Cool Japanに費やされた税金はクリエーターには還元されず相変わらず何百億も広告代理店が儲けている件 その金があったら待機児童もゼロになり、保育士や介護士の給与も上げられ、現場の人手不足も解消してたんじゃないの、安倍ちゃん
「Cool Japan」というかけ声が大きくなって久しい。
日本のサブカルチャーを売りだそう、という政策のために
わたしたちの税金が使われている
わけだ。
ところが、
その税金の使われ方が、広告代理店にしか行かない
で、
Cool Japanのコンテンツを制作しているクリエーターには全く流れていない
というのだ。
twitterでヒロ・マスダさんが呟いておられる。
青木が原樹海の設定をセルビアで撮影したホラー映画『The Forest』舞台裏(日本では成田空港ロケ)
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
”セルビアには20%現金還元助成がある一方、日本にはインセンティブ制度がない”https://t.co/P3JNckglqW pic.twitter.com/NVoyDntFwK
自殺を助長するとの理由で青木が原樹海を撮影禁止にしているのは理解できる。ただ他国政府制度の比較を書かれてしまう。追加で日本の売りとして「日本のフィルムコミッションは無料のエキストラを用意する」(食事は別途)と自国の無償労働を宣伝。日本にお金を落とさせる誘致にする制度は日本にない
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月24日
「近年セルビアはベオグラードロケを行ったハリウッドアクション映画 『スパイ・レジェンド』を誘致。一方インセンティブ制度が欠けているため、海外プロダクションは日本の舞台を海外で撮影している(47RONIN=スコットランドスカイ島)唯一誘致できたのは2013年のウルヴァリン」
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
東京と鞆の浦ロケの『ウルヴァリン』が日本に落としたお金は5億円。しかしメインの製作費(記憶が正しければ80億円くらい)が落ちたのはオーストラリア(FOXスタジオ)日本に落とすお金を5億円から10億、20億にする、より日本人俳優、クルー、エキストラを雇用させるのはインセンティブ制度
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
あと各フィルムコミッションにやめて欲しいと思うのは「無料エキストラ」を当たり前にする誘致PR。お金のない日本のプロダクション支援の感覚ではなく、いかに地元にお金を落とさせるかを考えるべき。海外プロデューサーも別に無料エキストラに魅力を感じ、他国を差し置いて日本には来ない。
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
「日本のクルーは深夜、長時間労働が可能、おまけに残業代は入りません。エキストラも無料で用意できます」これが国のフィルムコミッションが海外に出かけて行った誘致PR(旅のお供はJTB)内閣総理大臣が閣議決定しても、日本の思考はこのレベル。税金の無駄も止まない。
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
国際的に恥ずかしいのは
低予算の国内プロダクションの映画撮影と潤沢な予算を持っている大型企画の海外映画の撮影とをごっちゃにしている点
だ。
エキストラが無料です
といおうものなら
そんなの全体の予算から見たら大した額じゃない。きちんと対価は払う。
と鼻でせせら笑われるだろうし、
日本のクルーは長時間労働・深夜労働可能で残業代不要
と言おうものなら、
日本の映画スタッフは奴隷なのか?クルーは奴隷じゃない。そんな労働条件でまともな映画が作れるはずがない
と一蹴されるだろう。そして
こんな、人間に対して敬意を欠く連中と一緒に仕事をするのは御免だ
という気持ちが先に来るに決まっている。
制作意欲を削ぐ
って奴ね。映画制作の大敵だ。そんなアホな誘致を
政府が許している
んだって? ま、
日本が世界からどんどん馬鹿にされる
わけだ。
経済は二流国へ
そして
文化では三流国へ陥落
する日も近い。
以前に紹介した『アベンジャーズ2』誘致を経験した韓国ユニットのプロデューサーのインタビュー。これを見てもいかに安全が高価で、気にしていることかが’わかる。いくら政府レベルで労働基準法無視の無償労働を宣伝しても、選考材料にはならない。https://t.co/DSijXAHHG2
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
『アベンジャーズ2』韓国ユニットのプロデューサーインタビュー。ハリウッド大作誘致における役目、撮影手順、規模などについて語る。http://t.co/bssAC8Qcr0pic.twitter.com/zWl9PRhQmu
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2015年6月1日
(続き)最近はようやく韓国映画でも撮影クルーが労働契約書を交わすようになりましたが、アベンジャーズではもちろん全てのクルーと契約を交わし、保険の保証を確約しました。きっちり残業代も払います。安全管理の徹底ぶりの経験は、安全への重要性を意識しなかった韓国映画が学ぶ点でもありました
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2015年6月1日
日本においても撮影保険商品の開発はとても重要で急務な課題の一つだと思う。日本にも撮影保険があるがカバー内容、手続きとも非常に使えない印象がある。日本では大丈夫ですと説明しても、海外プロダクションはその辺はいい加減にしない。万が一にも綿密な備えがある。
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2015年6月1日
日本では、撮影での事故に保険が掛けられるけれども
