2008-10-12

訓読と文言

わたしは中文の出身なので、文言はまず中国語で音読してから、訓読して訳す、という手順を踏むのが、ゼミの担当者のやり方だった。中国語で読むのは
 文言も中国語
という前提があるからだ。だから、中国音を調べるために必死になって『新華字典』を引き、『新華字典』がカバーしてない冷僻字は、『辞源』で探した。
学部のレベルでは、詩を訓読するときに「句またがり」が処理できれば、だいたい卒業だった。

もっとも、日本人は、
 中国語文言を日本語のシンタックスに載せる=訓読
という特殊技術を長いこと保持していた。「いた」と過去形で書くのは、最近は、漢文は中高でもあまり大事にされず、入試で漢文を課す大学は減り、漢文教育自体がどこへ行くのか分からない状況になっているからだ。

京大では、今でも中哲や東洋史のゼミで発表するときは、訓読が主流じゃないのかな。中国からの留学生は、中国語で読んでから日本語訳かも知れないけど。

文言については、
 訓読は必要派
と、
 中国語なんだから中国語で読め、訓読はどうでもいい派
が常に対峙する。一種の宗教戦争である。
わたしは、後から中文に入った「非プロパー」なので、
 両方出来た方がいい
と思っている。
ただ、
 訓読は悪、漢文教育は不要
みたいな考え方もあるようだ。基本的に、わたしのいた頃の中文では、訓読は出来た方がいいが、もの凄く厳密に出来なくても構わないという感じだった。訓読の実力でいうなら、中哲の方が上だろう。東洋史は、
 できるだけ短く訓読する流儀
と聞いている。具体的にいうと、上下点はなるべく打たない、という感じだとか。

中哲だと、
 全然現代中国語は出来ない
という先生方が、きちんと文言を解釈される。もちろん
 訓読という手段を使って
だ。
 現代中国語が出来れば文言が読める
というのは、実は幻想で、もし、それが本当なら、中国人はみんな文言を間違わずにすらすら読めることになる。今の中国人が文言を読む実力を知っていれば、それは大嘘だとすぐ分かる。というか、普通に読めないヒトの方が多い。
知り合いの中国有名大学の先生は、政治的理由で受け入れざるを得なかった社会的地位のある博士課程の院生が、全くと言っていいほど文言が読めないのに、論文を書かせて学位を出さなくてはならないらしく、グチをこぼしていた。古典を勉強しているはずの中国人にだって、そんなことがあるわけだ。
中国古典の現代中国語訳がたくさん出される理由はそこにある。

文言を読める人間の数自体が減っている。このまま行くと、世界的に「古典芸能に近い特殊能力」になるのではないかと、いつも思っている。
現代中国語からでも、日本流の「訓読」からでも、アプローチの方法はどうであれ、
 読めるか読めないか
が問題だ。「漢文は害悪」派の主張では
 訓読なんぞするから、いつまで経っても中国語文言が読めないのだ
と言ったりするのだけど、そうではなく
 間違った訓読をしている=読めてない
というだけの話。訓読は解釈を含む作業だから
 ちゃんと読める=正しく訓読できている
ということだ。

以前は、
 現代中国語が出来れば、文言は読みやすくなる
と思っていたけど、それは最低限の漢文訓読の力があっての話だった、と気がついた。
日本人が漢文ゼロから、現代中国語経由で文言が読めるようになるかというと、かなり大変。

ちなみに国文では、漢文には書き下しをつけないと話にならない。訓読が出来なければ意味がないわけで、現在「漢文」を支えているのは、実は
 国文
なのだ、と聞いた。確かに、中国学では、白文に現代語訳を添えるというやり方も許されるが、国文だったら、ダメだもんな。

わたしが扱う文言は、オーソドックスなものよりも、破格のものの方が多い。好き嫌いの話をすれば、魏晋南北朝時代以降の特殊な文体で、白話(口語体)が混じる文章を訓読だけで処理するのには抵抗がある。そういう、「エレガントではない中国語文言」を扱うときは、白文+現代語訳で処理することにしている。

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2008-10-06

「どういう物質か知りませんが、貧乏なので、セシウムを盗んで転売してみました」@中国

まあ、こんなもんだろうと思っているので今更驚かないんだが。
朝日より。


放射性物質「生活困り盗んで転売」 中国の工場保安職員

2008年10月6日21時45分

【香港=奥寺淳】6日付の香港紙明報によると、中国広西チワン族自治区貴港で先月、放射性物質「セシウム137」の塊2個がセメント工場から盗まれた。警察が捜査した結果、工場の保安職員が容疑者と判明。「家計が苦しく、盗んで転売した」と話しているという。

 警察に通報されたのは先月24日。セシウムが入った缶がこじ開けられ、中身がなくなっていた。工場の保安職員がどういう物質かよく知らないまま盗み、廃棄物回収業者に104元(約1700円)で転売したという。

