これからお彼岸だけど日本の寺院は大丈夫か? 7人が新型コロナウイルスに感染した香港の寺院でお経とトイレのカラン(蛇口の把手)からコロナウイルス陽性反応@2/25香港「明報」
これから日本はお彼岸を迎える。
東大寺のお水取り(修二会)は3月1日からだ。人も集まるし、局で聴聞する熱心な善男善女も多い。修二会を行ずる二月堂の局には、普段は経典が置かれていて、参拝者は自由に手に取り、お経を上げることが出来る。
ところが、香港では
福慧精舎
というお寺で集団感染が発覚している。どこからウイルスが広まったのか。
昨夜の香港「明報」に、
お寺備え付けのお経とトイレのカラン(蛇口の把手部分)に新型コロナウイルスが付着 していて、感染が拡がったという、ちょっと衝撃的なニュースが。ざっと訳す。
【武漢肺炎】「福慧精舍」佛堂洗手間水龍頭手柄 樣本病毒檢測陽性 (17:10)(【武漢肺炎】「福慧精舎」仏堂トイレのカランでウイルス検査陽性(17:10)) 香港衛生署衛生防護センター感染症部の張竹君主任によると、これまでに新型コロナウイルス肺炎確定診断例7例が北角(香港島)の「福慧精舎」仏堂と関係があり、また他の確定診断例2例は仏堂で感染した人の濃厚接触者であるという。センターの職員は今月23日に仏堂に行き、公共の場所と仏堂内で合わせて33個の環境検体(人からではなく、物から採取した検体)を採集したところ、公共の場所の検体はすべて新型コロナウイルスに対して陰性であった。仏堂では、お経の表面から採取した検体と、洗面所の蛇口の温水冷水カランから採取した検体の2つが陽性だった。23日には徹底的に消毒を行い、約1週間後に衛生保護センターで検体を採取し、まだウイルスがあるかどうかを調べる。
衛生防護センターのホットラインは断続的に153人から仏堂に行ったという電話を受け、そのうちの22人はPCR検査を受け、残りの100人余りは経過観察を受ける必要があった。153人のうち7人に症状があり、そのうちの2人は新型コロナウイルス肺炎と確定診断されており、残りの5人は新規コロナウイルス検査で陰性だった。
これからお彼岸ですが、全国のお寺さん、これは大変、せっかくお参り頂いた方々の間に感染を拡げてはいけません。
マスクやアルコールを入口に用意していますか
トイレに石鹸・アルコールは置いてますか
共用のタオルは感染源になりますよ、置くなら使い捨て紙タオルを
お経にもウイルスが着いてしまうようです、しばらくお経をお使い頂くのはやめた方がいいかもしれません
気をつけましょう。充分準備を整えた上で、御仏の慈悲を願いましょう。
個人的には二月堂が心配。山の上なので、トイレの水は冷たく、奨励されている「30秒すすぐ」なんて無理だし、水量が豊富とは言えないし。トイレは出るときが一番危ないんだけど、たぶん参拝者はそこまで気が回らないと思う。
| 固定リンク
« 武漢肺炎(COVID-19 新型コロナウイルス肺炎)感染状況@2/25 中国国家衛生健康委員会発表 死者は71名増え2663名と2700名に迫る 重態を含む重症例は789例減り9126例に 確定診断例は508例と微増 総計では77658例と7万8000例に迫る | トップページ | 武漢肺炎(COVID-19 新型コロナウイルス肺炎)感染状況@2/26 湖北省衛生健康委員会発表 昨日新たに52名死亡、死者総数は2615人と2600人を超える 重症は250人減り6840人 重態は99人減り1486人に 確定診断例は401例増え累計で65187例と6万5000例を超える 退院した人数は2058人増え 漸く2万人を超え20912人に »
コメント