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2019-04-02

令和異聞 ラ行の文字は所謂「やまとことば」では語頭に立たないのが原則 ラ行がくるとしたら外来語からの借用語

さて、新元号は

 令和

に決まったのだが、

 日本出典

とか

 日本の伝統

とかが随分強調されているようだ。

出典『万葉集』で

 日本古来の〜

とかいう言辞があるようだけど決定的な問題は

 所謂「やまとことば」では、奈良時代においては、ラ行の文字は語頭に立たない原則

がある点だ。従って

 れいわ

と、ラ行で始まる言葉は

 出典が『万葉集』

だろうとなかろうと

 外来語を借用したものに間違いない

のである。ま、

 音の響きがいい

という意見が多いので、それでいいじゃんね。

ついでに言えば

 上代のやまとことばでは「濁音」も語頭に立たないのが原則

で、借用語が多くなるにつれて

 濁音が語頭に立つように変化していく

のだが、少なくとも

 『万葉集』の時代のやまとことばでは、ラ行も濁音も語頭に立たない

というのが国語史の常識であるとのことですよ。

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