赤ちゃんと妊婦を守れ 空気感染(飛沫核感染)等で感染する麻疹(はしか)に治療法はない(その13)関空の麻疹感染者を診察した大阪市立大学医学部附属病院で院内感染 医師・事務職員3名が感染 看護師1名も感染疑い→いずれも20代女性 医師は麻疹患者を診察した部屋の隣で診察していて感染
集団感染が発生した関空の麻疹患者を診察した大阪市立大学医学部附属病院で
院内感染が発生
した。
大阪市立大学医学部附属病院のサイトより。
大阪市立大学医学部附属病院における麻しん(はしか)の院内感染について
平成28年9月14日 公立大学法人大阪市立大学 医学部・附属病院運営本部庶務課
大阪市立大学医学部附属病院において、平成 28 年 8 月下旬に関西国際空港で集団感染した患者さまが受診され、その後 9 月 9 日(金)から当院の医師 1 名が麻しん(はしか)を発症していたことが検査の結果、9 月 12 日(月)に判明いたしました。この発症の判明を受けて、ただち に当院内での調査を実施したところ、9 月 13 日(火)時点で、診療に従事していた医師 1 名(9 月 9 日(金)発症者)と 9 月 12 日(月)に発症した事務職員 1 名の計 2 名の感染、看護師 1 名 の感染疑いを確認しました。感染者(疑いを含む)はただちに勤務を自粛し、自宅待機をしてお り、いずれも経過良好で重大な健康被害は生じておりません。なお、8 月下旬に来院された患者さまは受診後すぐに当院へ入院され、軽快退院されております。
発症が判明した医師と接触をした可能性がある患者さまについては個別に連絡をさせていた だいており、9 月 14 日(水)15 時現在、患者さまへの感染はございません。
また、発症が判明した事務職員と 9 月 12 日(月)に接触をした可能性がある患者さまについても個別に連絡を続けておりますが、以下に該当する患者さまは、感染拡大防止のためにお電話にてご相談いただきますようお願い致します。【対象者】 平成28年9月12日(月)午前8時30分から午前11時30分の時間内に 当院 3 階の中央臨床検査部で採血検査を受けられた方で、
9 月 17 日(土)から 10 月 2 日(日)(麻しんの潜伏期間を考慮)までに、 37.5 度以上の発熱があり、麻しん(はしか)にかかったことがない方
(以下略)
あらららら。
医療従事者が麻疹に感染、もしくは感染疑い
ということなんだが、
今回の院内感染者の麻疹の抗体価はどうなっていたのだろう
という点が謎。普通は、年度初め等に抗体価を見て、
低ければ追加接種
だと思っていたのだが。途中入職等で、把握できてなかった?
続き。時事より。
市大病院ではしか院内感染=医師と事務員―大阪
時事通信 9月15日(木)0時38分配信大阪市立大学付属病院は14日、医師と病院事務員の2人がはしかを発症する院内感染があったと発表した。
同病院は医師らと接触した患者と連絡を取っているが、同日時点で他に感染者は確認されていないという。
同病院によると、関西空港(大阪府)ではしかに感染したとみられる患者が8月26日に診察を受けた際、隣の部屋で診察に当たっていた20代の女性医師が、今月9日に発熱。検査の結果、はしかへの感染が確認された。さらに、女性医師が診察した患者や病院関係者らの調査で、20代の女性事務員の感染が確認され、20代の女性看護師も感染の疑いがあることがわかった。全員症状は軽く、回復に向かっているという。
国立感染症研究所によると、1月から9月4日までのはしかの報告数は全国で82人で、前週までの41人から倍増している。関西空港で職員の集団感染が発生しており、感染拡大の恐れがあるとして、厚生労働省の専門家会議がワクチンの接種や早期の医療機関の受診を呼び掛けている。
う〜ん
感染したのは全員20代の女性
ということなのだが、
医療従事者
だから
普通に考えて、2回の麻疹ワクチン接種は済んでいるはず
だ。やはり、抗体価の問題だろうか。
それにしても
隣の部屋で診察
していても、
麻疹に感染する
わけなので、
いかに麻疹の感染力が強いか
ってことだな。
まかり間違って
同じ待合室に、麻疹患者と未罹患者が混在
したら、
ほぼアウト
というのは、今回の感染の事実を以て、頷けることだと思う。
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