赤ちゃんと妊婦を守れ 空気感染(飛沫核感染)等で感染する麻疹(はしか)に治療法はない(その12)2回目の麻疹ワクチン接種の時期はいつが適当か@twitter
関空の
麻疹集団感染
だが、今回感染した中に
2回の麻疹の予防接種を終えている人達
が含まれている。
9/11に大阪府が発表した
麻しん(はしか)の発生についてより。
麻疹に直撃されたのは
2回接種ではなかった世代が中心
だが、
感染した33人の内、12人は2回接種を済ませていた
という事実がある。これは
2回目接種で、獲得したはずの「麻疹に罹らないだけ高い筈の抗体価」が、感染するレベルにまで下がっていた
ことを意味する。
このことについて、io302先生のtweetより。
9月7日までの国立感染症研究所のはしか報告。「2回接種しても発症する!」と主張する方々と「2回接種者は2期接種から間隔が空いているな」と判断する我々。特筆すべきは、やはり20-30代発症が圧倒的。20歳でワクチン追加検討すべきでは? pic.twitter.com/9iLAArol4h
— io302 (@io302) 2016年9月13日
やはりio302先生の仰るように、
抗体価が下がっていると考えられる20歳前後でもう一度追加接種
というのが、妥当ではないだろうか。
成人の麻疹は
重くなりがちである
妊婦の場合は、流早産を引き起こしやすくなる
行動範囲が広いので、感染力が最も強く、麻疹と診断される前のカタル期に、他に感染を広げやすい
という問題がある。赤ちゃんや妊婦、免疫の低い人々を守るためにも
20歳でもう一度追加接種
というのが、現実的な解決策ではないだろうか。
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