2010-07-12

W杯2010 ドイツ水族館のイギリス出身の蛸の予言はスペイン優勝で八発八中

朝起きたら、ちょうど
 W杯決勝戦
が始まったところだった。
 ファウルを意図的に使っても勝ちに行く判断
を固めたのがオランダで、出るは出るは、前半からイエローカードの山。なんせ
 デ・ヨングがシャビアロンソの胸を蹴りに行く
なんて、普通だったら一発レッドじゃないか、という悪質なファウルも出るのだが、ハワード・ウェブ主審は、ともかく
 イエローを出しまくる
ことで対処した。オランダがやればスペインだって黙ってないわけで、オランダは結局累積2枚で退場者を出して9枚、スペインは5枚と
 14枚のイエローカードが乱れ飛ぶゲーム
とは相成った。

オランダの退場者は
 延長後半4分でイエロー2枚でピッチを去ったハイティンハ
で、ここからは
 1枚少なくなったオランダに、スペインが猛攻を掛ける展開
に。まあ、
 どっちか退場者が出たら、そっちが負けるだろう
という拮抗した試合だっただけに、オランダの「やり方」は、やはり失敗したというべきだろう。
その後、スペインのイエニスタがゴールを決めたが、オランダは
 オフサイドじゃないか
と全員が抗議。もっとも、オフサイドは認められず、これがそのまま決勝点になった。
喜んだイエニスタが
 ユニフォームを脱いだ
ので
 イエローを貰った
のは、まあ、しょうがないっちゃしょうがない。スペイン人だしな。と思ったのだが、
 ユニフォームを脱いだアンダーウエアの上に何か文字が書いてあった
のだ。そのメッセージの意味を産経が報じている。


【W杯】亡き友に捧げた決勝ゴールとイエローカード イニエスタ

2010.7.12 07:49

 互いに何度もゴールを襲い合う死闘だった。延長後半11分、セスクのパスを受けたイニエスタは右足を振り抜いた。シュートは遠かったオランダのゴールに突き刺さり、イニエスタはそのままスタンドに駆け出しながらジャージーを脱いだ。規定から、イエローカードは覚悟のうえだった。アンダーシャツには「ダニ・ハルケ 俺たちはいつも一緒だ」と書かれていた。警告を受けても、どうしてもこれを見せたかったのだ。彼に。
 ダニエル・ハルケはバルセロナ出身。エスパニョールの主将や、21歳以下のスペイン代表としても活躍した。だが、昨年8月、遠征先のイタリア・フィレンツェのホテルで急死した。急性の心臓疾患、26歳の若さだった。同じバルセロナを本拠地にするエスパニョールの中心選手として、イニエスタやシャビ、プジョルには、おなじみの仲間だった。
 決勝ゴールとなる延長後半の得点を決めると、イニエスタは躊躇なくジャージを脱ぎ、左のコーナーポストに向かって駆けだした。主審は当然のように、笛を吹き、イエローカードをかざした。イニエスタには覚悟の警告だったのだろう。カードが飛び交った激しい決勝戦で、イニエスタは1枚も警告を受けていなかった。これが2枚目で退場となったなら、イニエスタもジャージーを脱ぐことはなかったろう。
 いや、激しいゲームの中で、このアンダーシャツをみせるために、彼はファールを自重していたのかもしれない。それぐらい、冷静なプレーと、熱いハートを平気で共存させることができる選手だ。
(略)
 試合終了直後のピッチサイド・インタビューでイニエスタは、「優勝についても決勝ゴールについても、言葉が出てこない。これはハルケと、家族と、仲間がもたらしてくれたものだ」と話した。

そうそう。試合直後のインタビューで、イエニスタは、何度も言葉に詰まっていた。やっと絞り出すようにこのコメントを出したのだった。

オランダが悔しがっているのは
 FKで壁に当たった球がゴール横を飛んでいった場面
で、審判がGKを命じたシーン。オランダのファンマルウェイク監督の言葉。共同が拾っている。


「審判が見ていなかった…仕方ない」オランダ監督

2010年7月12日9時14分

オランダ・ファンマルウェイク監督 負けたことには失望したし、つらい。終盤にCKがもらえたと思ったが、審判だけは見てくれていなかった。ただスポーツだから仕方がない。(共同)

もっとも、このプレイの直前に、オランダの危険なプレイがあったが、イエローカードを出さずに流したので、相殺かな〜と思って見ていた。

さて、これで
 蛸のパウルの予言は「八発八中」
となった。各メディアが取り上げているので、貼っておこう。
まずは朝日。


スペイン歓喜「パウルよ永遠に」 予言ダコ、8戦全勝

2010年7月12日11時3分

 【ベルリン=松井健】サッカーW杯南アフリカ大会の試合結果を当て続け、「予言ダコ」として世界的に有名になったドイツ西部オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル」は11日の決勝と10日の3位決定戦の結果も的中させ、今大会を「8戦全勝」で締めくくった。
 AP通信によると、マドリードでスペインの優勝を喜ぶ群衆の中には「パウルよ、永遠に」と書いた横断幕まであったという。パウルは9日、3位決定戦でのドイツ勝利を予言したが、ちゅうちょしたあげくにドイツを選んだ動きについて、後半37分になって決勝点を決めたドイツの試合経過まで正しく当てた、と喜ぶドイツメディアもあった。
 準決勝敗退に怒ったドイツのファンから「食べてやる」と脅されたり、勝ち上がったスペインから招待を受けたりと、どこか影の薄かったW杯公式マスコットをしのぐアイドルとなったパウル。ただ、すでに2歳半で、人間でいえばかなりのお年寄り。2年後のサッカー欧州選手権や4年後のW杯ブラジル大会まで生きて予言するのは難しそうだ。

読売はあっさり。


タコ予想8戦8勝、最期?の予想はスペインV

 予言は最後まで的中した。
 ドイツ戦の試合結果をすべて当ててきた独西部オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル君」は、スペインが勝った決勝の予想もズバリ的中させて、足の数と同じ8戦8勝の成績でW杯南アフリカ大会を締めくくった。
 ドイツ戦以外を予想するのは初めてで、2008年の欧州選手権では決勝の予言を外したこともあった。しかし、そんな不安も吹き飛ばした。タコの寿命は3歳前後のため、2歳のパウル君にとっては最後の予想となった。

(2010年7月12日09時59分 読売新聞)

