アンディ・ウォーホールの「キャンベル・スープ缶」を着る
小学生の頃、
現代絵画の画集
を見ていて、一番吃驚したのが
アンディ・ウォーホールの一連のシルクスクリーン作品
で、蛍光色の
マリリン・モンロー
にも驚いたが、やっぱり
キャンベル・スープ缶
の衝撃は大きかった。
これが藝術?
と悩んだ。20世紀初頭に活躍した
マルセル・デュシャン
の
泉
とか
彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(大ガラス)
も、分からないのだが、アンディ・ウォーホールのあっけらかんとした、開き直りにも似た
藝術の再発明
は、もっと分からない。折しも
70年大阪万博
の時期で、パビリオンを総特集した「みずゑ」も家に転がっていた。これがまた
悪夢のような「せんい館」
などが載っていて、大阪万博のテーマだった筈の
「人類の進歩と調和」って何
な、ぶっ飛んだ企画が同時進行していたことを知った。
同じインテリアで全部白の部屋とか極彩色の部屋
とか、もし行ってたら、しばらく夢でうなされるレベル。「せんい館」の狂気については、以下をご参照下さい。
大阪万博のインパクト 第3章 せんい館――「エロスとタナトス」が生成される「環境」 青弓社
上記記事によると、担当は
総合プロデューサー兼ドームの創作ディレクター・松本俊夫
総合プロデューサー・工藤充
映像ディレクター・鈴木達夫
音響ディレクター、秋山邦晴
照明ディレクター・今井直次
造形ディレクター・横尾忠則(建築デザインとドーム内の彫像を担当)
展示ディレクター・植松国臣+福田繁雄(途中で辞退し吉村益信と四谷シモンが後任に)
作曲・湯浅譲二
音響技師・塩谷宏
スライド映像担当・遠藤正
で、
「せんい館」に狂気を孕ませた元凶は横尾忠則
である。まあ、横尾忠則はいつだって横尾忠則だ。横尾忠則を企画に携わらせ続けた
当時の線維館協力会会長だった東レの会長の懐の深さ
は見習いたいものだ。
さて、アンディ・ウォーホールの
キャンベル・スープ缶
だけど
今年のユニクロのステテコのデザイン
に採用されている。色はグレーと赤。
こんなの。
アンディ・ウォーホールの志に則って
藝術を笑いのめす
のであれば、やはり
ユニクロのステテコ
というのが、ベストな選択だろう。綿100%なので、夏の寝巻にしている。
今年は
両ポケット付で前開きなし
だから、男女共用でいけるかも。
もし
アンディ・ウォーホールのマリリン・モンローのステテコ
が出たら、速攻で買いに行くぜ、ユニクロ。
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