2008-03-14

読売新聞社員、デリヘル派遣で揉め、店長を殴り逮捕

アホやがな。
この手の下世話な事件は産経が詳しい。


派遣型風俗店長に暴行、読売新聞販売局社員を逮捕
2008.3.14 11:42

 派遣型風俗店の店長(48)とトラブルになり、店長を殴ってけがを負わせたとして、奈良署は14日、傷害容疑で、読売新聞大阪本社販売局社員、染川浩容疑者(43)=大阪府高槻市真上=を逮捕した。調べに対し「そんなことはしていない」と容疑を否認しているという。
 調べでは、染川容疑者は14日午前0時25分ごろ、奈良市芝辻町の宿泊先ホテル前の路上で、店長の胸を数発殴ったり押し倒すなどして、胸部打撲の軽傷を負わせた疑い。
 染川容疑者は同日午前0時ごろ、ホテルから風俗店に女性の派遣を依頼。女性が出向いたところ、ホテルが午後10時以降の宿泊者以外の出入りを禁じていたことから入れず、駆けつけた店長と染川容疑者の間で、キャンセル料の支払いをめぐって口論になったという。
 染川容疑者は現在、関連会社の読売人材開発に管理課長として出向中という。読売新聞大阪本社広報宣伝部は「社員の逮捕は誠に遺憾。事実関係を確認し、厳正に対処する」とコメントした。

え〜と
 ご予約以外の女性はお断り
って奴ですか。奈良市芝辻町にはホテルはビジネスホテルが一軒あるだけで、ここは宿泊料が結構高い。なんだって、
 夜10時以降は宿泊者以外出入り禁止のホテルにデリヘルを呼んだ
のか謎。
考えられる経過は
 新大宮で飲んで、終電逃して、駅前のホテルに泊まって、デリヘル呼んだら、ホテルが入れてくれなかった
って話で、それだけでもかなり間抜けなんだが。
ありそうなのは
 読売新聞が法人契約しているホテルにおねえちゃんを派遣して貰おうとして失敗した
という情けない状況。市内にはもっと安くて、この手の「悪事」に寛容なホテルは他にあるのだが。もし、法人契約のホテルでこれをやったんだったら、
 ホテル代をケチって、将来をドブに捨てた
わけで、救いようがありませんね。

そういや、どこだったか忘れたけど、出張で泊まったビジネスホテルには、デフォルトで
 デリヘルのちらし
が入ってたな。

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2008-03-10

中国、新疆で独立運動活動家を弾圧 去年も1月に18人殺害 今年は2人殺害→中国南方航空機内で可燃物発見、これも新疆独立派のテロ計画と発表

なんだか去年あった
 2007-01-08 新疆で中国公安が独立運動家18名を殺害 国内で報道
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/01/18_3937.html
とよく似た話なんですが。今年は
 「平和の祭典」五輪を狙ったテロ
というレッテルを貼って、新疆の独立派を貶めたいわけね。
朝日より。


新疆で五輪狙ったテロ計画 独立派組織を摘発
2008年03月10日07時36分

 中国・新疆ウイグル自治区のウルムチで今年1月、北京五輪を狙ったテロを計画していたとして、地元警察当局が独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動」のメンバーとみられる2人を射殺、15人を逮捕していたことを9日、同自治区トップの王楽泉共産党委書記らが明らかにした。党幹部が具体的なテロ事件を公表するのは珍しく、五輪に向けて組織的な摘発を強めていくとみられる。

 9日に北京市の人民大会堂で開かれた全国人民代表大会(全人代)の同自治区代表団の会合後、王書記とヌル・ベクリ副書記が記者団の質問に答えた。事件について王書記は「警察当局者が摘発の際、テロリストから手製の手投げ弾を投げ付けられて7人が負傷した」と説明した。

 またヌル副書記はウルムチ発北京行きの中国南方航空の機内から今月7日、可燃物が発見され、緊急着陸していたことも明らかにした。同日午前10時半にウルムチを出発後、乗務員がトイレ内で可燃物を見つけたため、午後0時40分、甘粛省蘭州の空港に緊急着陸した。乗客らにけがはなかった。

 ヌル副書記は、何者かが飛行機の爆破を狙ったテロとの見方を示したうえで、「だれがどのような目的を持って爆破しようとしたのか、現在捜査中だ」として詳細を明らかにしなかった。王書記は「どんな民族によるテロリストの計画や活動も制圧していく用意ができている」と強調した。

 王書記らの発言は、中国政府による同運動の摘発を「弾圧」と非難する国際社会の一部の声を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

1〜3月というと
 民族運動の頻発する時期
で、中国が躍起になって弾圧をするのも年中行事だ。

烏魯木斉発の南方航空機から可燃物が見つかったというニュースは、CNNも報じている。
こちらは日本語版。


「北京五輪標的のテロ計画阻止」と中国当局


(CNN) 中国当局は9日、国営メディアに対して、今年8月の北京五輪などを狙ったテロ計画2件の阻止に成功したことを発表した。いずれも新疆ウイグル自治区の分離独立を求める過激派が関与しているという。

新華社によると、新疆ウイグル自治区で今年、北京五輪を標的とするテロを計画していた複数の過激派が射殺された。計画の具体的詳細は不明。

また、別の中国当局者は新華社に対し、中国南方航空の搭乗客の中にハイジャックを計画していた者がいたため、旅客機が緊急着陸していたことを明らかにした。旅客機は新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ発で、犯行は乗員によって阻止された。

新疆ウイグル自治区の中国共産党関係者は、同自治区の「3つの邪悪な勢力」として「テロリストと分離主義者、過激派」を挙げ、厳しく対応する用意があると言明した。

新疆ウイグル自治区の住民は1900万人前後。大半はイスラム教徒や少数民族で、中国政府による統治に反対している者も多い。

中国側は
 イスラム勢力がテロを起こした
と発表すれば
 9.11以来、イスラム勢力への反感が強いアメリカなどが中国の人権弾圧を見逃す、もしくは問題を重要視しないでくれる
ことを狙ったんだろうな。いつものやり方ですな。

BBCが詳しく報じている。
China says militant plots foiled

美国之声中文版では、香港から昨日付でこのニュースを報じている。


新疆負責人:挫敗劫機[手高]空難陰謀
記者: 海濤
香港
2008年3月9日

中國當局説,南方航空公司挫敗了一起劫持飛機的陰謀事件。這一航班飛機是星期五從烏魯木齊飛往北京的客機。中國當局説,劫機嫌疑人已經被制服,乘客和機組人員安然無恙。

新華社星期天報道,南方航空公司客機(CZ6901)是星期五上午十點三十從烏魯木齊機場起飛的,兩個小時後,迫降在蘭州機場。新華社的消息來源是正在北京開會的新疆自治區主席努爾白克力。

努爾白克力在北京人大會議上對記者説:“從現在了解的情況來看,可以肯定,這是一次企圖[手高]空難的事件。所幸的是,我們機組人員採取果斷措施,及時發現並制止了這一行為。我們的所有乘客,我們的飛機,機組人員都安然無恙。”

新華社報道説,這一航班客機是星期六才飛抵北京的。報道援引南方航空公司官員的話説,他不能肯定這是恐怖襲撃,需要公安部門來鑒定和判斷。不過,這位官員説,這肯定是一起企圖製造空難的事件。他説,當局正調査“這些人的身分,他們來自何地,他們的背景如何。”

*王樂泉:維吾爾人作案*

香港有線電視報道,有記者追問劫機人士是否維吾爾人,中共政治局委員、新疆區委書記王樂泉點了點頭。王樂泉説,總有人想破壞奧運會:

“在我們北京舉辨奧運會,這是個大好事,有人就是要千方百計地進行破壞。但事實上他們的這個舉動是遭到全世界愛好和平人民的堅決反對的。”

新華社援引王樂泉的話説,當局將先發制人,打撃恐怖分子,分裂分子和極端分子這三種疆獨邪惡勢力。

香港電視臺引述王樂泉的話説,將盡力阻止疆獨分子到北京製造事端。

*詳情不明*

至於企圖劫機人士有幾個?他們在飛機上到底採取了什麼行動?機組人員如何制服了他們?這些情況,新疆領導人和官方報道都沒有説明。不過,路透社援引消息人士的話説,起碼有兩名乘客被當局帶走加以訊問。這位要求不透露姓名的消息人士説,在這個航班的廁所,發現了易燃品。

*“穩定壓倒一切的高壓政策”*

新疆自治區黨委書記王樂泉曾對記者説,有些疆獨人士非常猖獗,他自己也是他們暗殺的頭號目標。香港電視記者報道説,王樂泉説,當局在新疆採取的是穩定壓倒一切的高壓政策。

香港電視報道説,這幾年來,從事新疆獨立活動的東土耳其斯坦組織不斷[手高]恐怖活動,已經造成了幾百人死亡。

*疆獨和恐怖組織問題*

9/11以來,中國把一些疆獨組織定性為恐怖組織而加以打撃,而這一決定和行動得到了聯合國和美國的首肯。但是,在歐洲活動的新疆獨立組織的[東土耳其斯坦資訊中心]發言人迪裏夏提説,他們的組織從不[手高]恐怖活動。他還抱怨國際社會為了安撫中國而抛棄了新疆人的幸福和自由。

