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2016-01-12

美肌の矛盾 美白とアンチエイジングは両立しない?

文理連携「老化」関連研究会で、聴衆(特に女性)の度肝を抜いた
 美白とアンチエイジングは両立しない?
という発表について、鈴木晃仁さんがtweetされている。










ホンマか。

市場としては
 美白化粧品

 アンチエイジング化粧品
も、どちらも
 規模が大きい
と思うんだけど、
 美白はアンチ老化の敵
ってことですか。

まあ、不思議でもなんでもない話で
 メラニン色素によって、紫外線等の害を防いでいる
のだから、
 メラニン色素が発動しないようにする
ってことは
 メラニン色素による、身に備わった、自然の「バリア」を自ら無効化している
ってことだもんな。
 美白と併せて、新しい、「メラニン色素以外の皮膚を守るヨロイを作る」化粧品
って、聞いたことないじゃん。
先天的にメラニン色素を欠く、あるいは極端に少ない色素欠乏症の患者さんたちは、メラニン色素が少なかったり、なかったりするせいで、大変な思いをされている。そのことに思い至れば、どういう主体の研究会だったか分からないけれども
 参加した女性研究者がこれまでに聞いたことのないようなすごい悲鳴を上げる
ってのも、なんだかな、とは思う。
 高校程度のものでいいから生物で習った内容は覚えておこう
よ。そうすれば
 怪しいサプリメント
とか
 さまざまな効用を謳う化粧品の「真実」
に、あれこれ迷い、貴重な時間とお金を浪費することもないだろう。お金は、個々人の裁量できる範囲のものだからまだしも、
 時間は、すべての人に平等に流れているもの
だからな。

最近、CSで流れているアンチエイジング化粧品のCMには、
 見た目が若い女性の実例
として
 70代の女性がフィーチャーされる
ところまで来ている。まあ、本当にCMのテロップ通り
 73歳
なのか、知らないけれども、額に前髪が掛かっているせいか、ちょっと幼い印象さえ受ける、見た目の若い女性が出てくる。
これは常識だとは思うが
 どうメイクして、どういう髪形にして、どうライトを当てるか
で、
 見た目年齢
なんていくらでも変わる。そうでなければ、俳優さんは仕事が出来ない。
通販化粧品のCMの方も、視聴者の錯覚を狙っているので、
 化粧品の効用を謳うCMに出てくるのだから、きっと素人に違いない
という思い込みで見ているから
 あんなに若いのか、すごいな
と驚くのだけれど、開発費を掛けて、テレビで通信販売しているような化粧品会社が
 ただの素人を「加工」せずに
CMに使うわけないじゃん。

で、残念な話をすると
 美肌には体質や体調も影響
する。
 色白なのも、肌の経年劣化がゆっくりなのも
これまた
 万人が同じ条件
ではない。

できることは、
 自分に与えられた皮膚に最も合う、無理のない手入れを続ける
って辺りじゃないのかな。

これまでに一番吃驚したのは、
 『栄養と料理』に掲載された鈴木その子の50代の頃の写真
で、これは本当に20代のように見えた。鈴木その子がメディアに露出し始めた頃だったんじゃないかな。

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コメント

個人的な意見なのですが、「肌をきれいに」するということは「白くする」以外の要素も大きいと思います。一番は「うるおいと張りがある」でその次は「部分的な色素沈着がない(しみやそばかす)」ではないでしょうか。全体を真っ白にするのはいかにも不自然で場合によっては健康的ではない気がします。乾燥をふせぎ日焼けを防ぎ、しみやそばかすの部分ケアをし、と常に心がけていれば「肌のきれいな人」と言われるのではないでしょうか。

投稿: suzan | 2016-01-12 13:02

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