石破茂自民党新総裁誕生 自民党は選挙で勝てるのか
ゲル長官こと石破茂衆院議員が、昨日の自民党総裁選挙の決選投票で高市早苗衆院議員を逆転、第28代自民党総裁となった。
市場は敏感に反応、
いきなり円ドル相場が3円上る
という、全然歓迎されてない状況。
たった1人で円を3円上げた男
というのが、当選後初の業績である。
石破茂新総裁というと、ネットで「ゲル長官」と渾名されただけのことはあり、いろいろと特徴がある。
1. 独特な話し方 初当選のころから「ねっとり」とした口調が変わらない
2. 鐵でミリオタ ミリオタで小泉政権時代に防衛庁長官となる(ただし、現場はミリオタを歓迎しなかった由)
3. 実は2世議員 師匠は田中角栄
4. 実は4代目のプロテスタント
といったあたりか。
ともかくも、あの独特の口調と表情が禍いして、一般的な人気が低い。
今年99歲の母も、なぜかゲル総裁が苦手。前回、故安倍総理に総裁選で敗れた時も、
絶対イヤ
と断言していた。普通の人は、話し方や容貌が判断材料だし、致し方ない。(ついでにいうと、母は古い横浜市民で、今回1回目の投票で脱落した小泉進次郎衆院議員は、父純一郎元首相の父君まで知っている関係で、特に支持していない)
政治のプロだった(現在は現役引退)知り合いに聞いたところ、
総裁選前日にアメ横にSPがわらわらいて、進次郎かと思ったら石破氏だったのでちょっと吃驚
だった由。プロ的に想像をたくましくすると
前日に、議員に投票をお願いしてない時点で、もう、次の衆院選の準備として、一般民衆に顔を売っていたのでは
とも考えられるとのこと。まあ、この辺りを、知人は
なんといっても、田中角栄の弟子
と表現していた。そう、みんな気がついてないけど、稀代の人垂らし、角栄の薫陶は見逃せない。
ゲル総裁が首相に選出されると、麻生太郎副総裁に次ぐ
クリスチャン(麻生太郎副総裁はカトリック)首相誕生
となるのだが、ゲル総裁当選直後から、麻生副総裁が
固まる
事象が観察された。推しの高市早苗議員が一敗地に塗れたのがよほどショックだったのだろう。所謂「キングメーカー」としては菅義偉前首相の勝ち、ということになった。
まあ、クリスチャン首相というと、キリスト教国には受けがいいというのが相場だ。
で。
これから早期解散に動くのだろうけど、
ゲル総裁で勝てるのか
自民党。そこが問題。
プロの知人は
負けたらすぐクビ
と断言。
野田佳彦立憲民主党代表にしても、ゲル総裁にしても、石井啓一公明党次期代表にしても
かつて新進党で同じ釜の飯を食った仲
である。(高市早苗議員も小池百合子都知事もお仲間)
知人は
石破対野田の論戦は楽しみ
だそうだが、皮肉屋のわたしとしては
二人で「別れても好きな人」をデュエットして欲しい
と思う。
前回選挙で
勝ちすぎ
た自民党。山積する自民党への疑惑、不信は一掃されていない今、どう動いても
前回よりは議席を減らす
ことは確実。
つまりは負け戦になるわけで、
次は進次郎か高市早苗か
なんて話は勘弁して欲しい。
なお、プロの知人は今回の総裁選で
林芳正官房長官の知名度が政界にも世間にもアップしたのが良かった
と言っていた。
今回の候補者で唯一まともな人
なんだって。果たして、衆院選後に浮上できるか。
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