新疆地域遼闊,占中國六分之一。人口是1千9百34萬,少數民族是1千1百萬,維吾爾族人有8百萬。他們信奉伊斯蘭教,他們的語言也和周邊國家阿富汗、土耳其、巴基斯坦還有其他的中亞國家非常相近。

朝日の記事では、新疆独立派弾圧を正当化している人物の名前も地位もちゃんと書いてないけど
 王楽泉新疆自治区党書記
であることが、上記記事から分かる。この王楽泉
 バリバリの独立運動弾圧当事者
で、
 1990年代には独立派の暗殺リストに筆頭として名指しされていた
という話が、星島環球網の2/20の記事だ。
1990年代的疆獨闘爭 王樂泉是頭號暗殺對象

この王楽泉、1990年初頭から現在に至るまで
 17年間、新疆自治区でせっせと新疆独立派を弾圧している人物
なのだ。

一部報道はこの事件を
 五輪への9.11事件
としてフレームアップするつもりのようだな。
星島環球網より。


疆獨攜汽油彈劫機 險釀中國版“911”空難
星島環球網 www.stnn.cc

【星島網訊】全國兩會期間和北京奧運前夕,疆獨分子企圖製造機毀人亡自殺式恐怖襲撃,險釀成中國版“911”空難。據透露,上週五(3月7日),四名維吾爾族人在烏魯木齊飛往北京的南方航空公司航班上,攜汽油欲引爆客機,幸被空中特警制服。

  中共新疆自治區党委書記王樂泉同一時間表示,此次“兩會”他不會上調中央,“我會繼續留在新疆工作”。按照官場傳統,為了防止地方勢力坐大,党委書記一般是五年一任。王樂泉已經鎮守新疆十三年。但是,中央有意讓擁有豐富反恐經驗的王樂泉暫時留任,嚴防疆獨分子“[手高]事”。中國公安部2007年就曾警告過,恐怖主義是北京奧運面臨的最大威脅。

  海外媒體對此也進行了報道,路透社援引一名不願意透露姓名者的話説,在飛機的洗手間内找到了易燃材料。英國廣播公司中文網的報道則持懷疑態度,其標題為《奧運臨近:中國又現“恐怖疑雲”》的報道指出,人權組織一直指責北京當局在新疆採取壓制行動。
  香港《星島日報》報道,新強自治區政府主席白克力3月9日證實事件,強調將採取高壓手段打撃疆獨,保證奧運會順利進行。他透露,上週五上午約10時35分,南方航空一班原定由烏魯木齊飛往北京的客機險遭襲撃,“可以肯定這是企圖製造空難的事件”,所幸機組人員果斷採取措施,及時發現和制止了這一行為,12點40分航機緊急降落蘭州中川國際機場,前天上午抵達目的地北京,所有乘客和機組人員都安然無恙。

  白克力説,案件正在審理中,當局仍在調査疑犯的身分及犯案動機,調査完畢後將對外公布。在會議現場,有記者問中共新疆自治區党委書記王樂泉,疑犯是否維吾爾族人,王樂泉點頭響應。

  據消息透露,出事的航班編號為cz6901,當時四名恐怖分子偽裝成巴基斯坦商人,將裝有柴油的汽水罐帶上飛機,企圖在飛機降落在北京機場時引爆客機。幸虧機上一名空勤人員發現四人神情有異,及時通知空中警察,迅速將他們制服,從而避免故意在兩會期間和奧運前夕製造機毀人亡的恐怖襲撃。

  在當天的全國人大代表新疆團討論會,身兼中央政治局委員的王樂泉強烈譴責疆獨千方百計企圖破壞北京奧運,但強調將毫不含糊打撃一切企圖破壞北京奧運的活動。王樂泉透露,這些疆獨分子是受阿富汗的恐怖組織東突厥斯坦伊斯蘭運動(簡稱“東伊運”)支配,他們製造的炸藥和手雷等武器,都獲得“東伊運”支援,“目的很明確,就是要破壞北京奧運會”。

  王樂泉稱疆獨勢力在新疆是少數,主要在境外,他還點名流亡海外的前新疆首富熱比[女亜]“鼓噪煽動”。他強調,不應該將奧運會政治化,並且誓言“誰[手高]分裂,就打撃誰。”白克力強調,對疆獨和恐怖勢力將採取高壓手段,主動出撃,露頭就打,把破壞民族團結[手高]分裂的一切圖謀消滅于萌芽状態,來保證新疆的長治久安。

9.11とは大袈裟な。自爆テロが未遂に終わったというのだけど、これまでの中国当局のやり方から推せば
 本当に自爆テロを計画してたのか、爆発物自体が当局のでっち上げじゃないのか
とか、いろいろ考えますな。
記事中の「熱比[女亜]」とは「ルビア・カディア」のことで、こんな人物。「宮崎正弘の国際ニュース・早読み発行日時: 2007/6/10」より。


ブッシュ大統領、プラハでウィグルの人権活動家と面談
   北京は「犯罪者と会って内政干渉」と強い非難をブッシュに浴びせた

 6月7日。プラハ。ドイツで開催のG8に先立って、チェコ入りしたブッシュ大統領は、人権関連の国際会議に列席して演説した。
 「中国は経済開放のみならず、政治制度も開放するべきである」。
 とくにブッシュ大統領は「人権活動家のルビア・カディア女史の息子だからというだけの理由で、彼女の子息のアビリキム・アブデラレイム氏を四月に拘束し、九年間の禁錮などとは(なにごとか!)」と中国を批判した。
 
 ブッシュ大統領は、昨秋、ノーベル平和賞に擬せられながら北京の圧力で受賞をのがしたとされる新彊ウィグル自治区の人権活動家ルビア・カディア女史とプラハで面談した。
 カディア女史は新彊ウィグル自治区の実業家として知られ、また十一人の子持ちという肝っ玉かあさんとしてウィグル族の人気がある。
 
 中国は、彼女の一家が「脱税」をやらかし、しかも「アルカィーダに繋がっている」などとして、他の息子二人も逮捕。
過去にカディア女史自身も、冤罪で九年間監獄にぶち込まれ、05年に米国に亡命した。その後、世界をまわってウィグル自治区内での中国共産党の激しい人権弾圧の情況を訴えてきた。

 8日、北京の中国外交部は「犯罪者と面会し、中国の内政に干渉した」と語気を荒らげ、強く米国ブッシュ政権を非難する談話を発表した。

アメリカでは人権活動家として知られる。

9.11の見出しを付けてるのは、木子網の記事も。
疆独劫機図恐怖襲撃京奥 北京9.11恐慌 2008-03-09

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2007-12-17

「マスコミたらい回し」とは?(その111)大淀病院産婦死亡事例民事裁判第四回弁論@12/17 大阪地裁→追記あり

亡くなられた産婦さんには心からお悔やみを申し上げます。またご遺族にもお見舞いを申し上げます。
わたしはこの3月まで奈良県南部の産科医療を支えてきた大淀病院と産科医の先生を支持します。

今日は、大阪地裁で、大淀病院産婦死亡事例の民事裁判の第四回弁論だった。
傍聴記が、続々とblogに上がっている。

まず、僻地の産科医先生の「産科医療のこれから」
 2007 12-17 NICUのなかった場所で、児の救命なんてありえない!大淀病院事件
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/post_1341_6.html
産科医として現場に立たれている僻地の産科医先生の言葉は重い。


裁判資料の閲覧から、私の感想を。
「NICUのない病院での児の救命はあり得ない!」です。
原告ともなられている赤ちゃんですけれど。


4:10頃 母体搬送OKの返事をもらい、
     妊婦さんを動かして救急車に乗せた途端、呼吸停止
     (↑子癇には移動は禁忌!なんですよね。。。)
     これも子癇が病態として先にあった証拠じゃないかと思うんですが
     挿管して、救急車でそのまま搬送しています。
     そもそもⅢ-200台だった意識はここからⅢ-300みたい。
5:50頃に国立循環器センターに搬入。
7:15頃 手術室、入室。

   
6:00~CTをとる(6:15頃?)の間の、NSTを今日はじめてみました。
1分3cm。 base line:190  non-reasuring pattern  (←重要!)
   
しかも、緊急帝王切開と同時に、開頭術を同時施行していますが、
児のApgar score 1/6
(専門外の方にはわからないでしょうが、これで救命のみならず
 よく後遺障害がでなかったものです!)