毎日は共同をそのまま使う。
 パウルはそろそろ「寿命」なので「後継者育成を検討」
だとか。


南アW杯:タコ「パウル君」の予言 決勝戦も大当たり

“予言”はすべて当たりだった--。11日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会決勝戦で、スペインがオランダに勝利すると予言していたドイツ西部オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル君」。今大会のドイツ代表の計7試合と決勝戦の結果をすべて的中させ、「驚異的」と受け止められている。
 パウル君の予言は「的中し過ぎる」ため、世界的な話題に。9日の予言の際は、世界各地から100人以上のジャーナリストが殺到。欧米や中東の計約600のテレビ局が生中継したという。
 ドイツ有力紙は、今回W杯のDVD特集を製作するとしたら、表紙にふさわしいのは「パウル君」とした。
 同水族館によると、タコの寿命は3歳前後。2歳のパウル君は「年齢の限界」のため、W杯予言は今回限り。水族館は後継者を「育成」し、2014年の次回ブラジル大会に備えることを検討している。(共同)

まあ、他の蛸がパウルのように
 よく当たる
かどうかは不明だけど。

こちらは産経。スペインサポーターの
 蛸ペイント
がステキ。
スペインファンは、パウル君のイラストをスペイン色に染めて、試合に臨んだ(AP)

で、例によって
 動物大好きなNHK
はこんな感じ。


占いタコ すべて的中で人気沸騰

7月12日 11時26分

 サッカーワールドカップ南アフリカ大会で、ドイツチームの勝敗の予想をすべて的中させ、世界的な注目を集めているタコが、決勝戦でのスペインの勝利もみごと当て、優勝国スペインをはじめ世界各国で人気が沸騰しています。
 ドイツ西部の水族館で飼われているタコのパオルはエサの貝が入った2つのケースのどちらを選ぶかでドイツの代表チームの勝敗を占い、1次リーグと決勝トーナメント、それに3位決定戦までの7試合すべてで予想を的中させました。そして日本時間の12日未明に行われたオランダ対スペインの決勝戦でも、スペインの勝利をみごと当て、スペインの首都マドリードではサッカーファンが「タコのパオルよ、永遠なれ」などと書かれた横断幕やパオルの絵を掲げて盛り上がりました。またインターネットのサイトでも「パオルに優勝トロフィーをあげるべきだ」「私のテストの答えも教えてほしい」などと世界各地からパオルの快挙をたたえる書き込みが相次いでいます。すっかり有名になったタコのパオルですが、タコの平均的な寿命は3年ともいわれ、現在、2歳半のパオルは今回のワールドカップで、占いの世界からは引退するのではないかとうわさされています

まあ、
 ほのぼのニュースに仕立て上げる腕前
は、いつもながらですな、NHK。で、当然ながら
 ダーウィンが来た!

 蛸特集
をやるんだろうな。

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2010-07-11

W杯2010 オランダ国防省 代表チーム帰国便をF16でエスコート

さて、今夜はいよいよ決勝戦。
蛸のパウルの予言では
 スペイン勝利
だが、さてね。

オランダ国防省は、
 代表チームの帰国便をF16でエスコートする
と発表した。スポニチより。


オランダ“優勝運河パレード”計画 F16戦闘機も出動だ

 人口約75万人のオランダの首都アムステルダムで、13日に150万人参加の“優勝運河パレード”を実施する。アムステルダムは縦横に運河が発達し、88年欧州選手権の優勝直後にも運河パレードが行われた。その際にはビールをがぶ飲みして国旗を振り回したファンがボートハウスによじ登り、重量オーバーで沈没するという事故が起きている。今回はボートハウスの近くをなるべく通らないルートを設定。多くの群衆が集まった場合は危険と判断された2つの橋は通行止めにする。決勝で敗れた場合は祝賀会のみの開催となる。
 また、オランダ国防省は12日に帰国する代表チームを2機のF16戦闘機で出迎えると発表。1機はチームカラーのオレンジに染められ、旅客機が領空に入ったところからエスコートする。
[ 2010年07月11日 12:17 ]

なんせ
 合法的な戦争
と呼ばれるのがW杯。決勝を戦った代表選手は
 オランダの英雄
だから、
 F16でエスコート
する栄誉を与えるくらいは当然、という態度である。

日本では
 絶対にやって貰えない「栄誉礼」
だけどな。

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2010-07-04

W杯2010 「負けないサッカー」では勝ち上がれない

日本の決勝リーグ一回戦のパラグアイ戦。
 4試合不動の先発メンバー
というアナウンスを聞いて
 今日はダメかも知れない
と思った。標高1200mの高地で4試合目を同じメンバーで闘う。疲労はピークに近づいているはずだ。
相手のパラグアイは、高地戦の経験が少なくない南米の国だから、高地の試合には慣れているだろう。イエローカードの累積もあり
 メンバーを5人入れ替えてきた
のだった。体力的なアドバンテージの彼我の差はこの時点で明らかだった。

試合はもつれた。ともかくも点が入らない。
決定的な瞬間でも、グループリーグでは決まっていた場面なのに、ちょっとズレてしまう。
 疲労が思考力を奪い、身体のキレも損なっている
のではないか、と感じた。

最後はPK。
PKは運だから、これはしょうがない。

勝てなかった。

今回のワールドカップで日本が得た教訓は
 予選や本選のグループリーグは「負けないサッカー」でやっていけるが、決勝リーグでは「勝つサッカー」をやらないと勝ち残れない
ということだろう。
岡田監督は
 負けないサッカーはできる
が、勝つサッカーについてはどうだろう? その辺りが不安だ。

ワールドカップに限らず、
 勝ち上がることが必須条件のトーナメント
には
 勝ち方
がある。どんなスポーツでもそれは変わらないだろう。
NBAやMLB、NHLでも
 レギュラーシーズンはそこそこ勝てるのに、プレイオフでは勝ち上がれないチーム
がある。95-96年シーズンのChicago Bullsが82試合中72勝して、このシーズン優勝したというのは例外中の例外で、普通はプレイオフに勝ち残ることが決まれば
 レギュラーシーズン後半では、レギュラーを休ませたり、若手に経験を積ませ、プレイオフに向けて力を蓄える
ものだ。レギュラーシーズンが良くても、プレイオフでさっぱりな戦績になるチームがあるのは、
 プレイオフでの勝ち方を知らない
からで、そこはベテランの経験が生きる。そういう意味では
 今回の日本には決勝リーグを生き延びた経験のある選手は一人もいなかった

 監督にも決勝リーグを勝ち上がった経験はない
のだった。日本は
 グループリーグを全力で戦う
ことで、決勝リーグに上がった。

日本は、今回
 負けないサッカーで、決勝リーグに残る
ことはできたが
 勝つサッカーで、決勝リーグを勝ち上がる
ことはできなかった。この間には大きな差がある。しかも
 4回とも「不動の先発メンバー」
というのでは
 決勝リーグを勝ち上がる余裕がまるでない
と自ら認めているのと同じである。

