ノーベル平和賞 マララさんのイギリスでのスピーチ
児童労働撤廃を訴えるインドのカイラシュ・サトヤルティ氏と共に、今年のノーベル平和賞の受賞が決まったパキスタンのマララ・ユスフザイさんが10/11(日本時間)に、現在住んでいるイギリス・バーミンガムの図書館で、英語でスピーチを行った。
BBCが以下で動画を配信している。
Malala Yousafzai Nobel Peace Prize win reaction speech
10 October 2014 Last updated at 22:14 BST
Pakistani child education activist Malala Yousafzai and Kailash Satyarthi, an Indian child rights campaigner, have jointly won the Nobel Peace Prize.
At the age of just 17, Malala is the youngest ever recipient of the prize.
The teenager was shot in the head by Taliban gunmen in October 2012 for campaigning for girls' education. She now lives in Birmingham in the UK.
Giving her reaction in a speech, Malala said she was "honoured" to receive the award, saying it made her feel "more powerful and courageous".
上記記事にもあるように、
子どもに(とりわけ教育から遮断されている少女に)教育の機会を
と訴え続けたマララさんは、一昨年、イスラム原理主義のタリバンに命を狙われ、頭部を撃たれ、治療のためにイギリスに搬送、生死の境をさまよい、一時は絶望的な状態とまで伝えられた。そんな恐ろしい経験があっても、マララさんは、
子どもに教育の機会を
と今も訴え続けている。
上記スピーチの書き起こし。読売より。
マララさんのスピーチ全文(英文)
中高生は是非英語で読むか、聞いて欲しい。
そして
英語なら、日本語よりも、ずっと多くの人にメッセージを届けられる
ということを、実感して欲しい。
一応、日本語訳も。
ノーベル平和賞、マララさんのスピーチ全文
なお、タリバンの一派は、今回のマララさんの受賞に対し、次のように警告した。同じく12日付読売より。
マララさん、今後も襲撃対象…タリバンが声明
2014年10月12日 12時44分【イスラマバード=丸山修】パキスタンの武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の分派組織は10日、ツイッターで声明を出し、ノーベル平和賞受賞が決まったマララ・ユスフザイさん(17)を「イスラムの敵」と批判し、今後も襲撃の対象とする考えを示した。
TTPは、マララさんを敵視し、2012年10月に襲撃した。声明では「異教徒から与えられた賞を誇ることに価値はない。マララは、我々が異教徒のプロパガンダに屈しないことを知るべきだ」と警告した。
マララさんの受賞を祝い、安全を祈る。
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