  
羊水混濁あり、MASになることが十分に予想されたので、挿管と同時に
気管内洗浄実施しています。pH7.172ですね。状態悪い。。。

   
胎盤病理の結果もみてきました。
胎盤は著明に浮腫状、胎盤梗塞を2箇所おこしていたようです。
浮腫浮腫の胎盤からもわかるように、
相当、児は頑張ったのだろうと思います(;;)。
かなり、状態悪いです。

   
この状態で 「脳外科だけの病院」なんてよく主張できるものだ。
そもそも妊娠中で、脳外科のみしかない病院がうけるとは
まったく思えないけれど、産婦人科医と小児科医がいなかったら
児は明らかに助からなかった
んじゃないですか。

文中 Apgar score(アプガースコア) 新生児の状態を示す指数。3点以下は重症仮死だから、この原告になっている赤ちゃんは出生時に、産科医と小児科医に、懸命に集中的な蘇生措置を施された結果、命が助かり、しかも、重症仮死の場合、起こりうる重篤な障碍を一切負っていない。これは奇蹟に近いのではないか。
MAS=胎便吸引症候群 胎内に排出された胎便を胎児が肺に吸い込んで起こる症候群。わたしの友人は、双生児の一人をこのMASで亡くした。過期産だったが、適切な処置が早期に受けられなかったことによる悲劇だった。
羊水混濁がある、ということは、胎便が羊水に排出されている証拠だから、出来るだけ早く帝王切開で赤ちゃんを外に出してあげないと、胎便を吸い込んでしまって、肺に詰まり、最悪の場合は亡くなる。
胎盤梗塞 胎盤の血管が詰まり、胎児に血液が流れなくなる状態。妊娠早期に起こると、胎内で胎児が死亡し、流早産の原因になる。今回の場合も、帝王切開で緊急に外に出さなければ、亡くなっていた可能性がある。僻地の産科医先生が「産科・小児科がいてNICUがなければ、赤ちゃんが助かっていない」と仰る理由の一つである。

この訴訟のおかしなところは
 命が助かり、しかも障碍もなく、すくすく育っている赤ちゃん
が、大淀病院の産科医の先生を訴えているところだと前から言われているが、僻地の産科医先生が調べて下さった資料を見る限り
 NICUのある、産科と小児科が完備している大病院に搬送され、かつそこで脳外科手術を受ける
という条件がなければ、到底助かっていなかった。原告は
 脳外科にすぐに搬送しなかったのがいけない
と大淀病院を訴えているのだが、これは、訴える方向がおかしいと思う。問題は
 緊急搬送できるシステム作りをしてこなかった県と国の周産期医療体制の不備
にあるのだ。従って、本訴訟は、大淀病院と担当の先生相手に起こすのではなく
 県と国
を訴えるべき裁判だと思う。

その他には、以下の方々が傍聴に赴かれ、傍聴記を書いておられる。
みなさまに感謝します。

ただの(ry先生の「ただの(ry」
 2007-12-17 奈良大淀町立病院事件 第4回公判 傍聴記 14:36
http://d.hatena.ne.jp/tadano-ry/20071217#1197869802
 2007-12-17 感想 15:17
http://d.hatena.ne.jp/tadano-ry/20071217#1197872228
ここには、僻地の産科医先生もコメントを寄せておられる。重要な内容なので引用する。


僻地の産科医 2007/12/17 17:15
児の状態、相当悪かったです。びっくり。
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/post_1341_6.html

それから、移動時に、呼吸が停止して救急外来で挿管しているようですね。
臨床的にみて、脳出血が先ではなく、
子癇に間違いない
のではないか。
(カルテ上、脳出血が先なら、麻痺が出ますが記載なし、
 また移動時に増悪していること、
 マグネゾールが効いていること

 (↑産婦人科的に、マグネゾールが効かない場合は子癇以外の疾患を疑え、という格言があります。実際そう書いてありますが)など)

それから被核出血のオペ記載はみつけられませんでした。
小脳出血と、前頭葉の巨大血腫という記述は何度も見かけたけれど。
その場にいなかったからなんともいえないけれど、
カルテ上は、十分子癇ですべて説明できる気がします。


Yosyan先生の「新小児科医のつぶやき」の本日の記事のコメント欄でも、ただの(ry先生が概略を述べられている。
2007-12-17 ネタであって欲しい


たまりょさんの「お決まりの日々?」
 2007.12/17 [Mon] 2007.12.17.の「大淀事件」系
 http://okimari.blog26.fc2.com/blog-entry-1697.html

これからアップされる予定のところでは、三上藤花さんの「日々のたわごと・医療問題資料館」
2007.12.17 Monday 大淀病院母体死亡「事故」 第4回裁判傍聴記(その1)

(追記 12/18 11:40)
三上藤花さんの「日々のたわごと・医療問題資料館」に続きが載っている。
大淀病院母体死亡「事故」 第4回裁判傍聴記(その2)

Yosyan先生が、傍聴記を元に、原告側主張の荒唐無稽さを論じている。
 新小児科のつぶやき
2007-12-18 奈良事件第4回裁判・原告側主張編
(追記終わり)
(追記 12/19 11:25)
Yosyan先生が、閲覧資料を基に、いかに今回の赤ちゃんの状態が悪かったのにも関わらず、無事に生まれ、育っているかを小児科医の立場から論じている。
 新小児科医のつぶやき
2007-12-19 第4回奈良裁判・閲覧資料編

三上藤花さんが、「日々のたわごと・医療問題資料館」で
 ご遺族が「陣痛促進剤のせいで産婦さんが死亡したと思いこんでいるのではないか」
という指摘をされている。じわじわ来ますね。
 2007.12.19 Wednesday 大淀裁判4回目最終回〜感想とちょっと違った方向のツッコミと悪寒
(追記終わり)

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2007-09-01

「マスコミたらい回し」とは?(その97)大淀病院産婦死亡事例民事訴訟第二回弁論@8/28 大阪地裁→「除脳硬直が起こるほど重症の脳出血」が大淀病院で起きていたなら搬送しても助からなかったのに、その事実を原告側も報道するマスコミも知らないという驚愕の展開

奈良県の産科崩壊を招いた第一章となった
 大淀病院産婦死亡事例
だが、
 民事訴訟の第二回弁論
が開かれた。ここに
 僻地の産科医先生・三上藤花さん
などのみなさんが酷暑の中を傍聴に足を運ばれ、blogに第二回弁論の内容を詳しく書いておられる。是非、ご一読を。
 僻地の産科医先生の「産科医療のこれから」
奈良大淀病院の裁判傍聴にいってきました!
奈良大淀病院の裁判! その2
 三上藤花さんの「日々のたわごと・医療問題資料館」
大淀病院母体死亡「事故」 第2回公判傍聴記(その1)
大淀病院母体死亡「事故」 第2回公判傍聴記(その2)
同じく傍聴されたたまりょさんの「お決まりの日々?」
奈良は燃えましたな(大淀事件 12)
第二回口頭弁論感想(大淀事件 12’(ダッシュ))
同じく傍聴されたkonakiさんの「konakiの言いたい放題」
大淀病院訴訟
引続き大淀病院、救急車事故
さらに引続き

僻地の産科医先生は、大阪地裁で
 大淀裁判の裁判記録の閲覧
をされて、ご覧になった情報をblogにアップされている。ありがとうございます。
大淀裁判、裁判記録の閲覧情報
ここにとんでもない事実が記録されている。僻地の産科医先生のコメントと併せて引用する。


■経緯
※担当産科医の記録、看護師の記録、原告および被告の主張がない交ぜになっています。
※病院側の記録が一番正確に近いと思いますので、これを基本とし、原告が主張した事柄は[原]としたつもりです。
※いざまとめてみると、忘れていたり記憶違いも多そうです。
既にネットでみなさまで行われた検討の方が詳しく正確かと思います。
(略)
2時00分 Vital良、瞳孔大
夫の身内 (当病院の救急で勤務経験) 来院
[原]身内が除脳硬直と判断し、CT等の検査を要求したが、担当産科医は「子癇なので、動かさないほうがよい」として検査せず、「転院先を探している」と言うだけ。
(略)
6時00分 国循到着
これ以降は国循の記録
JCS(JSC?)300、瞳孔5mm、対光反射-、自発呼吸+(挿管中)、痛覚反射-
CT
脳血管撮影の余裕なし、直ちに開頭手術
右脳(?)に7cmの血腫、明らかなMidline Shift、脳幹にも出血、脳室穿破

・・・

8月16日 亡くなった後、国循の医師から、患者の夫の父に病理解剖を勧める
心揺れ動いたが、結局「このまま引き取らせてほしい」との回答
(略)
(ここからは僻地の産科医先生のコメント)
これらを組合わせて考えていただくと、
資料がない時点では、「除脳硬直」があるといっていたのかな?と思いましたが、
「除脳硬直を主張しているのは原告側」ということになります。
まぁ、除脳硬直があったところで、脳出血で除脳硬直といえば
基本的に助からない状態
ですけれど。(原告が搬送の遅れを主張するなら
その時点で搬送して助かった、という主張をせねばならず、これは変
です)

脳出血で除脳硬直が出る、すなわち
 頭をそらす特異な姿勢を取る
ということは、人間の生命活動を維持する脳の内部に出血があり、脳そのものが壊されている、重い病状が疑われる。現在の医学では、一度こうした形で壊れた脳が元に戻ることはほぼない。命を取り留めたとしても、植物状態で、やがて死に至る。(もし誤りがあったら指摘してください)

僻地の産科医先生は、次のようにもお書きになっている。
原告側石川弁護士の知り合いの方とお話しされたようだ。


奈良大淀病院の裁判! その2
(略)
それでお話ししていく過程なのですが。
「子どもなんか助けんでも、お母さんを助けてほしかった」
と考えていると仰います。原告側はそのように考えているとも。
「だって脳出血ですよ?」と私は申しあげました。
「除脳硬直がでるほどの脳出血ですよ?助かるわけがないじゃないですか」
「えっ!?でも脳外科に送れば助かるでしょう」
話がかみ合わないんです。
どうやら岡本さまの奥さまは、「くも膜下出血」で手術をして助けてもらったとのこと。

「。。。えっと。くも膜下出血や硬膜外血腫は脳出血と違うんですよ」
「え、どう違うんですか」
「聞いてらっしゃらないんですか?」
「似たようなもんだって」
「えっ。。。」
ちょっと開いた口がふさがらなくなってしまいました。

くも膜下出血も、硬膜外出血も、脳出血ではありません。
頭蓋内出血ではあるけれど、脳出血は「脳実質」の出血です。
その区別も、まさか原告側はついていない?

