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2019-03-24

『四部叢刊』がダウンロード出来るようになっていた件

あらびっくり。
『四部叢刊』が無料でダウンロード出来るようになってるじゃないの!
原稿の校正をしていて、4bu
 『説文解字』『四部叢刊』本
をググったら、Wikimedia commonsに落ちているのを発見。
というわけで、中国学の院生が泣きながら数十万円を貯めて、『四部叢刊』を買う時代は終わったらしい。

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2019-03-21

【メモ】Winternitz: A History Of Indian Literature

Winternitz : A History Of Indian Literature Vol.1-3
がarchive.orgにおちていた。

PDFで3冊落とせる。

日本語訳は、中野義照訳が以前出ているが、次の通り。
インド文献史〈第1巻〉ヴェーダの文学
インド文献史〈第2巻〉叙事詩とプラーナ 以上がVol.1
インド文献史〈第3巻〉仏教文献
インド文献史〈第4巻〉ジャイナ教文献 以上がVol.2
インド文献史〈第5巻〉インドの純文学
インド文献史〈第6巻〉インドの学術書 以上がVol.3

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2019-03-18

『漢辞海』の語義の出典

物書堂から
が発売された。
Kanjikai2120
第四版からは、物書堂の辞書統合アプリ「辞書 by 物書堂」に入れて使う仕様に変わった。
Dictionary_container_app
一つ問題があって、辞書統合アプリ内の「アプリ内課金」コンテンツ扱いになるため
 家族で共用
できない。以後、辞書がアップデートされても、アプリストアの
 家族で共用の仕様
が変わらない限り、ダウンロードしても、一人しか使えない状態が続く。
これまでは、個々の辞書アプリは家族で共用できたのだが、その点が大変不便だ。
で。
今更、かも知れないが
 『漢辞海』の個々の語義
 『漢語大詞典』を大いに参照
していることに気付いた。
たとえば、
 往々
は、『漢辞海』では
往往  1. つねづね。時々。時折。<史・十二諸侯年表・序>  2. あちこち。いたるところ。<管・度地>
とするが、『漢語大詞典』を引くと
往往  1. 常常。《史記・十二諸侯年表序》(略)  2. 處處。《管子・度地》(略)
となっているので
 『漢語大詞典』を引くのが面倒な人向けの語釈
らしい。
というわけで、詳しさからいうと、当然ながら『漢語大詞典』の方が遥かに詳しいので、
 中国学を専攻する中級以上の学生・院生
で現代中国語と中国語文言が普通に読めるならば、『漢語大詞典』を併用する方が今後のためにもいいだろう。
まあ、
 『漢語大詞典』には当然ながら、日本の漢文では必要な、例文の書き下しも現代日本語訳もついてない
から、『漢辞海』の利用価値はそっちにあると見ればいいのかな。
『新字源』とは随分語釈が違うなあ、と思ったら、何のことはない、
 現代の中国の文言用の漢字字典から語釈を引っ張ってきてる
のだから、まあ、そりゃ違うでしょうよ。

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2019-03-16

出町柳のふたばの桜餅と本よもぎ(だんご)



桜餅は道明寺に漉し餡。桜の葉を2枚奢っている。
本よもぎ(だんご)は、上新粉の生地によもぎを練り込み、中は粒餡。

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2019-03-10

中華麺不毛の地だったJR京都伊勢丹食品売場に札幌・西山製麺の生麺が登場

JR京都伊勢丹食品売場は、地元民にも、観光客にも、そこそこ人気がある。ただ、一つ問題があって、以前は
 まともな中華麺がほとんどない
売場だった。
久しぶりにゆっくり回ったら
 札幌西山製麺の生麺、玉子麵と熟成麵
が入っていた。西山のラーメンスープも置いてはあるのだが
 醤油味
だけだった。札幌ラーメンを置くなら
 味噌味のスープ
も必要じゃないのか。

札幌の西山製麺といえば
 札幌ラーメンの麵の基準
である。こちらは
 業務用麵の一覧
だ。

ラーメン好きの札幌市民の冷蔵庫には西山製麺の5食入り
5
が入っているのが定番だった。最近は他にも製麺所があるから、その辺りは変わっているだろうけどね。
菊水とマルちゃんの生中華麺は、奈良でも近所で手に入るのだが
 西山製麺の生麺
は見かけない。しょうがないので普段は菊水で手を打っている。

苟もラーメン好きを自称するなら、札幌市民の場合は、自分でスープを取るところから、ラーメン作りは始まる。ラーメン作りは2日がかりだ。
もっとも、すぐ食べたかったり、1人暮らしだと、そうも言ってられないだろう。
で、その場合は、ちょっとズルをして、西山製麺のガラスープか
Photo
ベルのガラベースを
Photo_2
投入することになる。これで少しは、それっぽくなる。

後は、麵を茹でつつ
 強火で鍋を煽り、ラードで、モヤシ・玉葱・豚挽肉を炒めて載せる
というのが、
 基本的な札幌味噌ラーメンの作り方
だ。大事なのは
 1. 温めた丼に味噌等のスープのベースを入れる
 2. 野菜と挽肉を炒めて出た水分を丼に投入
 3. 熱いスープを注いでよくかき混ぜる
 4. 茹で上がった麵を投入
の2〜4をほぼ同時に出来ないと熱々の味噌ラーメンにならない点だ。その辺りは、札幌ラーメンの店で見ていると分かる。

中国雲南の名物
 過橋米線
は、スープの上に油の層を作ることで冷めないように工夫されているのだが、古典的な札幌ラーメンの場合は
 スープの上にラードの層が出来ている
のが標準。
従って、
 マヨネーズみたいなチューブ入りのラード
も、札幌市民の必需品である。ラードは
 焼いたジンギスカン鍋を馴染ませる
のにも使うしね。

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