新説「千早振る」 結構ヒドい
今朝見かけた衝撃のtweet。ネタならいいけど、ほんとにこんな国語の先生がいたら、ちょっとびっくり。
「竜田川という力士は千早という女性にふられ、神代には話も聞いてもらえず、挙げ句の果てに唐揚げを貰えなかったので、水べりで首を括った。という和歌です」と国語教師に説明されたインパクトが強すぎて、未だに本当の現代語訳を知らない。
— やちか@歯科治療 (@yachika_) 2015, 2月 10
元ネタは落語「千早振る」なんだけど、何か違う。
前半は間違ってないのだが、下の句が。
唐揚げを貰えなかった→主語は「千早」 。花魁だった頃、竜田川を振った千早が落ちぶれて物乞いになり、力士をやめて豆腐屋を継いだ竜田川に、おからを恵んで欲しいと言うのだが、竜田川ににべもなく断られる
水べりで首をくくる→千早が井戸に身を投げる
で、
「とは」というのは女の本名
がオチ。
生徒を笑わせようと、「千早振る」のあらすじを改変したんだろうけど、これは改悪。
授業中に、生徒が誰も元ネタとの違いを指摘しなかったのだったら、落語人気はそんなところまで行っちゃってるってことでもあるなあ。
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コメント
職場で仕事しながら饅頭怖いのネタをふったら、ネタの解説してもなお誰も知らなかったという先日の経験(涙)
投稿: お弟子 | 2015-03-07 22:22