 
 
そういえば。。。

法廷で石川弁護士が脳の解剖図を予習していた光景
脳裏によみがえりました!
あっ!なんだあの人、わかってないんだ。
硬膜外出血やくも膜下出血とのちがいも!

解剖図の前に、大事なことが分かっていない!
脳出血がいかに重篤な結果をひきおこすかということも!
そして搬送する前にすでにもう助からない兆候が出ていたってことも。
 

訴える前に調べておいてよ、そんなこと!
とおもいました。
すくなくとも、訴えた後でもいいから、調べてよ。
「医学的なことはわからない」じゃないよ。

 

私たちは滔々と、「脳出血」「除脳硬直」がどんなものであるか、
一生懸命説明しましたが、わかっていただけたかどうかはわかりません。
しかし、ひょっとしたら裁判官にもわかっていないのかもしれません。

 

逆に。
証人尋問で必要なのは、実は脳外科医だということがわかりました
「脳外科医」にカルテを読んでもらえば、一発でこの事件は終了です。
彼らが言っているのは、赤ちゃんうんぬんではないのです。
なぜ母親が助からなかったか。

脳出血が「予見不可能」「一気に起こる」
「除脳硬直までおこった場合には、もう救命はほぼ不可能」
であることを証明してもらえば、
(これはしかし医学生でも十分にわかる基本的事項なのですが)
話が終わってしまうような裁判
だったのです。びっくり。


つまり、まだ彼らはその点がわかっていない
ということがわかったという貴重なお話でした。

いや〜、
 大淀病院産婦死亡事例の民事裁判
って
 原告側が「脳出血が何か分かってない」裁判
だったんですね。凄いぜ、マスコミ。マスコミも、また原告のご遺族のバックアップをしているとおぼしい
 陣痛促進剤による被害を考える会
も 
 脳出血で除脳硬直が起こるほど重症だったら、助からない
ということを知らないから
 「なぜ産婦さんが亡くなったのか理由を知りたい」という裁判を起こした
ってことじゃないのか。なんかとんでもないことになってきました。

一体、この国の裁判制度はどうなっているのだろう。
もし、僻地の産科医先生の読み通りだとすると、医学生の教科書に書いてある程度の基礎的な事実が分からないままに
 なぜ、産婦さんが亡くなったか、その理由を知りたいという訴訟
が続いているんですか。まさか、医療訴訟のプロ、石川弁護士ともあろうヒトが、そんなコトはないと思うのですが。
それって
 本当に裁判を起こして、明らかにしなくてはならないような問題
なのか、極めて疑問だ。ましてや
 「原告側が大淀病院で除脳硬直があったと主張」する「重症の脳出血」について、まったく勉強もせず、大淀病院を叩き続ける毎日新聞・共同通信や民放各局の報道
は、
 日本の医療を絶滅するための「反医療キャンペーンを張っているだけ」
ではないのか。
だって、おかしいでしょ?
 大淀病院の段階ですでに「除脳硬直があった」
のなら
 どこに運んでも、早晩亡くなる
のですが、原告側は
 CTを撮れといったが拒否された
という点だけを主張している。
 除脳硬直があるから速やかな転院を主張したのではない
のだ。
 CTは単に出血部位を確認するだけで、CTを撮っても、除脳硬直が起きるほどの脳出血は治療できない
のだから、
 そんな時間があるならすぐに開頭手術のできる病院に転院
というのが普通の主張なんじゃないのか。
しかも
 解剖してない
から、ご遺族には医学的に不利な裁判なのである。
大淀病院が除脳硬直があったと主張するなら分かるけど、主張しているのは、大淀病院を訴えている原告側なのだ。
原告側が自分に不利になる主張をしているとおぼしい、非常に不思議な裁判だ。それを援護している
 毎日新聞奈良支局と共同通信
は、一体何を考えているのか?

続き。(14:50)
亡くなられた産婦さんが除脳硬直を起こしていた、という話は、
 大淀病院産婦死亡事例にメディアスクラムがかかっていた当時のワイドショー
で取り上げられていた記憶がある。僻地の産科医先生がblogに書かれている裁判記録の通り
 大淀病院で長く総婦長をされていたご遺族のお一人がカメラの前で主張
されていたように記憶する。そして
 除脳硬直を起こしているのに、CTを撮らなかった
と仰っていたように記憶している。
その点で、上記裁判記録とワイドショーに流れたご遺族のお一人のインタビューとは齟齬しない。
逆に言えば、
 ワイドショーのカメラの前で除脳硬直があったと主張したことを、裁判でも主張している
わけで、そのことが
 一切の印象操作を抜きにした、裁判記録に出てくると、残念ながら亡くなった産婦さんは大淀病院で搬送先を探している段階で、手の施しようのない脳出血が一気に起こっていたことを証明している
のである。
ご遺族に関して言えば、民事訴訟を起こした後に放映された、ABCの「悲鳴病棟」でも、明らかに原告不利になると思われる映像の公表を許しており、その点でも疑問に思う。

おまけ。
2006-10-20 「マスコミたらい回し」とは? (その9) 今度は大阪府立母子保健総合医療センター産科部長が「搬送拒否」のいい訳か? 「脳内出血と分かっていれば」と大淀病院を非難
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/9_dc74.html
2006-10-21 「マスコミたらい回し」とは (その11) 今回の大淀病院の事例でどうすべきだったのか 産科救急担当医の見解
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/11_d82d.html
2006-10-22 「マスコミたらい回し」とは (その14) 今回の大淀病院の事例でどうすべきだったのか 産科救急担当医の見解(続き) 一方で毎日新聞奈良支局長は「大スクープ」に大喜び
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/14_9c46.html
とくに(その14)では
 産婦さんが脳内出血を起こした場合の基本的な処置
について、詳しく書かれている。これが昨年10月22日には、ネットではすでに議論されていた内容だ。この議論と上記裁判記録とを、是非比較していただきたい。

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福島県立大野病院事件第七回公判@8/31(しばらくこの記事をトップに表示します)→順次追記あり→ロハス・メディカルブログで血も凍るような検察の恫喝が詳述されています

昨8月31日は
 福島県立大野病院事件第七回公判
が開かれた。
例によって、
 ロハス・メディカルブログの川口恭さんが傍聴
している。
福島県立大野病院事件第7回公判(0)
福島県立大野病院事件第七回公判(1)
(追記 21:24)
福島県立大野病院事件第七回公判(2)
福島県立大野病院事件第七回公判(3)
(追記 9/5 12:40)
福島県立大野病院事件第七回公判(4)
福島県立大野病院事件第七回公判(5)

読んでて、どんよりしてきます。
医学的根拠に基づかず、「検事の作文」の文脈に沿って、K医師を法廷で締め上げる検察の尋問。
K医師は、現在、一切の産婦人科医療に携わることが出来ず、休職中です。
福島県は、産科不足の自治体で、そこで一人の働き盛りの医師がいなくなることは、県民の健康福祉の点から見ても、非常に大きなマイナスですが、刑事でやる以上、検察は、暴走を続けるでしょう。
誰も救われない裁判です。
川口さんの結びの言葉がすべてを表しています。


文字起こしを経て、今思うのは
S検事の尋問は鋭かったということと
であればこそ、時間引き延ばしなど姑息なことをせず
正々堂々となぜ尋問しなかったのかということである。

この事件、堀病院事件と続いた刑事司法の動きが
その後の大淀病院事件、先日の奈良死産事件の
引き金となったことは間違いのないことであり
それでもK医師の起訴が正しかったと考えているのなら
策を弄するのでなく正々堂々と立証すべきである。
でなければ、検察はそういう所か、と世の中から見放される。

「周産期医療の崩壊をくい止める会」のサイトにも、第七回公判の詳報が掲載され始めています。(現在作業中)
第七回公判(2007/08/31)について
(追記おわり)

日経メディカルの橋本佳子編集長の傍聴記。


2007. 8. 31「私に落ち度はない、精一杯やった」福島・大野病院事件の第7回公判が開催

検察:「冒頭陳述の際、患者さんを死亡させたことについて忸怩(じくじ)たる思いがあると話したが、結果について落ち度があると考えているのか。『あの時、あれをやれば良かった』と思うことがあるのか」
加藤医師:「特にありません。精一杯のことをやりました。だからこそ、その結果にすごく悔しい思いをしています」