 警察が60人態勢で捜した結果、1個は別の廃品店で見つかった。その店主は「もう1個はすでに廃品処理した」と話したが、警察は別の場所にまだセシウムがある可能性があるとして捜査を続けている。

なんだってセメント工場にセシウム137があったのか分からないんだけど、
 セシウム137は半減期が30年以上
と極めて長期だ。

一体何を盗んだか分からない人間が放射性物質を平気で転売しちゃうんだからな。モラルが崩壊している上に、場所が広西チワン族自治区、僻地で少数民族居住地域というと、教育水準についても、いろいろな問題をはらんでいそうだ。

バレたのはこの一件だが、こんな事件はたぶん、中国全土で平均年収の低い地域では、日常的に起きているだろう。

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2008-09-30

中国で牛乳にメラミン混入(その9)中国の農家にメラミンを売っていた疑いのある違法製造業者を逮捕@中国河北省 業者は昨年秋、ヨソ者の業者から牛乳の蛋白含有量を増やす魔法の「蛋白粉」を仕入れて売りさばき、成分分析して自分で製造 「蛋白粉」ビジネスは中国全土の乳製品を蝕んでいる恐れ→追記あり

 2008-09-22 中国で牛乳にメラミン混入(その2)なんとネスレの中国法人の牛乳にもメラミンが混入→日本製粉ミルクの「中国特需」が起きる前に農水省・厚労省は国産牛乳のアフラトキシンM1等カビ毒の数値を明らかにせよ→加筆あり
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/09/2m1-adb7.html
で、
 しかし、これだけ拡大するのを見ると、メラミンでタンパク量を誤魔化す手法は、ここ数年、中国全土で流行していたとしか思えない。
と書いたんだけど、どうもこの推測が当たった模様。全然うれしくないニュース。
朝日より。


メラミン違法製造業者、中国当局が摘発 酪農家に販売か

2008年9月29日21時45分

 【北京=坂尻顕吾】29日の新華社通信によると、有害物質メラミン入りの粉ミルクで5万人を超える乳幼児に腎臓結石の被害が出た事件で中国河北省の警察当局は23日、メラミンを違法製造し、酪農家らに販売していた業者を摘発した。違法製造されたメラミンが広く出回り、酪農家らの違法混入につながった疑いが出てきた。

 当局の調べでは、この業者は昨年後半から同省内でメラミンの違法製造と販売を繰り返していたという。ただ、メラミン入りの粉ミルクは同省の「三鹿集団」だけでなく、全国のメーカー22社に及んでおり、同じような容疑が他地域に広がる可能性もある。

この地下工場に関する記事。新民網(中文簡体字)より。適宜簡体字を繁体字に直す。元は河北青年報の記事。大事なところだけ訳してみるけど、かなりいい加減なのでその点はご勘弁を。


"三鹿"事件調査:地下工廠生産蛋白粉
2008-09-28 09:24 來源:河北青年報 作者:張光卿 

  9月23日下午,一輛警車沿京石高速由北向南,向石家荘疾駛而來,下午4點30分許,警車通過京石高速公路石家荘裕華東路入口進入市區,快速向北,駛往石家荘市公安局某看守所。這輛警車屬於石家荘市公安局刑警支隊,車上押解著“三鹿”[女乃]粉事件中的兩名重要犯罪嫌疑人:高俊傑及其妻子肖玉。幾個小時之前的中午12時許,高俊傑在外地的一家網[口巴]内落網。當時,他正在網[口巴]内瀏覽網上關於三鹿[女乃]粉事件的有關信息和動態。

  地下工廠産70余屯“蛋白粉”

  案發時,警方在其地下工廠内[糸激]獲了剰余的6屯“蛋白粉”。

  高俊傑,男,32歳,原籍黒龍江省佳木斯市,現住河北省正定縣。肖玉,女,32歳,河北省正定縣正定鎮人。警方査明,2007年下半年以來,為了牟取暴利,高俊傑、肖玉夫妻二人在正定的一家地下工廠内,非法生産含有三聚[气青][月安]的蛋白粉達70余屯,(地下工場で、非合法に作られたメラミンを含む蛋白粉は、70トンあまりに達した)大都銷售給了牛[女乃]養殖小區及[女乃]站、場、廳的不法經營者,案發時,警方在其地下工廠内[糸激]獲了剰余的6屯“蛋白粉”。

  嘗“甜頭”後單干

  高俊傑決定直接進行配置生産。

  落入法網的高俊傑和肖玉向警方供述了他們缺徳違法、傷天害理的惡劣行徑。2006年初,高俊傑夫妻二人與他人合[人火],未經工商部門註冊,在正定租地開辨了一家工廠,主要從事“水解動物蛋白”的生産,但由於産品質量不過關,又没有營業執照,效益不佳,一直處於半停産状態。