個人的な希望を言えば
 パラグアイ戦後半に森本を見たかった
のだが、今大会で森本は一度も試合に出るチャンスを与えられなかった。少なくとも
 結果的にゴール前でシュートを躊躇した玉田を出す
よりは、森本に賭けてもよかったように感じた。

それでも前回2006ドイツ大会のように
 日本のゴールが見たい〜
とサポーターが歌わなくて良かったのは収穫だ。

84歳の母は、ワールドカップ開幕前に本田を見て
 日本にも、こういう点を取りに行く気迫を持った選手がいないとダメなのよ!
と、いたく気に入った様子だった。
 岡田監督の「博打」
が当たって、今回は本来はMFの本田をFWに据えることでグループリーグを勝ち上がったが、本当は
 本職のFWがいないといけない局面
だった。海外で揉まれてきた本田が、一瞬の隙を逃さず放ったカメルーン戦のシュートが
 日本の快進撃の原動力
となったのは論を俟たないだろう。だがそれは
 あくまでも結果論
なのであり、4年後も同じことが出来るとは限らないし、
 時間を掛けてチームを作り上げる戦略
とは、正反対の「成功」であった。日本の快進撃は、サッカーの神様が極東の小国にもたらした、ちょっとした
 僥倖
だったと言ってもいいかもしれない。
確かに
 運も実力の内
であり、日本が入っていたE組は
 強豪国が2つ以上入ってない組
であり、
 オランダ以外のどの3か国にも勝ち抜けるチャンスのある組
だった。今後、こうした
 抽選の幸運
が常に日本にやってくるとは限らないわけで、実際のところ
 今回のワールドカップは数少ない「日本がベスト8以上を狙える大会」
だった。このことは、今後何度となく語られることになるかも知れない。
しかしながら
 運は決勝リーグ進出で使い果たしてしまった
わけで、PK戦を勝ち抜く「運」は日本には残っていなかった。

今後の楽しみは
 今回の日本代表の活躍が世界のサッカー市場の目に留まった
ことで、海外でプレイする選手が増えることだ。
Jリーグでレギュラーでも、海外では、そうは簡単にはいかない。
言葉の壁もある。
プレイスタイルの違いもある。
監督の好き嫌いもある。
それでも、真摯に練習を続け、与えられたプレイ時間で結果を出すならば、出場時間は増え、実力も上がっていくだろう。
若い選手こそ、海外で揉まれて欲しい。
 球際の強さ

 シュートに賭ける執念
が、Jリーグと海外の上位リーグでは段違いだ。それは経験によってしか、高められない技能であり、貪欲さだろうと思う。

森本を見たかった、というのはまさにその点で、
 イタリア語を流暢に操る森本のインタビュー
が流れたりしているのを知ると、余計に残念に思う。森本の日本でのプロデビュー戦は今でも印象深い。
今年22歳の森本が海外でここまでやって来られたのは、本人の絶えざる努力の賜物である。その成果をピッチ上で見たかった。

次期日本代表監督は
 決勝リーグを勝ち上がったことのある人物
が望ましい。
 勝ち方を知っている人間の叡智
こそが、
 海外開催のワールドカップで決勝リーグ進出を果たした日本
の次なる課題
 決勝リーグでの勝ち上がり
を解決する力になる。

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2010-06-26

W杯2010 いろんな意味で心配 北朝鮮惨敗のポルトガル戦を実況中継(その3)韓国国家情報院長が「金正日が記憶力低下、非論理的な言動」@韓国メディア

北朝鮮で
 権力委譲への動き
が慌ただしい。NHKより。


北朝鮮 9月に党代表者会開催

6月26日 10時48分

 北朝鮮は、朝鮮労働党の「最高指導機関の選挙」を行うための党代表者会を、ことし9月に開くことを明らかにし、キム・ジョンイル総書記の後継者を公式に擁立することに向けた動きの可能性があります。
 北朝鮮の朝鮮中央通信は26日朝、「朝鮮労働党の最高指導機関選挙を行うための党代表者会」が9月上旬に招集されることが決まったと伝えました。その背景として、朝鮮中央通信は、党の創立65周年にあたることしは「特記すべき大変革に向かっている」などと伝えていることから、党代表者会の招集は、キム・ジョンイル総書記の後継者問題と関連しているとみられます。「最高指導機関の選挙」が具体的に何を指すのか説明はありませんが、この選挙に続いて、1980年以来一度も開かれていない党大会を開催するのではないかという見方が出ています。1980年に開かれた党大会では、キム総書記が初めて対外的に姿を現しており、26日朝に発表された政治日程は、キム総書記の後継者として有力視される三男のジョンウン氏を公式に擁立することに向けた動きの可能性があります。北朝鮮は今月、異例となる年2度目の最高人民会議を開き、キム総書記の義理の弟チャン・ソンテク氏を国防委員会の副委員長に選出しており、これもジョンウン氏を補佐する体制をつくるための人事だったとみられています。

で、こんなニュースが。読売より。


金正日総書記が「記憶力低下・非論理的な言動」

【ソウル=前田泰広】韓国紙・朝鮮日報は26日、韓国の情報機関・国家情報院の元世勲(ウォンセフン)院長が北朝鮮の金正日総書記について「記憶力が低下し、現地視察などで論理的に合わない話をする」と述べたと報じた。
 院長が24日に開かれた非公開の国会情報委員会で明らかにしたという。事実ならば、北朝鮮が後継体制構築を急ぐ理由になるとみられる。
(2010年6月26日11時56分 読売新聞)

さて、この
 韓国国家情報院長の発言が本当
だとすれば
 W杯のポルトガル戦で「攻撃的布陣を将軍様が指示」して惨敗
というのも
 権力委譲の口実に使われる
ってことかい。

イヤな方向に想像を逞しくすれば
 ポルトガル戦を編集できない「生中継」で北朝鮮で流す
ことによって
 「戦術を指導」した将軍様のご威光の失墜を目の当たりにさせる
ところまでが
 北朝鮮当局の「情報宣伝活動」
ってことになるんだが、そこまで考えている策士がいたらすごいなあ。(棒読み)

