2006-06-12

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その40) 和田義彦氏、国画会を退会

退会勧告を出されていた和田義彦氏から正式に国画会あてに退会届が到着、退会が認められた。
読売より。


盗作疑惑の洋画家・和田氏が「国画会」を退会

 盗作疑惑で芸術選奨文部科学大臣賞、損保ジャパン東郷青児美術館大賞を取り消された洋画家・和田義彦氏(66)が12日、所属する美術団体「国画会」を退会した。

 退会勧告をしていた同会事務局に同日、和田氏から退会届が届いた。

(2006年6月12日19時12分 読売新聞)


さて、これで
 和田氏は国画会会員ではない
と言って、営業活動に励みますか?国画会のお歴々の先生方。しかし、これまで和田氏の盗作を
 見過ご見逃していた過去
が消えるわけではない。

メディア、特に新聞社系の追求がグダグダになってるのは
 カルチャーセンターの講師に火の粉が掛かり、集客に影響が出るのが困る
 これまで開いた展覧会や、これまで掲載した「展覧会評」に「盗作疑惑」の矛先が向くのは避けたい
 今後も「美術関係」はおいしいコンテンツ(美術展開催やその周辺のメディアミックスでの展開、なにかと便利な「文化人枠」の人材確保、現役文化部記者・編集委員の退職後の「美術評論活動」の場を予約などなど)なので、できるだけケンカしたくない
というあたりで、要は
 メディアと画家と評論家が三位一体になって金儲けと「名誉欲」にたかってる
からだ。今回の米倉守氏・瀧悌三氏の例からわかるように
 新聞社の美術記者上がりの「美術評論家」がメディアとの関係を武器に、ある作家を持ち上げ、売り出す
という構図がなくならない限り、いつまで経っても
 「盗作・剽窃」疑惑のある画家や彫刻家
は減らないだろう。そして、こうした
 金儲けのための「売り出し」で地位を得た画家

 タニマチの有力者に推されて、文化功労者・文化勲章へ
というルートが確約されているわけで、ま、
 鎖国美術国家日本
らしい話である。

北斎のような独創的なグラフィックデザイナーがいるのに、なぜアメリカまで来てデザインの勉強をするんだ?
とNYの有名なイラストレーターが言ってたけど、結局
 目を養えない貧困な文化環境
が、現在の情けない状況を生み出し、再生産している。
 声のでかい画家の絵が高く、絵の高い画家がエライ
というのは、本末転倒で、
 画家の死後に絵の価格が下がる
のは、どう考えても
 作品ではなく「人物」につけられたご祝儀価格
だからだろう。

くだらない高い絵を買うよりは、不当に安価に売られている日本の工芸品を収集した方がまだしも日本文化のためになると思う。

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2006-06-10

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その39) 6/8付け社説で朝日新聞が遠回しに読売批判 ちなみに芸術選奨取り消し騒動の最中の6/2に、河合隼雄文化庁長官は奈良で朝日と県主催のフルートコンサートを開催

朝日OBの美術評論家米倉守氏が持ち上げていた和田義彦氏の盗作疑惑を朝日新聞が6/8付けの社説で取り上げた。ところが、どうにも座りのわるい文章で、単に
 「和田義彦展」を主催した読売新聞へのあてこすり
にしか読めない部分がある。その上、冒頭の部分に
 産経の5/31付け社説を引用
してる態度が悪ふざけに近い。


盗作疑惑 並べて鑑賞してみたい

 色づかいや構図ばかりではない。2人の作品は、人物の動きや表情まで驚くほど似通っている。芸術選奨文部科学大臣賞を受けた日本の洋画家の絵とイタリア人画家の油絵のことだ。

 ゴッホは浮世絵に影響を受けたが全く異なる。魂の格闘があり、発展があった。この問題を自省の鏡に、原点に立ち返るべきだ。

 ——と、知らん顔して書いていったなら大問題になるだろう。なぜなら、この文章は5月31日付の産経新聞の社説から拝借したものだからだ。言い回しを多少は変えたからいいではないか、と言ったところで、黙っていれば盗作と厳しく指弾され、ただでは済むまい。ことは美術の世界も同じではないか。

 受賞した洋画家、和田義彦氏は、疑いを強く否定している。だが、そう見られてもやむをえないとして、文化庁は賞を取り消した。

 なぜこんなことが起きたのか。どうしてもっと早くわからなかったのか。

 和田氏はイタリア留学の後、大学教授などを務めながら油彩を描いてきた。近年、受賞が続いているが、必ずしも著名な画家とはいえない。一方のアルベルト・スギ氏は、日本では無名に近い。実際の作品に触れた人が少ない分、疑惑が表面化するのが遅れたようだ。

 スギ氏とは30年以上のつきあいであり、形を同化したうえで、独自の世界を創造した。これが和田氏の言い分だ。


 日本の近代美術は、西洋に学んで成長した歴史がある。多かれ少なかれ、かの地の芸術家の影響を受けている。どこまでがまねで、どこからが創造か。線引きが難しいのは確かだが、今回は多くの作品がそっくりに見える。

 和田氏がそこまで言うのなら、自ら2人の作品を並べた展覧会を開いてはどうか。文化庁も実物を見て、盗作かどうかについての最終判断を下せばいい。

 その文化庁は、高松塚古墳の壁画にカビが大量発生した問題でも批判されている。古代の遺産の保存で失策を重ね、現代の盗作は見逃す。これでは信頼をなくす。賞の権威にとどまらず、自らの足元も揺らいでいる自覚が求められる。

 どの賞であれ、候補者と審査員の人間関係が選考に影響することがある。ましてや芸術選奨の美術部門は、絵画、彫刻、写真、建築など幅広い。その分野の専門家でないと、作品を見ていないことだってありうる。審査員の人選を含めて見直しが求められる。

 解せないのは、昨年11月、茨城県のつくば美術館で開かれた和田氏の回顧展に先立ち、疑惑を告発する投書が届いていながら、「スギ氏へのオマージュ(敬意を払った)作品」として予定通り開催されたことだ。回顧展を主催した新聞には「独創性にため息」という見出しの記事が載っている。

 疑惑は限られた当事者の間にとどまっていたのか。朝日新聞も多くの美術展を開催している。自戒に努めたい。


え〜、まず
 産経社説を冒頭にいきなり引用で「黙っていれば盗作」
って、
 加藤周一の文章を「盗用」した朝日新聞OB米倉守氏への嫌がらせ
でしょうか?
この問題を「蒸し返した」今週売りの『週刊文春』6/15日号p.143から該当箇所を引用しておく。

なぜなら米倉氏にも「盗用」の過去があるからだ。『週刊文春』(90年6月21日号)「"盗作"で停職1カ月 朝日美術記者の評判」は、当時、編集委員だった米倉氏が書いたゴッホ展についてのコラムが加藤周一氏の文章のほぼ丸写しであったことを報じている。編集部の取材に、同氏はその事実を認めた。
 記事は米倉氏に停職1カ月という朝日では異例の重い処分が下ったところで終わっていたが、実は翌月、米倉氏は依願退職していた。

この「盗作」が、一般人の想像の範囲を超えて
 斜め上を行く
のは、加藤周一は朝日新聞文化欄にずっと連載を持っており、1990年当時は「夕陽妄語」の連載中だったということなのだ。自社の文化欄にコラムをもってる「大先生」の文章を文化担当の編集委員が「盗作」するって、倫理観以前の問題じゃないか。そもそもバレるに決まっている。

で、
 和田義彦展を主催したのは三公立美術館(三重県立・つくば・渋谷区立松濤)と読売新聞
なわけで、後半は
 主催した以上、読売は態度をはっきりせんかい
という揶揄である。ま、
 高松塚といい、キトラといい、今回の芸術選奨といい、失態続きの文化庁を批判しておく
のもいつもの手だけど
 朝日から本を出したり、講演や執筆をお願いしている、文化庁長官河合隼雄先生については言及しない
のがミソだ。営業的に困る訳ね。
で、河合隼雄長官に関しては、こんなヨイショ記事を関西版に写真入りで載せている。


文化庁長官・河合隼雄さんフルート演奏会 奈良市
2006年06月02日


フルートを演奏する河合隼雄さん=2日午後、奈良市の県立図書情報館で
http://www.asahi.com/kansai/news/image/OSK200606020063.jpg

 文化庁長官・河合隼雄さん(77)らによるフルート演奏会「四季花鳥図をめでる夕べ」が2日、奈良市の県立図書情報館ホールであり、約250人が四季をテーマにした童謡などに聴き入った。

 日本画家の上村淳之(あつし)さんが奈良の四季をイメージして描いた屏風(びょうぶ)絵「四季花鳥図」が同館に寄贈されたのを記念した催し。上村さんと親しい河合さんが「絵とフルートで共演したい」と提案。川口京子さん(歌)、平井裕子さん(ピアノ)と絵のかかる同ホールで共演した。

ちなみに、このフルートコンサートが開かれた「奈良県立図書情報館」の館長は
 千田稔・国際日本文化研究センター教授
である。このコンサート企画は、河合隼雄・元国際日本文化研究センター所長から声を掛けたのか、千田先生がお願いしたのか知りませんが、県の施設で開いたってことは、準備と開催その他に県民税を使ったわけでしょう? 勘弁してよ、千田先生。そういや千田先生は、今週水曜だったか、朝日放送の夕方のニュースで、高松塚古墳壁画損傷問題について、顔出しインタビューをされていて、いつもは愛想のいい千田先生が珍しく苦悩の表情でありきたりのコメントをしてたんだけど、それにはこんなあたりが影響してるんでしょうか。

で、県立図書情報館のサイトに、お詫びの文言すら書いてあるのは、利用者からクレームが付いたんでしょうね。なおかつ、よく見ると
 主催は朝日新聞
だ。やれやれ。


文化庁長官・河合隼雄さんのフルート演奏会「四季花鳥図をめでる夕べ」

日本画家の上村淳之さん作「四季花鳥図」が当館に寄贈されたのを記念して文化庁長官・河合隼雄さんのフルート演奏会「四季花鳥図をめでる夕べ」として平井裕子さん(ピアノ)、川口京子さん(歌)を招いて、四季をテーマにした童謡の演奏をおこないました。
当日はご利用者の皆様にはご迷惑をおかけしましたがご協力ありがとうございました。
主催
朝日新聞社、奈良県立図書情報館
日時 平成18年6月2日(金) 18:30〜20:00
会場 奈良県立図書情報館 2階メインエントランスホール
参加者数 約250名


しかし、6/2といえば、文化庁は大変な時期だ。
 高松塚古墳壁画の損傷問題聞き取り調査はラストスパート
 芸術選奨取り消しで揉めている
最中の6/2に、フルートの腕前を奈良で披露してたんですか、河合先生は。他にすることがあったんじゃないのかとは思うけど、
 文化庁長官は行政については責任を取らなくてイイ
らしいからな。たぶん、お咎めナシなんだろうな。もし、これが民間企業の代表だったら、一挙に退陣に追い込まれるような話だ。重大災害があった時にゴルフをしていた首長や自治体の管理職のクビは飛ぶけどな。
で、もう一つ問題は
 コンサートは平日の午後六時半から
開かれたということで、この日は
 関西出張に設定されてた
ってことですね? だって、東京から奈良まではどんなに頑張っても午後五時に出て六時半には間に合わない。てことは
 河合長官が笛を吹くのは公務の一部という認識
なんですか? 「文化庁長官」って肩書きでコンサートを開いているってことは、まさか
 出張手当が出ている
ということですか? それとも文化庁長官はそうした勤務時間その他とは関係がない活動を認められているってことなんでしょうか。所轄の職員の前でフルートを吹くのは、まあしょうがない。でも、「文化庁長官」って肩書きでフルートを吹く、しかも文化庁が相当ひどい問題を複数抱えてる時期に奈良まで出てきてコンサートを開くのは、いくらなんでも行きすぎだと思うけどな。それとも、河合先生の周囲はイエスマンばかりで、
 長官のフルートは大変素晴らしい、是非国民に広く聞かせるべきです
とか、おべんちゃらを言ってるんでしょうか。77歳のフルート吹きというのは、鍛錬を積んでいるプロであっても、演奏するのも、聞くのも、かなりしんどいのですが、長官室で、プロを凌ぐ練習をなさっているのでしょうか。
誰か止めろよ〜。
河合先生と同僚だったある先生は、「落語やな」とおしゃっていたことを申し添えます。

とまあ、6/8付け社説は、腰が砕けまくってるわけで、それもこれも一つには
 河合隼雄長官にはヘソを曲げられたくない朝日新聞文化部の事情
が絡んでいると思われる。
もう一つは、しょっちゅう美術展を開いて、メディアミックスで儲け、カルチャーセンターで絵画教室を開いて、結構な収入のある朝日新聞が、今回の件を叩きすぎると
 他にもいるかもしれない「盗作・剽窃」している現代作家の展覧会や朝日が出してる図録、カルチャーセンターの講師
に、コトが及ぶ可能性があるからだろう。いや〜、掲示板では
 某有名画家
についての噂で一部盛り上がってますけどね。あのヒトに後ろ暗いことがあるようだと、日本の洋画界は壊滅するかも。

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2006-06-09

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その38) 「和田義彦展」を開催したつくば美術館、お詫びにもなってない説明文を掲載 しかも文書名がトンでもない状態

公共美術館のいい加減さが全面にあふれ出ている、すばらしい「説明文」をつくば美術館が出している。


「和田義彦展」について

 茨城県近代美術館つくば分館(つくば美術館)では、平成17年11月26日から12月25日まで、三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館とともに、公立美術館3館の巡回企画展として、読売新聞社と共催で「和田義彦展」を開催いたしました。
 和田氏は、東京芸術大学大学院修了後から国画会展に出品し、平成14年に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど、洋画界で高い評価を得ていました。
 和田氏は本年3月これまでの画業とこの巡回展の内容が評価され、平成17年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。ところが、周知のごとく「盗作疑惑」が発生し、本年6月5日、芸術選奨文部科学大臣賞授賞取り消しの事態となりました。
 当館は、開催直前の情報により、和田義彦氏とイタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品の間に、図像上、明らかに直接的な関連があることを認め、和田氏に確かめたところ、二人は長年にわたって親密な関係にあり、お互いに芸術上共鳴し合うものがあって、作品を見せ合う間柄である旨の説明がありました。それにより、当館では、両氏の交流関係があることなどを、パネル等で説明するとともに、図像上直接関連がある作品については、和田氏のスギ氏へのオマージュ作品であることを明示するなど最大限の対応をして、展覧会を実施いたしました。
 ここにあらためて、上記展覧会実施の経過をご報告申し上げるとともに、今後、展覧会の開催にあたりましては、より慎重な調査研究を行ない、皆様方に信頼いただける美術館活動に取り組む所存でございますので、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
 
 平成18年6月8日
茨城県近代美術館長 加藤 貞雄  

あ〜、要するに
 盗作のタレコミ投書をどうしてスルーしたかのいい訳
ですね、加藤貞雄館長。

ちなみにこの文書、わたしが見た時点では
 一太郎10/9/8
とかいう文書名でアップされている。いや、もう、こういう
 手抜き
が、
 公表内容の信頼性を著しく損ねる
んですが。つまりは
 うるさいこと言われてるから、とりあえずいい訳
って、やる気のない態度がアリアリと見えてますね。

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2006-06-07

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その37) 和田義彦氏の作品「湯上がりの女」ただいまヤフオクに出品中

今話題の和田義彦氏の作品
 油彩裸婦像「湯上がりの女」
が、なぜかヤフオクに出品されている。
和田義彦 油絵 絵画 「湯上りの女」 20号
ただ今の価格は
 99500円
だ。

説明は以下の通り。


今話題の和田義彦画伯の10数年前の珍しい裸婦の作品です。F20号で画面サイズ72,7x60,6cmです。 額は角に少しキズがありますので新品に取り替えてお送り致します。 真正は保証致しますが、話題の作家作品ゆえ他の理由での返品はご容赦下さい。宅急便の送料はご負担下さい。

「他の理由での返品」って何だろ? モデルが日本人とは思えない容貌なのでアレ、ってことでしょうか?
まだ、落札最低価格には達してない。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その36) 和田義彦氏の守護天使・美術評論家米倉守氏の旧悪を、明日発売の週刊文春が取り上げる

和田義彦氏を「東郷青児賞」に推していたと覚しい美術評論家米倉守氏だが、朝日新聞を退社したのには、あまり芳しくない理由があったと言われている。とても古い話なので、ネットで検索をかけても、ちゃんとした結果が出てこないのだが、明日発売の週刊文春が、その問題を取り上げる予定。


週刊文春 2006年6月15日号 / 6月8日発売 / 定価320円(本体305円)

「世紀の盗作」和田画伯を持ち上げた「元朝日盗用記者」

週刊新潮が、和田氏の盗作問題を取り上げるかどうかは不明。新潮社は
 芸術新潮
を持ってるから、そっちに期待しよう。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その35) 東郷青児賞取り消しで、各地の和田義彦氏の作品所蔵美術館はどう出るのか

和田義彦氏が2002年の東郷青児賞を取り消されたことで、9月に和田氏の作品を展示する予定だったひろしま美術館の悩みは解消された。まずは、取り消し前の状況について。中国新聞より。


和田氏作品 広島で9月出品予定 '06/6/6

 ▽ひろしま美術館 盗作疑惑に困惑

 盗作疑惑を指摘された洋画家和田義彦氏の絵が、広島市中区のひろしま美術館で九月から開かれる「損保ジャパン東郷青児美術館大賞と池口史子展」に出品予定であることが五日、分かった。同館は「展示を見合わせる可能性もある」と困惑している。

 出品リストにあるのは、和田氏が二〇〇二年に「安田火災(現損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」を受賞した「想」。イタリア人画家アルベルト・スギ氏が一九九八—九九年に制作したとされる「交差点のバー」と、構図などの類似が指摘されている。

 展覧会は九月十六日から十月一日までで、ひろしま美術館と損保ジャパン東郷青児美術館、中国新聞社が主催。

 ひろしま美術館の渡部徳義副館長は「降ってわいたような話。展示するかどうかは、絵を所蔵する東郷青児美術館と相談した上で検討したい」と話している。(道面雅量)