検察:「(事件)当時の知識や経験で足りなかったことはあるのか」
加藤医師:「医師は日々勉強していくものであり、そういう意味ではもっと勉強しようという思いはあります」

検察:「癒着胎盤を疑い、MRIをやっておくべきだった、癒着胎盤の知識・認識が不足していた、医局に応援医師を頼んでおくべきだった、という思いはあるのか」
加藤医師:「ありません」

検察:「(胎盤剥離の際)、用手剥離にクーパーを併用したことは問題だったと思うか」
加藤医師:「思いません」

検察:「あなた自身、自分の知識、手技、判断に落ち度があったと思うか」
加藤医師:「特に落ち度はありません」

 これは、8月31日に開催された福島県立大野病院事件の第7回公判の終盤に行われた、検察側と被告である加藤克彦医師とのやり取りだ。この日の公判は被告人尋問で、9時30分に開始し、途中昼食の休憩などを挟んで、19時までという長丁場だったが、加藤医師は終始冷静に、言葉を選びならが尋問に答えていた。

1日9時間に及んだ取り調べ
 この日は被告人尋問が行われるとあって、15人の一般傍聴券を求めて121人が並んだ。逮捕から起訴に至る取り調べの段階で、本人の供述通りに調書が作成されたとは必ずしもいえないこと、胎盤剥離にクーパーを使った妥当性をはじめ起訴事実に疑問符が投げかけられたことが、今回の公判のポイントだといえよう。なお、公判は通常、主尋問(この日は弁護側)、反対尋問(検察側)、再主尋問(弁護側)という流れで進むが、この日は検察側の反対尋問が長時間にわたり、再主尋問は次回以降に延期された。

 最初に尋問を行った弁護側はまず、逮捕から起訴までの拘留期間の取り調べについて尋問した。加藤医師が逮捕されたのは、2006年2月18日、起訴は3月10日だ。その間の取り調べは、1日7〜9時間に及んだという。留置場から検察庁まで往復約2時間の道のりも含めると、ほとんど自由な時間はなかった。「逮捕ということで、変な緊張があり、頭がぼおっとして何が事実か分からなくなることもあった」(加藤医師)。留置場に戻っても、医学書はなく、物事を考える時間的余裕もなかったという。

「あなたは殺人者だ」と検察に言われた
 そんな状況でまとめられた調書は、加藤医師の主張がそのまま記載されないこともあった。例えば、本事案は、子宮と胎盤を剥離する際にクーパーを使ったことが大量出血につながり、妊婦の死亡原因となったとされている。
 調書には、「まず用手剥離を行ったが、指が3本、2本、1本と入らなくなったためにクーパーを使った」という内容は記載されている。ところが、実際には、用手剥離とクーパーを併用したのであり、(1)用手剥離で3分の2くらい胎盤をはがし、もう少しですべてはがれる段階だった、(2)用手剥離が難しい部分は、クーパーを使えば、剥離部分が見え剥離作業がしやすい、(3)クーパーであればピンポイントで力をかけることができる——など、クーパーを使った理由を丁寧に説明したにもかかわらず、その辺りの事情は記載されなかった。

 「クーパーを使うこと自体、違法行為であり、『あなたは殺人者として、クーパーを使った』」など、取り調べの場で検察官に言われた場面もあったという。

診断や手技の妥当性を主張
 その後、弁護側、および午後の検察側の尋問は、妊婦の初診時からの診察の流れや、帝王切開手術時の状況について行われた。本事案では、(1)癒着胎盤が術前に予見でき、その対策を講じるべきだったか、(2)胎盤を子宮から剥離する際、クーパーを使ったことが妥当か、(3)出血量はどの程度だったか、(4)死因は何か——などが争点だ。

 両者の尋問に対する加藤医師の証言を簡約すると、以下のようになる。

 まず、(1)の癒着胎盤の予見性については、加藤医師は、初診からの診察過程で何度も超音波検査を行い、癒着胎盤が認められないことを確認していた。検察側の鑑定を行ったある産婦人科教授(「注目の鑑定人・産婦人科教授が証人に」)では、「MRIを行い、癒着胎盤の有無を確認すべきだった」とも述べているが、加藤医師は、「超音波所見で異常が認められなかったこと、MRIによる癒着胎盤の診断の信頼性は高くはない」とした。前回の帝王切開創には胎盤はかかっておらず、術中も癒着胎盤を疑うことは容易ではなかったという。

 (2)のクーパー使用については、前述の通り、用手剥離との併用には妥当性があると主張。(3)の出血量は、「無理にクーパーで剥離したことが大量出血につながった」というのが検察の主張だが、加藤医師は、「クーパーで剥離中、血液で見えなくなったことはなく、急に出血が増えたことはない」などとした。

 さらに(4)について、手術当日の深夜書いた死亡診断書には、「直接的な死因は心室細動であり、それは癒着胎盤による出血性ショックに起因」という旨が記載されている。だが、加藤医師は「弛緩出血やDIC(播種性血管内血液凝固)などのいろいろな原因を考えつつ、この時点ではこれが妥当かなと思っていた」と述べた。

医療事故を刑事裁判で裁く意味はあるのか
 長時間にわたった本日の公判を傍聴して特に感じたのは、揚げ足取り、あるいは重箱の隅を突くような尋問が散見されたことだ。もちろん、特に医療事故の裁判の場合、最終的な判断を下すには、細かな事実の積み重ねが不可欠だ。一つの事象で、有罪か無罪かが決まるわけではない。ただ、これらを差し引いても、質問の目的に疑問符が付くものが少なくなかった。また、何度も同様の質問が繰り返される場面も散見された。

 こうした尋問を聞くにつけ、仮に有罪判決が出た場合、何らかの問題解決になるのかという疑問もわいてくる。刑事裁判は、同様な事例の再発防止、癒着胎盤事例をはじめ周産期医療の安全体制の確立などにつながらず、もとより期待すべくもない。

 では果たして、遺族の救済につながるのか、いったい誰が何の利を得るのか——。今回も含め、この1月の初公判から数えて、計7回の公判を傍聴して筆者に浮かんだのは、こうした素朴な疑問だった。もちろん、現行制度下では、医療過誤に業務上過失致死罪を適用するのはやむを得ない面があるが、このままでは萎縮医療、そして医療崩壊を加速させるだけだ。早急に新たな法体系を確立する必要がある。

(橋本 佳子=日経メディカル オンライン)

(追記おわり)

各メディアの報道から。
朝日より。

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2007-07-20

福島県立大野病院事件第六回公判@7/20(しばらくこの記事をトップに表示します)→追記あり

本日、
 福島県立大野病院事件第六回公判
が開かれている。

まだ記事などは上がっていないが、ロハス・メディカルブログの川口恭さんがいつものように傍聴出来たとのこと。
福島県立大野病院事件第六回公判(0)
今日は傍聴15名しか許されない、小さい法廷での開催だそうだ。
なんと言っても
 新潟大学の教授が検察側証人として出廷
するのが、本日の見所だ。
実は、先月出廷するはずが
 海外出張
だとかで、1ヶ月延びた。
果たして
 K医師を後ろから撃つ新潟大学教授の証言
は、どんなものになるのか、期待。
(追記 7/22 02:40)
ロハス・メディカルブログに裁判の詳報が出た。
福島県立大野病院事件第六回公判(1)投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月20日 23:19
福島県立大野病院事件第六回公判(2)投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月21日 09:59

日経メディカルにも橋本佳子記者の傍聴記が載った。


2007. 7. 21福島・大野病院事件の第6回公判が開催 注目の鑑定人・産婦人科教授が証人に

 福島県立大野病院事件の第6回公判が7月20日開かれ、現時点で予定されている最後の検察側証人の、ある大学の産婦人科教授への尋問が行われた。この医師は検察の起訴の重要な根拠になった鑑定書を書いており、その証言が注目されたが、特筆すべき点はあまりなく、検察側、弁護側のどちらに有利ともいえない内容だった。

 「医師の判断の妥当性」という微妙な問題について刑事裁判で裁く難しさが、改めてクローズアップされた——。敢えて言えば、これがこの日の公判だったといえよう(事件の概要などは、「福島・大野病院事件の初公判、被告は無罪主張」、「医師が刑事裁判の被告になったとき」を参照)。

一人の鑑定人への尋問で5時間強
 この日の公判も、第5回公判と同様に証人は一人。午前は10時から12時半前まで、午後は1時半から途中15分の休憩をはさんで4時半まで行われた。
 