到底、海外の映画会社やプロダクションが、俳優の安全を守れる内容ではない
と判断している。そのため
日本の撮影保険の下で、撮影を続けるよりは、自分たちの要求水準に合致した保険契約を結べる場所で撮影をした方がベター
と考えるわけだ。
スタッフの安全を守れない日本
での撮影は
どうしても日本でなければ撮影できない部分のみに限定される
ことになるだろう。
こういった日本の映画産業の課題、映画行政の問題があるのに、5年ぶりにカンヌ映画祭のインターナショナルビレッジのパビリオン出展、莫大な広告費で宣伝する目玉が着ぐるみ体操、美少女アンドロイド、パンツ見せ人形、これが日本の革新性「日本の完璧な土壌作りが我々の使命」企画の根から腐っいる
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2015年6月1日
ロケ誘致の受け入れ体制についてこの位のビジョン、覚悟がいるもの「映画誘致して、観光客殺到でわが町、国は大繁盛だ」程度ではなく、わが町、我が国で安心、安全に最高の映画が作れる環境があって初めて映画がそこで撮られるもの。日本で働く人も重要要素。広告代理店と行く税金海外PR祭以上のこと
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2015年6月1日
せっかくの機会を
貧乏くさい、アマチュア丸出しかつ映画スタッフの人権無視の「歓迎」
で失い
「日本」を撮影するために「海外」の似た場所を探す
ことになっているという。それもこれも
映像作りのプロ達が安全に撮影を続けるためのお膳立ての必要性を無視
して
日本人を「犠牲」にすることが「一番受ける」と勘違い
しているからだ。
国民を大事にしないような国で、外国人がどうして自国民以上に大事にされると感じる?
ということすら、分からない
国民をロケ班の奴隷として売り渡す、奴隷商人の国に落ちぶれた
もののようだ。
今年はもう直ぐ『沈黙』が注目される。その時産業レベルに発せられるメッセージはこの報道のようなものになる。支援制度があり誘致した台湾、インセンティブ制度のない相変わらず使えない日本。日本に人を育むお金、雇用、経験はいつまでたってもやってこない。再度言うがロケ誘致推進は閣議決定の案件
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
理事、役員、満載の無駄な補助金法人を作りました
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
専門性のない政府委員会を開催しました
旅行代理店と行く無駄な海外PRで無償労働宣伝しました
総務省、外務省、国交相、経産省、文科省がこれ名目に予算計上しました
これら全て
=日本政府はロケ誘致推進を行っています
にはならない
これほど
不備だらけのCool Japan
なのに
じゃぶじゃぶ税金が注ぎ込まれている
のである。
おまけにここ最近のこれ名目の「クールジャパン」税金横流しブームときたら
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
クールジャパン機構 500億円
J-LOP 282億円
産業革新機構/ANEW 60億円
天下り、広告代理店大好きばかり、産業現場に働くインセンティブは0円https://t.co/hzobfOWtUq
平成27年経済産業省補正予算67億円:映像産業振興機構地域発コンテンツ海外流通基盤整備事業 JLOPの募集要項(PDF)https://t.co/DUSbtbnqh2
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 23
広告代理店出向法人が運営、補助対象に「広告出稿」が際立つ pic.twitter.com/QqdRgclvG7
補助金の目的:「日本ブームの創出」(2013年補正予算以降282億円税金投入) pic.twitter.com/WiYt6RDzrk
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
対象となる経費
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 23
海外プレス、インフルエンサー招聘
広告、CM出稿費
対象とならない経費
コンテンツそのものの制作費
282億円の税金があろうが産業現場0%、販売促進100%。これをやるのが映像産業振興が理念の広告代理店出向の法人 pic.twitter.com/OQx5T0Xwek
補助を受ける際にご協力していただくこと
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 23
補助を受けた事業は公表されます
「著作物の権利関係情報集約化事業」のデータベースに登録されます
*データベース事業者は4月頃決定、夏頃運用開始
別途データベース事業にも毎年巨額税金が使われる pic.twitter.com/oGFjso78fc
補助事業の公表とあるが、昨年映像産業振興機構と社員出向のクオラス、そしてアサツーDKがやったジャパンデイプロジェクトは公表の事実が存在していない。しかし税金1億200万円を受ける。自分たちに金を流す時は極秘。おまけに立った3週間の公募でデータベース事業も想定済み。今回の応募は2件
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
補助を受ける際にご協力していただくこと
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 23
事業の成果物には補助を受けた事実を記載してください
映像産業振興機構の自主事業は事実を公表していないだけでなく、クレジット表記もない。1億円を抜く自分たちの事業にはこの協力は適用外 pic.twitter.com/fTX7wP1oDx
採択審査について
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