今日、正式に東郷青児賞が取り消されたので、「想」がひろしま美術館に貸し出されることはなくなった。

で、損保ジャパン東郷青児美術館は、「想」などの和田義彦氏の作品を持ってるはずだけど、どうすんだろうね? 授賞取り消し、しかも理由は「盗作」だから、正規コレクションに入れておけなくなった。
三重県立美術館も、「郷土の画家」なので、たぶん作品を所蔵してるだろう。スーギ氏によれば、和田氏の「盗作」は最低でも60点はあるようだから、三重県立美術館のコレクションにも、この手の「スーギ氏模写作品」が含まれるだろう。
和田義彦氏の作品を所蔵している美術館が、そのコレクションを始めたのが、2002年の東郷青児賞がきっかけだったとしたら、これは罪深い。で、
 和田氏を持ち上げていた美術評論家が関与している公立美術館が、税金で作品買い上げ
なんてしてたなら、これは、市民オンブズマンに徹底的に追求されるだろうな。
去年の図録を手に入れて、現在、和田氏の作品をどこが持ってるか、調べてみるのはいいかもね。てか
 現代美術買い上げ
って、闇の部分が大きいからねえ。
 現代美術の錚々たる美術評論家と「公立美術館」のコレクションの関係
をあぶり出すのには、今回の事件はいい手だてになる。ま、国公立の美術館・博物館は
 贋作や盗作などを買わないように、買った後でわかっちゃったら、公表して謝罪するように
ってことですかね。個人寄託には時々「爆弾」があるそうだけど、
 わたしたちの税金で買い入れた作品
については、ちゃんと責任取ってよ。それこそ
 日本の文化水準を問われている
わけだから。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その34) 損保ジャパン東郷青児美術館、和田義彦氏の2002年東郷青児賞を取り消し→再検討には米倉守氏も出席

受賞作「想」が、アルベルト・スーギ氏の作品「交差点のバー」の盗作と指摘されていた和田義彦氏の2002年東郷青児賞だが、先ほど、損保ジャパン東郷青児美術館は正式に
 2002年東郷青児賞の取り消し
を公式サイト上で発表した。


News Release
2006年6月7日
財団法人 損保ジャパン美術財団
第25回安田火災東郷青児美術館大賞授賞の取消しについて
財団法人 損保ジャパン美術財団では、本日開催しました第 79 回理事会に
おいて、第25 回安田火災東郷青児美術館大賞(現 損保ジャパン東郷青児
美術館大賞)受賞者和田義彦氏に対する授賞を取り消すことを決定
いたし
ました。
関係者をはじめ、多くの皆様のご信頼を損ねる事態を招いたことを遺憾に
思うとともに、弊財団では、今後、本件を教訓として、より厳選した審査を
行い、再発防止と本賞の運営の充実に努めてまいります。

賞 :第25 回安田火災東郷青児美術館大賞
作 家 :わだよしひこ
 和田義彦

作 品 :《 想 そう 》2001 年、油彩・キャンバス、162.0 ×194.0cm (130 号F)
授賞日 :2002年3月20日
取消理由:
本賞は、1977 年に創設され、画業に優れ、優秀な絵画を発表した作家1名
に授与してまいりました。
和田義彦氏の授賞作品「想(そう)」は、アルベルト・スーギ氏の作品
「交叉点のバー」と極めて類似
しており、本賞審査基準に照らし合わせて、
「感覚の新鮮さ」「技法の確かさ」「独自の世界の形成」の観点から逸脱して
いると判断いたしました。

以 上


要するに
 盗作だから、授賞取り消し
ということですね。ちなみに
 東郷青児賞の選考委員の一人は、和田義彦氏の守護天使・美術評論家米倉守氏
である。
http://www.toonippo.co.jp/bunka/bun2005/bun20050326_2.html

で、米倉守氏は、どう
 和田義彦氏を推した責任を取るのか
が見物だな。それとも、
 イタリア現代美術の勉強が足りなかった
と言って、逃げますかね。

続き。読売が報じる。


盗作問題の和田氏、東郷青児美術館大賞も取り消し

 洋画家の和田義彦氏(66)がイタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の作品と酷似した絵を発表していた問題で、損保ジャパン美術財団は7日、和田氏に対する2002年の第25回安田火災(現・損保ジャパン)東郷青児美術館大賞の授賞を取り消した。


 同財団は選考委員会と理事会を開き、受賞作「想」(01年)がスギ氏の作品「交差点のバー」と極めて類似しており、「感覚の新鮮さ」「独自の世界の形成」などの同賞審査基準から逸脱していると判断した。スギ氏は自作を1990年代末の制作としている。

 同美術館の宇野智久館長は、「和田氏に裏切られたというのが正直な気持ち。見抜けなかった自分たち、審査システムについても反省している」と語った。

(2006年6月7日20時11分 読売新聞)

宇野智久館長、ちゃんと自分たちの責任に言及して反省しているところはエライじゃないか。

で、この東郷青児賞を受けて「和田義彦展」を三公立美術館と主催した読売新聞の文化企画関係の担当者は、どう考えてるのか。そろそろ、聞きたいのだけれども。

更に続き。朝日によると
 再検討には米倉守氏も出席
したそうだ。


「盗作」の和田氏 東郷青児美術館大賞も取り消し
2006年06月07日21時00分

 洋画家和田義彦氏(66)の盗作疑惑で、損保ジャパン美術財団は7日、02年に和田氏に贈った「第25回安田火災(現・損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」の取り消しを決めた。

 同財団は選考委員を集めて再検討した結果、和田氏の受賞作「想」(01年)が、イタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の「交差点のバー」(97年)と酷似しており、審査基準の「独自の世界の形成」などに逸脱していると判断。理事会で取り消しを決定した。

 再検討には当時の選考委員5人のうち、陰里鉄郎・女子美術大教授、米倉守・多摩美術大教授、石井敏彦・元同館長が出席。同館の宇野智久館長は「和田氏に対しては、残念さを超えて悲しさを覚える。今後このようなことが起きないよう、選考方法を考え直し、不名誉を克服していきたい」と話した。

 同賞は77年に創設、実力のある中堅画家に贈られてきた。02年には、東郷青児美術館で和田氏の受賞記念展「和田義彦展 煌(きらめ)く刻(とき)」を開催。同展図録で作風について「深い内面性と象徴性を感じ取ることが出来ます」としていた。


委任状だけ出して「芸術選奨」の審査会を欠席した瀧悌三氏よりはマシですな、米倉守氏。で、米倉氏の言い分を是非お伺いしたい。瀧氏も米倉氏も、現代美術関係の媒体に執筆の場は大量にあるみたいだから、ちゃんと自らの不明を愧じる旨を表明してくれるだろうなあ。元新聞記者なんだから、
 誤報・誤認には責任を取る
って、身にしみてるでしょう?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その33) フランスでも報じられる

今度はAFP経由で、フランスでも
 和田義彦氏のスーギ氏の作品盗作
が報じられた。


Accusé d'avoir plagié un peintre italien, un artiste japonais est sanctionné
05-06
09:55:37

Le ministère nippon de l'Education et de la Culture a sanctionné lundi un peintre japonais, Yoshihiko Wada, pour avoir plagié l'oeuvre du maître italien Alberto Sughi.

Suivant les recommandations d'un comité de sélection qui a reconnu à l'unanimité le peintre nippon coupable de plagiat, le ministère a purement et simplement annulé le prix artistique qu'il avait récemment adjugé à M. Wada, 66 ans.

C'est la première fois que le ministère de l'Education et de la Culture prend une telle sanction depuis la création du prix en 1950. Le prix annulé récompense chaque année les artistes japonais les plus méritants.

Le peintre japonais a avoué s'être inspiré des oeuvres d'Alberto Sughi (né en 1928) "sans son accord" mais sans intention de le copier, dans un entretien au quotidien Yomiuri.

"Mon style consiste à m'approprier les structures des oeuvres des autres artistes en y ajoutant mes propres idées. Seuls les artistes ayant étudié à l'étranger peuvent saisir les différences de nuance subtiles" avec un simple plagiat, s'est défendu M. Wada, qui avait effectué un stage dans l'atelier du peintre italien dans les années 1970.

Le ministère de l'Education et de la Culture avait ouvert une enquête après avoir reçu une lettre anonyme de dénonciation en mai dernier.


結構恥ずかしいぞ、この報道のされ方は。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その32) 和田義彦氏の「盗作」は確認できただけでも60点にも及ぶ

和田義彦氏がアルベルト・スーギ氏の作品を「盗作」した数は、日々増えている。
日テレのニュースより。


スーギ氏「ほかにも盗作らしき作品がある」
<6/6 18:37>


 盗作疑惑が持たれている画家・和田義彦氏について、文化庁が芸術選奨の取り消しを決めたことについて、イタリア人画家、アルベルト・スーギ氏は5日、「告訴しない」と温情を示しながら、ほかにも盗作と思われる作品があると指摘した。
 文化庁が今回、盗作の疑いが強いと判断した絵は23枚だが、スーギ氏はカタログなどから60枚に及ぶ盗作と思われる作品を見つけたという。

 一方、和田氏は、6日朝も日本テレビの番組で盗作を否定した。

文化庁認定の「23枚」だけでも相当な数だけど
 60枚に及ぶ盗作
って、
 想像を絶する数
なんですが。他の番組でちらっと紹介されてたところによれば、
 1. 構図も色もほぼそのまま
 2. いくつかの作品を「組み合わせた」もの
の二種類が確認されてるらしい。1はすぐわかるけど、2は切り貼りだから、つぶさに検証しないとね。

ちなみに、和田氏は
 名古屋芸大在職時に学生の作品をパクっていた
という噂もあるので、
 オリジナルの構想がまったくない
タイプなのかも。それこそ
 模写・修復の専門家
として生きれば良かったのに。ただ、模写・修復では
 名声も、金も、得られない
から、耐え難かったんだろうね。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その31) 和田義彦氏を「芸術選奨」に強く推したのは、欠席して、委任状を提出した瀧悌三氏

web版には載ってないのだが、6/6付け朝日新聞朝刊の文化欄に、はっきりと
 和田義彦氏を「芸術選奨」に推したのは瀧悌三氏
と書かれている。その部分だけ抜粋。


文化「賞」選ぶ難しさ 投書で発覚/知名度低く 対応遅れ
(山盛英司・西田健作)
(略)
 5日、選考審査員7人のうち4人が欠席した。1月の審査会で和田氏を推した美術評論家の瀧悌三氏までが欠席。これまで和田氏を弁護していたが、委任状には「和田君のオリジナリティーの考えは矛盾」し「通らない」と、授賞撤回の考えを示した。
(以下略)

ま〜、
 日本一の無責任男
ですな、瀧悌三氏は。今後も
 美術評論の重鎮
としてやっていくつもりでしょうかね。

で、和田義彦氏が「芸術選奨」候補に浮上するには、瀧悌三氏の推薦だけでは無理なので、
 国画会の大物とかそれ以外の「業界」の口利き
が功を奏したと考えられる。

例によって掲示板の書き込みだから、真偽は不明だが、こんな穿った見方もある。【盗作】和田義彦 その二【倒錯】スレッドより。


684 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/05(月) 16:51:58
芸術選奨に押したのは島○章三あたりだろうな。
瀧悌○あたりと事前に・・・

708 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/05(月) 20:33:34
763 :名無しさん@6周年:2006/06/05(月) 15:13:43 ID:5bHVpwd20
出席者
酒井忠康  選考委員長
美術評論家、世田谷美術館館長、美術館連絡協議会理事長、前神奈川県立近代美術館長
草薙奈津子
 美術評論家 平塚市美術館館長 元山種 美術館学芸課長 
建畠哲
 建畠 哲 美術評論家 詩人 多摩美術大学教授 国立国際美術館館長

欠席者
鈴木博之
 東京大学大学院工学系研究科教授 専門分野は建築史
瀧梯三
 美術評論家
福田繁雄  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E7%B9%81%E9%9B%84
 グラフィックデザイナー 東京芸術大学助教授 1997年紫綬褒章受章 東京国立近代美術館運営委員 日本グラフィックデザイナー協会会長 東京芸術大学美術館評議委員
吉田喜重 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%96%9C%E9%87%8D
 映画監督 2003年フランス政府より芸術文芸勲章オフィシエ賞

803 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 13:17:53
まとめと疑問?

芸術選奨の選考委員全員に大いなる責任があるとして、
とくに問題は瀧梯三 (美術評論家、元新聞記者 )という選考委員のようです。
こいつがY倉という美術評論家で元新聞記者とツルんで和田を推した、がここまでのまとめです。

わたしは門外漢なのだがY倉とは?そして彼らがいた出身新聞社名は?だれか教えれ。

806 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 13:35:43
Y倉は多摩美の教授。○悌三は日経じゃなかったろうか。
審査員は今をときめく評論家ばかりだね。○術の窓あたりにたくさん論説があるんじゃないかな。
会派内部裏では、島○章三が押しているだろう。会の大ボスだしね。

816 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 14:11:01
Y倉って米倉の事か?元朝日

817 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 14:38:01
806 トンクス。暇なのでいま調べてみた。間違ってたら逝ってくれ。
瀧梯三(美術評論家)、米倉守(多摩美教授)、島田章三(国画会)
和田を強く推した3人のようだ。

選考委員の瀧梯三は日経新聞出身の評論家。

米倉守(多摩美教授、美術ジャーナリズム論)は
1938年三重県出身 朝日新聞の美術担当記者を経て美術評論家、
多摩美術大学教授そして松本市美術館館長。

国画会の島田章三氏(1933年神奈川県出身。東京芸大卒)は
芸術院会員、文化功労者ですね。いかにもってのが笑えるねw.

どいつもこいつも権力欲と名誉欲の塊みたいで胸が悪くなりそうだ。


裏にある構造としては
 1. 今回の芸術選奨洋画部門は「国画会」の年、「国画会」の重鎮がしかるべき人物を部内で推薦、会として更に推薦
 2. 日本現代絵画評論の重鎮で、芸術選奨選考審査員の瀧悌三氏が、国画会などの意を受けて、強く推す
3. 他の審査員で、「生きる日本近現代美術史」瀧悌三氏の意見を覆すだけの人物がおらず、「芸術選奨」授賞決定
てな流れですかね。で、罪深い話をするならば
 盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その20) 国画会は知っていた 2002年の東郷青児賞受賞時からすでに噂に
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/06/202002_7c68.html
で取り上げたように、
 アルベルト・スーギ氏の作品「交差点のバー」を「模写」した和田義彦氏の「想」により2002年東郷青児賞を受賞
したワケだが、この受賞がきっかけとなって、「芸術選奨」授賞理由となった
 昨年の和田義彦氏の回顧展が企画
されたのである。要するに
 スーギ氏の作品を「模写」して、東郷青児賞受賞→スーギ氏の作品の「模写」を大量に含む「回顧展」を三公立美術館で開催→「回顧展」が評価されて「芸術選奨」受賞
という流れなのだ。ま、今回「芸術選奨」取り消しになったのだが、もし、このまま和田義彦氏の盗作が見逃されていたら
 次は「文化功労者」→「文化勲章」受賞
ということになりかねなかったのだ。「芸術選奨」は賞金は30万円だが、年金のつく「文化功労者」への足がかりとして知られている。文化功労者への年金は
 文化功労者年金法施行令
http://www.houko.com/00/02/S26/147.HTM
によると、現在
 年額350万円
である。文化功労者に選ばれると、次は文化勲章が待っている。
で、
 他人の作品を盗作し続けて、文化勲章を受ける
という事態だけは、今回未然に避けることが出来た。

和田義彦氏の「盗作」事件は
 日本の文化「栄誉・金儲け」システムがいかに腐っていて、実力ではなく、「会派の根回し」で受賞者が決められ、かつ、「文化勲章」までの階段が作られているか
というのを、芸術業界に疎い素人にも、分かる形で示してくれた。いや〜、その意味では
 和田氏は優れた「反面教師」
である。もし、和田氏がこれだけあからさまな「盗作」ではなく、
 注意深く見なければわからない「剽窃」
で、画業を続けていたならば、本当に文化勲章を貰うまでに上り詰めていたかも知れないのだ。その点については、和田氏に感謝しなくちゃね。

しかし、
 盗作画家を芸術選奨に推薦しちゃった「国画会」
はどうなるんだろう。
 芸術選奨の「一回飛ばし」
くらいで、文科省は許してくれるんだろうか?
なおかつ
 国画会会員で、文化勲章をねらえる位置にいたエライ画家達
は頭を抱えていることだろうな。

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2006-06-06

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その30) 三重県立美術館、「和田義彦展」について館長名で謝罪文掲載

盗作認定により、「芸術選奨文部科学大臣」が取り消された和田義彦氏の受賞理由となった展覧会
 ドラマとポエジーの画家 和田義彦展
を開催した、和田氏の故郷三重県の三重県立美術館が、6/5付けで、謝罪文を公式サイトに発表した。


お詫び

三重県立美術館では、平成17年(2005年)4月9日(土)から6月12日(日)まで、「ドラマとポエジーの画家・和田義彦展」を開催いたしました。
和田義彦氏は三重県の出身で、東京芸術大学大学院修了後から国画会展に作品を発表するほか、個展開催や各種展覧会にも出品して注目を集め、平成14年(2002年)4月に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど洋画界で高い評価を得ていました。
こうしたことから、当館では和田氏の画業を紹介することに意義があると判断して、読売新聞社との共催により本展覧会を開催したものです。
和田氏は、本年3月にこれまでの画業と本展覧会の内容が評価されて平成17年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。
ところが、このたび本展覧会にイタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品から盗作したと見られてもやむを得ない作品が出品されていたことが判明しました。
展覧会開催に当たって、当館では和田氏の画業ならびに出品作品について同氏との面談や美術雑誌、展覧会図録、その他関係の文献資料等を通じて調査を行いましたが、問題を把握することはできませんでした
本展覧会を開催したことによって、アルベルト・スギ氏、展覧会をご観覧いただいた方々並びに多くの関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫びn申し上げます。
 私どもは今回の事態を真摯に受け止めて、今後、展覧会の開催に当たりましてはこれまで以上に慎重な事前調査を行うとともに、皆様方に信頼をいただける美術館活動に取り組む所存でおります。


平成18年(2006年)6月5日

                                         三重県立美術館長

                                               井 上 隆 邦

おお、三重県立美術館、素晴らしい。ちゃんとお詫びをしてるじゃないか。

では、同時期にこの展覧会を開催した他の美術館の対応はどうか。
 茨城県立つくば美術館
http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/2006index.html
今のところ、なんの音沙汰もない。

 渋谷区立松濤美術館
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/index.html
独立したサイトがないんだな。今のところアナウンスは見あたらない。てか、和田氏は、
 松濤美術館審査委員
だからなあ。渋谷区は身内の不祥事にどう落とし前をつけるんだろ?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その29) BBCが「受賞取り消し」を報道

BBCのサイトが、東京発で
 和田義彦氏の盗作、芸術選奨受賞取り消し
を報道した。

Last Updated: Monday, 5 June 2006, 17:56 GMT 18:56 UK Top Japanese artist 'plagiarised' By Chris Hogg BBC News, Tokyo

A leading Japanese artist has been told to return a major prize after it was revealed he had copied several works painted by an Italian artist.
Yoshihiko Wada initially denied he had plagiarised the work of Italian artist Alberto Sughi, saying the two artists had painted "in collaboration".