 証人の産婦人科教授が、大野病院の地元の富岡警察署の依頼を受けて鑑定書を書いたのは2005年夏ごろのことだ。鑑定を依頼された理由について、「これまで鑑定書を書いた経験は7件あり、その中には立派な鑑定書がある、と警察から言われた」と説明した。今回の事件では死亡原因や帝王切開手術時の手技の妥当性などが鑑定事項であり、(1)死亡原因は心室細動による心停止であり、帝王切開時の胎盤剥離により大量出血し、循環不全に陥ったことが心室細動の原因である、(2)術前の超音波検査で、癒着胎盤を疑うことができた、(3)輸血など術前事前の準備も不十分、(4)術中に癒着胎盤を認めたら、無理に剥離をせず、子宮摘出に切り替えるべきだった−−などと記載されていた。そのほとんどが、本事件の被告であるK医師の過失を認める内容だ。

 この日の公判で、検察側に有利に働いた点は、この鑑定書が裁判の証拠として採用されたことだ。弁護側も病理や周産期医療の専門家など計3人に鑑定を依頼していたが、検察分も含めて鑑定書はこれまで証拠として一切採用されていなかった。今日の産婦人科教授への証人尋問で、この鑑定書の真正性が認められ、証拠として認められた。

 また本鑑定書は、本事件の病理鑑定も参考にして書かれた(「病理の鑑定結果の信ぴょう性に疑問符」)。しかし、前回の第5回公判では、病理医が鑑定とは異なる内容の証言をするなど、鑑定結果に疑問を呈せられる形となった。それでも、この日の公判で産婦人科教授は、「死亡原因は変わらない」と証言した。

鑑定書の表記を22カ所も訂正
 もっとも、 産婦人科教授の鑑定には、問題も少なからずある。まず表記の問題だ。日付や時間のミス、DIC(播種性血管内凝固症候群)のフルスペルの記載ミスのほか、「剥離」と書くべきところを「胎盤」としたり、「子宮筋層」を「子宮筋腫」と書くなど、誤記が22カ所あり、この日の公判で訂正した。

 弁護側が最も問題視するのは、同教授の専門は婦人科腫瘍であり、周産期医療が専門ではない点だ。前置胎盤で癒着胎盤症例の手術を術者として担当した経験はない。この点は本人も認めており、警察から鑑定依頼を受けた際、「周産期医療の専門医ではなく、一般の産婦人科医の知識で書くが、それでいいかと警察に確認した」という。

 また「子宮に癒着した胎盤の剥離が困難だった場合、無理な剥離をやめ、子宮摘出手術に切り替えるべきか」という点が本事件の重要な焦点。鑑定書では、本事案は剥離が「困難」な事例に相当し、無理に続けたことが大量出血につながったと考えられるとされている。子宮と胎盤の癒着は、その部位、範囲と深さ(子宮にどの程度、胎盤が入り込んでいるか)などが問題になる。その同定は、術前の超音波検査やMRIでも容易ではない。そこで術中で、どんな状況に遭遇したら「困難」だと判断できるかが問題になる。この点について、産婦人科教授は、「子宮と胎盤の癒着の程度、出血量について、具体的に示すことはできない。部位によっても異なる上、患者が子宮温存をどの程度希望しているかにもよる。ケースバイケースであり、術者の判断に委ねられる」と証言した。

 まさにこの点が、冒頭に書いた「医師の判断の妥当性」の問題だ。薬剤の投与量ミスや患者の取り違えなどの場合、原因はさておき、過失であることは明らかだ。しかし、今回、問われているのは、「胎盤の剥離が困難だった場合に無理に剥離せず、子宮摘出に切り替える」という成書での一般論を臨床の現場でどう当てはめるか、その妥当性だ。

 K医師の弁護人である平岩敬一氏は、公判後の記者会見で「今回のように医師の判断が問題とされる事案で、結果が悪ければ、その判断も誤りとして、すべてを刑事事件として扱っていいのかと改めて疑問を呈した。

検察の起訴根拠が揺らぐ場面も
 この日の公判で、検察側証人への尋問は一通り終了した。これまでの公判で目に付いたのは、検察側の“甘さ”で、検察側の起訴の根拠が揺らぐ場面が目立った。

 前述のように、病理鑑定の結果には疑問が投げ掛けられた(「病理の鑑定結果の信ぴょう性に疑問符」)。

 様々な証人への尋問で、捜査段階での供述と証人尋問では内容が食い違う点も少なくなかった。本事件の焦点の一つである帝王切開時の出血の時期や量などについて、帝王切開に立ち会った麻酔科医は、「〜かもしれない」「それは、○○の前のことか、後かはっきりとは覚えていない」などとし、検察側が詰問しても「調書にはそう書かれているのだから、当時はその通り話したのだろう。けれども、そう話したことは覚えていない」などと述べた(「実に7時間に及んだ麻酔医と助産師への証人尋問」)。

 また、胎盤剥離にクーパーを使うことの妥当性について、ある産婦人科医は、供述段階では胎盤と子宮との癒着部分を「切る」ことを想定してK医師の手技に疑問を呈したが、後にクーパーを「そぐ」ように剥離したことを知り、この方法であれば問題ないとした(「手術助手の外科医、応援要請した産婦人科医への証人尋問」)。

 もっとも、公判はまだ道半ばであり、現時点では予断を許さない。筆者は医療側への影響を評価するという視点からこの裁判を取材しているが、患者側あるいは第三者から見れば、これまでの経過についても違った評価ができるだろう。

 次回は8月31日。第1回公判に続き、被告である加藤医師への尋問が行われる。

(橋本 佳子=日経メディカル オンライン)

(追記おわり)

続き。

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2007-06-12

税金の無駄遣い 川を渡ろうとしたホストのRV車水没で救急車・救助車両計8台出動 やはり不要な救急車出動は有料化したほうがいい

酔っぱらいの悪ふざけのために
 救急車と救助車両の計8台が出動した
という。
もう、こういう
 明かな悪ふざけの場合の救急出動では、出動に対する罰金
を取り立てた方がいいと思う。この人騒がせな救急出動のために、本当に救急搬送を必要としていた人が、手遅れになっていないことを祈る。
読売より。


仙台・名取川 RV車深みにはまって救助車両8台

 11日午後1時40分ごろ、仙台市太白区大野田の名取川で、「車が川の中に入っている」と、近くの住民から通報があった。飲食店従業員らが川を渡ろうとして一時立ち往生し、救助車両や救急車、計8台が出動する騒ぎとなった。

 仙台南署などによると、騒ぎを起こしたのは、同市青葉区国分町の飲食店で接客をするホスト仲間ら。いずれも20歳代で、約十人の仲間と川岸でバーベキューを楽しんでいたところ、「先輩がこの川を渡ったらしい。やってみよう」と、レジャー用多目的車(RV)で来ていた男性(22)が他の3人と挑んだという。

 ところが、川岸から約8メートル進むと、水深が1メートルを超えて車内に浸水。身動きが取れなくなり、4人はドアを押し開けて脱出。はやし立てていた仲間たちも、慌てて川へ飛び込み、車を押して岸に上げた。

 川の流れが弱く、大事には至らなかったが、RVの男性は「勢いでやってみたが、こんなに深いとは思わなかった」と苦笑い。同署は「悪ふざけが過ぎる」として厳重注意した。

(2007年6月12日 読売新聞)

全然反省してそうにないな。

で、北海道では
 帯広の札内川を渡ろうとして立ち往生する車が続出
しているらしい。はっきり言って、やめてください。
道新より。


無謀…RVで川渡り 帯広・札内川でまた立ち往生 5人を救助(06/11 14:07)

川の中で立ち往生したRVの5人を救出する帯広市消防本部の隊員=10日午後4時半ごろ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/image/6453_1.jpg

 【帯広】十日午後三時十分ごろ、帯広市大正町西一線の札内川で、小学生三人を含む五人が乗ったRVが川の中で立ち往生し、約一時間二十分後に消防隊員に救出された。五人にけがはなかった。札内川では五月二十一日にも、川を渡ろうとした車が途中で立ち往生し、男性が救出されたばかり

 救出されたのは、いずれも同市内の自営業の男性(39)、農業の男性(36)と農業男性の十一歳と九歳と七歳の息子の五人

 自営業の男性が運転して河原をドライブ中、幅約十メートルの川を対岸まで渡ろうとして水深約一メートルの場所で動けなくなった。そばの橋から見かけた通行人が駐在所に知らせ、駆けつけた同市消防本部の隊員らがゴムボートを使って車の窓から救出した。この男性は以前にも、札内川の同付近を車で渡ったことがあったという。救出後、男性は「申し訳ない」と話していた。

もう、川の深さも流れも、読めないんだから。一度渡れたから、次も渡れるとは限りませんぜ。
つか、一緒にいた36歳農業も、止めろよ。
どうせ、この農家の三人の息子達にいいところを見せようとして、39歳自営業が
 おじちゃん、前さ、この川、車で渡ったんだぞ
なんて話になったんだろうからな。
まあ、北海道ではありがちな話ですが、子どもを危険にさらすのは、やめてくれ。
子どもの頃、鴨撃ちに連れて行ってもらったけど、ちゃんと流れ弾のこない安全な場所にいるのが条件だった。大人が、進んで、子どもを危険にさらしてどうする。

