味覚が変わる
去年の夏前から、薬が変わった。それはいいのだが、一つだけ困っているのが
味覚が変わる副作用
だ。他に代替できない薬なので、いまのところ我慢して使っている。
最初は
朝、何も食べたくない
ところから始まった。夏だし、単なる食欲不振なのかと思っていたのだが、次に
甘い物なら食べられる
ようになった。カロリーも糖分も高いのだが
蒸しパン
を暮になるまで、しばらく朝食に食べ続けていた。冬が深まると
蜜柑が食べたくなる
ようになった。もう10数年来、果糖の取り過ぎを避けて、あまり蜜柑を食べないようにしてたのだが、1日1回は蜜柑が欲しくなる。わたしの好きな蜜柑は
小玉
で、サイズでいえばSS〜Sくらい。3月あたり、温州蜜柑が店頭から姿を消し、晩柑類ばかりが目に付くようになった頃、思い出したように特価で並ぶことのある、小さい蜜柑が昔から好きだ。最近は、どういう風の吹き回しか、スーパーの青果売り場などでは、わざわざ
Sサイズ
を袋に詰めて並べてあることもあり、一頃よりは、手に入りやすくなった。で、見かけると買っている。
味覚がどうもおかしい、と気づく切掛になったのが
舟和の芋ようかん
である。子どもの頃のおやつで、菓子屋の孫なのに、餡ものは、どれもダメだったわたしが、好んで食べたのが、舟和の芋ようかんで、札幌の三条ビルに出店していた。いまいる奈良には出店はなく、大阪か京都のデパートにはあるものの、大阪や京都で、浅草の菓子を求めるのも気が利かない。
それなのに、横浜の上大岡京急で、どうしても食べたくなって買った。新年早々舟和の芋ようかんというのも不思議な話で、
味覚が子ども返りしてるのではないか
と思い始めた。
先日、また薬が出たので、薬剤師さんに聞くと
1000人に何人かの割合で舌に苦みを感じます
とのこと。ああ、甘いものを欲しがった理由は、これだ。
普通の味付けだと、口に不味く感じてしまうので、味が濃いめになったり、甘味を好んだりする訳か。さて、どう普段の食生活を工夫したものだろう。
酒量が減るのは健康にはよいことなのだが、おかげで酒がおいしくない。
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