Now he has agreed to return the prize he was awarded by Japan's government.

It is the first time that has happened since the scheme was set up to reward artists more than half a century ago.

Yoshihiko Wada, as one of Japan's leading artists, became even more famous when he received the major prize in March.

Soon after, though, officials received an anonymous tip-off that questioned the authenticity of Wada's work.

Several of his paintings, it was said, were similar in colour and composition to those of Alberto Sughi.

'Subtle differences'

The Japanese sent investigators to Rome.

Wada claimed the two artists inspired each other and had drawn together.

But Sughi told a very different story. He said the Japanese man had come to his studio five times and photographed his work from different angles.

He had thought he was a fan, not a painter.

Wada is still somewhat reluctant to admit that what he did was really wrong.

"I borrow others' compositions and add my own ideas," he insisted. "Only artists who've studied abroad can understand the subtle differences in nuance."

The Japanese government disagrees - Wada, it says, must give the prize back.


ああ、恥ずかしいニュースだ。

和田義彦氏が
a leading Japanese artist
というのは語弊があるけど、
 文化庁が「芸術選奨」文部科学省大臣賞にふさわしい画家
と一度は認めたんだから、国際的な判断からすると、そう書かれちゃってもしょうがないわね。
で、BBCの取材では
 和田氏はスーギ氏のアトリエに五回行って、いろんな角度から写真を撮った
ということになってますね。もっと頻繁に行ってた、という話もあるけど、どっちが本当なんだろうか?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その28) 朝日新聞、和田義彦氏の名古屋芸大での「依願退職の理由」を取り上げる 6/6

「芸術選奨」に和田義彦氏を強く推したと思われる
 日経出身・瀧悌三氏
と、このところずっと和田義彦氏を誉めあげていた
 朝日出身・米倉守氏
は、二人とも新聞記者出身という共通点もあってか、個展のパーティなどでは揃って現れ
 御神酒徳利
などと、陰口をたたく向きもあるようだ。
例えば、秦恒平氏が見た、平成11年6月21日の光景。秦恒平・私語の刻 3  生活と意見より。


* 六月二十一日 月

* 表参道の画廊で橋本博英氏、青木敏郎氏らのグループ展、オープニングレセプションに行った。展覧会は予想通りのものだつた。美術評論家の瀧悌三が挨拶したが、いい加減なものであった。乾杯に、もと朝日記者の米倉守氏が出てきておやおやと思った。久闊を叙した。細川弘司が来ていなくてがっかりしたが、上杉氏、四ヶ浦氏らに会った。出掛けていった目当ての青木敏郎とも話せた。安定した力の人たちの展示ではあったが、穏やかに分を守って出ずという雰囲気だつた。その気になれば、どれも楽しめる繪であった。橋本さんの風景がやはり落ち着いていてよかった。青木氏のものも期待通りだった。他は、ま、どうでもよかつた。

で、この二人が一押ししていた和田義彦氏なのだが、朝日がやっと
 名古屋芸大在職時の問題行動
について取り上げた。ま、今日発売の週刊朝日もセクハラ疑惑について記事があるみたいだし、所謂
 雑誌との連動記事
ってことかも知れませんがね。


盗作疑惑の和田氏、教授時代もトラブル 02年に退職
2006年06月06日06時04分

 イタリア人画家の作品の盗作疑惑で芸術選奨文部科学大臣賞の授賞の取り消しが決まった洋画家の和田義彦氏(66)が名古屋芸術大学(愛知県北名古屋市)に教授として在職していた02年当時、入試の面接をした女子受験生に対し、自分に連絡を取るように伝え、「入試の公平性を揺るがす重大な問題」として、大学の調査委員会に取り上げられ、依願退職していたことが分かった。

 和田氏は80年に同大の絵画科の助教授で採用され、86年に教授に就任した。

 大学の説明によると、02年2月の入試の際、女子受験生の1人が面接終了後、和田氏から連絡するように電話番号を書いたメモを渡されたとの情報が、受験生が通う塾から寄せられた。このため大学は同年3月、調査委員会を設置した。

 調査委に対し、和田氏は事実関係を認めたという。大学側は退職を勧め、和田氏も「一身上の理由」で02年6月8日付で退職願を提出、7月31日付で退職したという。

 和田氏は朝日新聞の取材に、「大学を辞めたのは、作家活動に専念するためだ。こちらから受験生に声をかけたことはなく、複数の受験生に声をかけられ、大学の電話番号を教えたことはある。大学側に言っても聞き入れてもらえなかった。自分を攻撃するために勝手に言われていること」と反論している。

この事件は
 まだマシな方
だ。
朝日新聞と週刊朝日が取り上げたから、次は週刊文春か週刊新潮あたりかな〜。フライデーが突撃するとか。しかし、漏れ聞こえてくる情報では
 全貌はとても文章に出来るような内容ではない
そうだから、各メディアには、被害者が報道の二次被害に遭わないような報道姿勢を、強く望む。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その27) Go! Go! 「盗作」バスターズ!

博士一万人計画は頓挫している。学位を出しても、就職先がない。少なくとも、アカデミックポストは長期減少傾向、学位のない「天下り教員」が更に学位持ちを圧迫し、企業は
 博士は使いにくい
と採用を渋っている。

しかし、今回の
 盗作問題
で、
 美術史学位持ちには新しいビジネスチャンス到来
かも知れない。美術史って売れないからねえ。一番売れないのは純粋美学だけど。
和田義彦によって露呈された公募展の弊害スレッドより。


199 :書跡 :2006/06/04(日) 13:28:18
んでも、一部の幹部の優柔不断で自己保身的行動のおかげで、沈没
寸前に追い込まれているわけでしょ?門戸が云々のレベルではなく、
無能集団と判定されても言い逃れできない状況に追い込まれている
訳さ。

まあ、国画の絵画は、沈没まで行かなくとも、公の場では当分割り
食うわな。幹部が全員辞めて、自ら先を切って盗作捜査会でも
外部委託で作るとか、綺麗さっぱり整理せん限りはね。

自分としては美術史出身で職にあぶれたOD/PDを集めてチェック機構
を作って、企業化するという、ビッグビジネスの予感
がして、誠に
かんばすい限りだがw。

203 :出品者つづき3:2006/06/04(日) 13:52:36
>>199
>自ら先を切って盗作捜査会でも
>外部委託で作るとか、綺麗さっぱり整理せん限りはね。
いいアイデアだね。そのぐらいやるべきだとは思うんだけど、俺がカキコした現状
でそれができると思う?まあ、やったら見直すけどね。

結局、和田も狭い美術界で保身に勤めているみじめな絵描きの一人だったというわ
けだが、今回の事件がマイナスではなく、日本の美術界がどう分断してしまってい
るか、閉鎖的であるか、市場が未熟であるか、様々なことを考えるいい機会になれ
ばと思う。
閉鎖的云々言えば何もアカデミズムに限ったことではない。現代アートと称するも
のにも閉鎖性(今回の事件だって海外のアカデミー美術の状況について知ってい
りゃみんなで見破れたでしょうよ)を感じるし、このままいくといち団体どころか、
日本のアートシーンそのものが沈没してしまう。

210 :書跡 :2006/06/04(日) 18:04:31
いや、美術史や美学の連中が、勝手連で乗り込んでいけば良いと
思うよ。若くて優秀な連中と意見交換もできるし。とにかく、
データとして個人アーカイブを持っている美術史の側と、実作の
のつながりがなさ過ぎた
からねえ。


そうなんだよね〜。
 絵描きは現代美術の動向を知らない
んだもん。研究者は
 IT技術発達のおかげで、個人でもでかい画像アーカイブをもてる時代
なのに。それに、なんだか知らないけど
 データベース科研は当たりやすい
と言われていて、
 〜の画像データベース
なんてテーマで出すと、大変に当たる確率が上がるという説もあった。で、そのデータベースをアーティストが使ってるかというと、全然、である。というか
 科研の画像データベースの利用者
って、
 そのデータベース関係者とその周辺
くらいじゃないのか? 著作権の関係で、公開されてるとは限らないし。あれだけ結構な額の科研費の成果が、埋もれてるんだからもったいない。

ともかくも
 盗作バスターズ
は、ビジネスになるならないは別として、是非やってもらいたい。てか、文化庁が
 美術研究者にこうした業務を委託する
のもアリじゃないの? それも、忙しい先生方じゃなくて
 若手研究者
に振るのがいいんじゃないのかな。勉強になるしね。すくなくとも学位を持ってる美術史研究者のデータベースは簡単に作れるでしょ、文科省。リストを作って、そうした研究者の助けを必要とする美術館などに
 個人情報の管理に留意しつつ、人材情報を提供する
というのはアリかもね。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その26) 芸術選奨に「強く推した」のは瀧悌三氏か?

和田義彦氏の芸術選奨受賞取り消しが決まったが、
 選考時に強く推した委員
は、毎日の記事によると、どうやら
 瀧悌三氏
らしい。


絵画酷似問題:芸術選奨取り消し決定 選考方法の改善指示

(略)
 文化庁芸術文化課の鬼沢佳弘課長によると、午前に開かれた臨時審査会では事前に意見収集した高階秀爾氏ら4人の有識者が全員「盗作とみられてもやむをえない」との見方で一致したことが報告され、3月の審査会で和田氏を推した美術評論家の瀧悌三氏(5日は欠席)から「(両氏の作品の)酷似は模写の一形態で、和田君のオリジナリティーに帰することは出来ません」などとする書面も示された。作品が酷似している23点を検証し、「構図、色彩、モチーフの基本が同じで、盗作したと判断せざるをえない」として出席した審査員3人の全員一致で取り消しが決まった。
 審査会は両氏の調書も検討。和田氏がスギ氏に謝罪し、酷似作品をイタリアに送るのに同意した部分からも盗作を否定する和田氏の釈明には説得力がないと判断した。
 和田氏に対し、5日から1週間程度の弁明期間を設けたうえで取り消しが確定し、賞状と賞金30万円の返還を求める。スギ氏には在伊日本大使館を通じて取り消しを報告し謝罪する。
 賞取り消しを受けて文化庁は「審査員の増員や、文化庁による候補者の調査の充実を検討する」(鬼沢課長)という。【米本浩二、手塚さや香】
(以下略)


しかし、3月の選考時に強く推したのなら、
 昨日は審査会に出席して自分の不明によって歴史ある芸術選奨の権威に泥を塗った
ことを
 自らメディアの前で詫びる
べきだろうな、瀧悌三氏は。なんでも
 日経出身の「美術記者歴四十余年」の大御所
らしいが
 エライ人ほど、潔く謝らなければならない
んじゃないの? それとも
 日本はこの「会長」クラス年代が謝らない国
になったのか? 世も末ですな。

文化庁は、在イタリア日本大使館を通じて、アルベルト・スーギ氏に謝罪するつもりらしいが、これを契機として
 イタリア現代作家企画展
を国立美術館で開けばいいんじゃないかな。こんな盗作が堂々とまかり通ってたのは
 海外の現代作家についてあまりにも無知
だったからだろう。スーギ氏だけでなく、日本でイタリアの現代作家を広く紹介すれば、今回の
 日本の文化行政の不手際
が、ケガの功名となって
 日伊文化交流の更なる深まり
をもたらすことが出来るだろう。かつ
 日本でイタリア現代作家をパクってる不届き者の洗い出し
にも使えるだろうしね。

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2006-06-05

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その25) 文化庁、和田義彦氏の「芸術選奨」授賞取り消し(速報)

テレ朝の昼のニュースでたった今(11:53)、
 文化庁が審査会を開き、和田義彦氏の「芸術選奨」授賞取り消しを先ほど決定
と報じた。


2006/06/05(10:58) 盗作疑惑の洋画家和田氏 芸術選奨を取り消し

 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家・和田義彦氏の盗作疑惑を受け、文化庁は臨時の審査会を開き、賞の取り消しを決めました。

 和田氏をめぐっては、イタリア人画家・アルベルト・スギ氏の作品、20点以上を盗作した疑惑が持たれています。文化庁は、5日午前10時から芸術選奨の選考に当たった委員7人のうち3人が出席し、臨時の審査会を開催しました。取り消し理由として、和田氏の受賞を取り消す決定をしました。芸術選奨の取り消しは、初めてのことです。4日夜、和田氏からは「賞を返上したい」という内容のファクスが文化庁に届いていますが、盗作疑惑については、これまで「作品はオリジナルで盗作ではない」と反論していました。

フジは村上ファンド会見中心で全国ニュースにこの話題を乗せなかった。

これからNHKの昼のニュース。
NHKは
 臨時審査会で「盗作と見られてもやむを得ない」と結論、受賞取り消しへ
という報道。(12:10)

少なくとも文科省と芸術選奨の審査会メンバーは、自らの不明を恥じ、アルベルト・スーギ氏に直接詫びるべきだろう。

続き。産経に短く一報。


和田氏の作品「盗作と判断」 芸術選奨を取り消し

 今春の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた洋画家、和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏(77)の絵に酷似していた問題で、文化庁は5日、芸術選奨美術部門の選考審査員を再招集し、臨時選考審査会を開いた。
 文化庁の調査内容や和田氏側の主張を踏まえた審査の結果、「盗作と判断せざるを得ない」と全員一致で判断、芸術選奨を取り消す結論を出した。

 受賞の取り消しは、芸術選奨が創設されて以来、初めて。

 和田氏は4日夜になって「賞取り消しという不名誉を受けたくない」として賞の返上を文化庁に申し出ていた。また、2人の作品が酷似していることについては「(盗作と)受け取られても仕方がない」という旨の内容を文書で提出する一方で、一貫して盗作疑惑を否定。「私なりの手法で表現したもの」と強調していた。

(06/05 12:15)


毎日が「取り消しへ」を「取り消し」として記事を手直しして掲載。

絵画酷似問題:盗作認定、芸術選奨取り消す 文化庁

盗作の有無を審議する草薙、酒井、建畠の各審査員(左から)=5日午前10時5分、手塚さや香写す
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/images/20060605k0000e040037000p_size6.jpg

 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の作品と酷似している問題で、文化庁は5日午前、盗作の有無を判断する臨時審査会を開き、「盗作とみられてもやむを得ない作品があった」として授賞の取り消しを決めた。同日午後、文科省が正式発表する。賞取り消しは1950年の芸術選奨の創設以来初めて。選考のあり方も厳しく問われそうだ。
 審査会には、3月に和田氏への授賞を決めた美術部門の審査員7人のうち、3人が出席(欠席した4人のうち3人が委任状提出)。終了後に会見した文化庁芸術文化課の鬼沢佳弘課長らによると、主な授賞理由となった回顧展「ドラマとポエジーの画家 和田義彦展」を中心に、和田氏とスギ氏の対面調査での発言、調書、図録などを検討。「盗作でないと証明する十分な根拠がない」という結論に至った。美術評論家の高階秀爾氏ら有識者4人にも意見を求めたが、「盗作の可能性をぬぐいきれない」との声が強かったという。
 今年4月に匿名の投書が社団法人日本美術家連盟と文化庁に寄せられたことから、疑惑が浮上。文化庁の聴取に対し、和田氏は「スギ氏とは長い付き合いで、一緒に習作やデッサンをして影響を受けた。作品はスギ氏へのオマージュ(尊敬から似た作品をつくること)であり盗作ではない」と主張。スギ氏は「和田氏は私の絵のファンだと思っていた。画家と思ったことはない。和田作品を見て驚いている。明らかな盗作」と述べ、全面的に対立した。
 さらに、和田氏は4日夜、毎日新聞社や文化庁に疑惑を否定したうえで賞を返上する意向を文書で伝えた。この中で和田氏は、「三十五年間に渡る深い交流を通じて啓発し合いながらの成果」「形を同化して私なりの空間、造形性を……盛り込み、独自の世界を創造することが、この時代のテーマだった」と説明したが、審査会では議論の対象にならなかった。
 和田氏は東京芸術大大学院を修了。美術団体「国画会」に所属していたが、盗作問題で5月31日に退会勧告を受けている。【米本浩二、手塚さや香】
毎日新聞 2006年6月5日 10時41分 (最終更新時間 6月5日 12時17分)


ところで、
 芸術選奨の選考過程で「ある委員が強く推した」
という噂があるのだが、今日出席あるいは委任状を寄せた委員は六人。一人だけ、欠席して委任状も出してない委員がいるのだけど、どうして? まさかその人が「噂の和田義彦氏を一押しした委員」じゃないよね?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その24) 文化庁、和田義彦氏の「芸術選奨返上」願いに関わらず、本日審査会を開く予定

