速報 一連のオウム真理教で死刑判決を受け、移送された7人全員の死刑執行
1995年3月15日の化学兵器による都内における大規模無差別テロ等、一連のオウム真理教事件で死刑判決を受け、3月14-15日に移送されていた7人全員の死刑が執行された。
NHKより。
オウム真理教 松本死刑囚ら7人に死刑執行
2018年7月6日 10時22分
オウム真理教の元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚ら7人に死刑が執行されたことが関係者への取材でわかりました。
死刑が執行されたのは松本智津夫死刑囚(63)のほか、井上嘉浩死刑囚(48)、早川紀代秀死刑囚(68)、中川智正死刑囚(55)、遠藤誠一死刑囚(58)、土谷正実死刑囚(53)、新実智光死刑囚(54)の合わせて7人です。オウム真理教は平成元年の坂本弁護士一家殺害事件や、平成6年の松本サリン事件、平成7年の地下鉄サリン事件など数々の事件を引き起こし、合わせて29人が死亡、およそ6500人が被害に遭いました。平成7年3月から始まった強制捜査では192人が起訴され、裁判で13人の死刑が確定しました。
このうち松本死刑囚は5月、教団の施設に潜んでいるところを逮捕されました。裁判では無罪を主張しましたが、次第に意味のわからない発言を繰り返すようになりました。
平成16年2月、1審の東京地方裁判所は「一連の事件の首謀者として極限の非難に値する」として死刑を言い渡しました。2審では弁護団が「裁判を受けられる精神状態ではない」として必要な書面を出さなかったため法廷が開かれないまま裁判が打ち切られ、平成18年に死刑が確定していました。
一部の元信者が逃亡を続けたため刑事裁判は長期化しましたが、ことし1月に地下鉄サリン事件などに関わった高橋克也受刑者の上告が退けられたことで終結し、死刑囚が事件について証言を求められる機会がなくなりました。
ことし3月、13人のうち7人が東京拘置所から全国5か所の拘置所や拘置支所へ移送され、執行の時期が焦点となっていました。
一連の事件で死刑が執行されたのは初めてです。
残る死刑囚は、
宮前一明(旧姓 岡崎)死刑囚(57)
横山真人死刑囚(50)
豊田亨死刑囚(50)
端本悟死刑囚(51)
小池泰男(旧姓 林)死刑囚(60)
広瀬健一死刑囚(54)
の6人。
| 固定リンク
コメント