TBSドラマ「コウノドリ」第2シーズン第1話@TBS/TVerで配信中→追記あり
鈴ノ木ユウの漫画『コウノドリ』をドラマ化した
TBS「コウノドリ」第2シーズン
が、昨日から始まった。
第1話は
TBSのサイト(原則放映後1週間)
TBS FREE
や
TVer
https://tver.jp/corner/f0014559
で配信中。
今回は、
離島での産科医療(原作だと第17巻)
と
聴覚障碍のおかあさんの出産(第18巻)
をベースに、多少話をアレンジした内容。
どうやら、離島に鴻鳥サクラが出向いたのは、最近何か問題があったからの模様。
真相は、第2話以降で明らかにされることに(なるだろう)。
今回も、心を揺さぶられるシーン満載。
志田未来が
耳の聞こえない若い妊婦さん役
だったのだが、やはりうまい。
来週は
妊娠で発覚した子宮頸がん
がメインだ。
赤ちゃんを諦めて子宮を摘出して、自分では子どもを産めない将来を生きるのか?
赤ちゃんを産んで、癌が手遅れになったらどうするのか?
が、常に問題になる。
そう、このドラマの主人公鴻鳥サクラは、生まれた直後、母を子宮頸がんで亡くしている。
(追記 10/14 10:14)
suzan先生から子宮頸がんに関する詳しいコメントを頂いたので再掲する。
suzan先生、ありがとうございます。
物語の中だけではありません。はじめての妊娠で1回目の妊婦健診のときの子宮頸がん検診で進行がんが見つかる、という話は何度か聞きました。原因は「それまで一度も子宮がん検診を受けていなかった」ことです。子宮頸がんがセックスにより感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因であり、セックス経験者ならほぼすべてHPV感染しています。感染前ならワクチン接種も有効ですが、今現在使用できるワクチンは全子宮頸がんの多くて70%しか予防できません。ワクチンと検診で防ぐのが子宮頸がんに対する戦い方です。1年に1回で子宮頸がん検診を受けていれば、たとえ前回検診直後からがん化が始まったとしても、次回検診は「がん」でなくその手前の「異型上皮」で発見できます。この段階なら子宮口の部分切除で治療ができ、子宮を失うことはありません。
suzan先生が仰るように、
妊娠と同時に子宮頸がん発見という悲劇
は
HPVワクチン+年に1度の子宮頸がん検診
で
防げる悲劇
だ。
年若い女性が、子宮頸がん検診を受けなかったために、子宮を、あるいは命を失うことがない世の中になって欲しい。
(追記終わり)
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コメント
物語の中だけではありません。はじめての妊娠で1回目の妊婦健診のときの子宮頸がん検診で進行がんが見つかる、という話は何度か聞きました。原因は「それまで一度も子宮がん検診を受けていなかった」ことです。子宮頸がんがセックスにより感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因であり、セックス経験者ならほぼすべてHPV感染しています。感染前ならワクチン接種も有効ですが、今現在使用できるワクチンは全子宮頸がんの多くて70%しか予防できません。ワクチンと検診で防ぐのが子宮頸がんに対する戦い方です。1年に1回で子宮頸がん検診を受けていれば、たとえ前回検診直後からがん化が始まったとしても、次回検診は「がん」でなくその手前の「異型上皮」で発見できます。この段階なら子宮口の部分切除で治療ができ、子宮を失うことはありません。
投稿: suzan | 2017-10-14 09:15
suzan先生、コメントありがとうございます。
わたしも折に触れて、若い人達に子宮頸がん検診の重要性を宣伝しています。声が届いて、ぜひ、健診を習慣にして欲しいと切に願います。
投稿: iori3 | 2017-10-14 10:20