NHKが文化庁に尋ねたところ
 和田氏の「返上」願いとは別に、6/5の審査会を開く予定
だそうだ。
NHKニュースより。


盗作を否定 選奨は返上の意向

(略)
文化庁は、5日に芸術選奨の選考委員を務めた専門家らを集めて審査会を開き、盗作かどうかの判断を下す予定ですが、和田氏は、4日夜、NHKの取材に対し、5日に文化庁に賞を返上したいとする文書を提出する考えを明らかにしました。この文書で、和田氏は「構図が酷似しているのはローマの画家との深い交流の成果だ」として、盗作ではなく共同制作だとあらためて主張したうえで、「今の情勢でわたしの主張が聞き入れられるとは思えず、賞の取り消しという不名誉を受ける前に返上したい」としています。一方、文化庁は、5日の審査会で、この文書とは関係なく、盗作かどうか検討し、文部科学大臣賞の扱いを検討することにしています。

06/05 00:25


まあ、小坂文部科学大臣が
 6/5に審査会を開く
と明言してるんだから、当事者が何をやってもそれが覆ることがないのが官僚主義ってことなんだろう。

なんせ、高松塚古墳壁画損傷問題で、ただ今、文化庁は
 大臣に信用されてない
とびくびくしているらしい。
朝日より。


「報告した」「記憶にない」 国宝壁画損傷、解明足踏み

2006年06月04日12時08分

(略)
 文部科学省からもプレッシャーがかかる。小坂文科相は、調査委の結論を待って関係者の処分を検討する考え。文化庁単独で対応してきた。文化財のカビ対策について「専門家会合」を設け、省内に事務局を置く意向も示した。ある文化庁職員は「大臣は我々を信用していない」とショックを隠さない。
(以下略)


大臣に信用されてないというのは、官僚にとっては、驚天動地だろう。
芸術選奨も壁画の管理も、文化庁の
 美術学芸課の管轄
なわけで、新聞記事や記者会見を見ていると
 両方で同じ名前が出てくる
のに気がつく。
(追記 11:19)
例えばこんな記事。
朝日より。

「文化財保存、村民も」/高松塚古墳
2006年04月14日

(略)
 高松塚古墳の極彩色壁画(国宝)の劣化が発覚した04年6月以降、村は文化庁への不信感を募らせていた。今年1月、初めて村で開いた住民説明会で、同庁の加茂川幸夫次長が出席し、「情報公開が不十分だった。信頼回復に努めたい」と約束した。

 「文化庁からの連絡はそれ以降増えた。今回発覚したことは過去の文化庁の体質だと信じたい」。明日香村の脇田文化財課長は、同庁の変化を期待する。

(以下略)


スポニチより。

和田氏“盗作”否定 文化庁に文書提出
(略)
 芸術文化課によると、和田氏は約1時間にわたり同庁の加茂川幸夫次長と面談。酷似が指摘された作品について「スギ氏と共同制作したり、オマージュとして描いたものだ」と説明、スギ氏の「盗作だ」との主張に「きちんと反論したい」と疑惑を否定したという。

 同課は「芸術選奨の権威にかかわる問題なので早く結論を出したい。今後は選考方法の改善も検討したい」としている。
(以下略)


文化庁の実質的な「責任者」は、現在加茂川次長。前職は「高等教育局私学部長」だったそうだ。加茂川次長の前の素川富司次長は、2004年7月1日付で「スポーツ・青少年局長」に転出している。
第148回宗教法人審議会
和田義彦氏に文化庁の実質的トップが直々に話を聞いたわけ。官僚組織的にはでかい話みたいだけど、一般人にはこのあたりの機微は分かりにくい。しかも、和田氏は全然分かってなかっただろう。

そういえば、河合文化庁長官と以前同僚だった先生方に
 何で高松塚にしてもこの話にしても、河合さんは出てこんのや?
と聞かれた。一応、その都度
 長官は責任が及ばない職らしいです
と答えている。この点については、2005年10月に大地舜氏が確認している。


注1
文化庁長官は行政的な責任を取らなくてよい。したがって国会答弁なども次長が行う。だが形式的な人事権は所有している。(文化庁文化財課島田健治課長補佐)

(追記 ここまで)

ま〜、
 高松塚の一件で大臣に強い不信感があったところに、自分の名前を冠した「芸術選奨文部科学大臣賞」が盗作
とあっては、小坂文科相の怒りも宜なるかな、だ。いつものような
 官僚主導
というわけには行かないだろうね。

今回の「盗作疑惑」で傷ついた「芸術選奨」の価値を守るためには
 文化庁自らが、断を下す
以外に手はない。そして、
 同じことが二度と起きないように、事前の審査体制を抜本的に刷新する
必要がある。今まで絵画に関しては
 関係団体の推薦
などで決めてたようだけど、「盗作」疑惑はこれからも起きうるから
 類似した先行作品がないかどうかをチェックする第三者機構
に調査をさせないとね。また、国際的に恥をかくぞ。

しかし、和田氏のタニマチだったトヨタの奥田碩氏は、さぞかり腸が煮えくりかえってることだろう。せっかくF1に参戦して、多額の儲けをつぎ込み、会社のイメージアップを図り、ヨーロッパ市場の拡大を図ろうとしてたのに、この盗作事件は、今まで払拭しようとしていた
 やっぱり、日本人はヨーロッパの猿真似しかできない
という悪評を、ヨーロッパの人々に思い出させ、日本人を揶揄するネタになったのだから。それも贔屓の画家が引き起こした事件なのだから、念が入っている。フランス・イタリアの自動車会社あたりが、今回の経緯を知れば、トヨタの不見識をせせら笑うに違いない。
 やっぱりヨーロッパの猿真似をする奴は、イタリア人の猿真似をした絵がお気に入りなんだね。オリジナルを作る力もなければ、本物を見抜く力もないのだね。
と。トヨタのダメージは結構大きいかも。というか、ヨーロッパの階層社会では、このあたりの
 芸術に対する「見識」
は、F1に参戦するような自動車会社の経営者であれば
 当たり前に身に付いている教養
ではないかと思われるからなのだ。アメリカはどうだか知らないけど、ヨーロッパは手強い。

おまけ。

続きを読む "盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その24) 文化庁、和田義彦氏の「芸術選奨返上」願いに関わらず、本日審査会を開く予定"

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その23) 和田義彦氏、「芸術選奨」を返上(速報)

とうとう、和田義彦氏が腹をくくった。芸術選奨を返上するという。ところが相変わらず
 盗作ではない
と言い張っている。
文化庁や上級省庁の文科省のみなさまは、
 自分たちが「芸術選奨剥奪」という「前例のない不祥事」に荷担せずに済んだ
とほっと胸をなで下ろしていることだろう。なんせ
 前例がない
というだけで、官僚の世界では
 あってはならないこと
だからな。しかも不祥事。これで
 なんとか処分は免れた(もしくは、あったとしても軽くなった)
と思っているのかもね。でも、安心するのはまだ早い。問題は
 文部科学大臣名義で与える賞なのに、盗作のチェック機能が全くない
ってことで、今後は
 授賞に至るまでの過程を抜本的に改革しない限り、同じことは何度でも起こる
だろう。

共同通信より。


和田氏、賞の返上申し出 「不名誉受ける前に」

 今春の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた洋画家和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の絵画に酷似していた問題で、和田氏は4日、文化庁に賞の返上を申し出た
 和田氏はこれまで、文化庁の調査について「(盗作という)結果ありきだ」と批判していたが「今の情勢では主張が聞き入れられるとは思えず、賞の取り消しという不名誉を受ける前に返上する」と説明している。
 作品の酷似については「(スギ氏との)深い交流を通じて啓発し合いながらの成果」と主張、今後の作品で疑惑を晴らしたいとしている。
(共同通信) - 6月5日0時15分更新


賞の返上を決めたのは、誰かが引導を渡したんだろうね。守護天使の美術評論家米倉守氏だろうか?

しかし、81年から半世紀にわたって盗作を続けてきた画家が
 疑惑を晴らしたい
と言っても、
 他の作家を盗作するだけじゃないのか
と思われるだろうな。果たして、
 和田義彦氏のオリジナルと言える画風は存在するのか否か
だ。実際、
 スーギ氏以外の画家からも盗作しているのではないか
と95年頃に噂があったようだからねえ。和田氏が勘違いしてるとすれば
 今はインターネットで画像が公開されていれば、世界中どこからでも見ることができる時代になっている
ことだ。以前のように
 海外の作品にアクセスできるのは、洋行帰りだけの特権
ではないのだ。もし、画集が必要であれば、オンライン書店などに手配して、望みの画家の画集を手に入れることも出来るだろう。つまり
 真似しても真似しても、ネタ元を暴きにくる人達が狙っている
わけで、今までのような牧歌的な状況ではない。似た画像をピックアップできるソフトもあるようだし、
 疑いを掛けられたら、結構しんどくなる
だろうね、和田氏に限らず、日本の洋画家達は。

続き。毎日が詳しい記事を載せている。和田氏から芸術選奨返上のファックスが届いたのだという。


絵画酷似問題:和田氏、芸術選奨返上へ 疑惑は重ねて否定

 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の作品と酷似している問題で、和田氏は4日深夜、賞を返上する意向を毎日新聞社などにファクスで明らかにした。併せて文化庁にも返上を文書で申し出た。盗作の有無を判断する文化庁の審査会が5日開かれるが、和田氏は取材に対し「賞が取り消される可能性が大きく、非常に不条理だ」と疑惑を重ねて否定した。
 ファクスは冒頭に「芸術選奨文部科学大臣賞 返上願い」と書かれたB4判の紙1枚。スギ氏の作品と酷似している理由を「三十五年間に渡る深い交流を通じて啓発し合いながらの成果」「出来る限り、形を同化して私なりの空間、造形性を技法とマチエール(材質感)で盛り込み、独自の世界を創造することが、この時代のテーマ」だったなどと説明している。
 その上で「今の情勢では私の主張が聞き入れられるとは思われず、賞の取り消しという不名誉を受ける前に、この際、芸術選奨文部科学大臣賞を私の方から返上致したいと思います」と記した。
 さらに賞は副産物にすぎず、今後の作品が疑惑を晴らしてくれるなどと創作活動への意欲もにじませている。
 和田氏は4日、電話取材に「取り消される前に(返上願いを)出すことで、私のメンツが立つ」と語った。【油井雅和】

毎日新聞 2006年6月5日 0時33分


人間、プライドだけが肥大するとこうなる、という見本みたいなファックスですね。

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2006-06-04

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その22) スーギ氏からのファックスを翻訳してみました 和田義彦氏の最初の翻訳は自分に都合のいい「超訳」という結論に

今回の件で一貫して、和田義彦氏を擁護してるのは作家の森村誠一だが、公式サイトに
 スーギ氏からのファックス原文
を載せている。
 和田義彦氏盗作疑惑について
http://www.morimuraseiichi.com/opinion/op_20060603.html

このイタリア語で書かれたファックスについて、疑問の声が上がった。【絵画盗作疑惑】和田氏の賞取り消しも 絵画酷似問題で文科相スレッドより。


485 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:05:38 ID:3I/fTEk90
森村サイトに載ってる「スギ氏からのFAX」ていうの見たけど、どう見てもこれおかしいよ。
和訳は「和田義彦へ」ってなってるけど、原文には宛先がない。
仮に和田宛だったとしたら、文中の「僕は和田義彦のことを追憶している」なんて不自然。
当然「君のことを〜」と書くよね。これ、誰に向かって、なんのためにわざわざ書いているのか
変な手紙だ。何か脅迫されて無理矢理書いたような感じ。
作家として、森村さんはそこらへん、何も感じないのでしょうか?

491 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:14:50 ID:JjXpxVHI0
>>485
スギ氏本人がそんなの送ってないって言ってるから誰が書いたのかさえ疑わしい。
一番重要なのは最後の署名が手書きじゃないってことだね。

http://www.morimuraseiichi.com/opinion/op_20060603.html

493 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:16:54 ID:aGz5LFVp0
>>485
激しく同意。

いちいち本人宛の手紙にフルネームを入れるのは不自然。
文中はtu(君)で表現するよね。それにしてもあの日本語訳は
意訳しすぎじゃない?

494 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:18:20 ID:JjXpxVHI0
>>493
イタリア語できるならだいたいでいいから訳してみてよ

495 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:21:50 ID:aGz5LFVp0
>>494
チョト待ってて。Aspetta un po'.

497 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:23:08 ID:3I/fTEk90
>>493

あと、スギ氏がご自分のサイトで発表している声明では、「義彦」をIoshihiko と
イタリア風の綴りで書いてるのに、この森村サイトのFAXではYoshihikoになってる。
原文で「Wada」と、書いているのも、かってに「君」なんて和訳されているし。
ひじょ〜にあやしいFAXだと思うんだけど。森村さん、そこらへんいかがですか?

という経緯で、昨夜、493=495さんが問題のファックスを翻訳した。
502 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:37:17 ID:aGz5LFVp0 私は「和田モシャ彦(フルネーム!)」が最初はチェゼーナ、そしてローマの スタジオで私と仕事をしていた時間をしばしば思い出す。 真の友情と文化的経験の交換が生まれ、そしてそれは、年老いたイタリア人 画家にも日本人の若い画家にも互いの仕事を充実させる機会を与えた。 このため、私たちの友情ーーもうかれこれ40年も続いているがーーは、 私たちの作品について意見を交換し、比較するための貴重なものである。 「ワダ」とのこの関係は、お互いに人生がくれた贈り物であると考える。

  おスギ

老画家なら、もう少しかっこいいイタ語を書きそうだが・・・。
乱雑な訳で失礼。

503 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:38:12 ID:JjXpxVHI0
>>502
どうもありがとん

506 :502:2006/06/03(土) 23:43:38 ID:aGz5LFVp0
連投ゴメソ
最後のほうの「貴重なもの」は「貴重な基準」の
ほうがいいのかなあ。riferimentoの訳語だけど
「基準」ってしっくりこないんだけどなあ。

508 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:57:41 ID:AwPUWFyF0
>>506
「参照点」って感じでは?
referenceと同じような意味だよね。


つまり
 共同制作
なんて言葉は一切出てこないのだ。で、この翻訳によって、このファックスの性質は
 和田義彦展への宣伝用メッセージ
だということが明らかになった。

509 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:58:59 ID:6nhAqdqo0
>>485
仮に捏造ではないとすれば、おそらく「個展を開くんで祝電のFAXチョーダイ」とモシャ彦が
しつこいのでスギ氏の秘書かなんかが適当に書いたんでは。虚飾ばかりで空疎な文章で
親しい間柄なら、具体的にあの作品はどうとか、この前来たときは〜とか書くと思う。

で、FAXの下のほうに番号らしきものが書いてあるところをさして「スギ氏のFAX(番号)」
というようなことが書いてあって、スギ氏のFAX機から発信されたものだからホンモノと
主張しているようだが、FAXああいうのはFAX機の設定で実際の電話回線とは別の電話番号を
設定できるのでなんの証拠にもならない。

さらに40年来のつきあいならFAXが登場する以前は手紙のやりとりしていただろうで、
そういうのが残っていない、証拠として提示できないのはおかしいってことになる。

516 :名無しさん@6周年:2006/06/04(日) 00:50:00 ID:/yY7eevy0
>>510
いえいえ、こちらこそ。
私にはすぐ全文訳出なんて芸当はできませんで。お見事&乙でした。

>>511
ネットで拾ったテレビのキャプ画像を見ると、このファックスはタイプで打ち直したものじゃないのかな。
もう一枚スギ氏の手書きのファックスがあるように(二枚を)並べてある。差出人の刻印とかがあるのはこの手書きのほう。
転記する際に書き直した、とかいう言い訳が出てきそうな予感。


それにしても、2ちゃんねるは人材が豊富ですね。英仏独のみならず、イタリア語もすぐに訳出。493さん、508さん、ありがとうございました。

今朝の産経が別のヒトの翻訳を掲載、やはり
 これまで公表されていたのは「超訳」だった
という結論に。
産経より。


盗作疑惑、伊画家書簡を不自然翻訳 「共同制作」強調か

 盗作の疑いが出ている洋画家、和田義彦氏(66)の回顧展で掲示されたイタリア人画家、アルベルト・スギ氏(77)からの書簡の日本語訳の一部が原文の意訳を超えた不自然な文章になっていることが3日、関係者の指摘で分かった。翻訳は和田氏自身で行い、「このすべての同時体験に近い仕事が私たちの現在の基盤になった」などと「共同制作」を示唆する翻訳だったが、原文からは読み取れない表現だった。
 共同制作を和田氏は「あった」、スギ氏は「なかった」と主張している。盗作の認定には共同制作の有無が重要な争点になるとみられ、判定は5日の芸術選奨選考審査会で審議される。

 問題の書簡はスギ氏が和田氏にファクスで送った昨年11月23日付のもの。和田氏は昨年4月から12月にかけ三重、東京、茨城で回顧展を実施。これが芸術選奨受賞の理由となった。一連の回顧展の中で和田氏は、11月26日から始まった茨城での展覧会で、この書簡を、自身による訳文と並べて掲示した。

 この直前の11月15日、和田氏の作品がスギ氏の盗作でないかとする問い合わせが茨城の会場に寄せられていた。この後、和田氏がスギ氏に依頼して2人の親密な関係などを書いてもらったのが、問題の書簡だった。

 学習院大講師の押場靖志氏(イタリア語)が書簡原文を確認したところ、和田氏の翻訳で「友情を超えて、互いに絵画観について意見交換しながら、いくつかの絵画をうんだ」とあった部分は、「真の友情と文化的経験の交流が生まれ、互いの仕事を豊かにする機会が与えられた」が適切と認められた。


 また「このすべての同時体験に近い仕事が私たちの現在の基盤になったのだ」(和田氏訳)の部分は、押場氏の訳では「私たちの友情は、互いの仕事を対照し、作品についての意見を交換するための参照点(基準点)となっている」基盤の主語和田氏の訳では「同時体験に近い仕事」となっているが、押場氏は「『友情』が主語のはず」と指摘「すべての」は原文になく、共同制作のニュアンスを強調するために意訳された可能性もある。

 押場氏は「ある程度の意訳は許容できるだろうが、一部の訳し方は不自然。自分の思いを投影して都合のいいように訳しているように見える」と指摘した。


【2006/06/04 東京朝刊から】

(06/04 08:49)

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その21) 「盗作」「著作権侵害」天国日本の実態 広告の場合

今回の盗作疑惑について、あちこち見ていたら、こんなサイトを見つけた。
 ソックリ広告博物館
http://www.artparadise.com/museum/index.shtml

日本の企業や自治体
 他人の著作物を勝手に広告に使用してバックレている実例
を大量に集めたサイトだ。

まあ、すごいものですね。広告のレベルでは
 他人の絵をパクるのは自由自在、自分たちはクライアントから制作費を濡れ手に粟のつかみ取り
ってのが、バレバレ。で、こうした
 広告クリエーター
って、しかるべき美大とか専門学校卒なんでしょ? 美術系の大学や専門学校って
 他人が作ったイイものを文字どおり「盗む技術」
も教えてるの? 

