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2017-07-17

防衛省がサイバー部隊増強だそうで

防衛省が
 サイバー部隊を1000人規模に増強する
という
 俄には信じがたいニュース
を共同が伝えている。


防衛省、サイバー部隊千人規模へ 攻撃手段も研究
2017/7/17 02:01
 防衛省が同省・自衛隊内部のネットワークの監視や、サイバー攻撃を受けた際の対応を担う「サイバー防衛隊」の規模と能力を大幅に強化する方向で検討に入ったことが16日、分かった。現在の約110人から将来的に約千人に増やし、サイバー攻撃を自ら仕掛ける研究をする担当部門を新たに設ける構想だ。サイバー攻撃の方法を研究することで防御能力の構築に役立てるとしている。

 政府は2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、サイバー攻撃への対応力強化を課題にしている。攻撃方法の研究は自衛隊によるサイバー攻撃能力の保有に向けた動きと見られる可能性があり、今後議論を呼びそうだ。

何が俄に信じがたいかといえば
 いま110人規模なのに、「将来的」とはいえ簡単に10倍に出来るほどセキュリティ関連の技術は甘くない
ってことだ。
大体
 人材をどこからリクルートしてくる
んだよ、防衛省。
 まともな情報技術者
であれば、
 国家公務員の「薄給」
よりも、新卒の段階で
 より厚遇のポジション
が約束されているだろう。

まあ、はっきり言って、アメリカが
 大学進学
をエサに、
 新兵を、移民を含めたあらゆる階層からリクルート
しているような手段に倣って
 防衛省奨学金を作ってリクルート
するくらいしか方法がないんじゃないの?

てことで
 頭数を揃える
のは、
 可能
かも知れないけど
 水準を保つ
のは、難しいでしょうよ。

てかさ、今現在で
 110人規模
って辺りが、すでに絶望的情況だ。
まあ、がんばれ、防衛省。

おまけ。ちょっと古い記事だけど、miyaichiさん経由。
一部を引用する。


新人プログラマーが使えない理由
2011年5月10日 by Jon Evans
(略)
旧来のシステムは、限られた情報に基づいていた ― 応募者についてわかるのは履歴書だけだった。しかし、業績のある人だけを面接すれば、ずっと広い範囲から人を選べる。FizzBuzzなどやめ、面接者に自分のコードと設計思想を説明させ、今だったらどう作るかを聞く。目の前で1つか2つ機能を実装させて、実際にどう動くか、どのように考えて作業しているかを見る。それこそが技術面接で知りたいことだ。古典的アルゴリズムやデータ構造をどう理解しているかではない。世界は前進しているのだ。

防衛省のサイバー部隊のリクルーターに上記のような
 眼力
があるかどうかは謎だな。官僚制に毒されていれば、まずアウト。

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