トランプ政権の内幕を暴く『炎と怒り』の著者インタビュー「(日本や安倍政権について)トランプ氏にはそもそもそんな関心がない。彼には世界がどうなっているのかという関心がない。」
まだ買ってないのだが、トランプ政権の内幕を暴いた
『炎と怒り』
は、英語の原本は勿論のこと、世界中で翻訳されて読まれている模様。
『炎と怒り』の著者マイケル・ウォルフ氏への3日連続インタビューが、「日経ビジネス」オンラインに掲載されているが、
必読の内容
だ。
『炎と怒り』著者が明かす、トランプ政権の内幕 まるで喜劇、大統領選で勝つつもりがなかったトランプ陣営
トランプは、北朝鮮問題を全く理解していない ホワイトハウスには「マネジメント」が存在しない
中間選挙でトランプへの女性の怒りが爆発する 『炎と怒り』の著者、今回の取材手法への批判に反論
そもそも、マイケル・ウォルフ氏がこの著書のベースとなる取材ができた背景は、上記『炎と怒り』著者が明かす、トランプ政権の内幕によれば
私はバノン(トランプ大統領の首席戦略官・上級顧問を務めていたが、2017年8月18日に更迭され退任)がトランプ陣営に加わった2016年夏以降、かなりの時間を彼とともに過ごしていました。それにバノンに最初にインタビューをしたのも私でした。ちなみにその取材は、彼がホワイトハウスを去る前の唯一のオンレコの取材でした。そんなこともあり、この本を書く構想をバノンに相談したところ、彼がトランプに直接会って相談すべきだと言って、アポを設定してくれたのです。
私は大統領選中の2016年5月、トランプに彼のビバリーヒルズの自宅で取材(注*4)もしていて関係はよかった。当選のお祝いの言葉も伝えたかったので、会話はスムーズに進みました。
とのことで
トランプ大統領が直接許可した
という
衝撃の事実
がある。
まさか、まさか
ですよ!!!!!
でもって、
当選するつもりはなかったトランプ陣営
には、当然ながら
取材対応のスタッフも存在しなかった
わけなのだが、ウォルフ氏は
取材が終わってもホワイトハウスは去らず、1階ロビーのカウチに座り続けて、誰かと話せれば話をして、できる取材はすべてした。
という
「ダメだと言われないことは全部やる」方針
で、取材をしたのだった。
この著者インタビューだけでも十分衝撃的なのだが、以下のフレーズをトランプは、北朝鮮問題を全く理解していないから引用しておきたい。
-話が少し飛びますが、トランプ氏が、報道はされていないけれども、日本や安倍晋三首相について発言したり、コメントしたりしているということはあるのでしょうか。ウォルフ:全く聞いたことはありません。というより、トランプ氏にはそもそもそんな関心がない。彼には世界がどうなっているのかという関心がない。
「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」というのは、彼の世界を見る視点というよりは、ある意味、世界を見る視点を持ち合わせていないということを覆い隠すための方便です。彼にとっては、世界がどうなっているかなどということはどうでもいい話です。外交政策にも関心がないし、とにかく何も知らない。これまでの人生で、もう少し物事を知らなければまずいとか、知る責務があるなどと考えたことが恐らく全くない人間です。
-そうであれば、トランプ氏は中国の習近平国家主席のことはどう見ているのでしょう。バノン氏は中国との関係こそがトランプ政権の要だとしていたようですが…。
彼はバノンの目を通して中国を見ていた、という感じです。中国との貿易関係は問題だという意識はあるが、昨年4月に米フロリダ州にある自分の別荘「マール・ア・ラーゴ」で習近平氏らを迎えた時、中国側はトランプに会って、あまりに彼が何も知らないため、同じレベルでは会話ができないと感じたようです。
だから
習帝工作が粛々と進んでいる
んだね、たぶん。
もし、習近平が終身国家主席になった
としても、
アメリカがトランプの首を飛ばして、別な大統領を据え、まともなアジア外交を再開するまでに最低2-3年は掛かる
と踏んでいるのだろう。時事より。
中国全人代、広がる習氏礼賛=「主席任期撤廃」全面賛成の声
【北京時事】中国・北京で開会中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は6日、地方代表団の分科会討論が行われ、メディアに公開された。習近平国家主席(共産党総書記)に近い広東省トップの李希・党委員会書記は「断固として習総書記の党中央の核心の地位を守る」と述べ、習氏に忠誠を誓った。国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正案の採択を11日に控え、習氏を礼賛するムードがますます広がっている。
習氏側近の陳敏爾重慶市党委書記も6日、「習総書記という核心を断固として守る」と表明した。陳氏は「薄熙来(収賄罪などで無期懲役)、孫政才(2月に収賄罪で起訴)両人の問題で最も際立っているのは政治的な腐敗だ」と語り、失脚した2人の重慶市トップ経験者の名前を挙げ、習氏に従わない勢力の一掃に努めると強調した。
6日付の党機関紙・人民日報によると、5日に行われた非公開の分科会では、陳全国・新疆ウイグル自治区党委書記が「憲法改正案に完全に賛成だ」と言明。習氏の名前を冠した指導思想を憲法に明記することについて「全国各民族人民の共通の願望を反映しており、断固として擁護する」と強調した。陳氏は李克強首相の元部下だが、習氏の信任を得て昨秋の党人事で政治局員に昇格した。(2018/03/06-21:34)
ところで、トランプのtwitterについて、ウォルフ氏は上記トランプは、北朝鮮問題を全く理解していないで
ウォルフ:トランプは北朝鮮問題にどう対応したらいいのか全く分かっていません。マティス国防長官など将校らが北朝鮮問題を検討しているのとは、全く別の場所でトランプが一人で勝手に北朝鮮問題についてツイートしている、というのが現実です。と明言している。
この発言を踏まえると、次のニュースは大変に示唆的だ。時事より。
米大統領「様子見る」
【ワシントン時事】トランプ米大統領は6日、韓国政府代表と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の5日の会談についての米メディアの記事を引用し、ツイッターに「何が起きるか見てみよう!」と投稿した。南北首脳会談実施で合意したことや、北朝鮮側が非核化問題や関係正常化について米国と対話する用意を表明したことには言及しなかった。(2018/03/06-22:52)
そう、これは
全く別の場所でトランプが一人で勝手に北朝鮮問題についてツイートしている、というのが現実
ということを踏まえて考えないとね。
マスコミもいい加減
トランプ大統領がtwitterで〜と発言しました報道
を止めればいいのに。
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