確かに、
 将軍様の「ご乱心」による「ご指導」
だったとすれば、ポルトガル戦惨敗直後の北朝鮮の監督の次の言葉も頷けるわけなんだが。サーチナより。


「炭鉱送り、懲罰はない」と北の監督が明言、W杯の大敗を受け
6月22日11時28分配信 サーチナ

 21日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会G組の北朝鮮-ポルトガル戦が行われ、北朝鮮は今大会における最多失点となる0-7で大敗した。試合終了後、北朝鮮の金正勲監督はインタビューで「(大敗および予選敗退でも)懲罰を受けることはないだろう」との見解を示した。
 今大会で北朝鮮は16強入りを目標としており、金正勲監督は試合前、「予選突破は北朝鮮に取ってすばらしい成績であると同時に、われわれの目標でもある」と語っていた。
 ポルトガル戦での北朝鮮は、前半25分まではポルトガルを上回るほどのパフォーマンスを見せ、得点の機会も何度か演出したが、後半に入って爆発したポルトガルの前に7失点を喫し、惨敗した。試合終了後、金正勲監督は「自分の責任である」としながらも、戦術上のミスが大量失点を招いたと語った。
 15日に行われた北朝鮮-ブラジル戦を前に、北朝鮮の選手は負ければ懲罰される可能性があり、炭鉱に送られる可能性もあるとささやかれていたことについて、金正勲監督は「予選突破はできなかったが、懲罰を受けることはない」と明言した。(編集担当:畠山栄)

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2010-06-22

W杯2010 いろんな意味で心配 北朝鮮惨敗のポルトガル戦を実況中継

ポルトガルに対し、ガチで勝負に行って、北朝鮮が0-7と惨敗を喫した。
「愛国的」な試合後のコメントが出ている。スポニチより。


鄭大世不発…北朝鮮リベンジならず敗退決定

 【W杯1次リーグG組 北朝鮮0―7ポルトガル】44年前のリベンジはならなかった。北朝鮮が後半だけで6失点を喫して0―7と大敗。2連敗で今大会アジア勢で初めて1次リーグ敗退が決まった。
 前回出場した66年イングランド大会準々決勝でポルトガルに3―0から3―5と大逆転負けを喫していただけに、FW鄭大世(川崎F)は「本当に残念。66年のリベンジをしたかったが、このような結果になって申し訳ない」と悔しがった。
 エースとしての奮闘も結果につながらなかった。鄭大世は前半12分、後半6分にFKを蹴り、後半28分には強烈なミドルなど、チーム最多の5本のシュートを放った。しかし、相手の徹底マークもあってW杯初得点はならず。一方で守備はボランチのMF安英学(大宮)を中心に前半1失点と踏ん張っていたが、後半は一気に崩れて6失点。1―2と奮闘した15日のブラジル戦が、すっかりかすんでしまった。
 キム・ジョンフン監督は「選手は守備的に戦うことができなかった。私の責任だ。目標は達成できなかったが、もう1試合ある」。44年前に8強入りした快進撃の再現も夢散。後は25日のコートジボワール戦で初勝利を目指すしかない。
(以下略)

監督は上記記事の発言に続いてこんなコメントもしている。共同より。


精神力を強化し、最後の試合に向けて準備したい。

えらく悲痛なコメントが続くと思ったら
 この大惨敗の試合を北朝鮮で実況中継していた
のであった。そりゃあ
 映像を編集して、「北朝鮮がいい試合をした」って捏造宣伝できない
わなあ。その上、テレビを持っている富裕な北朝鮮人民の前に
 祖国のチームがポルトガルに蹂躙される姿
を晒すことになったのだ。

共同より。


対ポルトガル戦異例の実況、北朝鮮 

 【平壌共同】北朝鮮の国営朝鮮中央テレビは21日午後8時23分(日本時間同)から、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の北朝鮮対ポルトガルの試合を実況中継し、北朝鮮が0―7で敗れたことを伝えた

 北朝鮮が海外で行われる自国代表のスポーツの試合を実況するのは異例。中継は、アナウンサーと体育科学研究院の専門家による解説を交え放映された。北朝鮮は今回のW杯の映像を、アジア太平洋放送連合(ABU)から提供を受けている。

2010/06/22 00:16

大丈夫か、北朝鮮代表。
いろんな意味で心配なんだが。

そうかあ、ブラジル戦のように引いて闘えば、ここまで大量得失点することもなかったと思うんだけど、
 実況中継されているから、ガチで行った
んだろうなあ。北朝鮮でサッカーといえば、人民にとっては大事な競技な一つのわけで、中学時代に朝鮮中学から転校してきた友達も、やたらサッカーに燃えていた。世界中に発信されている
 国威発揚の最たる場
で、あんなことになっちゃったわけですか。将軍様が見ていたのは必至な状況で
 引いて超守備的布陣で闘う
などという戦法は最初からあり得なかったんだろうなあ。いくら
 ブラジル相手にそこそこやった
と言っても、あれは引いて闘ったからこその「惜敗」で
 ポルトガル相手にガチ
というのは、はっきり言って自殺行為に近い。コートジボワール戦に向けて
 精神力を強化
という監督の言葉は、帰国後の彼ら北朝鮮チームの行く手が極めて厳しい辛いものであることを暗示しているように思われる。てか
 竹槍でB29を落とそうという「精神攻撃」
じゃ、近代サッカーでは何もよい成果を生まない。ともかく、次もブラジル戦同様
 まずは引いて闘い、好機を待つ
のがいいんじゃないのかなあ。今回、ポルトガルが大量得点で勝ったことで、一次リーグ敗退がほぼ決まってしまったコートジボワールだが
 北朝鮮からは一勝してやろう
と思っているんじゃないか?

実況していた朝鮮中央テレビが、どのような
 フォロー
をしたのか是非知りたいものだ。

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2008-07-02

毎日新聞の英文記事、主婦および看護師を始めとする医療従事者の怒りを買う(その16)日本PTA全国協議会に動き

少女買春を教唆するような内容など、子どもが性犯罪の被害者になりかねない英文記事を世界に発信し続けていた毎日新聞に対し、日本PTA全国協議会が動くかも知れないとの話が出てきた。
「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造報道33スレッドより。


86 :可愛い奥様:2008/07/01(火) 14:43:14 ID:R2/gf4Ub0
電凸報告

今、主人が社団法人日本PTA全国協議会に電話しました。

昨日この話が持ち込まれ、役員会にかける準備をしているそうです
天下の毎日新聞が、このような報道をしたことが信じられない。
事実なら問題だと思う
とのことでした。

何らかの対応もあるとの返事をいただきました。

559 :可愛い奥様:2008/07/01(火) 16:14:42 ID:23CeLdDE0
 どうやら毎日新聞は対応を完全に間違ったようだわ

早々にテレビカメラの前で経緯説明と謝罪をしてればまだマシだったのに


社団法人日本PTA全国協議会でも、「少女売春の奨励記事」などが問題となってるそうです。


http://www.nippon-pta.or.jp/

少子化の世の中とはいえ、日本PTA全国協議会に問題視されると、毎日新聞は道義的にも、経営的にも、痛いところが出てくるだろう。誠意ある対応がなければ、
 毎日小学生新聞および毎日新聞の不買
 イベント協賛などの解消
 全国のPTAでの毎日新聞の姿勢糾弾活動
などが起きる可能性がある。そしてたぶん
 NIEに毎日新聞は教材として利用しない、毎日新聞関係者を講師として呼ばないという申し合わせ
などが行われる。NIEは少子高齢化の日本では
 将来の新聞読者を育てるための戦略
だから、そこから外されることは、相当ダメージになるだろう。
当然、日本PTA全国協議会は文科省にもなんらかの働きかけを行うだろう。

