井波論語を待つ 井波律子『完訳 論語』岩波書店@6/8
『論語』というと、
非中国研究者に玩具にされる古典
である。それだけ、懐が広い、ということもできるだろうけど
原典に即せば、あり得ない「読み」
を
独自の読み
としている所謂
『論語』本
が世に溢れている。
来る6/8に、井波律子先生の
全訳 論語
が岩波から発売される。井波先生の『論語』の読みは既に
岩波新書『論語入門』
で示されているのだが、新書では紙幅に限りがある。
是非、『論語』全体についての井波先生の訳を拝読したい。
と、思っていたら、岩波書店「来月の新刊」に
井波律子『完訳 論語』
の予告が。
実に楽しみだ。
『論語入門』の読み方からすると、漢学宋学の両方の成果を取り入れての解釈になると思われる。師の吉川幸次郎先生と同じアプローチの仕方である。所謂『吉川論語』は、
先師尾崎雄二郎先生
という良き受け手を得て成った書であるけれども、井波先生は、どのように稿を進められたのだろうか。
(追記 8/12 3:00
ご指摘ありがとうございました。誤変換したまま、気が付きませんでした。訂正しました。
ちょっと気になって確認したのだが、「先師尾崎幸次郎先生」が直っていない。注釈云々よりも「先師」ならば、なんとかしてもらいたいところだ。
— 源五郎丸 (@gengoroumaru2) 2016年8月11日
追記終わり)
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