京都・老松「夏柑糖」チャレンジ 白杖突いて、札幌・旭川へハンドキャリー(後編)
新千歳空港からは
エアポートライナーの指定席
で札幌へ向かう。新千歳駅の方が、キャリーケースは荷物置き場に置いてくださり、足元と両脇にトートバッグと保冷バッグという仕様で最後の1席に座る。
札幌駅にも連絡が行っていて、タクシー乗り場まで介助してくださった。
さて、タクシーなのだが、運転手さんが慣れてないらしく、全然車から降りてこない。
見かねた、後に並んでいたご夫婦が、荷物を積むのを手伝ってくださる。白杖を持っていると、片手が使えないので、荷物を積むのは結構難度が高い。何度も御礼を言って、行き先を告げた。
運転手さんは本当に札幌での営業を始めたばかりのようで、ホテルの名前や場所を言っても、全然わからない。
地番は?
札幌のホテルに行くのに、地番まで聞かれたのは初めてですがな。しょうがないので、ホテルに電話したけど、やっぱり地番はわからなかった。そりゃそうよね。一筆だけの地面に建ってるわけじゃないだろうしね。なんとかホテル着。
安いプランだし、ビジネスタイプのホテルなので、ベルボーイはいない。さあ、今日の最終コーナー、ここで落っことす等をやらかすと、いままでの苦労が水の泡だ。
白杖突いて、リュック背負って、キャリーケースにトートバッグを乗っけて、保冷バッグを肩に掛けて、なんとか部屋にたどり着く。
お、結構大きめの冷蔵庫じゃん! ラッキー! 2個入り「夏柑糖」は無事に収まる。
では、18:30着と約束した、実家へGO!
途中、
檀那寺の中央寺
に寄ったんだが、何じゃ、こりゃ!
午後6時を過ぎると、山門も通用門も、お寺の門という門は全て閉めちゃっている
のね!!! 観音堂にお参りしようと思ってたのに。しょうがないので、観音堂脇の通用門の外から、『般若心経』一巻を誦す。我が家の先祖代々のみなさんはこの観音堂の下にある納骨堂に全員収まっている。
さて、実家到着。まずは
1個入夏柑糖
を仏前にお供えする。亡き父が祀られているのだ。これから食事に出るので、火事になっても困るし、おあかしを点けるのを遠慮したのだが、弟が
線香ぐらい上げてよ
というので、火の始末が大丈夫なら、と蝋燭を点け、一番短い線香を選び、『般若心経』一巻を誦す。
いまお供えしたばかりでパパには悪いけど、この京都のお菓子、冷蔵庫に入れないといけないから、下げるね
と、すぐに冷蔵庫に仕舞ってもらった。その後、弟は冷蔵庫に夏柑糖が入っているのを忘れていたらしく、連絡したら、慌てて母と食べた由。まあ、美味しい内に食べてくれたのだからそれで良かった。
これで
夏柑糖チャレンジ 第二幕終了
である。
さあ、問題は明日だ。
さて、7/10、まずは冷蔵庫で冷やしておいた夏柑糖に冷材も載せ、また保冷バッグに収めて、待ち合わせの約束の札幌駅へ。S先生が迎えに来てくださる。駅そばのサテライトでまず授業だが、その前にお土産の夏柑糖を差し上げる。喜んでくださった。
午後は、夏柑糖を持って、旭川へ。旭川でも授業2コマ。S先生の学科の皆様に差し上げようと2個にしたところ、1個はS先生が札幌のご自宅までまた持ち帰られるとのこと。長い旅でしたね、夏柑糖。もう1個は学科で召し上がってくださったようだ。良かった良かった。
これにて
夏柑糖チャレンジは大団円
今シーズンほぼ最後の夏柑糖が、北海道まで旅をして、皆様に無事召し上がってもらえて、わたしも運んだ甲斐があるというものだ。
夏柑糖も、シーズン最後でなければ、普通に発送してくれるので、今回のような特別な事情でも無い限り、北海道でも取り寄せることができる。
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