東京五輪・パラ組織委員会 殺し文句は「多様性と調和」 交流施設「ビレッジプラザ」で日本林業を殺す気満々 「木材をタダで下さい!」
いや、すげー。東京五輪では
選手村の交流施設ビレッジプラザを仮設で設置
するというのだが、東京五輪・パラ組織委員会は
木造で作る
として
全国にタダで木材を寄越せ
という内容の
美名に隠れた林業殺しキャンペーンを始める
という。
NHKより。
東京五輪 選手村の交流施設を作る木材 全国から無償で募集
7月25日 7時08分
東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は、選手村の交流施設を作るための木材を、無償で提供する自治体を全国から公募し、大会後は東京オリンピックのレガシー=遺産として各自治体に活用してもらう取り組みを始めることになりました。
東京・中央区の晴海に建設される選手村には、大会の期間中、選手が家族などと交流できる施設として「ビレッジプラザ」と呼ばれる仮設の施設が建設されます。
大会の組織委員会は、この施設の屋根や壁などに使う木材を全国の自治体から無償で提供してもらい、大会後は各自治体で東京オリンピックのレガシー=遺産として活用してもらう取り組みを始めることになりました。
木材は、製材であれば種類は問わず、自治体名を明記できるということで、組織委員会は全国の木材を使うことで多様性と調和を表現したいとしています。
木材を提供してもらう自治体は、9月11日から公募し、10月上旬に45の自治体を決めたいとしています。
組織委員会は「木材を全国から募ることで大会機運の醸成につなげ、コスト削減と大会の記憶が残る取り組みにしていきたい」と話しています。
まあ
名前を明記してやるから「タダで寄越せ」
って話。なんて
上から目線
なんですかね、東京五輪・パラ組織委員会。
いま、
林業は青息吐息
である。林野庁が昭和59年から始めた
緑のオーナー制度
は、
出資金の元本割れが相次ぐ惨状
で、NHKの
「緑のオーナー制度 責任はどこに」(時論公論) 2017年05月11日 (木) 清永 聡 解説委員
によると
満期を迎えた支払額の平均です。出資額の50万円を超えたのは最初の年度、平成11年度の54万円の1回だけでした。その後13年度は40万1千円、15年度は36万8千円、20年度は30万1千円、25年度は29万3千円など、ずっと元本割れが続き、平成27年度は、24万7千円まで下落しました。50万円を20年預けて半額以下しか受け取ることができない計算です。
とのことで、これから償還を迎える分については
林野庁によりますと、これまでに契約が終わったオーナーは一昨年度の時点でまだ4割、3万3千人です。5万5千人以上が、これから入札などの時期を迎える計算になります。この問題はむしろ今後、本格化する恐れがあります。
という見通しである。
このように
林業に投資して資産形成
というプランが
絵に描いた餅以下の代物
に成り下がり、全国で訴訟が起きている現在において、東京五輪・パラ組織委員会は
タダで木材を寄越せ
というわけだ。要するに
どうせ、市場に出したって売れないだろ? だったら五輪に「貢献」した方がいいだろ
って
お上の思惑
が透けて見える。
で、東京五輪・パラ組織委員会にお伺いしたいんですが
木材の輸送に掛かる運賃は誰が持つ
んだ?
木材はタダで提供
は、分かった。じゃ、
東京の現場までの輸送に掛かる費用は誰が負担する
んだ? もしかして
運賃も込でよろしく!
って話か。
林業関係者を虚仮にするにも程がある
んじゃないのか。
twitterでも、こんな声が。@nakamukaeさんのtweetより。
1兆円ドブに捨てて喜んでる東京都さんが、たかが選手村の木材くらいで金を出し渋るの、サイッコーにかっこ悪いんでやめてください。
— ビール大好き (@nakamukae) 2017年7月25日
ほんと
カッコ悪すぎる
ぜ。
仮設施設の材料費も払えないくらいビンボー
なんだったら
東京五輪・パラリンピック自体を返上
しちゃった方がマシじゃね?
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