Apple 6/29サンフランシスコで行われた性的マイノリティ(LGBT)プライドパレードにCEOのティム・クックを含む多数が参加 沿道の観衆に$1のサンフランシスコ・プライド記念iTunes カードを配布
1968年6月28日、NYグリニッジビレッジのゲイバー「ストーンウォール・イン」を警察が急襲、同性愛者を弾圧したことに抗議して、
ストーンウォールの叛乱またはストーンウォール暴動
と呼ばれる騒乱が起きる。これが契機となり、この日は性的マイノリティの権利を世に問う記念日として、世界中で
性的マイノリティ(LGBT)・プライド・パレード
が開かれるようになった。
サンフランシスコのものは
サンフランシスコ・プライド
として有名で、大規模だ。今年は6/29に開かれた。
注目されたのは
AppleのCEO ティム・クックもサンフランシスコ・プライドに参加
したことだ。当日の様子が、9to5 Macの6/29付の記事で紹介されている。
Tim Cook and Apple celebrate #ApplePride in San Francisco today
そして、YouTubeのAppleの公式アカウントは、当日の模様を2分余りに編集、"Pride"と題して7/7付で公開した。
性的マイノリティのシンボル
レインボーフラッグ
が用意され、
虹色のラインで囲まれたアップルロゴの下に"Pride"と書かれたTシャツ
が配られ、飲み物や軽食が準備され、Tシャツと同じデザインのAppleの横断バナーを持ったAppleの社員たちがサンフランシスコ・プライドのパレードに参加している。PrideTシャツを着たティム・クックの姿も見える。
沿道の観衆には
小さなカード
が配られているがこれは
Tシャツと同じデザインのサンフランシスコ・プライド記念の$1のiTunesカード
だ。
日本では性的マイノリティは、まだ好奇の目にさらされる存在であり、たとえば
ソニーや日立のトップが東京のレインボープライドパレードに参加する
等ということそのものが
全く考えられない
わけだけど、アメリカでは性的マイノリティの社員に対する福利厚生は、ヘテロセクシュアルの社員と同様に拡充する動きが続いている。同性婚が認められるようになってきているのは、そうした性的マイノリティの働きかけと社会の動きを受けて、ようやく、という感じなのだ。
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