ジカ熱 じわじわと感染地域を拡大(その2)武田薬品工業、ジカ熱ワクチン開発の可能性を検討@Reuter
今現在
ワクチンも治療法もない
のが
蚊の媒介するジカ熱
だが、
武田薬品工業がワクチン開発の可能性を検討
というニュースが。
Reuterより。
武田薬品、ジカ熱ワクチン開発の可能性を検討=幹部
2016年 02月 3日 18:03 JST[ロンドン 3日 ロイター] - 武田薬品(4502.T)の幹部は3日、ジカ熱ワクチン開発の可能性を検討していることを明らかにした。
ワクチン部門の責任者、Rajeev Venkayya氏がインタビューで語った。
実用性の検討に向けすでに8人のチームを編成した。同社はデング熱ワクチンの開発を手掛けているが、ジカ熱はデング熱と同じウィルスの種類に分類される。
なるほど、デング熱ワクチン同じ種類のウイルスなので、これまでデング熱ワクチン開発で培った技術や知識を生かして、アプローチを模索するってことかな。
うまく行けばいいな。
ワクチン開発には、
患者数が多い
ことが必要で、今回の「感染爆発」によって
開発する意味があるかどうか
が検討されているところだろう。人道的には
小頭症との関係
が明確になれば、すぐさま開発に入る企業や機関が出ると思われる。
カトリックの考え方では
避妊はよしとしない
筈である。ところが、カトリック教国であるコロンビアでは、政府が次のような勧告を出している。
ロイターより。
感染拡大する「ジカ熱」について知っておくべき事実
2016年 01月 29日 13:57 JST
(略)
●ジカ熱の感染率が最も高いのがブラジルで、次がコロンビア。そのほか、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、メキシコ、パナマ、パラグアイ、プエルトリコ、スリナム、ベネズエラでも流行が報告されている。●コロンビアの保健省は、同国ではすでに1万3500人がジカ熱に感染しており、感染者数は今年70万人にも上る恐れがあるとしている。サントス 大統領によれば、小頭症の赤ちゃんが500人生まれる見通しだという。同省はジカ熱によるリスクを回避するため、女性は妊娠するのを6─8カ月遅らせるよ う勧告している。
(以下略)
と
ジカ熱が宗教倫理を凌駕する状況
になっている。これは、カトリック教国としては、異例の勧告だ。今回のジカ熱の流行が、いかに爆発的で、有効な手が打てない状態であるかを端的に示している。
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