« 江戸と東京 | トップページ | 新年快樂! ベルリン・フィル・デジタル・コンサートホールから48時間フリーチケットのお年玉! 1/9まで »

2018-12-23

偽カニピザ

北海道はカニの産地故、道民にとってカニは
 ちょっとご馳走
位の位置づけである。今60代前後だと
 子どものおやつが蟹缶
だったりする。あの忌まわしき
 日ソ漁業交渉
のせいで、カニが高くなっていったあとに育った世代だと、さすがにおやつには食べてないかも知れない。

わたしはカニが好きだ。好きだから
 カニはカニで食べたい派
だ。内地へ来て驚いたのは
 カニすき
というジャンルがあることで、
 カニ出汁は美味しいけど、カニはカニで食べられないものか
と思った。やはり
 カニは浜茹で
に限る。水槽で、エサももらえずに身を細らせているカニを掬い上げて
 新鮮
などというのは、ヒトを謀る商売だと思う。

で。冬になると
 カニピザ
なるものが、各デリバリーピザ屋のメニューに上がるのだが、ほんのちょっとカニの身を載せたくらいで、
 ほれ、カニだ
と威張られるのは、なんとも理不尽に感じる。ピザのように味の濃いものに、それ自体に深い味わいのあるカニを載せるのは、
 そのカニだけ食べても今一なカニ
だからだろう。
カニを食べて、残ったカニの身をどうするかといえば、
 芙蓉蟹(ほんのちょっとのカニの身であんなにおいしくなるのは凄い)
 カニクリームコロッケかカニグラタン
辺りだろうか。まあ、ピザにはしないよね。

カニに対する
 貪欲なまでな追求
が、バラエティ豊かな商品として花開いたのが
 カニカマ分野
であろう。ちょっとしたスーパーなら、何種類ものカニカマが並んでいる。
わたしは、卵マカロニサラダにカニカマを入れるのが好きなのだが、
 忙しい年末
は、
 偽カニピザ
にすることもある。ピザ生地に、ピザソースを塗って、適宜ほぐしたカニカマを載せて、チーズをこんもり盛って、最後に太白胡麻油(いいオリーブオイルでも良い)をたらっと掛けて、予熱しておいたオーブンで焼く。ホントのカニではないが、これはこれでアリだと思う。
何より、あっという間にできる。

|

« 江戸と東京 | トップページ | 新年快樂! ベルリン・フィル・デジタル・コンサートホールから48時間フリーチケットのお年玉! 1/9まで »

コメント

自分はそれほどカニ好きではないのですが、「カニチャーハン」が好物です。カニのあのぱさぱさした触感とうまく炒めた米のハーモニーがなんとも言えません。中華系の店でもしカニチャーハンがあれば必ずオーダーします。たいてい値段が高いので、カニはきちんと入っていることが多いと思います。

投稿: suzan | 2018-12-23 15:08

suzan先生、コメントありがとうございます。
おお、カニ炒飯もなかなか魅力的ですね。
炒飯は、自作では、パラパラに仕上げるのが難しいメニューではあります。

投稿: izanro shujin | 2018-12-23 15:43

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 偽カニピザ:

« 江戸と東京 | トップページ | 新年快樂! ベルリン・フィル・デジタル・コンサートホールから48時間フリーチケットのお年玉! 1/9まで »