いわゆる「○ぺ」
今年夏のコミケ(C91)から
SF
というジャンルが消滅、どうにも分が悪いSFなのだけれども、数あるSF小説の中でも
スペースオペラの大作
といえば
ペリー・ローダンシリーズ
にとどめを刺す。ドイツで1961年に始まったシリーズは、1971年7月から早川書房より日本語訳が刊行され始め、この11月には最新訳の第532巻『細胞活性装置の危機』が
出たばかりだ。日本語版は2話で1冊なので、原版の話数から行くと1063,1064話目とのこと。
もちろん、ペリー・ローダンシリーズはこんなものでは済まない。
ドイツでは、まだ刊行が続いている。元のシリーズ以外には、Neoなんてのも出来ている。
で、今年出た紙版の新しいものは、第2879話で
でもって、最近は
eBook
の方が先行しており、現在予告されている近刊は、来月出る
Perry Rhodan 2886: Der Schwarze Sternensturm (Heftroman): Perry Rhodan-Zyklus "Sternengruft" (Perry Rhodan-Erstauflage)
で、これが邦訳されるのはいつのことやら。
待ちきれないファンのために、 rlmdi.「ローダン研究会MDI(Rhodan Laboratorium - Meister der Insel)」が
d-information
で、日本未発表のドイツ既刊分を逐次紹介してくれている。最新は
Perry Rhodan-Heft 2882話「最後の遷移」
を紹介する
d-information 955 [2016/11/21]
だ。
この長大なスペオペ、「ペリー・ローダンシリーズ」のファンのことを
○ぺ(まるぺ)
と呼ぶ。他称であり、また自虐を籠めた自称でもある。
邦訳が500巻を越えた今では、往年の○ぺの方々にも様々な変化が。
古本や檸檬さんのtweetから。
30年前、うちの先代が店に立っていた時に「これ面白いの?」とお客さんが1巻を購入。面白くてハマり、ついには発刊ペースに追いつき新刊で買うことに。
— 古本や檸檬 (@bq_lemon) 2016年11月18日
そして今日「もう文字を読むのも辛くなってねぇ」と買取依頼。
次にこの大宇宙を継ぐ人が現れるのを待ちます。 pic.twitter.com/WhSBOCzMbP
まだ先は長いしねえ。
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