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2006-07-05

W杯 ブラジル対日本 4-1 (その2) ブラジル戦翌朝の「三角ベース」 「日本代表」一部のメンタリティを疑う

2ちゃんねるの「日本代表蹴球」板に
 【世界が失笑】日本敗戦後、三角ベースをやって遊ぶ
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/eleven/1151572412/
というスレッドが立ったのは、6月29日のことだった。
ソースは、向井亜紀の
 向井亜紀ブログ
の6月28日付の記事だった。


「お揃いさん、どうぞよろしく!」 2006年6月28日
(略)

実は。
ドイツから帰ってきた記者から聞いたところ、日本代表選手数人は、ブラジル戦の翌日、ホテルの中庭で三角ベースをやって、ワイワイ笑って遊んでいたらしく、
「やっぱり、日本は、野球の国なんだね。サッカーはあまりポピュラーじゃないんでしょ?」
と、他の選手団から失笑を買ってしまっていたとのこと

「負けたら、どんな顔をして国へ帰ればいいんだ・・・」
と、ご飯ものどを通らなくなる選手たちから見れば、その日本選手たちは不思議な存在だったようで、・・・すべてを出し切って戦ったからこそ、笑って余暇を楽しんでいるのだろうと思いたいですよぉん(ドキドキ)。

(以下略)


最近まで、他に同様の情報がなく
 これは本当の話か? 信じられるのか?
と思っていた、というか「ネタだろう」くらいに考えていたのだが、現地で、この様子を目撃した人は他にもいたことが、上記スレッド内で判明した。

写真まで載っているblogは
 逃亡日記 6月23日の記事
だ。ブラジルに惨敗した翌日の記事である。


June 23, 2006
一夜明け・・・
【逃亡146日目、ボン】
ドルトムントを4時に出発しフランクフルト7時着。
まだ眠いし、外は寒いし、宿のチェックインには早過ぎるということでボンへ。
移動中はもちろん爆睡ですよ!
(略)

http://image.blog.livedoor.jp/chida1979/imgs/9/1/919a2f4d-s.JPG(「野球」で遊ぶ日本代表有志の写真)

一方ホテルの中庭では"中澤、玉田、福西"vs"宮本、楢崎、土肥"で野球してたよ。
福西のHRなどで中澤組が快勝!
負け組はケツバットされてた(笑)

(以下略)


げ〜、ネタじゃなかったのかよ。
この事実を知って、さっきからかなり落胆している。

宮本は、キャプテンだったが、累積イエローでブラジル戦には出場停止。
その人間が、
 惨敗後の息抜きに三角ベースだか野球だかを、マスコミやサポーターに見える場所で楽しそうにやってる
って、もの凄い違和感がある。わたしの考えが古すぎるのか?
てか、宮本にとっての
 日本代表キャプテン
って、その程度のモノだったんだね〜。

楢崎と土肥は、出場機会がなかった。
玉田は1ゴールを決めたからいいようなものの、結局日本はその一点を守れるどころか、前半終了直前に追いつかれて、ブラジルを勢いづかせた。
中澤は、その前半終了直前に一点を入れられた元凶で、マークすべきロナウドを「見てるだけ」で詰めもしなかった。
福西については、あまり記憶に残ってない。

少なくとも、中澤と宮本の二人については、三角ベースだか野球だか知らないけど、自分たちが惨敗の原因となっているというのに、翌朝けろっとして、そんなことをやって平気だというメンタリティが理解できない。「帰国前の息抜き」か? 十分な働きもしなかったのにな。
「90分間、前を向いて走り続ける」というサッカーの基礎すらまともにできなかったのに、あの惨敗の翌朝、他の球技で息抜きとは恐れ入るな。そりゃ、向井亜紀ブログにあるように
 他国の選手団に失笑
されるのは、当然だ。

息抜きをするな、とは言わないが、熱心に応援していたサポーターには、この行動を許す人もいれば、失望する人もいるだろう。少なくとも、写真を撮られるようじゃ、脇が甘すぎる。
「家に帰るまでが遠足ですよ〜」てのは小学校で指導するんだけど、「日本に帰り着くまでは、日本代表」だろう。不注意な行動で
 日本ってやっぱりサッカーはダメだね
と思われるんだからな。ま、これで、
 自分たちの世界市場での価値を下げた
ってことに気がつかないのであれば、「三角ベース」参加者に幸あれ、だ。

W杯日本代表って、「仲良しクラブ」じゃないだろう。
てか、こういう意識の連中と、中田英寿・川口能活じゃ、温度差がありすぎて、そもそもチームとして成立していたかどうかすら、危うい。
W杯ドイツ大会が終わったら、引退することを、かねてから中田英寿は決めていたそうだが、こんな
 責任感も緊張感もない、「豪華国際遠征試合」旅行ご一行様
と一緒にプレイしていたことを、惨敗の翌朝に再確認させられたのだから、代表から引くだけでなく、サッカーをやめたくなる気持が、さらに強まったことは確かだろう。

次期日本代表監督のオシムには、是非、代表メンバーを総入れ替えするくらいの布陣を敷いて、チームのタガを締め直すところから始めて貰いたい。

おまけ。
中田引退についての宮本のコメント。毎日より。


中田英引退:主将の宮本「戦う姿、選手の心に残る」

 W杯ドイツ大会で日本代表主将を務めたDF宮本恒靖(ガ大阪)は4日、中田英の引退表明について「もっとやってほしいが、本人の判断を尊重したい。彼の戦う姿は、一緒にプレーした選手の心に残っていくだろう。走り続けた人だから、ゆっくりしてもらいたい」と語った。
 W杯では、主将として引いて守ることを主張する宮本と、攻め上がろうとする中田英がピッチ上で対立する姿も見られた。宮本は「それもなくなるかと思うと、少しさみしい。(累積警告でブラジル戦を欠場し)最後の試合を一緒にできなかったのが心残りだ」と後悔を口にした。
 半年前から引退を決めていたことについては知らなかったとしながらも「ドイツに入る前から、この大会に対する意気込みを感じていた。今思えば、ということはある。引退は、意外に思う気持ちと、やっぱりという思いがある」と話した。
 宮本と中田英は77年生まれの同い年。ユース時代から日本代表でともに長く過ごしてきた。14歳の時に、93年日本開催のU17(17歳以下)世界選手権に向けたU15代表候補合宿で中田英と初めて出会った時のことなどを挙げ「当時から、どんなシュートも逆サイドのゴールネットを狙っていたのが印象に残っている。高校3年生くらいになって、今のように他人にも自分にも厳しい選手になった」と振り返った。
(以下略)
【平本泰章】
毎日新聞 2006年7月4日 19時32分 (最終更新時間 7月4日 20時46分)