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2007-05-29

福島県立大野病院事件第五回公判@5/25(しばらくこの記事をトップに表示します)→加筆あり

(追記 6/4 14:50)
 周産期医療の崩壊をくい止める会

 第五回公判について(07/05/35)
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%C2%E8%B8%DE%B2%F3%B8%F8%C8%BD%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6%2807%2F5%2F25%29
がアップされた。
詳細な傍聴記だ。
コメントは後ほど。
(追記おわり)

先週5/25に
 福島県立大野病院事件の第五回公判
が開かれた。

今回も傍聴できたロハス・メディカルブログに、傍聴記(1)が掲載された。
 福島県立大野病院事件第五回公判(1)投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年05月26日 08:36
http://lohasmedical.jp/blog/2007/05/post_667.php
また、日経メディカルオンライン(要登録)も傍聴記を掲載している。
 2007. 5. 26 福島・大野病院事件の第5回公判が開催 病理の鑑定結果の信ぴょう性に疑問符(1)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200705/503322.html
 2007. 5. 26 福島・大野病院事件の第5回公判が開催 病理の鑑定結果の信ぴょう性に疑問符(2)
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/report/200705/503322_2.html
 周産期医療の崩壊をくい止める会のサイトには、まだ傍聴記は掲載されていない。
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage

今回のポイントは
 病理の鑑定結果が正しいかどうか
だ。検察側の質問には、検察側の主張に沿った答えをしたものの、弁護側の質問では、検察側の主張を揺るがせるような答えをしており、
 どっちがほんまやねん
という状態。

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2007-04-27

福島県立大野病院事件第四回公判@4/27(しばらくこの記事をトップに表示します)→加筆あり

(追記 5/4 15:40)
福島県立大野病院事件の第四回公判について、詳しい傍聴記が揃った。是非、ご一読を。
 周産期医療の崩壊をくい止める会 第四回公判について(07/4/27)
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%C2%E8%BB%CD%B2%F3%B8%F8%C8%BD%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6%2807%2F4%2F27%29
ロハス・メディカルブログ
 福島県立大野病院事件第四回公判(1) 投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月27日 19:48
http://lohasmedical.jp/blog/2007/04/post_614.php
 福島県立大野病院事件第四回公判(2) 投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月28日 17:47
http://lohasmedical.jp/blog/2007/04/post_615.php
日経メディカルオンライン(要登録)
 2007. 4. 28 福島・大野病院事件の第4回公判が開催 「医療過誤はないと判断、異状死の届け出せず」と院長(1)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200704/503106.html
 2007. 4. 28 福島・大野病院事件の第4回公判が開催 「医療過誤はないと判断、異状死の届け出せず」と院長(2)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200704/503106_2.html
今回のポイントは
1. 院長が「異状死の届け出」をしなかった→大野病院のマニュアルでは「異状死届け出」の責任は院長にあるのであって、K医師にはない。
もし「医師法21条に基づき、異状死の届け出をしなかったので逮捕」をするなら、K医師ではなく、院長を逮捕しなくてはならなかったはず
2. 弁護側が院長への質問時に依拠すべき証拠名を間違えるミスがあった→弁護側が証拠として不採用にしていた「検面調書」が証拠として採用されることとなった
というあたりか。弁護側には、しっかりしていただきたい。
(追記おわり)

本日、第四回公判が開かれた。
まだ傍聴記も新聞記事も出そろっていないが、とりあえず、現在出ている情報を紹介する。(22:10現在)

今回も傍聴できた「ロハス・メディカル・ブログ」の速報記事。現在更新中。川口恭さんの報告。
 福島県立大野病院事件第4回公判(0) 投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月27日 09:39
http://lohasmedical.jp/blog/2007/04/post_613.php
福島県立大野病院事件第四回公判(1) 投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月27日 19:48
http://lohasmedical.jp/blog/2007/04/post_614.php

その1によると、
 今回は傍聴券を申し込む警察関係者はいなかった
という。前回は、警察関係者が動員されて傍聴券をゲットした上に、それを破棄するという不思議な光景がみられたという話だったが。
新年度の異動などにより、裁判官や検察も代わり、取材記者の顔ぶれも一新されたそうだ。これが公判や報道にどう影響してくるかは、今後注目したい。
(追記 4/29 5:10)ロハス・メディカル・ブログで、(その1)の内容が加筆され、(その2)もアップされた。
当日の公判の模様が詳しく報告されている。
特に(その2)には
 K医師を後ろから撃つ院長の証言
が出てくるので、じっくり読みたい。
 福島県立大野病院事件第四回公判(2)
投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月28日 17:47
http://lohasmedical.jp/blog/2007/04/post_615.php
(追記おわり)

これから詳しい傍聴記が掲載される予定の
 周産期医療の崩壊を食い止める会サイト
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi

続きを読む "福島県立大野病院事件第四回公判@4/27(しばらくこの記事をトップに表示します)→加筆あり"

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2007-03-22

NHK記者住居侵入で逮捕 夜中の1時に「隣のマンション下見」って何?

真夜中に、一体何をしてたんだか。
朝日より。


「隣のマンション下見のため」NHK記者を侵入容疑逮捕
2007年03月22日13時23分

 東京都世田谷区内の自宅近くのアパートの廊下に侵入したとして、NHKの男性記者(32)が、住居侵入の疑いで警視庁に現行犯逮捕されていたことがわかった。「アパートに隣接しているマンションを購入しようと思い、下見していた」と供述。処分保留のまま釈放されている。

 世田谷署の調べでは、今月16日午前1時すぎ、同区桜丘5丁目のアパート2階の廊下部分に侵入した疑い。住民の女性が「不審者がいる」と通報した。下見をするには不自然な時間帯だったことなどから逮捕した。NHK広報局は「捜査当局の捜査を待ち、厳正に対処する」としている。

本当に
 隣のマンションの下見
なら、普通は明るい時間に行くよね。変な話。
大体、アクションを起こす時間がおかしい。
毎日より。


NHK記者逮捕:無断にアパートに侵入 東京・世田谷

 東京都世田谷区のアパートに無断で侵入したとして、NHK報道局経済部の男性記者(32)が警視庁世田谷署に住居侵入容疑で現行犯逮捕されていたことが分かった。容疑を認め、送検後に釈放された。
 調べによると、記者は16日未明、世田谷区のアパート2階の廊下に無断で侵入した疑い。不審に思ったアパートの住人の110番で駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。「(アパートに隣接する)マンションを買ったら、どのような景色が見えるのか、確認したかった」などと説明したが、現場の状況と合わない点があったことから逮捕したという。
 NHK広報局によると、15日午後11時ごろ、千代田区霞が関にある記者クラブを出て複数のマンションを下見していたという。同局は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、関係者や視聴者に深くおわびする。捜査結果を待って、厳正に対処する」とコメントしている。

毎日新聞 2007年3月22日 13時39分

一体、夜の11時から出歩いて
 複数のマンションの下見
って
 何の下見
なんだ?
で、今日明らかになったってことは
 一週間の勾留で釈放
ってことかしら? 二泊三日でなかった、としたら、いろいろ突っ込まれる「痛くもないハラ」があったのか、しばらく黙秘してたのか謎だけど。

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2007-03-19

福島県立大野病院事件第三回公判@3/16(しばらくこの記事をトップに表示します)→加筆あり

先週金曜日に第三回公判が開かれたのだが、まだ、周産期医療の崩壊を食い止める会のサイトに詳報が上がっていない。
今週にも、上がるだろうと思われるので、リンクだけ貼っておく。
 周産期医療の崩壊をくい止める会
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi
前回、2ちゃんねるに公判傍聴メモを寄せてくださったいのげ先生は、今回は傍聴に行けなかったとのこと。
(追記 3/22 11:12)
 周産期医療の崩壊をくい止める会
のサイトに
 第三回公判について(07/3/16)
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%C2%E8%BB%B0%B2%F3%B8%F8%C8%BD%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6%2807%2F3%2F16%29
がアップされた。公判でのやりとりが、克明に記録されている。是非、ご一読を。
(追記おわり)

公判の様子を伝える
 ロハス・メディカル・ブログ 2007年3月16日 福島県立大野病院事件第三回公判(1)
http://lohasmedical.jp/blog/2007/03/post_533.php
続報が今後出る予定。

ロハス・メディカル・ブログを読むと
 経験不足の助産師の誤認が、K医師逮捕の引き金の一つになったのではないか
と疑われる。
証人となった助産師は、
 今まで前置胎盤の産婦さんを扱ったことがない
上に
 今回の胎盤のような「膜様胎盤もしくは分葉胎盤」と思われる異状のある胎盤を見たことがない
のだ。初めて立ち会った前置胎盤の帝王切開で目にした異状のある胎盤を
 K医師が剥離でおかしくした
と誤認している可能性があるのだ。
検察の作文ではおそらく
 こんなに胎盤を損傷するほどの、はさみによる乱暴な切除により、妊婦が大出血を起こして死に至った
あたりになっているのではないかと思う。

しかもあきれたことに
 証拠として胎盤などは警察が押収している
にも関わらず、検察は
 証人の助産師に「絵を描かせる」
という不思議なことを始めたのである。
 臓器そのものがある
のに
 臓器の写真
でもなく、
 絵を描くことに慣れているとは思えない、助産師に絵を描かせる
って何?
どうも検察の医学的知識の不足がこのあたりにも現れているのではないかと感じる。