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2006-06-03

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その20) 国画会は知っていた 2002年の東郷青児賞受賞時からすでに噂に

和田義彦氏が所属している(まだ退会したかどうか不明)国画会の入会基準は結構厳しい。


Q6: 国画会の会員にはどのようにすればなれるのですか?

A: 先ず一般出品からスタートし、連続5回以上の入選、または10回の入選,あるいは受賞して 会友となります。さらに、受賞や経験を重ね作品審査の上絵画部会員全員の投票により準会員となります。(準会員はその後、無鑑査となり落選することはなくなります。)次に、準会員を対象に絵画部会員による作品審査、投票を経て、人柄なども考慮した上で会員推挙とその承認を得て会員となります。


つまり
 入選連続五回or入選十回で会友→会員の審査・投票で準会員(ここで無鑑査に)→会員の審査・投票で会員
という三段階を経て、ようやく「国画会会員」を名乗れるというわけだ。で、突っ込みどころは赤で示した通り
 人柄なども考慮
ってところか? まあ、和田義彦氏は、
 魅力的に映る人柄
なのだろうね。そうでなければ、あれだけ大量のタニマチを惹きつけることは出来ない。

で、実は
 スーギ氏の作品を「模写」したと覚しい作品が「東郷青児賞」を取っちゃった
ワケなのだが、この件について、どうやら
 国画会内部では、「アレはマズイだろ」という話になっていた
というのである。やれやれ。

まずは、「東郷青児賞」の疑惑について。5/31付けの産経より。


絵画盗作疑惑 東郷青児美術館大賞の作品でも酷似

自作「交差点のバー」の横に立つアルベルト・スギ氏=ローマ市内のアトリエ(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/060531/sha089-1.jpg


≪スギ氏に同様の構図の作品≫
 今春の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家、和田義彦氏(66)が、イタリア人画家のアルベルト・スギ氏(77)の絵に酷似した作品を多数発表している問題で、和田氏が平成14年に「安田火災(現損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」を受けた作品も、スギ氏に同様の構図の作品があることが31日、分かった。

 スギ氏の画集やホームページには載っていない作品で、類似作品の数はさらに増える可能性がある。

 問題の作品は、和田氏が13年に個展で発表した「想」。「深い内面性と象徴性を感じさせる代表作」と評価され、翌年の大賞に選ばれた。ところが、スギ氏は構図などがよく似た自作「交差点のバー」をアトリエに所蔵しており、1998〜99年に制作したとしている。サイズは「想」より小さい。酒場の風景とみられ、テーブルや柱、人物の配置や姿勢、瓶やグラスなどの小道具もほぼ同じ。

 和田氏の「想」は、芸術選奨の主な受賞理由となった平成17年の巡回展「ドラマとポエジーの画家 和田義彦展」にも出品された。

 文化庁が多数の酷似作品について調査を進めているが、和田氏は「盗作ではない」とし、スギ氏は「自分の作品の模写だ」と主張するなど言い分は対立している。

(05/31 17:00)


Togo
拾いものの比較画像。産経の記事では正面から絵を撮ってないので、補正してくれたヒトがいる。

で、国画会関係者とか国画会会員の教え子がこんな書き込みをしている。和田義彦盗作疑惑スレッドより。


37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/31(水) 22:44:27
国画会の内部では、「和田の作品はヤバイよ」と以前から噂だった。
アルベルト・スギの画集は日本では手に入らないので、イタリアから取り寄せて、
和田の図録と見比べていた、まさにそのタイミングでマスコミに
出てしまった。
「あれは盗作と言われても弁解の余地なし」
と、国画会所属の東京芸大出身の先生が話してくれた。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 11:50:37
出品者です。けど特にシンパシー持ってません。芸術の「学校」みたいに
思ってます。
2ちゃんにある無知でアサッテの会への中傷には腹立つけどね。

>>37
なんたって、4年前損保の賞貰ったときから国画で噂になってたらしいよ。
あれはヤバイって。

じゃあなんでその時に調査しなかったのよ。セクハラ疑惑も含めて、前から
問題児だったんじゃないのか
ね。
…どこの団体もそうだろうと思うけど、そう簡単に首を切れない事情っての
はあるんだろうが、損保ジャパン大賞を前に会のメンツが優先してしまった、
と思われても仕方ない。80周年どころじゃないだろ。なんか手元に記念誌
とか来たけどさw。
これは団体展だけでなく、日本の美術全体を揺るがす重大問題だよ。
(絵描きの端くれとしては、これでウミがでて、少しは風通しよくなるかな、
と期待していたりする)

「ばれなきゃイイや、会員が賞取れば、国画会としてもイイ宣伝だし」ってことかな〜。
しかし、各地のカルチャーセンターなどで
 油絵・デッサン 講師(国画会所属)
というヒトがたくさんいるわけですが、今頃、頭痛いんだろうなあ。ま、ついてる生徒さんたちは善良な素人さん達だろうから、センセイを疑うなんてことはしないけどね。
この問題を、あまり新聞社が追求しないのは、
 各社がそれぞれカルチャースクールを運営していて、そこからの実入りが大きく、講師をお願いしている洋画関係者に火の粉が掛かると大変
というソロバン勘定が先に立っているというのも理由の一つだ。たぶん、どの新聞社のカルチャースクールにも
 国画会会員のセンセイ
は複数いるはずだ。なんせ、カルチャースクール絵画って、
 素人絵描きさんからお金を巻き上げるための、大事なシステムの一角
だからね。

国画会ではないが、母がある団体展の会員だ。彼女は60歳になって、腱鞘炎がひどくなったので、それまでやっていたお花の先生を辞めて、絵を始めた。それから20年。この数年は、団体展の常連となり、毎年の団体展図録に作品が掲載されている。入選する度に、いくつかの画商から電話が掛かってきて、
 先生の作品をお預かりしたいのですが
とか
 先生の作品をカタログに掲載して、皆様にご紹介したいのですが
と言ってくるのだが、画商はタダで預かったり、カタログに掲載してくれるワケじゃない。母はその都度
 わたしは主婦で、素人ですから
と言って断っている。去年の入選作は今までで一番いい出来だったから、電話の本数も多かったけど、横で見ていて
 おお、こうやって素人絵描きから金を巻き上げるのか
と感心した。
わたしもあの絵は好きだ。その内額装して、家に飾ろう。100号以上あるから、普通の民家であるわが家では、壁一面になるけど。

公募団体展というのは
 高級カルチャーセンターの胴元
みたいなもので
 その団体に所属する先生について絵の勉強をする
 そこそこの腕になると「何々展」に出品しないか、と先生から声が掛かる
 作品を何点か(母の場合は毎回100号くらいの油彩を3点くらい)出品
 審査には、先生が参加していて、弟子の作品をプッシュ、他の審査員がイイ作品だと認めれば、入選
というのが、母の「趣味の絵描き」生活から見えてくるパターンだ。もちろん、先生は
 出品作の元になる写真選び(自分で撮った写真を一枚いくらで売りつけることもある)
 出品作の制作過程での助言
などはしてくれる。入選を繰り返し、ある程度の段階になると、「カルチャーセンターでついてた先生」からは離れるようだ。母の場合も、たまたま近所の絵画教室でついた先生の団体に出品してるだけで、最初からその団体に興味があったわけではないらしい。ま、入選すれば別に先生にお礼を包むし、ある意味
 日本の家元制度の悪いところを引き継いでいる
のが
 現在のカルチャースクール絵画とそこから新たな「出品者」を募っている「団体展」
だと思って間違いない。で、善良な素人絵描き達に君臨するのが
 芸大・美大出の正会員の先生達
というわけである。

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2006-06-02

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その19) 文化庁に電話してみました

渦中の文化庁に電話してみたヒトがいる。【絵画】和田氏の盗作疑惑、スギ氏「画家だとは知らず、私の大ファンだと信じていた」「完全に私の作品の盗作だ」 [6/1]スレッドより。


866 :とおりすがり ◆PaaSYgVvtw :2006/06/02(金) 11:30:31 ID:qpzO06/g0
文化庁に電話したら、月曜に審査会を開くと言っていた。
今回の事件を重く受け止めているようで、できるだけ
迅速な対応をしたい
とのこと。電話は込み合っている模様。
ただ、現時点では公正な判断がでていないので、文化庁
としては、贋作認定はできないとも言っていた。

〒100−8959
東京都千代田区丸の内二丁目5番1号
電話 代表03(5253)4111


国際問題だからな、文化庁。
てか、和田義彦氏って
 イタリア政府給費留学生
として、最初イタリアに渡ったんでしょう?つまり
 イタリア政府の金=イタリア国民の税金
で留学しておいて、
 イタリア人作家の盗作
をしたってことは、
 恩人の家に泥棒に入った
ってのと一緒ですね。
同様の
 留学先から泥棒して「創作」活動
をしている画家が他にもいそうで、激しくイヤですな。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その18) 事件の波紋 長崎県美術館でのワークショップは講師変更、メナード美術館は作品撤去、国画会は退会勧告

現在開催中の「没後20年 鴨居玲展」のワークショップ「自分を描く」は、当初、和田義彦氏が講師として招かれていたのだが、一連の騒動を受けて、急遽講師が変更された。


ワークショップ「自分を描く」
 講師:滝純一(福岡教育大学教授、二紀会委員)

友達の美学研究者が教えてくれたのだが、長崎県美術館の館長
 伊東順二氏
館長あいさつ
って、あの
 小川知子
の夫なのね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/小川知子_(女優)

また、今日6/2から、メナード美術館は、和田義彦氏の作品展示をやめた。


絵画盗作問題:和田作品を撤去 愛知・小牧の美術館

 愛知県小牧市のメナード美術館で開催中の「国展80周年記念 国画会の画家たち」展に展示されている和田義彦氏の作品「卓上静物」を、同美術館は2日から撤去することを決めた。
 和田氏の所属する国画会が、今回の問題をめぐり退会勧告を出したため。同展では会員の作品約50点を展示している。
毎日新聞 2006年6月1日 22時51分 (最終更新時間 6月1日 23時31分)

これより先、和田義彦氏が所属する国画会は、退会勧告を出した。和田義彦氏の絵の展示を予定していた高島屋も、和田氏の作品を除外することを決めた。


盗作疑惑:和田作品は盗作、断定し退会勧告−−所属の美術団体

 芸術選奨文部科学大臣賞に決まった洋画家、和田義彦氏(66)の複数の作品が盗作した疑いがあると文化庁が調査している問題で、和田氏が所属する美術団体「国画会」の絵画部・会務委員会は31日、「盗作行為」と断定し、退会を勧告する文書を和田氏に送った。応じない場合には除名する方針。
 会務委員会には15人の委員のうち10人が出席。「仲間として盗作は許せない」との声が相次ぎ、全員一致で退会勧告を決めたという。一方、百貨店の高島屋は7日から全国5店で開くグループ展に、和田氏の作品を出展しないことを決めた。
毎日新聞 2006年6月1日 東京夕刊


もっとも、国画会は、かなり早い時期に
 和田氏の作品がアルベルト・スーギ氏の作品の盗作である
という告発を受けていたのに、本人が「盗作でない」といったからお咎めなし、というトンでもない甘い処分をしていたわけで、何を今更、だ。要するに
 和田氏を国画会会員としておくことで、「同類」と見なされ、自分たちの絵画の市場価値が下落するのを恐れての処分
なのである。高島屋の場合は
 こんなもん売って、客に損させるつもりか!
というクレームを未然に防ぐためで、どっちにしても
 欲の皮の突っ張った話で、まったく芸術性とか倫理観に基づく処置ではない
のである。ま、日本の絵描きもデパートを含む画商も、一皮剥けばこんなもんだ。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その17) 和田義彦氏の経歴の謎 和田氏が生まれたという三重県の神社のヒト発見

mixiの日記検索をしていたら、なんと
 和田義彦氏が生まれたという「三重県の神社」はウチです
というヒトがいた。なんでも、その地域にある神社は一つしかないのだそうだ。和田氏とそのヒト一家とは血縁関係はないという。
昨年の三重県立美術館で開かれた和田氏の展覧会図録の解説に、同館の毛利伊知郎学芸員は次のように書いている。


ドラマとポエジーの世界

 1940年、和田義彦は三重県北牟婁郡引本町(現海山町)で神社の神職を父に生まれている。(略)しかし、三重県での生活はさほど長くはなかった。和田家はその後現在の中国東北部(旧満州)に移住、終戦後引き揚げてからは愛知県名古屋市に居を構えることとなった。1959年(昭和34)に愛知県立旭丘高校美術科を卒業した和田は、現役合格できなかったら父の跡を継いで神職に就くという約束で東京芸術大学油画科を受験、見事に現役合格を果たすことになる。


和田氏が幼くして離れたと言う三重の神社には、取材の電話が掛かってきたそうだ。

不思議なことがあるものだな。
神社なら、歴代宮司の記録が残っているはずだ。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その16) 和田義彦氏はなぜ名古屋芸大を辞めたのか ネットに流れる不名誉な噂

昨日までmixiでは直接閲覧できた、あるヒトの日記に
 和田義彦氏が名古屋芸術大学在職時に行った問題行動
について、詳しい経過が書かれていた。それはそのヒトの友人が、名古屋芸大在職時に実際に見聞きし、体験したことをmixiの日記に書いたものを、更に編集したとのことだった。内容は
 セクハラとパワハラに関するもの
である。現在、そのページにはアクセスできなくなっているのだが、もし、これが真実だったとすると、何故、
 名古屋芸大のサイトからは、和田義彦氏の在職した形跡が抹消され、名誉教授にもなっていないか
が、腑に落ちる。だって、おかしいでしょ? なによりも「賞」が画家の値打ちを決めるというのに、以前在職した教員が
 東郷青児賞・河北倫明賞・芸術選奨文部科学省大臣賞
と退職後に立て続けに受賞していることにまったく触れてない、というのは。

芸術系の大学では、セクハラはそれこそ枚挙に遑がないくらい、日常茶飯事だ。パワハラに至っては
 学生の将来を教員が潰す
というのも、これまたよくある光景だ。和田義彦氏が名古屋芸大在職時に行ったとされる問題行動が、マスコミ沙汰にならなかったのは、上記の日記によると、
 自主退職するように大学側がし向けたから
だそうだが、これが芸術系じゃない大学での事件だったら、こんな処分では済まない内容だ。和田氏が問題行動を起こしてから、そうしたことが表沙汰にならなかったのは、大学の上層部との結びつきが強かったから庇ってもらえた、ということらしい。自主退職に追い込まれたのは、学長が替わってからだそうだ。
この問題については、名古屋芸大は今後も黙りを決めるだろうから、噂だけがあちこちで流れていく。
ちなみに、上記mixiの日記は、そのまま引用されて、ネット上のあちこちに貼られている。

実際に、パワハラの現場にいあわせたというヒトの話。例によって掲示板の書き込みだから、真偽は不明だ。【絵画】和田氏の盗作疑惑、スギ氏「画家だとは知らず、私の大ファンだと信じていた」「完全に私の作品の盗作だ」 [6/1]スレッドより。


199 :名無しさん@6周年:2006/06/01(木) 16:14:52 ID:BOXNBUzj0
昔、こいつ講師かなんかしてて、生徒がスポーツ観戦に行くと口にしたら、その生徒は個室に呼ばれた。
1時間たっても戻ってこないから様子みにいったら無理矢理そのチケットをよこすようにと恐喝されてた。
その生徒は混乱し、半泣状態。
この様な変態行為が都度問題になっていたので毎年被害者の生徒達が学校に文句をいってたんだが、学長とのつながりが強く、解雇される事はなかった。
くそったれだ。

mixiでは、和田義彦氏が名古屋芸大に在職した当時の教え子達が、その当時にあった問題について、mixi内で日記に書いたり、コミュニティで話題にしたりしている。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その15) イタリアの美術専門サイトでも「盗作疑惑」が報じられる

文化庁がぐずぐずしている間に、イタリアの美術専門サイトでも、今回の「盗作疑惑」が取り上げられた。


Alberto Sughi plagiato in Giappone? [01.06.2006]

Un incredibile caso di plagio vede protagonista Alberto Sughi.
L'artista giapponese Yoshihiko Wada è stato infatti accusato di avere realizzato una serie di dipinti estremamente rassomiglianti ad altrettanti lavori dell'artista cesenate.
La notizia sta riscuotendo enorme interesse in Giappone dal momento che tocca direttamente il Ministero della Cultura Giapponese e
il Sompo Japan Museum of Art di Tokio (noto per aver acquistato i Girasoli di Van Gogh) che hanno di recente insignito Wada di premi e spazi museali e che ora si rendono conto che il lavoro di Wada comporta la piu' completa rassomiglianza al lavoro di Alberto Sughi.
Nel frattempo la Painting Division of Kokugakai, un' associazione d'artisti Giapponese, ha deciso di chiedere a Yoshihiko Wada di lasciare l'organizzazione o di rimuoverlo nel caso l'artista rifiuti.
A seguito del clamore suscitato dalla vicenda, il sito di Alberto Sughi ha ricevuto solo nella giornata del 31 maggio ben 58.000 dal solo Giappone.
La notizia nei siti giapponesi, con l'immagine di uno dei quadri esaminati.