さらにおまけ。
日本人審判からみた「日本代表のぬるさ」。読売より。

「日本は一番戦っていなかった」上川主審らが辛口評価

 2試合で笛を吹いた上川徹主審(43)と広嶋禎数副審(44)。世界レベルの戦いを直接目にする2人は、日本代表について「(出場チームで)一番、戦っていなかった」と辛口に評価した。


 上川主審は「強いチームは汗をかいている」ときっぱり。日本は、地道にボールを追い掛ける泥臭い部分が欠けていると、映った。広嶋副審は「相手ボールにプレスをかけることをさぼったら、幾ら技術のある選手がいても勝てない」と指摘した。
(以下略)
(2006年7月4日18時8分 読売新聞)


オシムの中田評。毎日より。

サッカー:中田英引退 全力で駆け抜け、決断 達成感強く−−代表の中心で10年
(略)
 味方も追いつけないようなDF裏への鋭いスルーパスなど鮮やかなプレーが注目されてきたが、実際は、判断の速さ、体の大きな欧米人にも当たり負けしないボディーバランス、そして豊富な運動量が中田英の最も優れた部分だ。日本代表監督に内定しているオシム監督(千葉)も「国外で最も有名な日本人選手だが、華やかなプレーよりも、『汗かき役』として貢献しているからだ」と話したことがある。
(以下略)

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2006-07-04

中田英寿引退

96年アトランタ五輪でのマイアミの奇跡と、アマチュア出身者西野朗監督との軋轢。あれ以来、戦略からではなく、個人的感情で中田を外した西野朗が嫌いだ。
日本代表より面白いユース世代。中田がユースだった頃は、代表の試合より、ユースの試合の方がよほど人気があった。
二十歳で日本代表へ。「カズさんとも合いませんね」と言ってのける中田の姿勢は、日本にもホンモノのプロ選手が出てきたのを実感させた。
中田英寿は90年代の
 Jリーグ以後
を体現するサッカー選手だった。

ユースから代表へ移行する時期の中田には、元がアマチュアの
 学校サッカーから抜けられない指導者達
が理不尽な圧力をかけることがあった。しかし、中田は結局は、潰されることなく、実力でのし上がっていった。
97年のW杯アジア予選。加茂周代表監督の迷走する指揮に振り回された日本代表は、カザフスタンで敗れ、加茂周は更迭される。この時以来、加茂周も嫌いだ。岡田武史監督に交代、日本のW杯出場は、ジョホールバルの対イラン戦にまで持ち込まれた。
ジョホールバルでの戦いでは、中田英寿が勝利の鍵を握った。2-2で迎えた延長戦、中田が何度もゴール前にボールを運ぶのだが、投入された岡野が合わない。「岡野〜」と何度叫んだことか。PK戦かと思われた、延長後半14分、ようやく岡野が決め、日本はW杯初出場を掴んだ。
W杯で、日本は一勝もしなかったが、髪を染めてピッチを駆け抜けた中田英寿の姿は、世界のサッカー関係者の目を奪った。そして、中田は、ジャパンマネー付き移籍と陰口を叩かれたカズとは違い、
 98年W杯フランス大会での活躍
を契機にイタリアに移籍した初めての日本人選手となる。ペルージャ移籍後の
 ホームでの最初の試合 対ユベントス戦での2ゴール
は、中田のイタリアでの初年の成功を約束した。98/01年のセリエAのペルージャとローマでの中田の活躍は、
 久しぶりにサッカーの出来る日本人が出現した
という喜びを味わわせた。

中田が日本のチームの中心になると勝てない、というジンクスができたのは
 2000年のシドニー五輪 準々決勝の対アメリカ戦でPKを外した時
からだったろうか。シドニー五輪代表チームは
 中田のチーム
だった。シカゴブルズのマイケル・ジョーダンが、最後のショットを外して負けても、誰も文句を言わない。それはジョーダンが打つべき時に打って、その結果外れたからだ。それと同様に、中田英寿がPKを蹴って外して負けたのだから、シドニー五輪の敗北は仕方がなかった。
翌年6月、中田の所属するローマはセリエAで優勝する。
そして、この勝利を最後に、中田は徐々に輝きを失っていく。中田英寿の頂点は、このローマ優勝だったかもしれない。

その後の中田英寿は、セリエAの普通の選手から、ベンチ要員となり、ついにはイタリアを離れた。
ジーコ監督の信頼が厚く、日本代表のチームの中心となってはいたが、国内組との温度差は大きかった。
そのプレイスタイル同様、前が見えている中田にとって、
 黄金世代
という名前に踊らされて、内実を磨かない下の世代は歯がゆかったのではないか。マイアミの奇跡を共に闘った川口能活だけが、中田の内心をうかがえたのかも知れないが。

中田英寿にとって最後の試合となった、6月22日の対ブラジル戦。1-4と惨敗した後、スタイリストの中田にしては珍しく、10分もピッチに仰向けに横たわり、涙を流した。かつてはピンポイントで決まったパスは精度を欠き、コースを読まれていた。それでも、最後まで中田は闘った。すべてを出し尽くした中田にとって、ピッチとの訣別には、それだけ時間が必要だったのだろうか。

次期日本代表監督となるオシム監督は、次のように述べる。朝日より。


オシム氏「これだけ貢献した人いない」 中田引退惜しむ
2006年07月03日23時23分

 サッカー日本代表監督への就任が固まっているJ1千葉のイビチャ・オシム監督(65)は3日夜、合宿先の岐阜県飛騨市のホテルで報道陣に囲まれ、「日本のサッカーにこれだけ貢献した人はいない。彼がこれから何をするかは彼自身が決めることだが、サッカー界で何らかの仕事をすることを願っている。彼のような選手を自分が手にするには、長い時間がかかるだろう」と話した。


