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2014-07-08

日経文化欄クラッシック音楽評論担当の岡本稔氏の6/4付評論が個人blogからの盗用だった件 STAP細胞問題をいうなら自社記事の「オリジナリティ」も死守してくれ、日経

何でこんな事が起きるかなあ。



他人のblog記事を大量に盗用して、
 天下の日経文化欄に「自分の批評」記事として掲載
した、という話。しかもこの岡本稔氏は
 昨日今日、音楽評論を始めたわけでなく、結構なベテラン
である。

もっとも、最近、
 Wikipediaから流用
が明らかになり、謝罪に追い込まれている。音楽の友社の「音楽の友」のサイトより。


音楽の友 今月号の内容
(略)
【お詫びと訂正】
 3月に刊行されたONTOMO MOOK「ヴァイオリン&ヴァイオリニスト」の原稿執筆の際、ウィキペディアの該当項目を参照し、そこから記事を転用いたしました。読者ならびに、関係者の皆様に大きなご迷惑をおかけしたことをここにお詫び申し上げます。(岡本稔)

 3月に刊行しました本誌編集部編、ONTOMO MOOK「ヴァイオリン&ヴァイオリニスト」で、岡本稔氏に執筆頂きましたが、氏がウィキペディアの該当項目を参照し、そこから記事を転用、多用したことが出版後にわかりました。読者ならびに、関係者の皆様にお詫び致します。編集部におきましても、今後このようなことがないよう反省し十分注意をして編集していく所存です。 「音楽の友」編集部

というわけで
 公になった「盗用」は2度目
ということになる。

今回は個人blogからの「盗用」だったせいか
 日経の反応がこれまたヒドかった
模様。盗用されたmousikeさんのblog「劇場文化のフィールドワーク」より。
まず、盗用されたのは今年5/19付の以下の記事である。
2014-05-19 14:21新国立劇場オペラ[新制作]《カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師》 素晴らしいプロダクション

で、mousikeさんの反応は、最初はそれでも比較的穏やかであった。
6/4付記事はつぎのように書かれている。


2014-06-04 22:34 本ブログの“引用”について
本日発行の某新聞夕刊に新国立劇場《カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師》の評が出ていた。当初はずいぶん自分と似た書き方をするなと思ったが、やがてそれは疑惑に変わる。私が初日(5月14日)の感想を書いた5月19日付けのブログと同じ文言が頻出したからだ(http://d.hatena.ne.jp/mousike/20140519/1400476884)。この評者の所見は5月27日とある。よほど多忙だったのか、それともよほど・・・。
(略)
本ブログの文章や内容を引用されるのは無断でもいっこうに構いませんが、その際は必ず出典を明記するようお願いいたします。

で、mousikeさんが怒り心頭に発したのは、
 日経があまりにもグズグズしていた
からのようだ。それがお詫びが出た今日付の記事で明らかに。


2014-07-08 19:30 本ブログの“引用”について2(報告)
6月4日付け「本ブログの“引用”について」で記した一件が、本日、いちおう決着した。
(略)
両者を子細に読み比べてみた。要するに、6月4日付け日経新聞夕刊掲載のO氏による新国立劇場《カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師》評に、当方と「同じ文言」を一字一句マーカーで塗りつぶしたのだ。すると、54行に亘るレビューのうち、36行がピンク色に染まった。

えええっ!
54行中34行って
それは
 明かな盗用
ではないですか。で、塗りつぶされなかったところも、ヒドい状態。


ピンク色を免れた部分にはこちらの表現をパラフレーズした箇所もある。明らかに盗用だ。

日経のグズグズぶりは


面談前は、盗用の認識を新聞社と共有できるものと楽観していた。彼らもある意味で被害者だと考えていたから。だが、本人が否認していたからか(海外出張中で電話での応答だったらしい)、掲載紙側から「似ている」との言葉しか聞けなかったのには失望した。

という描写からも明かで
 長年音楽欄を担当して貰っている「評論家」を守ろうとした
ってことですかね、日経文化欄担当者。
 小保方晴子ユニットリーダーの「コピペ」「画像切り貼り」疑惑が日本を揺るがしているこの時

 ここまで証拠が揃っている盗用に対し、グズグズして謝罪訂正を先延ばしにしていたのはみっともない
だろう、日経。
 STAP細胞の記事
なんかでは、結構、政府や理研内部に迫ってたのに、文化欄がこれじゃなあ。
 中身はコピペでも「エライ先生の原稿という証拠」の「署名」の方が大事
なのか、日経。
 日本の科学が世界中から信頼を失っている
とか言うのは結構だが
 自分の媒体で載せる記事の「素性」も「世界に恥じないオリジナリティ」を維持
できないと、
 五十歩百歩
ですぜ。

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