Segnaliamo anche che sono da oggi integralmente pubblicate nel sito albertosughi.com "L'uomo, la societa', l'artista", tre interviste di Sergio Zavoli con Alberto Sughi fatte tra gli anni 1981 e 2006.
Riportiamo nel seguito un breve estratto che ci pare emblematico dell'uomo e dell'artista Alberto Sughi:

Tra tutti gli arbítri che l'arte si può prendere non c'è quello di essere autoreferenziale. Troppa pittura, nel nostro tempo, prende il centro della scena perché afferma chiassosamente la sua esistenza. E' solo stoltezza, manifestazione del vuoto culturale in cui siamo precipitati. L'arte è un'altra cosa: è la ricerca ansiosa della strada che dovrebbe portarci dove si intravede la verità. La verità resterà, forse, sempre nascosta, ma il lavoro dell'arte testimonia sul viaggio intrapreso per conoscerla.


あ〜、みっともない。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その14) 文化庁、できるだけ「責任」を取りたくないので、「自発的受賞辞退」を画策?

問われているのは
 日本の国家としての「文化に対する見識」
だというのに、その所轄官庁であるはずの文科省、文化庁の役人達は相変わらず
 自分たちが直接手を下すのはイヤ
と、逃げ回っている、という噂だ。これが本当なら
 高松塚・キトラ古墳壁画損傷問題でも逃げ回っていた文化庁の体質はいっこうに改まっていない
ってことだ。今日は金曜日、週を越すつもりか?
【盗作】和田義彦【似てるだけ】スレッドより。


836 :書跡 :2006/06/01(木) 18:50:06
さっき、文化庁の関連団体に勤めてる後輩の所にダベリに行って
きたんだが、文化庁の受賞も、安田の受賞にしても、また国画にし
ても、自ら退会や自体や返上させて、穏便にすませるべく水面下の
工作に躍起
になっているらしい。でも、だれが引導渡せばおとなし
く引き下がるのかねえ?

837 :書跡 :2006/06/01(木) 18:50:52
自体→辞退。


穏便に、ですか。
 賞を取り上げて、自殺でもされたら責任問題
とでも考えてますかね、文化庁。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その13) 「開運! なんでも鑑定団」出演永井氏の永井画廊、サイトから和田義彦氏関連の記述を削除

つい昨日までだが
 テレ東の「開運! なんでも鑑定団」の鑑定士永井龍之介氏
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kanteishi/nagai.html
の画廊
 永井画廊
http://nagai-garou.com/
では、和田義彦氏の作品を強力にプッシュしていた。キャッシュを拾っておく。


いま最もホットな作家たち

永井龍之介氏メッセージ

和田氏は、天性に加え、長年の絵画修養のうえに築き上げられた卓越したデッサン力、ヨーロッパルネサンス以来の数々の名画の模写、修復を通して獲得した素晴らしい構成、造形、表現力、そして豊かな感性を通して、詩的でドラマチックでロマン溢れる作品を描き続けています。当代屈指の画家です。

歴代実力者が受賞している安田火災(現在損保ジャパン)東郷青児大賞や洋画、日本画、現代美術の垣根をはずし、グレードの高い絵画全般のなかから選出される「両洋の眼展」河北倫明賞を受賞されるなど、近年美術界での評価も急上昇です。本年は、三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館、茨城県つくば美術館の公立三館で個展開催中です。現役洋画家が同一年に公立三会場で個展を開催されることは稀有であり、画期的な出来事です。いま最も話題の画家として本コーナー第一回目にご紹介をさせて頂きます。また、10月には永井画廊にて和田義彦デッサン・挿絵展を予定しておりますので、是非お越し下さい。

略歴
1940 三重県に生まれる
1959 愛知県立旭丘高等学校卒業
東京芸術大学油画科入学
1965 東京芸術大学大学院油画科修了
国画会初出品、以後毎年出品(1972〜1977イタリア留学中を除く)
1972 イタリア政府給費留学生として渡伊。ローマ美術学校、ローマ国立中央修復学校にて修復技術及び古典技法を学ぶ
スペイン・プラド美術館、イタリア・ビーリア美術館にて研究模写を行う
(ベラスケス、ルーベンス、リベラ等)
1977 イタリアより帰国
1979,81,82 明日への具象展出品(日本橋高島屋)
1993 パリ国立美術大学、キャロン教室に招待される
2000 両洋の眼展出品(三越本店他)、以後毎年出品
2002 第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞
2005 両洋の眼—新美術主義の画家たち展(日本橋三越他)河北倫明賞受賞
和田義彦展開催(三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館、茨城県つくば美
術館)
個展・グループ展多数開催
森村誠一著作装丁、表紙絵、挿画
現在、 国画会会員、日本大学総合科学研究所教授、武蔵野美術大学講師


今年1月には、和田義彦氏を含む三人の画家の絵を展示販売していた。これもキャッシュを拾っておく。

タイトル 「臥龍之會」馬越陽子・豊島弘尚・和田義彦 3人展

開催日 2006年1月13日(金) − 2006年1月27日(金)11:00〜19:00 日休
会期・会場2 永井画廊

コメント
 弊廊創業35周年、南青山移転10周年、鑑定団出演10周年を記念して、馬越陽子先生、豊島弘尚先生、和田義彦先生、当代実力画家3人及び私の名もとり「臥龍之會」を企画しました。当会のキーワードは“東西文化の超克”。
(略)
 和田先生は、イタリア留学で油絵研究、名画修復、模写を通して、油絵を極め、人間の生命の躍動、魂の叫びを描いています。現在新たに墨に挑戦中。由緒ある神官に生まれたルーツをふまえ、未来からの問いかけに現在東西の画材を極めることで答えようとしています。普遍的な人間実存の表現を前に祈るばかりです。
(略)
※ 「臥龍」とは、優れた能力を持ちながら世間に知られていない人物。在野の傑物。諸葛孔明の例え。 (日本国語大辞典〔小学館〕より)

和田義彦
『机上静物』 F10 油彩 945,000円
『龍の居る机上静物』 P50 油彩 1,890,000円
『バー』 F30 油彩 1,470,000円
『窓』 F6 テンペラ 525,000円
『森の中へ』 27×24 デッサン 189,000円

まあ、「臥龍」というと聞こえがいいが、早い話
 今はそこそこですけど、これから有名になって絵の値段が高騰する「有望株」ですよ! お利口なお買い物ですよ
と投機目的の絵画購入者を煽ってるのと一緒だ。骨董屋の
 これは化けまっせ
という耳打ちと品位という点ではあまり変わらない。

長年にわたる「盗作」を見抜けなかったのは
 「開運! なんでも鑑定団」鑑定士 永井龍之介氏
も同様で、
 「鑑定団」のレギュラーを下ろされないように、さっさと削除した
のか、と勘ぐってしまう。まさかね〜。
で、去年、今年と和田義彦氏の絵を積極的に売ってたんだけど、今回の一件で、顧客から文句言われたりしてませんか、永井画廊。テレビで得た名声は、失うのも早いですよ。

その点、大手の日動画廊は、まだ、和田義彦氏の名前を取り扱い作家から削除してはいない。
日動画廊 取り扱い作家

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2006-05-31

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その11) 和田義彦氏の守護天使・美術評論家米倉守氏

この盗作疑惑に関して、どうも新聞の動きが鈍い。和田義彦展を主催した読売が取り上げたくない気持はわかるが、朝日も及び腰だ。何故だろう、と思ったら、森村誠一公式サイトにその答があった。
 第25回安田火災東郷青児美術館大賞授賞式
http://www.morimuraseiichi.com/shashinkan/b/b_06.html
前列中央に和田義彦氏、後列左から二人目が綿貫民輔議員、そして右端が美術評論家の米倉守氏だ。
米倉守氏は、和田義彦氏の守護天使である。

今年の2月22日、SBC信越放送の「ちょっといい夜」という番組に、米倉守氏が出演した。米倉氏は平成14年4月に開館した
 松本市美術館の館長
である。
 館長あいさつ
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p1/p1-index.html
その関係で、この番組に出たのだ。で、紹介されている米倉守氏の経歴は次の通りだ。


【ゲスト】米倉 守さん(松本市美術館館長 多摩美術大学教授)

《プロフィール》

1938年三重県出身 朝日新聞の美術担当記者を経て美術評論家、多摩美術大学教授そして松本市美術館館長。評論の他、美術展の企画を多数手がけている。
著書も多数、安曇野出身の萩原碌山と共に新宿中村屋サロンに出入りしていた中村つねの評伝も。
最近作は芸術随想「夢なら正夢〜美のつぎはひに誘う100章」(月間美術に10年近く書いたものをまとめたもの、松本も沢山出てきます)


なるほど、朝日の腰が引けてる理由は
 大先輩の美術評論家米倉守氏のお気に入りの洋画家・和田義彦氏
だからか。「朝日人」なんて摩訶不思議な機関誌がある会社だからなあ。朝日は美術評論で米倉守氏の署名原稿載せてるしね。最近はどうだったかチェックしてないけど。
で、
 和田義彦氏 1940年三重県生まれ
 米倉守氏  1938年三重県生まれ
というわけで、二つ違いの同郷人だ。そりゃ、米倉氏が眼をかけたくもなるでしょうよ。
あとは、米倉氏が審査や推薦に関わってる賞や催しにどのくらい和田義彦氏が絡んでるかをチェックすると、結構面白いかもね。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その12) 和田義彦氏の所属団体「国画会」の「国展80周年記念 国画会の画家たち」現在開催中 和田義彦氏の絵画も展示中(の筈)

話題の画家和田義彦氏は、
 国画会
に所属している。国画会は今年、創立80周年を迎え、記念展覧会が
 愛知県小牧市のメナード美術館
http://www2.menard.co.jp/museum/home/index.htm
で開かれている。
 特別企画展 -国展80周年記念- 国画会の画家たち    4月28日(金)‐6月25日(日)
http://www2.menard.co.jp/museum/exhibition/exhibition0603.htm
当然、和田義彦氏の作品も展示されている。
 和田義彦 《卓上静物》 2006 個人
今年描いた絵ですね。個人蔵ってことは、もう売れましたか?それとも手持ちの作品?

国画会の歴代メンバーって、日本の洋画界では錚々たる面々なんだけどなあ。
国画会の画家たち 出品リスト
第三部の「今、これから/現・国画会会員より」に絵を並べている人達が
 和田義彦氏を芸術選奨に推薦した面々の一部分
なんだろうな。てか
 パクリなのは知ってたけど、知らん顔してた人達の作品が一堂に会している
ってことで、メナード美術館の展覧会は、一見の価値があるかも。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その10) 95年頃にも、スーギ氏の作品以外から「盗作」の噂があった? 美大卒業生の語る「和田義彦氏の絵の謎」

今回の話題の主、和田義彦氏に関しては
 知名度の割に絵の値段が高い、ということで有名
 95年頃にも「盗作」の噂が流れたらしい
 しょっちゅう劇的に作風が変わるが、その前触れとなる「変化の兆し」なしで、いきなりがらっと変わる不思議な画家
という。美大卒業生というヒトが語る。【和田氏・盗作?】 「2人の絵を並べた展覧会、開いてみようよ」 日本の文化庁に、伊人画家側が提案★4スレッドより。


945 :名無しさん@6周年:2006/05/31(水) 01:35:18 ID:o+xf24GaO
さっきの美大卒ですが和田さんて重鎮?なんですか???
僕の勝手なイメージでは重鎮とは荻須・平山・東山。(重鎮=存命じゃないとダメかな?)
和田氏は絵は高いが見たことが無い=手本とした記憶が無い
という感じです…とにかく高いんですよね、なぜか。
200万ぐらいする。それがとても不思議だった。そして売れる。個展でも大作が売れる
今回の倒錯シリーズは、明らかにスギ倒錯なんだけど
確か95年あたりにも
一度噂があったらしいですよ。スギじゃなかったけど。

ちなみにこの作家さんは劇的な作風の変化があり
昔と全く違う絵を書くようになった
んですよね。
何かにインスパイアされると、そうなる芸術家はいます。
画家ではピカソやクリムトも作風チェンジ組ですよね。
だいたい作風チェンジ組には、チェンジを予感させるようなタッチで描かれた
予兆作品や習作があるはず
なんだけど
ざっと探しても無い(発表されてない)みたいです。

何故、絵が高いのか。まあ、なんか
 絵画取引のカラクリ
があるんでしょうね。高ければいい絵ってワケじゃないから。つまり
 和田義彦氏の絵を購入する人達の価値観が「高ければいい絵」だ
ってだけの話だ。
 「和田先生の新しい絵を買いましてね」
 「この間の個展で発表された作品ですか」
 「ええ、あの150号の絵を」
 「ああ、あれは素晴らしい(値段だ)」
てな価値観のヒトに好まれていたのでしょう、たぶん。

しかし、95年頃に流れた
 スーギ氏以外の画家からの「盗作」疑惑
って、どの作品のことで、誰のマネをしたと思われたのか、是非知りたい。だって
 劇的に作風が変わるのに、その前触れとなる習作などの「試行錯誤の痕跡」がない画家
って、明らかにおかしいでしょう? もし、
 「日本で知られてない絵」を写真に撮って、それを「模写」して自分の作品として発表
していたのであれば、そう不思議でもないけど。

続き。美大卒さんが、また書き込んでいた。【和田氏・盗作?】 「2人の絵を並べた展覧会、開いてみようよ」 日本の文化庁に、伊人画家側が提案★5スレッドより。


476 :名無しさん@6周年:2006/05/31(水) 04:17:20 ID:o+xf24GaO
前スレでも書いた美大卒です。
和田氏はある時期から劇的に作風が変わった。
それ自体はよくあることだからたいした問題じゃない。
芸術家は感性が鋭いから、何かに触れてインスパイアされると
表現方法が変わったりすることがよくある。
例えばピカソやクリムトも劇的な作風チェンジ組。
でも劇的作風チェンジ組にはだいたい作風のチェンジを
予感させるような作品群があるのが普通。
さっきから何となくざっと和田作品を古い順に見てるけど、予兆作品群がない
表情とか鼻の描き方とか、特に人物のタッチが明らかに変化している。
スギのサイトなども見たけど、町の風景や人の顔等に
だんだん興味を持つようになり、そのうちにあの凛とした、
棒切れのような人物表現に行き着いた
んだなあというのが
素人の僕にでも、とてもよく分かる。
うまく言えないけど、生まれて初めて犬買った風景画家が
何となく犬を描くようになり、風景にいつも犬を入れるようになり
ついには風景ナシの犬の絵をメインに描くようになる感じです。
この場合、犬のデッサンや犬入りの風景画の習作などが
予兆作品群ということになるのかな。そんな感じ。
和田氏のインタビュー様子が変ですね

普通は、美大卒さんの言うように
 画風は少しずつ変わっていく
んだけどね。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その9) アルベルト・スーギ氏のサイトに和田義彦氏問題関連のリンク集できる

文化庁、早く決断しないと、国際的に大恥をかきますよ。

和田義彦氏の「盗作」に怒るアルベルト・スーギ氏の公式サイトに、今回の事件関連のリンク集が出来た。
http://www.albertosughi.com/f_prima_pagina/2006-pp_japan.swf
毎日・共同などの英訳ニュースだけでなく、武蔵野美術大学の和田義彦氏の経歴紹介ページや
http://www.musabi.ac.jp/abura/faculty/wada/wada.html
三重県立美術館で開かれた、今回の受賞理由となった展覧会の英文の案内
http://www.pref.mie.jp/bijutsu/hp/English/Exhibitions/E_Wada.htm
などにリンクが貼られている。武蔵野美術大学と三重県立美術館は、世界中のアルベルト・スーギ氏ファンとこの手の
 前代未聞の絵画スキャンダル
に興味を持つジャーナリスト・海外メディアに、
 美術に関わるものとしての見識
をモロに問われている。三重県立美術館の和田義彦展英文ページには
 スーギ氏の作品の「盗作」
と目される絵が掲載されているだけに、かっこ悪すぎだ。武蔵野美術大学の経歴紹介には


東京芸術大学大学院修了
2002 「第25回安田火災東郷青児美術館大賞受賞展」(損保ジャパン東郷青児美術館)
東郷青児美術館、松濤美術館審査委員

という情報も含まれるから
 東京芸大の油絵科関係者のみならず日本から海外留学しているすべての画家
 東郷青児美術館
 松濤美術館
も、世界中に見識を問われているわけだ。特に、海外留学しているすべての画家達は
 お前も、俺の作品を泥棒に来たのか
という嫌みの一つも言われてるかも知れないし、
 今後は日本人はアトリエ出入り禁止
になるかも知れない。

この問題が大きくなる前には、アルベルト・スーギ氏の名前でググると、12万件くらいヒットしたのだけれども、この
 和田義彦氏の「盗作」問題リンク集
開設以降、この数字がどうなっていくかには興味がある。ヒット数が伸びれば伸びるほど
 日本の政府機関、教育と文化を預かる「文部科学省」とその下にある「文化庁」の不手際
が、世界中に喧伝されている、ということになるからだ。
問われているのは
 日本の見識
なのである。文化庁や文科省の
 役人の面子
には、世界中は興味を持ってない。もし、
 役人の面子を優先して、対処を遅らせるようなことがあれば、日本は「国際文化交流」の場から嘲笑をもって迎えられ、以後、まともな「先進国」としては認められなくなる
だろう。そりゃ
 お財布代わりに使える国
くらいには、思ってもらえるだろうが、今問われているのは
 日本には、本物の「国家としての文化に対する見識があるか否か」
なのだ。

続き。英語版Wikipediaのアルベルト・スーギ氏に関する記事に、
 今回の盗作疑惑
の項目が新設されている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Alberto_Sughi


Controversies

In May 2006, news emerged that the prize-winning Japanese artist, Yoshihiko Wada had been accused of plagiarizing the work of Alberto Sughi, having produced several pieces of art virtually identical to pieces from Sughi.(1). The story made national news in Japan. Wada denies these claims, and stated that he had known Sughi ever since he studied in Italy in the 1970s, and had been influenced by him and had worked together with him on several designs. Sughi, when interviewed stated that he was unaware that Wada was producing work so similar to his own accused Wada of plagiarism.

