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2017-07-03

偽史の作られ方

パソコン草創期の人達は、まだ生きている。
インターネット草創期の人達もそうだ。
商業化以降の日本のインターネットの状況なんて、まだ「歴史」というのはほど遠い。
でも、着々と
 「商業化以降のインターネットの偽史」
は作られている。
理由は簡単だ。
1. 商業化以降のインターネットについて「書き手」が若い
2. 2ちゃんねる以前をそもそも「知らない」
3. 2ちゃんねる以前を知らなければ、商業化以降のインターネットの人の出入りの意味が分からない
4. 「書き手」が若い上に、それを「審査」するおじさん・おばさんの「ネット親和力」がそもそも低い
5. 両者が、インターネット商業化以降の作られた「偉人伝」を批判できないまま、鵜呑みにして「論文化」しているor「論文」を容認している
6. 結局、こうしたゴミみたいな「論文」だけが残る←今ココ
だ。
パブ記事と、そうでないものの区別がつかないまま、
 商業インターネット偉人伝

 論拠
として、論文が生産される。
わたしのように、古くからネットにいる人間は笑っていられるけれども、
 その内、わたしたちのようなネットの古代民は死に絶える
わけで、
 書かれた偽史が横行
するだろう。

いや、凄いんですよ、ほんとに。

ネットジャーナリズムが未熟なのもあるけれども、何より問題なのは
 すべてにおいて、専門的な書き手の数の絶対値が少ない
ことだ。
80-90年代の『月刊アスキー』の筆者程度の実力と見識があれば、まともなのだが、そういう人は
 学術論文などという金にもならない文章は書かない
からな。

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コメント

パソコン草創期の人達って、ビジネスとの接点は多いですわ。
CPM86のOSでマルチプランを動かして、作表した。
NECの8001とか9801を自分で買ってN88Basicを勉強した。
LOTUS123のプロテクト外しをして、フロッピーを複製し、仕事に使った。
一太郎Ver2.0をフロッピーからガチャガチャ起動して文章を打った。
桐のデータベースを組んで、拡張子tblのファイルを作った。
この後、やっとインターネットがやって来た。
モデムも14400bpsなんかで始めたりして、渡良瀬ネットなんかあったなー。
最近は、あまりに技術革新が早すぎるよ~ん。
でも、VBAって言語は死んでない、エクセルのマクロ機能恐るべし。

投稿: おじじ | 2017-07-03 11:33

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