 中田のような選手
果たして、また日本にこうした
 前がよく見えて、心技体に優れたサッカー選手
が現れるのか。

中田英寿を惜別し、再びサッカーの世界で何かの形で活躍してくれることを祈る。
中田英寿がいなければ、この10年、これほど日本代表の試合を熱心に見ることもなかっただろう。

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2006-06-25

W杯 クロアチア対日本 0-0 (その3) 放送時間変更について朝日が明後日の方向の記事掲載

酷暑の中の二試合目、クロアチア戦を放映したテレビ朝日とは密接な関係のある朝日新聞が、
 オーストラリア戦・クロアチア戦の放送時間変更を放映局が言い出したわけではない
と、謎の記事を掲載している。
まずは、事実確認から。
 オーストラリア戦・クロアチア戦の放送時間変更決定は2005年12月10日
だ。日刊スポーツより。


豪、クロアチア戦の開始時刻を変更

 国際サッカー連盟(FIFA)は10日、W杯ドイツ大会の日程変更を発表した。テレビ放送のため、当初の予定から各国の時差などを考慮した。日本戦の開始時間は2試合が変更され、次の通りに決定した。
 ▽オーストラリア戦(カイザースラウテルン) 日本時間6月12日午後10時(同13日午前4時から変更)
 ▽クロアチア戦(ニュルンベルク) 同18日午後10時(同19日午前1時から変更)
 ▽ブラジル戦(ドルトムント) 同23日午前4時(変更なし)
 同9日の開幕戦ドイツ−コスタリカ(ミュンヘン)は、日本時間10日午前1時にスタートする。
[2005年12月10日 21時23分]


そして、
 日本のテレビ局がどの試合を中継するかを決めたのは、それから10日後の2005年12月20日
である。
朝日より。

クロアチア戦、テレ朝中継 対豪はNHK サッカーW杯
2005年12月20日20時46分

 日本民間放送連盟は20日、サッカーの06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の担当放送局を発表した。抽選の結果、1次リーグF組の日本戦は現地で6月18日にある対クロアチア戦をテレビ朝日が中継することになった。同12日の対オーストラリア戦と同22日の対ブラジル戦はNHKが中継する見通し。

 民放が放送するのは大会64試合中の20試合。日本対クロアチア戦のほかの主な対戦では、TBSが開幕戦のドイツ対コスタリカ戦、テレビ朝日が同30日、日本テレビが7月1日の準々決勝、テレビ東京が同5日の準決勝、フジテレビが同9日の決勝を中継する。

ということは
 試合時間が変更された2005年12月10日段階でテレビ放映に関する利害関係者は「電通」だけ
だ。

以上を踏まえて、下の記事を読むと、明らかにおかしい。


豪州戦、真昼の試合はTV考慮 NHK・テレ朝交渉否定
2006年06月25日08時40分

 サッカーW杯ドイツ大会で16強入りを逃した日本代表。1次リーグ3試合のうち2試合が日本では夜10時開始だったため、テレビの生中継を見ながら多くの人が声援を送った。しかし、7時間遅れのドイツはまだ暑い時間帯。組み合わせ抽選の際、日本でのテレビ放送時間を考慮して夜から昼に試合時間が変更されていた。その結果、日本代表は酷暑での戦いを2度強いられた。

 初戦の豪州戦(12日)は、ほぼ真上から照りつける強い日差しが選手の体力を消耗させた。終盤に3失点した時、日本選手の足は止まっていた。

 2戦目のクロアチア戦(18日)も晴天。ピッチ上は40度前後になるともいわれる。中田英寿は試合後、「お互い条件は同じ」と暑さを言い訳にしなかったが、日程を見ると公平とは言い難い実態も浮かび上がる。

 1次リーグは各チーム3試合。2戦目までの試合開始時間は、現地で午後3時(日本時間午後10時)、同6時(同翌日午前1時)、同9時(同翌日午前4時)の設定だった。

 参加32チームのうち、午後3時からの試合を戦ったのは17チーム。うち2戦とも午後3時だったのは日本、トーゴ、セルビア・モンテネグロの3チームだけだ。日本は3戦目まで16強入りの望みをつないだが、他の2チームは連敗して早々に敗退が決まった。

 ジーコ監督は、クロアチア戦後の記者会見で「こんな時間にサッカーをやること自体、間違っている」と批判。「サッカーはビジネスになっており、選手が犠牲を払っている」と指摘した。

 1次リーグの組み合わせは昨年12月9日に抽選で決まり、翌10日に国際サッカー連盟(FIFA)が各試合の開始時間を発表。日本の2戦目までの日程は当初、豪州戦が12日午後9時、クロアチア戦が18日午後6時だったが、FIFAは「テレビ放送の時差を考慮した」として、ともに午後3時に変更した。

 その結果、ビデオリサーチによると豪州戦の視聴率は関東地区で49.0%、クロアチア戦は同52.7%を獲得した。23日午前4時から生放送された3戦目のブラジル戦の前半は同22.8%と早朝では異例の高さだったが、前2戦の半分にも届かなかった。

 02年日韓大会で日本組織委員会の放送業務局長を務めたスポーツプロデューサーの杉山茂さんは「FIFAは放送局の意向を重視する。放送権者は自分の国の時差を考えて試合時間を要望できる」と打ち明ける。

 スポーツビジネスに詳しいジャーナリストの谷口源太郎さんは「NHKと民放でつくるジャパンコンソーシアムが支払ったとされる140億円の放送権料はアジアで突出している。それでFIFAのビジネスも成り立っている」と話す。

 放送権販売の国内代理店の電通は「試合時間はFIFAが決定するもの。放送局側の意向を伝えたとしても聞き入れるかどうかはFIFA側の判断」と言葉を濁す豪州戦を生放送したNHKの原田豊彦放送総局長は「開始時間の変更を働きかけてはいない」。クロアチア戦を放送したテレビ朝日の広報も「試合時間を交渉した事実はない」としている。


時系列を考えると、凄く変でしょう? それとも
 昨年12月10日の段階で、クロアチア戦とオーストラリア戦の地上波放映をするテレビ局は決まっていて、12月20日の抽選は八百長で単なるパフォーマンスだった
とでも? 朝日の言ってることは、そういう意味としか考えられないんですが。
 公正な抽選で地上波の放映局を決めた
んじゃないのか?