おまけ。文化庁の著作権に関するQ&Aから。


Q 私は台湾人ですが、私の書いた絵画は日本で保護されますか。

A  保護されます。
 台湾は、ベルヌ条約等の国際著作権条約に加盟していませんが、、WTO(世界貿易機関)には加盟しており、その協定の付属書のTRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)の適用を受けます。TRIPS協定は、知的財産権の国際的保護を定めた国際協定ですが、著作権の保護については、基本的にベルヌ条約の内容によることになっていますので、同じくWTOの加盟国である日本は、この協定により台湾人であるあなたの絵画(著作物)を保護する義務があります(第6条)。

http://bushclover.nime.ac.jp/c-edu/ref.asp#300
保護を受ける著作物  我が国の著作権法によって保護を受ける著作物は、次のいずれかに該当するものです(第6条)。

(a) 日本国民(法人を含む)が創作した著作物(国籍の条件)
(b) 最初に日本国内で発行(相当数のコピーの頒布)された著作物(外国で最初に発行されたが発行後30日以内に国内で発行されたものを含む)(発行地の条件)
(c) ベルヌ条約、TRIPS協定等の条約により我が国が保護の義務を負う著作物(条約の条件)


なんか今の状態では、文化庁が著作権を守ってないことになってるんですけど。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その8) アルベルト・スーギ氏の声明文

昨日、アルベルト・スーギ氏が、自身のサイトで声明文を発表した。


The following is a statement from Alberto Sughi where he expresses his views on the story seeing Japanese artist Yoshihiko Wada being accused of having won broad recognition at home by having plagiarised Alberto Sughi's work.

"I was informed, at first by the Japanese embassy in Rome and then directly by officials from Tokyo, of an investigation by the Agency for Cultural Affairs of Japan on accusations brought against Japanese artist Yoshihiko Wada. Wada, who was recently awarded an important Education Minister's prize, is accused of having plagiarised my work. Through an examination of the catalogues and photographs presented to me, I was able to verify that most of Wada’s work is an exact copy of my paintings. I was very disturbed.

This gross plagiarism violates the rights of the artist as sole owner of his image: a very serious offence under international law, which Wada perpetrated to obtain considerable personal advantages.

At the same time I consider all the relevant committees have acted carelessly by giving credit to a plagiariser who has ultimately defrauded them too.

The entire episode must have caused a sensation when you consider that I have been literally surrounded by media, journalists, from Japanese radio and television for the last couple of days! "

Alberto Sughi

Rome 30 May 2006


親切な人が翻訳してくれている。【和田氏・盗作?】 「2人の絵を並べた展覧会、開いてみようよ」 日本の文化庁に、伊人画家側が提案★3スレッドより。

150 :名無しさん@6周年:2006/05/30(火) 21:22:07 ID:x4TZLXe20
杉さんがこの件に関して声明文を発表
http://www.albertosughi.com/f_archive_testi_online/2006_may_29.htm

=========================================

私は、まず、在ローマ日本大使館によって、つぎに、東京の関係者から直接、「和田イオシヒコ[義
彦]の疑惑に対する文化庁の調査」について知らされました。和田は最近大変重要な文化庁による
賞を受賞したそうですが、この和田に対して、私の作品を盗作した疑惑がかけられていると言う事で
す。私が、彼の作品のカタログおよび写真を調査したところ、和田の作品のほとんどが私の作品の
完全なコピーであるということを確認しました。大変に遺憾です。

この著作権違反は、アーティストが作品の唯一の所有者であるとする権利を傷つけるものであり、こ
れは大変に重大な国際法違反であります。和田は、個人の利益のために、この国際法違反をおか
しました。

同時に、私は、関係者はこの最終的な犯罪者(和田)に対して賞を与えた事は、大変な不注意で
あったと考えます。

この数日間、私は日本のメディアやジャーナリストに文字通り取り囲まれたことから、この件は大変
な騒ぎを巻き起こしていると想像します。

Alberto Sughi

Rome 30 May 2006


スーギ氏は相当お怒りだし、海外で日本の洋画家の声望は地に墜ちた。洋画家だけでなくて
 日本人は猿真似民族、オリジナリティはない
と、昔から言われてきた話を「再確認」させられることとなった。文化庁は速く手を打たないと、
 日本の文化と文化行政の質まで疑われる
ことになるぞ。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その7) 和田先生に絵を教わろう! 和田先生の心温まる作品を拝見しよう!

長崎付近にお住まいの皆様、今話題の和田義彦先生に人物画を習えるチャンスです。本日締切です。


■ 名称 ワークショップ「自分を描く」
■ 会場 アトリエ
■ 期日 2006年6月17日(土)12:45~18:00、18日(日)10:00~16:00(2日連続)
■ 主催
■ 概要 企画展「没後20年 鴨居玲展 -私の話を聞いてくれ-」関連企画として、ワークショップを開催します。

内容:自画像制作に油絵の具で取り組みます
講師:和田義彦(画家・国画会会員)
定員:25名
対象:高校生~一般
参加費:3,000円

参加のお申し込みは、ハガキまたはFAXにて、参加者氏名、年齢(学校名・学年)、住所、電話番号、FAX番号を明記の上、
「長崎県美術館 鴨居玲展ワークショップ係」まで(5月末日必着)
〒850-0862 長崎市出島町2番1号
FAX 095-833-2115
※応募多数の場合は抽選となります。
 


たった3000円で、二日間に渡って、イタリアで修復技術を学び、模写の天才と言われる和田義彦先生の教えを受けられるんですって!

和田義彦先生の心温まるアートは、昨日まで水戸に巡回していました。次は神戸です。


第11回NHKハート展巡回スタート

障害のある方々が作った詩と、著名人の描いた絵のコラボレーション「NHKハート展」。
 東京の日本橋三越本店(3月7日〜12日)でスタートし、今後、沖縄や神戸、千葉など全国十数か所を巡回する予定です。
 今回のハート展には過去最高の4890編の応募があり、50編の入選作品が決まりました。その詩に詩画作家の星野富弘さんや俳優の児玉清さん、お笑いタレントの太田光さん(爆笑問題)、田中裕二さん(同)など各界で活躍する方々が絵をつけました。
(略)
作画者 和田義彦
(略)
水 戸 展
18年5月25日(木)〜5月30日(火) 水戸京成百貨店
神 戸 展
18年6月11日(日)〜6月22日(木) NHK神戸放送局 トアステーション
甲 府 展
18年6月29日(木)〜7月5日(水) 岡島百貨店
千 葉 展
18年8月1日(火)〜8月7日(月) 三越 千葉店
大 阪 展
18年8月19日(土)〜8月26日(土) 国際障害者交流センター ビッグ・アイ
高 崎 展
18年9月27日(水)〜10月2日(月) 高崎高島屋 6階催事場
静 岡 展
18年10月13日(金)〜10月22日(日) 静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ
熊 本 展
18年11月7日(火)〜11月12日(日) 熊本県立美術館分館
福 岡 展
18年11月14日(火)〜11月26日(日) NHK福岡放送局放送会館 ハイビジョンホール
及びギャラリー
スタジオパーク展
18年12月1日(金)〜12月14日(木) NHK放送センター スタジオパークギャラリー
長 野 展
19年2月16日(金)〜2月21日(水) ながの東急百貨店


いくら何でも、ハートアートの絵は、盗作じゃないでしょう。見てないから分からないけど。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その6) Photoshopで和田氏とスーギ氏の作品を重ねてみました

Han2
「スーギ氏の作品は、アクリルで描いてあるが、私の絵は油絵。材質も盛り上げも違う」
などと、すごい主張を展開している和田義彦氏なのだが、突っ込むのは取りあえずおく。すばらしい主張の数々は、NHKのサイトでまだ確認できる。
 作品酷似 芸術選奨画家が反論
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/05/31/k20060530000200.html(動画あり)

一昨日のニュースでは
 二人の絵が完全に重なり合う
のを見せていたNHK。Photoshopなどの画像加工ソフトを使えば、誰にでも検証できるのだが、実際にやってみたヒトの報告。【和田氏・盗作?】 「2人の絵を並べた展覧会、開いてみようよ」 日本の文化庁に、伊人画家側が提案★4スレッドより。


135 :名無しさん@6周年:2006/05/30(火) 23:33:54 ID:lRhouhv80
photoshopでレイヤーで重ねてみて判ったんだが、
右側からのぞき込んで写真を撮った物をトレースした場合
ほぼ配置がぴったり来るようだよ。
和田氏の絵が右側がスギ氏の絵よりも間延びしている。
1の参考画像じゃトリミングが判らないが
和田氏の絵(上)男性のワイシャツが切れているのは
スギ氏の絵を和田氏が写真に撮った時に
写真に収まりきらなかったせいではないかと思う。

つまり、
 正面からではなく、右側から撮った写真をトレースして描いた
ってことが、素人の検証から明らかなのだ。
怖い時代になりましたね〜。誰でも画像加工ソフトさえ手元にあれば、今回の
 盗作騒動の検証
がマスコミよりも速くできちゃうのね。やり方は簡単。和田氏とスーギ氏の作品を別々のレイヤーにして重ねるだけだ。
今回の騒動、クロ現にはぴったりのネタだと思うので、NHK科学文化部には是非頑張っていただきたい。昨年の9月4日放映の「新・日曜美術館」の「アートシーン」で、
 和田義彦展
を取材、放映してるらしいじゃん。

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2006-05-30

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その5) なぜ他の画家達は和田氏の「画業」について口を噤んでいたか

NHKの九時のニュースをつけたら
 盗作ではない
と平然と語る和田義彦氏と、
 まったくの盗作だ! 文化庁は何をやってるんだ!
と怒るアルベルト・スーギ氏のインタビューが流れていた。このところ、
 テレビカメラの前で平気で嘘をつく人達
を連続して見続けているので、
 嘘つきに対する耐性
は出来てきた、と思ってたのだが、和田氏の受け答えはちょっと閾値を超えていた。ううむ、氏の健康状態は大丈夫か? どっか悪いところがあるんじゃないの?

で、この話の不可解なところは
 目が節穴のキュレーターは騙せても、ヨーロッパで同じように「ネタ探し」に明け暮れていた他の画家は騙せない
筈なのに、みんな口を拭っているところだ。

これには、こんな裏があるという。【盗作】和田義彦【似てるだけ】スレッドより。最初の115は、他の個人blogにつけられていたコメントだが、荒らされるのが気の毒なので、元のurlは貼らないでおく。


115 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/30(火) 06:45:32
小生、長年の和田ファンです。

どうしてこんなことになってしまったんだろう??
という思いしか今は沸いてこない。

振返ってみれば、十数年前に最愛の奥様に先立たれた後に歯車が狂ってきたのかもしれない。
彼の技量と才能は高校当時から周囲が認め、超難関の芸大へも現役での入学だったというのに。
そこで、奥様と知り合い傍目から見ても実に"せつない"夫婦だったと思う。

代々木に居をかまえ、程なく奥様を亡くされた時の落胆振りは今でも鮮明に思い出す。
このままつぶれてしまうんじゃないだろうかと周囲が心配したぐらい。

評論家の米倉守氏がかつて難解な評論を美術雑誌に書かれた時に、ご本人が心から悦んでおられたことも思い出した。

この先、おそらく海外へ行って制作の日々を送ることになるのではないかと思っているが、いつかもう一度復活を願わずにはおられない。

| フィレンツェ | 2006/05/29 8:26 PM |

145 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/30(火) 11:39:51
>>115

チラシの裏
イタリアに行っている画家の多く某御大がかかわった盗作事件の
隠蔽に協力
し、その恩恵にあずかった人たちが多く、その見返りとして
日本のデパートの画廊での販売の利権(M坂屋、その他)をもらっている。

もしかしたらこの書き込みをした人もそのお仲間かな。
九州の美術館でワークショップをする予定だったというが、
ここの関係者もその某御大の子飼いで、その事情はもう周知の事実だったんじゃない?
日本の洋画だって明治期のイタリアのフォンタネージュのパクリの連続だし、
オリジナリティーを問われればあやしいものだけれども、ここまでするのは
むしろセンスがなさすぎると思われ。


ほお、145さんの話が本当ならば、要するに
 イタリアで見たことを黙っている見返りに、日本の画廊で絵を売れるよう計らって貰ってた
って訳ですか。日本の洋画界は腐りきってますね。そりゃあ
 絵が売れなければ、おまんまの食い上げ
ですからね。大先生が
 お前があの件を世間にばらさなきゃ、絵を売れるようにしてやる
とでも、言い含めたんでしょうかね。

で、こんな不正をまるまる見逃していた文化庁は、一体なにを
 イタリアで調査
してるんでしょうか。
 文化庁の調査費は、わたしたち国民からせしめた税金
なのですが。くれぐれも、いたずらに調査を長引かせ、国税を浪費しないようにお願いします。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その5) なぜ他の画家達は和田氏の「画業」について口を噤んでいたか

NHKの九時のニュースをつけたら
 盗作ではない
と平然と語る和田義彦氏と、
 まったくの盗作だ! 文化庁は何をやってるんだ!
と怒るアルベルト・スーギ氏のインタビューが流れていた。このところ、
 テレビカメラの前で平気で嘘をつく人達
を連続して見続けているので、
 嘘つきに対する耐性
は出来てきた、と思ってたのだが、和田氏の受け答えはちょっと閾値を超えていた。ううむ、氏の健康状態は大丈夫か? どっか悪いところがあるんじゃないの?

で、この話の不可解なところは
 目が節穴のキュレーターは騙せても、ヨーロッパで同じように「ネタ探し」に明け暮れていた他の画家は騙せない
筈なのに、みんな口を拭っているところだ。

これには、こんな裏があるという。【盗作】和田義彦【似てるだけ】スレッドより。最初の115は、他の個人blogにつけられていたコメントだが、荒らされるのが気の毒なので、元のurlは貼らないでおく。


115 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/30(火) 06:45:32
小生、長年の和田ファンです。

どうしてこんなことになってしまったんだろう??
という思いしか今は沸いてこない。

振返ってみれば、十数年前に最愛の奥様に先立たれた後に歯車が狂ってきたのかもしれない。
彼の技量と才能は高校当時から周囲が認め、超難関の芸大へも現役での入学だったというのに。
そこで、奥様と知り合い傍目から見ても実に"せつない"夫婦だったと思う。

代々木に居をかまえ、程なく奥様を亡くされた時の落胆振りは今でも鮮明に思い出す。
このままつぶれてしまうんじゃないだろうかと周囲が心配したぐらい。

評論家の米倉守氏がかつて難解な評論を美術雑誌に書かれた時に、ご本人が心から悦んでおられたことも思い出した。

この先、おそらく海外へ行って制作の日々を送ることになるのではないかと思っているが、いつかもう一度復活を願わずにはおられない。

| フィレンツェ | 2006/05/29 8:26 PM |

145 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/30(火) 11:39:51
>>115

チラシの裏
イタリアに行っている画家の多く某御大がかかわった盗作事件の
隠蔽に協力
し、その恩恵にあずかった人たちが多く、その見返りとして
日本のデパートの画廊での販売の利権(M坂屋、その他)をもらっている。

もしかしたらこの書き込みをした人もそのお仲間かな。
九州の美術館でワークショップをする予定だったというが、
ここの関係者もその某御大の子飼いで、その事情はもう周知の事実だったんじゃない?
日本の洋画だって明治期のイタリアのフォンタネージュのパクリの連続だし、
オリジナリティーを問われればあやしいものだけれども、ここまでするのは
むしろセンスがなさすぎると思われ。


ほお、145さんの話が本当ならば、要するに
 イタリアで見たことを黙っている見返りに、日本の画廊で絵を売れるよう計らって貰ってた
って訳ですか。日本の洋画界は腐りきってますね。そりゃあ
 絵が売れなければ、おまんまの食い上げ
ですからね。大先生が
 お前があの件を世間にばらさなきゃ、絵を売れるようにしてやる
とでも、言い含めたんでしょうかね。

で、こんな不正をまるまる見逃していた文化庁は、一体なにを
 イタリアで調査
してるんでしょうか。
 文化庁の調査費は、わたしたち国民からせしめた税金
なのですが。くれぐれも、いたずらに調査を長引かせ、国税を浪費しないようにお願いします。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その4) あなたにも出来る「パクリネタ」探し

さて、和田義彦氏の画業について、盗用されたと思しいアルベルト・スーギ氏の弁護士は、こんなコメントを出している。
共同より。


2人の絵、並べて展示を 伊画家の弁護士が提案

 【ローマ30日共同】29日のイタリアのANSA通信によると、洋画家の和田義彦氏に作品を盗作されたと訴えているイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の弁護士は、盗作であることを証明するために「東京で両氏の絵を並べて展示する展覧会を開くよう日本の文化庁に要望していく」と語った。
 イタリアのメディアが今回の問題を報じたのは初めてで、ANSAは「日本でスキャンダルが起きている」と紹介した。
 ANSAによると、スギ氏の友人の弁護士は「(和田氏の行為は)イタリアでも、日本でも犯罪だ。スギ氏の展覧会を開き、できれば、和田氏の絵の出来の悪さを示すために2人の絵を並べてほしい」と話した。
 和田氏は今春、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。受賞対象作には、スギ氏の絵に酷似する絵が多数含まれていた。賞は文化庁が主管している。
(共同通信) - 5月30日9時32分更新


もし実現したら、「世界ビックリニュース」級の珍しい展覧会になりそうですね。
モダンアートは、なかなか国境を出ない。そのため、スーギ氏の「模写」をしていたのがバレなかったのだが、残念ながら、スーギ氏は、ヨーロッパでは成功した、かつイタリア画壇では、大物の画家だったようだ。スーギ氏のサイトの人物紹介を引いておく。

Alberto Sughi (Cesena  1928) a self-taught painter, by the end of his formative years he had become one of the greatest Italian artists of his generation. He started painting in the early 1950s, choosing realism in the debate between abstract and figurative art in the immediate post-war period. Even from his early works, however, Sughi’s paintings have avoided any attempt at social moralising. They depict moments from daily life with no heroes, allowing Enrico Crispolti, in 1956, to define his work as "existential realism". His artistic expression proceeds, almost always, in thematic cycles, in the manner of film sequences. First of all, there were his so-called "green paintings", devoted to the relationship between man and nature (1971-1973), then the "Supper" cycle (1975-1976), after that the 20 paintings and fifteen studies of "Imagination and memory of the family", dating from the early 1980s; the series "Evening or reflection" started from 1985. His most recent series of large canvases, exhibited in 2000, is entitled "Nocturnal".
Sughi has taken part in all the most important collective exhibitions of contemporary art, from the International Biennale art exhibition in Venice to the Quadriennale in Rome, as well as various exhibitions that have been held abroad, charting the history of Italian art from the 1970s until today. Italian and foreign museums have held large retrospective exhibitions; among the most significant are the Gallery of Modern Art in Bologna (1977), the Manezh Gallery in Moscow (1978), the Museum of Castel Sant' Angelo in Rome, the Fine Arts Museum in Budapest and the National Gallery in Prague (1986), the Civic Modern Art Gallery in Ferrara (1988), the Casa Masaccio in San Giovanni Valdarno (1990), the Assis Chateaubriand Art Gallery in Sao Paolo in Brazil (1994) and the Civic Museum of San Sepolcro (2003). The artist has taken part in the cycle of exhibitions entitled "The search for identity" in Cagliari, Palermo and Ascoli Piceno (2003-2004), the exhibition "Evil. Exercises in cruel painting" at the Hunting Lodge of Stupinigi, in Turin (2005), and the exhibition "Intimate Portraits from Lotto to Pirandello", at the Regional Archaeological Museum in Aosta (2005).
In 1994, Alberto Sughi was appointed director of the Ente Quadriennale Nazionale d' Arte in Rome.