「地域活性化に資する点」新たに追加された項目、地方創生がクールジャパン補助金ゲームの言葉遊び
非公表の外部審査委員会、映像産業振興機構は審査委員にアクセスできる立場で自主事業に1億円申請、助成を受ける利益相反 pic.twitter.com/f5Apx8Akmw
たった3週間、採択から1週間で経産省の補正予算請求の思いのままの補助金概要が出来上がっている。公募2件とはいえ、実質は映像産業振興機構の受託が前提の出来レースと同じ(当初経産省は受託先の意思まで表明=官製談合防止法違反に該当) pic.twitter.com/JO3yY1Klnj
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
世界のどこのクリエイティブ産業政策を見回しても、自国の産業現場に投資を確保する、雇用をつくることが目的。反対に配給、宣伝費は助成の対象外。「クールジャパン」ここまでの偏りは異常というか病気。官民癒着、予算提言からの意思決定が腐っているかの表れ。部外者が「産業支援」を語り実行する国
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
「日本は税制がことなるので海外のような税制優遇インセンティブはできない」J-LOPができるなら複数年で活用できる公的フィルムファンドは作れ、共同製作や自国への投資獲得が可能な現金還元のインセンティブは作れる。でもやらない。産業で働く人への支援より、クールに散財した方が美味しいから
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
なぜクールジャパンの思い込み施策と税金の無駄は繰り返されるのか?:経産省平成27年度補正予算67億円と日本IP海外展開についての正しい知識 https://t.co/QmPSYxiODp pic.twitter.com/ragNMPaFTc
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
今イギリスの脚本家/作家の人から連絡でロンドンロケの『ワンダーウーマン」撮影を見学してきたとのこと。とにかく凄かったという感想。4月からは『ジャスティスリーグ』の撮影も決定。なぜ大作がイギリスで撮影をする(大金をイギリスの産業現場で使う)か?適切な政府支援のあり方が導いた結果。
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
J−LOPに付け加えるが282億円の税金基金を運営するHPのドメインの取得者は映像産業振興機構に出向する広告代理店クオラス社員の外丸智宏氏の個人名。公的ファンド管理が広告代理店という異常さ。当然広告宣伝費100%、現場0の基金になる pic.twitter.com/kPFl2KQ6qK
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
昨年この人が何をやったかというとカンヌ映画祭だけで1億200万円を受給するジャパンデイプロジェクト。このHPのドメイン取得もクオラスの外丸氏。利益相反でも自分に補助が受けられる。これを認める第三者委員会の審査の公平性も知れたもの。 pic.twitter.com/bcm4s0otzB
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
「映像産業振興機構にクオラスの外丸氏が出向していることは存じております」経産省メディアコンテンツ課。監督官庁の癒着があれば「何の問題もない」になる。こうしたことが行われていても補正予算67億円を請求し、映像産業振興機構に委託する。 pic.twitter.com/RitgJyHKIj
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016年2月23日
@IchigoIchieFilm @NTUY_uncle_bot これでは広告代理店に対する補助金(利益供与)ですね。
— MSX MX10(藤) (@msxpv16) 2016年2月24日
MSX MX10(藤)さんの
Cool Japanへの税金投入=広告代理店への補助金
というコメントは正しい。
『クールジャパン』の無駄遣いは航海士のいない航海。広告代理店の威勢のいいコピーに歓喜し、じゃぶじゃぶ税金を使い、結局迷子になり遭難。お金を使う前にいた責任者は姿を消し、その場所にいない。溺れて亡くなる産業の担い手、またその損失を払うのも国民。今必要な策は無駄な組織を潰すことから。
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
インセンティブとは映画のロケ誘致に限ったことではない。その国や地域が振興を願うアニメも、ゲームも同じ。産業現場にお金を流すか?また海外プロダクションだって、共同製作だって、日本のプロダクションだって同じ。そこで働く人、関連ビジネスに流れるお金を作る枠組み。現在これが0、広告100
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2016, 2月 24
まあ
デタラメぶりもここまで来ると笑っちゃう位ヒドい
のだが、
Cool Japanの名目で、あちこちにじゃぶじゃぶ注いでいる税金
を
低所得世帯の保育料に補填
するとか
賃金が低すぎて労働力が確保できない保育士や介護士の給料に充てる
とかした方が、よっぽどマシだったじゃん。
結局、保育士も介護士も現場から逃げていき、Cool Japan政策も
的外れで、たぶん海外の関係者からは嘲笑われている
と思うけど、我が宰相の
人の話を聞く耳は遠い
という評判だから、
Cool Japanを推進するオレ、格好いい
と、安倍ちゃんは思っていることだろう。Cool Japanに関しては、ヲタクの星だった筈の太郎ちゃんも同罪ね。
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