誰が考えても、今回放映したテレビ局がFIFAと交渉した訳じゃなくて、
 電通が自分の都合のいい時間帯に変更
だと思いますが。で、朝日の
 放送権販売の国内代理店の電通は、…言葉を濁す
という表現が、
 民衆のミカタ 朝日
の、せめてもの文辞ってことでしょうか。親愛なる母校の先輩、外岡秀俊編集局長に直接聞いてみたいものだ。電通抜きでは、大朝日と言えども、経営は成り立たないはずですよね。

ま、電通は今回もがっぽり儲けたわけで、よかったですね。
こうやってアジアの選手を収奪していくと、サッカー自体に魅力がなくなる。飽きられ始めたら、一般市民は速いぞ。日本での商売が今一になったら、
 13億人の中国の財布
を狙いますか? 著作権なんて無視しまくってる中国で
 日本のファンを騙したような著作権・商標ビジネス
は成り立たないと思いますが。
そういえば、
 電通が、中国で2004年にも広告専門大学を設立
って記事があるのですが、どうなりましたか? サーチナより。


電通会長が人民大学で講義、来年広告大学設立
2003/11/06(木) 14:54:52更新

  『中新網』5日付報道によると同日、株式会社電通(以下電通)の成田豊会長が、北京市内の中国人民大学で、広告業界の現状をテーマとした講義を行った。

  電通は8年前より日中広告教育交流プロジェクトの一環として、人民大学、清華大学、上海大学などの6つの大学で、広告の企画やブランディング構築など広告業界に関する体系的な講義を実施している。これまで、300人あまりの講師を招き、講義に出席した中国の大学生が4000人を超えた。

  今後について、同社は来年にも広告に関する専門大学を北京に設立する計画である。(編集担当:佐藤妙子)

で、
 放映権料140億円の大半を払っているのはNHK
で、もちろん出所は
 みなさまの受信料
なんですが。この点について、NHKはどう思ってますかね? 
 電通の放映権料つり上げに乗っかったのはNHK
という噂もあるのですけれども。

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2006-06-23

W杯 ブラジル対日本 4-1 ドルトムントの虐殺

日本が良かったのは前半44分までだった。
ミスの多い両チーム、その中で前半34分、玉田が鮮やかなゴールを決めた。
ブラジルにとっては、久々の失点。ここまでのブラジルは、半分眠っていた。
このまま前半リードで折り返すか、と思われた終了直前、中澤がマークを外し(というか見てただけか?)、フリーになったロナウドが得点をたたき込む。これで流れは一気にブラジルに傾いた。
後半は、完全にブラジルペース。玉田のゴールで自尊心を傷つけられたブラジルは、本気で日本に挑む。日本のディフェンスがまるで効いてない。
プロと中学生が試合をしているように見えた。
ブラジルのいいように、ボールを持たされる。

後半には、高原が巻に代わる。「なんだって高原?」とイヤな予感。すると代わったとたんに負傷、担架で一度ピッチの外に出て、わずか6分で大黒投入。これでジーコは交代枠をすべて使い切ってしまう。(その前に中田浩二を投入)あとは、川口が負傷しないように祈るしかなかった。

余裕の展開で、最後はGKを交代して見せたブラジル。
彼我の差はあまりにも大きい。
ブラジル戦前に勝ち点3をもぎ取ることが出来なかったツケは、重くのしかかった。

試合終了後、中田英寿は最後まで倒れ込んだままだった。今日はパスミスが多かったのだが、どうした?

続き。
心の強さが足りない。見ていて歯がゆかった。

先ほど前半33分から前半終了までをもう一度見た。
前半44分、加地にジウベルトが身体を当て、イエローカード。
フリーキックを中村が蹴るが、飛び出した巻にオフサイ ドの判定。こうしたセットプレーからの得点が確実にとれない
問題はその後だ。
普通なら
 集中!
の声が掛かるところなのだが、だらだらと守りに行く。何かが切れたようなプレーだ。
そして、ディフェンスが
 ブラジルのプレーを見守るだけのヒト達
になってしまった。キャプテンを任された筈の中澤は、ロナウドに詰めてもいない。鮮やかに決まるゴール。
川口が怒っているが、このまま同じことが後半も続くのだ。

信じられないくらい、勝負に対する意識のレベルが低い。最後まで戦い続けたのは中田と川口くらいだろう。
実力差はもちろん、始めから分かっていたことだ。
もし、ブラジルを出し抜くとしたら、心の強さ、勝つということへの執念が上回っていなくてはならない。
今日の日本代表には、それすらなかった。
負けて当然だ。

アトランタ五輪でのマイアミの奇蹟を思い出す。
あのとき、日本はともかくも、がむしゃらに走った。がむしゃらに闘った。
そのときのメンバーの何人かが、ピッチでまた相まみえた。負けたブラジルは、あの屈辱を忘れてはいない。
日本では中田と川口がアトランタ五輪のメンバーだった。アトランタ組が代表となって闘ったワールドカップで、ブラジルはアトランタの借りを返し、日本はマイアミの奇蹟が、奇蹟で終わってしまったことを世界に示した。
少なくとも、日本は代表レベルでは今でもブラジルに及ばない。マイアミの奇蹟の後、その世代を脅かす若い選手が育っていないことも露呈した。

次のW杯では、日本がアジア予選を勝ち抜けるかどうかすら危うい。

おまけ。
それにしても、行きの飛行機の中で風邪を引いたって、中村俊輔、ホントにプロなのか? ホントに日本代表としての意識があるのか?


川淵キャプテン、ざんげ会見へ…神様→貧乏神に
(略I

日本の10番・中村も今大会の戦犯の一人。大会前は「06年大会は、2010年W杯にむけた通過点」とコメントするなど、期待を一身に集めていた。とはいえ、「飛行機の中で風邪をひいた」とドイツ到着早々、不注意で風邪をひいたことを告白

クロアチア戦では「俊輔は39度も熱があったようだ」(川淵キャプテン)と日本の柱となるはずの中村が、3戦すべてで仕事をしなかったのが惨敗の大きな原因のひとつだ。またボン合宿中に「足が痛い」「熱がある」など、ちゃんとした練習ができなかった
(以下略)


体調管理が出来ないんじゃ、プロ失格。
てか、わたしでも海外調査に行くときは、飛行機の中で体調を崩すのが怖いから、風邪を引かないように気を配るし、現地でも、できるだけ体調を維持できるように、細心の注意を払う。アスリートでもない一般人だって、それくらいの配慮はするのだが、トレーナー・ドクター付きで、国の代表としてワールドカップに派遣されてる一流のアスリートだというのに、その
 甘えた自己管理
はどういうことだろう? いい大人なのに、信じられない。
中村俊輔に関しては、
 スポンサーとの関係で使い続けなくてはいけなかった
という噂まである。ホントかどうかは知らないけど
 前からCMに出てる選手を代表選手の中に見かける
という印象は受けますね。

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