第三回公判は、予定時間を大幅に超過して6時過ぎに閉廷した。果たして、このほかにどんなやりとりがあったのか、医学の専門家の公判メモを期待している。

続き。(3/20 4:50)
日経メディカルオンラインに傍聴記事が掲載された。

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2007-03-15

他人の空似に逆恨み 元カノ似の女性の年賀状一通隠して有罪判決

アホすぎて、なんともな事件。
朝日より。


元カノ似の女性の年賀状隠した男に有罪判決 名古屋地裁
2007年03月15日10時19分

 突然、連絡の途絶えた前の彼女に似ているとの理由で、嫌がらせのため、今年の元日、名古屋市内の同じマンションに住んでいた女性の郵便受けから年賀状1通を持ち去ったなどとして、信書隠匿の罪に問われた会社員の男性被告(35)=愛知県三好町=に対し、名古屋地裁は15日、懲役4カ月執行猶予3年(求刑懲役6カ月)の判決を言い渡した。田辺三保子裁判官は「まったく無関係の女性に恨みを転嫁する身勝手で自己中心的な犯行。数々の嫌がらせの一環で、陰湿かつ悪質」と述べた。

 判決によると、被告は今年1月1日午後10時ごろ、女性を困惑させる目的で、女性あての年賀状1通を持ち帰り、隠した。

どうも、立件されたのは
 年賀状を隠した
ことだけだけど、裁判長の言葉を見る限り
 他にも逆恨みでいろんな陰湿な嫌がらせをした
ようですね。
逆恨みされた女性は、大変だったろうなあ。たまたま同じマンションに住んでただけなのに。
たぶん週刊誌が事の詳細を後追いしてくれるだろう。

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2007-02-24

福島県立大野病院事件第二回公判(速報)@2/23(しばらくこの記事をトップに表示します)→追記あり 第二回公判詳報

昨日は福島県立大野病院事件の第二回公判。
傍聴に行かれた方(おそらく医師)が公判について書いてくださった。【福島】不当逮捕された産婦人科医師を救え26スレッドより。
まずは午前の検察側証人。


251 :いのげ :2007/02/23(金) 09:48:32 ID:JiopPQ8IO
傍聴券げと

265 :いのげ@2ch特派員 :2007/02/23(金) 13:54:56 ID:JiopPQ8IO
午前の証人は 近隣の施設の産婦人科医師 「検察供述調書でのべた クーパーによる剥離は危険 とは 刃によるものを想定していた 刃を閉じたままの剥離なら危険ではなく むしろ直視しやすい利点があるかもしれない 実際の詳細な前提説明は検察からはなかった

266 :いのげ :2007/02/23(金) 13:57:05 ID:JiopPQ8IO
その他 検察の主張の根拠がゆらぎまくりでした 二時から再開

267 :卵の名無しさん :2007/02/23(金) 13:59:17 ID:dbQFXjCS0
>>265
ポイントでかいなー。wktk

268 :卵の名無しさん :2007/02/23(金) 14:00:35 ID:B+RdONZW0
>>265
乙です。有力証言ですね。

もし、上記証言の通りなら
 検察がクーパーの使用法に関する正確な医学的知識をもたず、K医師が「危険な施術をした」という証言を誘導した
可能性もある。
ちなみにクーパーの画像と使用法については以下に詳しい。
 オペ・ナース養成講座 〜 新人手術室看護師のために 2006年04月03日 手術に使うハサミ(剪刀)の話
http://or-nurse.seesaa.net/article/16049277.html
今回の場合、クーパーを開いて使ったのではなく、閉じた状態で使用されている。

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2007-02-15

二日前に雪崩 八甲田山スキー遭難事故は儲け主義の人災か

雪国育ちだと、
 うまい奴以外は山スキーに行かない
ことになる。特に
 春一番が吹くような天候で、山スキーに行くのは自殺行為
だと知っている。運良く無事ならば儲けものだ。雪国に住んでいれば、雪の怖さは肌身にしみている。
だが、雪の少ない地域の旅行者は、雪の恐ろしさを知らない。

八甲田山に山スキーに行った人たちが雪崩に巻き込まれた。折良く居合わせたオーストラリアの山岳救助隊メンバーが救出に当たったものの二人が亡くなり、八人が負傷した。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方の一日も早い回復を願う。
読売より。


八甲田山系で雪崩、山岳スキー客2人死亡

 14日午前11時ごろ、青森市郊外の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)の北側斜面で、幅25メートル、全長200〜300メートルの規模で雪崩が発生、スキー客ら24人が雪崩に巻き込まれ、東京都北区豊島5、近藤昭広さん(39)と東京都世田谷区経堂4、小菅知之さん(44)が死亡、小菅さんの妻の聖絵(みえ)さん(44)ら8人が負傷した。


 青森県警によると、雪崩に遭遇したのは、スキー客18人とスキー客らが宿泊していた旅館「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」(同市)に所属するガイド5人、一般従業員1人の計24人。現場付近に居合わせたオーストラリアの民間山岳救助団体のオーストラリア人隊員たちが雪崩発生直後、救出にあたった。

 スキー客らは首都圏や関西から訪れて同旅館に泊まり合わせ、旅館が企画した山スキーツアーに参加。同日午前9時ごろ、バスで旅館を出発してロープウエーで山頂まで行き、山スキー用の「銅像コース」に出た後、雪崩に遭遇した。同11時23分、ガイドの無線交信を傍受した男性から110番通報があり、捜索隊が2人の死亡を確認した。負傷者は同日夕までに全員救助され、残りは自力で下山した。

 雪崩に遭った中年男性は、「滑り出そうと思ったところ、後ろの方から雪が『ドーン』ときた。わけがわからなくなり、気がついたら埋まっていた」と、その瞬間を振り返った。救出まで30分くらいかかったといい、「顔だけ雪の上に出せたので、『助けてー』って叫び続けた」と疲れ切った表情で話した。

 八甲田ロープウェーによると、一行が山頂に登った後に吹雪が強まり、午前10時ごろ、ロープウエーを運休した。雪崩が起きた同11時ごろの現場付近は風速33メートルの猛吹雪に見舞われ、視界20メートルの悪天候だった。同11時10分には、青森地方気象台が県内全域に雪崩注意報を発令。気温は、山のふもとの酸ヶ湯温泉で同11時にマイナス2・7度となり、前日同時刻に比べて4度以上高かった。

 地元のスキーインストラクター平井義隆さん(27)によると、今月10日、現地東側の斜面で大規模な表層雪崩が発生。平井さんは「ここ2、3日、気温が高めの日が続き、非常に危険な状態と思っていた」と話した。

(2007年2月15日0時1分 読売新聞)

オーストラリアの山岳救助隊メンバーに感謝。安倍ちゃんは、この方たちに首相名で感謝状出したらどう? オフで海外まで来ていたときに、人命救助をしてくれたんですよ?

この悲惨な事故の問題は
 首都圏や関西からやってきたスキー客が巻き込まれた
という点だ。構造は
 登山での遭難
と似ている。以前、ガイドが天候判断を誤って、登山客を死亡させたことがあったが、今回のスキー遭難もそれと同一の問題を抱えている。
 遠方から来た客に「安全のため、やめましょう」といえないガイドやツアー企画者
は、
 人命よりも、利益を優先している
と思われても仕方がないのだ。
上記記事でも、現場の危険性が予測できたことがわかるが、先ほど読売に上がった記事は
 今回雪崩が起きた箇所で二日前に雪崩が起きていて、雪崩の跡を避けてスキーをさせた
という信じがたい内容だ。


八甲田遭難、2日前に雪崩の跡…知りながらツアー開催

 青森市の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)北側斜面で14日に山スキーのツアー客ら10人が死傷した雪崩事故で、今回の雪崩現場の真上の斜面で2日前にも真新しい雪崩の跡が見つかり、ガイドとツアー客はこれを避けて滑走中に事故に遭ったことが、青森県警の調べでわかった。

 ガイドからは「雪崩現場を避けて下の方で滑った」という内容の供述が出ているといい、県警は、雪崩が起きていたことを知りながらツアーを実施したガイドらの判断に問題がなかったかどうかについて、関係者から事情を聞くなどして調べている。

 県警や関係者によると、12日に見つかった雪崩は、今回の事故があった斜面よりも山頂に近い場所で、同日に起きたとみられる。雪崩の規模は幅約20メートル、長さ約50メートルとみられ、今回の現場からは100〜200メートル離れていた。県警によると、ツアー客は初心者と上級者が別々のグループを作り、この雪崩の現場を避けるようにして、初心者はやや離れた緩斜面を滑った。上級者は、雪崩現場に、より近い急斜面を滑走していて雪崩が起き、上級者を中心に巻き込まれたという。県警に対し、ガイドは「雪崩は想定できなかった」などと説明しているという。

 一方、14日に現場コースでツアーを開催する予定だった別のグループのガイドは、「風が強く、雪崩が起きる危険性がある」と判断し、別のコースに変更していた。こうした状況から、県警は今回のルート選択に問題