ところで、昨日アップした「告発文」には、気になる箇所がある。


出品作品のほとんどがどこかから盗っているなと直感しますがウラが取れたものは同封のコピーの作品です。

つまり、
 和田義彦氏の絵は、殆ど「他の作品を模写」したものだ
と主張している訳なのだ。

で、これだけオンラインで、世界中の絵が見られるようになっているのだから、その気のある人は、是非
 ヨーロッパ、特に和田氏が滞在したイタリアとフランスの画家中心に検証
してみて欲しい。今指摘されてるのはアルベルト・スーギ氏の「盗作」だが、これ以外にも、
 明らかな盗作
があるかも知れないのだ。是非、和田義彦氏の画集を傍らに、
 先行する類似作品
を探してみて欲しい。
本当は
 和田氏の画業検証サイト
を英語で立ち上げて、昨年の展覧会の図録に掲載されてる作品をアップして、
 盗作された作品をご存じの方はご一報を
って書いておくと、割合短期間で情報が集まると思うけどね。文化庁がそこまで徹底して調査をするなら、このところの不祥事に対する失われた声望は、少しは回復できるんじゃない? やらないだろうけど。あとは、昨年和田義彦氏の展覧会をやった美術館の学芸員が責任を持って探すとか、だけどな。だって、展覧会を開いたってことは
 和田義彦氏の画業はオリジナルだ
と信じてたわけでしょう? 疑惑が出てきた今、学芸員に出来ることは、こうした地道な
 自らの鑑賞眼に対する疑いの目を払拭するための作業
じゃないの?

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2006-05-29

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その3) なぜ画家は欧米に留学したがるのか?

最近はどうだか知らないが、一時期、文系研究者が海外留学する理由の一つは
 横のものを縦にして、かつ自分の名前で発表するネタを捜すため
などと悪口を言われていた。英仏独のメジャー言語の論文はともかくとして、イタリア語あたりになったとたん、チェック率は低くなる。もっとマイナーな言語なら、他人が書いた論文を翻訳して、自分のものとして発表しても、 ばれないどころか
 留学の成果
と胸を張れる、なんてブラックジョークがあった。

今回、話題の主になっている和田義彦氏もイタリアを皮切りに、フランスなどへしょっちゅう行って「勉強」していた、と周囲は考えていたのだが、美術界における「欧米留学」の実態はこんな感じだそうだ。【盗作】和田義彦【似てるだけ】スレッドより。


55 :書跡研究者 :2006/05/29(月) 22:57:07
>>48 やれるなら、やってごらんよ。明らかに盗作だ。悪質なね。

画家や画学生の給費留学、派遣研究員で向こうに行くヤシらの目的は
大体においてネタ探しなのは公然の秘密ってか、彼らにとっては当
たり前の事だ。碌に作品を味わう事をせずに、大きなカメラもって
うろついているよ。彼らにとっては、イタリアやヨーロッパのロー
カル作家は絶好のパクリネタらしい。

以前、カーポディモンテのマリアロンダーニの聖母子像を飽かず眺
めていたら、エカキらしい顎鬚生やしたえらそうなオヤジが熱心に写真を
撮っていたので、「これ、一回日本に行ってるから、使えんよ」と
注意したら、「何のことですか?」とばかりに驚いたふりして逃げて
いった事があった。

古典技法のベンキョウに来ました、とぬかして碌な技術も持ち帰らん
ヤシらばっかりだった。


「給費留学」「派遣研修」って国や受け入れ国から税金を貰って、留学してるんじゃないの? 要するに
 わたしたちの税金は、「パクリ洋画家の養成」に長年使われてる
ってことですか? 芸術系の海外派遣制度って、他の分野より簡単に行けそうな感じがするが、行ってやってることが
 欧米の画家のマネ
なのだとしたら、黒田清輝以来の伝統は、今なお脈々と息づいてるってことですか。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その2) タニマチの政治家・実業家はこの人達

ところで、今回の疑惑の主人公和田義彦氏は、森村誠一の小説の挿絵を描いていたらしい。
恐らく、昨年の
 和田義彦展
の際のパーティで撮影された写真が、森村誠一のサイトに出ている。
http://www.morimuraseiichi.com/shashinkan/b/b_35.html
この中に写っている人物で、目を引くのは、
 奥田碩前経団連会長
 綿貫民輔衆議院議員
 鳩山邦夫衆議院議員
あたりだろうか。奥田前会長とは、三重出身の和田氏が名古屋芸術大学の教員だったという東海つながりだろうし、綿貫議員とは、和田氏が神官の家に生まれ、綿貫議員が神官である関係からだろう。奥田前会長以外にも、トヨタのえらいさんが写っている。と言うわけで
 トヨタと政治家にタニマチのいる洋画家
なワケである。芸術選奨の推薦圧力は、トヨタから掛かったか? てか、その程度の圧力で芸術選奨が獲れちゃうとしたら、世の中の
 芸術関係の賞
って、
 政財界のタニマチの口利きで決まる
って噂は本当だったことになりますがね。
 
NHKの9時のニュースによれば
 芸術選奨の選考会議って一回しか開かれない
んだって。つまり
 推薦されたら、よほどのことがない限り通る
ってことだよね?

文化庁のサイトにある贈賞理由。突っ込みどころは赤で。


平成17年度芸術選奨 受賞者及び贈賞理由

美術 和田(わだ) 義彦(よしひこ)
 和田義彦氏は早くに西欧古典技法を習得、氏の高度な油画技術と正確な素描力と重厚な着彩とは、既に定評がある。その氏が平成17年に行った「ドラマとポエジーの画家 和田義彦展」(三重県立美術館、4月〜6月ほか)は、初期から現在まで46年の作歴を示し、骨太な表現と変化に富む内容は圧巻であった。氏の作画世界は、群像等で劇的な情景を設定しているが、示唆するものは社会の不条理や人々の不安、孤独など内面の実存である。常に問題意識が現代の核心に触れていて、その時事性もまた評価できる。


要するに
 去年の展覧会の作品の中でも、スーギ氏を「模写」した作品の「群像の表現」が評価の対象となった
ってことじゃん。誰が推薦したか知らんけど、無茶苦茶ですな。

で、最初のタレコミを2ちゃんねらーが総力を挙げて解読したのがコレ。【社会】「同じモチーフで制作、盗作ではない」 洋画家・和田義彦氏の作品、酷似指摘で調査(画像あり)★2スレッドより。


362 :名無しさん@6周年:2006/05/29(月) 18:35:55 ID:utq3b4mI0
>>349>>359
あんがと。これで完全体になりましたw
--
        御中

前略     只今開催中の和田義彦氏の個展作品の中にイタリアの Alberto Sughi氏の作品の
盗用が認められますので通告いたします。出品作品のほとんどがどこかから盗っているな
と直感しますがウラが取れたものは同封のコピーの作品です。なおこれ以外の国画会出品
作品2点も盗用だと思われます。今出品中の作品の中で「食べる」を誰かに告発されたの
か反省することもなく「Sughiへのオマージュ」とタイトルを付け加えて出品しているよう
ですが、そんな事で許されるものではありません。今回の露骨な盗用を 1976年ローマの画
廊でSughi氏の個展を見て感動した者として断固告発します。国画会会員が、大学の先生
が、盗用作を自分の所属する会、集大成であろう公立美術館での個展に大量出品するとは
どういうことか。盗用の常習犯を会員にしておくとは問題だと思います。ただちに本人か
ら事情聴取をし、除名を視野に入れ検討すべきだと思います。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方

今朝から大騒ぎになってるのが
 今年度の芸術選奨受賞画家の受賞対象作品に「盗作」が含まれている可能性
というニュースだ。あちこちで、
 洋画家 和田義彦氏とアルベルト・スーギ氏の作品比較
がされてるのだが、どう見ても真っ黒に近い。
サンスポより。


洋画家・和田義彦氏、作品酷似で文化庁に調査うける


スギ氏「ノクターン1」(1998年)(上)と、和田氏「ナイトクラブ」(2000年)=両氏の作品集より
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200605/image/06052905tousakusugiKYD02249G060528T.jpg
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200605/image/06052905tousakuwadaKYD02249G060528T.jpg

今春の芸術選奨で文科大臣賞を受けた洋画家の和田義彦氏(66)が、主な受賞理由だった昨年の展覧会に、知人のイタリア人画家の絵と酷似した作品を多数出展したとして文化庁が調査していることが28日わかった。
「盗作された」とする伊画家に対し、和田氏は「似た作品」と認めながら「同じモチーフで制作したもので、盗作ではない」と主張している。
酷似が指摘される作品は、昨春から三重、東京、茨城を巡回した回顧展の作品のうち少なくとも7点で、昭和56年から平成16年の制作。いずれもローマ在住の画家アルベルト・スギ氏(77)の作品と構図などが酷似しており、回顧展以外にも同様の作品が複数ある。
芸術選奨を主管する文化庁に今月、「和田氏の作品は盗作」という匿名投書があり、同庁が両氏から事情を聴くなどしている。「双方の言い分を検討し、必要なら専門家の判断を求める」(芸術文化課)とし、仮に和田氏の盗作が判明すれば「授賞見直しを検討せざるを得ない」という。
和田氏は「スギ氏とは長年の友人。同じモチーフで制作することは伝えてあった」とし「比べて見れば、違う作品だとわかる」と話している。だがスギ氏は、文化庁の調査で初めて事実を知ったといい「明らかな盗作だ」としている。

昭和56年から平成16年というと、1981〜2004年になる。

ところで、昨年開かれ、今回の芸術選奨受賞理由となった
 和田義彦展
の解説に興味深い記述がある。読売新聞社が主催したこの展覧会
 http://info.yomiuri.co.jp/release/200507298018-1.htm
の図録に、三重県立美術館の毛利伊知郎学芸員が、解説を寄せている。注目箇所を赤で。


2005.4
ドラマとポエジーの世界
(略)

 このような時期の後に訪れるのが、1971年(昭和46)に始まるイタリア留学である。この留学がその後の和田義彦にとって決定的ともいえる大きな意味を持つことになるのはいうまでもない。ローマに着いた和田はローマ美術学校に入学するが、一年ほどで国立中央修復学校に転校、油彩画技法と修復技術を学び始める。和田によれば、小品や素描を除くとイタリア時代に自身の作品を制作することはほとんどなかったという。
 それは長い歴史を持つ油彩画技法によって自身の作品を創造していこうとするとき、その技法を徹底して修得することによって、いわば制作の基礎固めを行おうという画家の姿勢によるものと解してよいだろう。
 いうまでもなく、日本からヨーロッパに留学する画家たちが、油彩画発祥の地でどのような研究を行うかは一様でない。たとえ遠回りになっても、自己が取り上げる技法を自身の血肉とすべく修練を積もうとするその行動は極めて堅実というべきで、いかにも生真面目な画家の性格の現れといえるかもしれない。
 滞欧は5年半ほどに及んだが、その間に和田はローマを基点に古典絵画の研究を重ね、マドリッドにも足を伸ばしてプラド美術館でルーベンスやリベラ作品の模写を行っている。
 こうした技法研究と平行して、和田は多くの素描をローマで行っている。その一部は本展にも出品されているが、例えば《習作(女性像)》(no.2-3)などを見ると、その後の和田作品に登場する人物像の生の姿—骨太な人物像の骨格といったものが現れているように思われる。
 1977年(昭和52)秋に帰国した和田は翌年から国画会に復帰、ヨーロッパでの収穫を自己の作品に具現化することになる。そうした70年代末から80年代前半は、イタリア留学の体験と密接に結びついた作品によって自己のスタイルを確立した第一の高揚期といってよいだろうし、その後1990年代に至る和田作品に登場する各種モチーフをはじめ、和田芸術の基本構造が提示された時期ということもできるだろう。
(略)
 1991年(平成3)、50歳を越えた和田に新たな西洋体験が訪れることになる。この時期、和田は名古屋芸術大学に勤務していたが、その休暇中にパリ国立美術学校のピエール・キャロン教授に招かれて渡仏、画学生にまじってデッサンや制作を行い、以後しばしばパリを訪れるようになったという。また、1996年(平成8)からはベルギー出身でパリを拠点に制作活動をしている画家ジャン・ルスタンから招待されてヴェニスやアントワープ、パリに滞在するようになったという。
 パリを訪れるようになった1990年代以降、和田作品に変化が現れる。それは、ルネサンスやマニエリスム、バロック美術との関連を窺わせる舞台仕立てが影を潜め、カフェやクラブなどが場面設定として頻繁に登場するようになったこと、中間調の色彩でまとめられた作品、あるいは明度の高い色彩による作品が見られるようになったことなどである。
 この時期の作品にも複雑な感情を示し、他者と微妙な関係を結ぶ多くの人間が登場する。彼らは、作品の中で様々な人間ドラマを演じているのである。同時に、風景と単独の人物とを組み合わせた1990年代以降の作品は、美しい色彩効果とあいまって、独特の詩情を強く漂わせている。この展覧会の副題を「ドラマとポエジーの画家」と命名した所以である。
 そうした意味で、1990年代から2000年代初期を和田の第二期ととらえることができるだろう。そして、この時期の作品によって画家和田義彦のイメージは広く知られるようになったのである。では、パリを訪れるようになって、和田は西洋絵画や自らの制作についてどのような考えを抱くようになったのだろうか。
 フランス近代絵画に接することによって、イタリアルネサンス以降、近代に至る西洋絵画の展開を実感したことも大きな成果であったというが、一つのスタイルに固定することなく、常に変化し続けることの重要性をルスタンらから教えられ、常に新しい表現を求め続けることを和田は非常に重要なことと考えるようになったと画家自らしばしば語っている。
 また、色調の変化と関連づけて、イタリアやスペインの絵画は強い明暗法が大きな特徴であるが、フランス絵画の特質はむしろ強いコントラストを抑制して、中間色で作品をまとめることにあると認識するようになったという。
 パリ滞在にはイタリア留学時代に研究したことを再確認するという意義もあった。たとえば、古典絵画の模写や修復を通じて学んだ絵画技術の「技術」という言葉に含まれる精神性をも含んだ意味の深さと重要性を、和田はジャン・ルスタンらとの交流を通じて再認識したという。


サンスポの記事だと
 1986年あたりから、スーギ氏の作品の「模写」に近い「盗作」
を始めたようだが、それが顕著になるのは、1991年の渡仏以降であり、皮肉なことに

パリ滞在にはイタリア留学時代に研究したことを再確認するという意義

があったと和田氏自身認めている。これが
 スーギ氏の作品を写真に撮り、自分の作品に「投影」する
作業だったとしたら、そして、この「盗作」によって
 画家としての声価を高めた
のだとしたら、あまりにも罪深い話だと思う。
更に和田氏の経歴によれば、

和田義彦 非常勤講師

1987 イタリア作家スカルコ、ポントルモ、ファラーニと四人展(ホルニ画廊、ボローニャ


とあり、サンスポの記事が指摘する1986年の「盗作」は、この1987年のボローニャの四人展の準備期間に描かれたものという可能性がある。
「盗作」はインスピレーションを失った芸術家の常套手段だ。誰しも、いつまでも、同じように創作活動を続けられるわけではない。書けなくなった作家はいつの間にか消えていくが、描けなくなった大学の油絵の先生が、描けないまま許されるほど、絵の世界は甘くはない。恐らく、和田氏の芸術家としての転機は46歳頃に訪れたのだろう。日本人は
 年を取れば取るほど、ありがたい巨匠
だと思ってる節があるが、芸術家は死ぬまで成長し続けるワケではない。それが可能なのは、世界でもごく一握りの天才だけである。日本の洋画壇に現在そんな天才画家がいるのかどうか、寡聞にして知らない。

しかし、文化庁の芸術選奨選定って、誰が決めてるの? こんなタレコミがあるまで、盗作に気がつかなかったということは、
 これまでにも同様の例はあったかも知れないが、判明してない疑惑の受賞
が他にもあるかも知れない、ってことじゃん。日本のキュレーターの目は節穴ですか。
 

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