1080万羽に上ると発表。1020万羽を殺処分した2008年を上回ることになる。韓国政府は畜産業者らの移動を制限している。<北海道新聞3月15日朝刊掲載>

一方、北朝鮮では、人への感染は多くないが致死率の高いH5N1型の鳥での流行が3月末に入って確認されている。4/9付聯合ニュースより。


北朝鮮で鳥インフル拡大 H5N1型で数万羽被害

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で1年ぶりに鳥インフルエンザが再発した。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、農業省局長の話として先月21日に平壌の兄弟山区域の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、他の養鶏場にも感染が拡大していると報じた。
 報道によると、毒性が強いH5N1型ウイルスに感染し、数万羽が死ぬか殺処分された。
 北朝鮮は感染拡大を防ぐため非常防疫委員会を設置。発生地域の交通を遮断し、感染した鳥を殺処分するなど、防疫作業を進めている。
 北朝鮮の公式メディアが鳥インフルエンザ発生を報じたのは今年初めて。ただ、1月に韓国で鳥インフルエンザが全国に拡大したため、北朝鮮でも発生する可能性が指摘され続けていた。
 北朝鮮では昨年4月にも平壌の農場のアヒルが鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し、国際獣疫事務局(OIE)など関連国際機関に報告した。
 一方、朝鮮中央通信は同日、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)が南部の江原道鉄原郡で先月14日に発生したと報じた。
 北朝鮮は牛の口蹄疫感染をOIEに報告していたが、公式メディアが報じたのは初めて。
 米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は今月5日、北朝鮮で豚に続き牛の口蹄疫が発生し、鉄原の農場で飼育されていた牛9頭が感染したと報じていた。

同じH5型でも、北朝鮮で流行しているのは
 人に感染することがあるH5N1型
だ。

そして、今日
 熊本でH5型鳥インフルエンザの鳥への感染が確認
された。NHKより。


熊本で鳥インフルエンザウイルス検出
4月13日 10時10分

熊本県南部の多良木町の養鶏場でニワトリが大量に死に、県が行った遺伝子検査で「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されていたことが分かり、熊本県は現場から3キロ以内の養鶏場に対してニワトリの移動を禁止するなど、ウイルスの拡大を防止する措置を取りました。

熊本県によりますと、県南部の多良木町の養鶏場で11日から12日にかけて飼育されていたニワトリ、およそ5万羽のうちおよそ270羽が死にました。
熊本県が簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出たため、県が詳しい遺伝子検査を行ったところ、10羽中2羽から「H5」型という鳥インフルエンザウイルスが検出されたことが分かりました。
熊本県は蒲島知事も出席してきょう午前9時半から対策会議を開きました。
これを受けて、熊本県は、この養鶏場と同じ人が経営する相良村の養鶏場の合わせて2か所からそれぞれ半径3キロ以内の養鶏場に対して、ニワトリや卵の移動を禁止し半径10キロ以内の養鶏場に対して搬出を禁止するとともに、この養鶏場で飼育されているすべてのニワトリを処分することを決めました。

専門家「警戒態勢を」
これについて、鳥インフルエンザに詳しい京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一センタ-長は「韓国でも鳥インフルエンザが大流行していて、いつ国内で感染が広がってもおかしくない状態が続いていた。ゴールデンウイークが終わる頃までは渡り鳥の移動の時期で、感染がさらに広がる可能性がある。養鶏場や鳥を飼育している施設では、防疫対策の徹底など警戒をしてほしい」と話しています。

H5型までは分かっているが、H5N8なのかN1なのか。
まだ、
 渡り鳥が渡ってくる季節
である。
 飛んでくる鳥の移動は避けられない
から、今後は監視と、いったん発生が確認されたら徹底した防疫が大切だ。

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2014-04-12

浅田舞・真央姉妹 NHK「おはよう日本」 7時台に生出演@4/14

夕方、twitterで飛び込んできたニュース。




おおっ!
 五輪後初の姉妹生出演
ですか。これはビデオをセットしておかなくちゃ。

ただいま東京日本橋高島屋では
Smile 浅田真央23年の軌跡展
を開催中だが、凄い混雑だという。

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2014-04-07

早稲田の博論審査はどうなっているのか(その5)先進理工研究科の全博論を早稲田が調査へ

ここまで、疑念が大きくなると致し方ない。
早稲田大学は、
 2007年に設置した先進理工研究科が授与した全博士論文の調査を始める
という。読売より。


小保方氏以外の博士論文280本も調査へ…早大
2014年04月07日 07時36分

 早稲田大先進理工学研究科が、博士号を授与したすべての博士論文を対象に、盗用など不正の有無を確認する調査に着手したことが6日わかった。
 悪質な論文が見つかれば、学位の取り消しも検討する。複数の早大関係者が明らかにした。

 同研究科は2007年に設置され、学位を授与した博士論文は約280本ある。STAPスタップ細胞の作製を発表した理化学研究所の小保方おぼかた晴子ユニットリーダー(30)は同研究科に博士論文を提出し、11年に学位を取得した。早大は、この博士論文の記述に海外のホームページから盗用した疑いがあるとして、先月、調査委員会を設置した。
 同研究科は、小保方氏以外の博士論文についても、盗用や捏造ねつぞう、改ざんなどの不正の有無を調べる。今年7月頃に全体の予備的な調査を終え、悪質な不正が疑われる論文が見つかれば、さらに精査する方針だ。

これまで、ネットで指摘されている例は
 あくまでネットで検索可能な範囲で見つかる文献のコピペ
だけれども、それでも結構深刻な事例が指摘されている。

果たして、早稲田がどこまで踏み込めるか。
この調査の行方如何で、
 高等教育機関としての早稲田大学の価値が決定
することになる。

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