旧優生保護法に基づく強制不妊手術で熊本の男性に去勢が行われる 国は即刻救済を
怒りに打ち震えるばかりだ。
熊本県で、旧優生保護法に基づく強制不妊手術を受けた70代の男女2人が国に向けて提訴の意向を示したのだが、
男性は睾丸(精巣)を摘出された
という。これは
不妊手術ではなく、去勢
だ。
人権蹂躙
以外の何物でもない。
熊本RKK6/9付ニュースより。
強制不妊手術で全国でも例のない睾丸摘出
2018年06月09日 20:59 現在
旧優生保護法に基づく強制不妊手術をめぐり、県内の男性が全国でも例のない睾丸の摘出を強いられていたことが分かりました。
「俺の体は何もかもぐしゃぐしゃになって…」(睾丸を摘出された73歳男性)
この男性は、全国の男女4人が起こしている国賠訴訟や全国一斉電話相談でも例のない、「睾丸摘出」による不妊手術を強いられたと訴えていて、早ければ今月中にも国に対し約3000万円の損害賠償と謝罪を求め提訴する方針です。
男性が不妊手術を受けたという医療機関は既に廃院になっています。
弁護団は睾丸摘出を原因とした骨粗しょう症などの二次被害も訴状に盛り込む考えです。
人間の不妊手術では、
妊娠できる・妊娠させられる機能を停止
するが、男女の性ホルモンを分泌する
性腺(精巣・卵巣)除去は行わない
のが原則である。この男性が
「俺の体は何もかもぐしゃぐしゃになって…」
と仰るのは、当然である。あまりに酷い。
精巣が作り出す男性ホルモンのテストステロンは
男らしさを形作るホルモン
と言われている。男性の「更年期」では
テストステロンの減少
がさまざまな問題を引き起こすと考えられている。
そのテストステロンの生産基地が「強制不妊手術」の名を借りて永遠に失われた
のだ。
一体何故こんな
人間の尊厳を踏みにじる蛮行が許された
のだろうか。男性が手術を受けた病院は既に廃院しており、カルテもないだろう。
法に名の下に行われたこの人権蹂躙に、国は即刻手を差し伸べるべきである。
それでも、この男性の失われた人生を償うことなどできはしない。
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