電子書籍化を熱望 近刊『オランダ絵画にみる解剖学 阿蘭陀外科医の源流をたどる』@東大出版会
江戸時代、日本に移入された
西洋医学
は、オランダ語を介して伝えられたものが少なくない。
他のヨーロッパ言語の医学書をオランダ語に翻訳、それを日本で翻訳
という
重訳
の形で伝わっていることになる。
17〜18世紀のオランダの外科学とオランダ絵画に描かれた
解剖
に焦点を当てたのが本書だ。東大出版会から1/22刊行予定。
オランダ絵画にみる解剖学 阿蘭陀外科医の源流をたどる
世界都市・アムステルダムでは外科職人「シルルゲイン」たちが学知と技術の先端を学び,若きレンブラントらがカンヴァスに描いた.これら絵画の謎解きから近代オランダ医学,外科学の黎明を再訪する.全書フルカラー.
お値段は税込6380円だ。
しかし、しかしだ。
全書フルカラー
なら
何故電子書籍版を出さない
んだ、東大出版会。
どんなに頑張っても
紙に印刷すると、経年劣化する
じゃんか。ここは是非
早期に電子書籍版の出版
を望む。時代は21世紀、本書のように、資料的価値も高い専門書籍には、フルカラーの紙の本を出す意義はあんまりないじゃん。
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