  在此期間,高認識了行唐縣永昌化工試劑商店的店主薛建忠,交往之中,高俊傑與薛建忠互相認了干親,高認薛為“乾[父多]”。2007年9、10月間,某地一個“客商”找到高俊傑,向他推銷一種“蛋白粉”,説添入牛[女乃]後可以“提高牛[女乃]的蛋白質含量”。(2007年9-10月の間に、ある地方の1人の「ヨソ者の業者」が高俊傑を尋ねてきて、高俊傑にある種の「蛋白粉」を買うように勧め、牛乳に添加すると「牛乳の蛋白含有量を増やす」ことができると言った)高俊傑進了一批樣品,讓薛建忠“試試”是否可以用。薛建忠通過試驗後告訴高俊傑説“效果可以,而且無味”。(薛建忠は、テストした後に、高俊傑に言うには「効果はあるし、しかも無味だ」と)高俊傑遂以毎屯12500元的價格購進6屯“蛋白粉”,再以毎屯加價500元的價格轉賣給薛建忠,薛建忠再轉手分銷。一筆生意做下來,高俊傑嘗到了“甜頭”。

  今年初,高俊傑指使手下人員對購進的“蛋白粉”進行技術配方分析,結果為20%至25%的三聚[气青][月安]加75%至80%的麥芽糊精或乳清粉。高俊傑決定直接進行配置生産。(今年の初めに、高俊傑は、従業員に、買い入れた「蛋白粉」について、どういう配分になっているかの分析を進めるよう指示したところ、20-25%のメラミンが75%-80%の麦芽シロップや乳清の粉に混ざっているという結果になった。)

  此後,高俊傑買來三聚[气青][月安]2屯,又從薛建忠處購進麥芽糊精,開始自己配制“蛋白粉”,然後“批發”給薛建忠,又發了一筆不義之財。

  互聯網尋新供貨渠道

  但在利益的驅動下,他把做人的道徳良心全部置於腦後了。

  今年3月,高俊傑再次購進2屯三聚[气青][月安],如法炮制,但薛建忠反映這批“蛋白粉”“質量”太差,添加後的原[女乃]有異味。於是,高俊傑開始在互聯網上搜索有關三聚[气青][月安]的信息,尋找新的供貨渠道。今年上半年,高俊傑通過互聯網上的信息,先後從天津、寧晉等地購進18屯三聚[气青][月安],從薛建忠處購進60屯乳清粉、麥芽糊精,配製成所謂“蛋白粉”,先後以毎屯1.1萬至1.3萬元的價格銷售給薛建忠等不法商販,幾經轉手,流入部分[女乃]站場廳,渉及鹿泉、元氏、趙縣、欒城、晉州、藁城等縣市。警方調査證實,這些養殖小區及[女乃]站、場、廳不法人員購進這種“蛋白粉”後,採取多種方法添加到原[女乃]中,以提高原[女乃]的蛋白檢測値,通過三鹿集團檢測關,謀取非法利益。

  9月25日,經檢察院批准,高俊傑、肖玉和其他相關犯罪嫌疑人被公安機關依法逮捕,一個渉嫌非法生産、銷售、經營、向原[女乃]中添加三聚[气青][月安]的犯罪鏈條被警方徹底摧毀。

  對話嫌疑人:“我就是想[手爭]點錢”

  在接受警方訊問時,高俊傑對自己的惡劣行徑供認不諱,對自己的行為可能産生的後果也十分清楚,但在利益的驅動下,他把做人的道徳良心全部置於腦後了。以下為警方審訊實録。

  民警:為甚麼將爾帯到公安機關?

  高俊傑:因為“三鹿[女乃]廠”出事了,我參與制的“蛋白粉”(三聚[气青][月安])有毒,損害了兒童健康。

  民警:爾們制作[手參]有三聚[气青][月安]的“蛋白粉”是幹甚麼用的?

  高俊傑:都是用於添加到牛[女乃]中増加蛋白質含量。

  民警:食用牛[女乃]中允許添加這些“蛋白粉”[口馬]?

  高俊傑:“不允許。”

  民警:那爾們為甚麼還要制作並銷售?

  高俊傑:我就是想[手爭]點錢。


(新民網編輯:袁蓉)

ええと、これは
1. つぶれかかった工場を経営していた河北省の業者に、昨年の9-10月頃、ヨソものの業者が「タンパク質含有量を上げる魔法の蛋白粉」を売った
2. 最初、河北省の業者は、「蛋白粉」を仕入れて売りさばいて利益を得ていた
3. その後、河北省の業者は「蛋白粉」の成分を分析、「麦芽シロップや乳清の粉」に20-25%のメラミンを混ぜていると判明
4. 更に儲けるために、河北省の業者は自分で「蛋白粉」を製造して売りさばく
5. 警察に捕まる←今ココ
ってことですか。

てことは
 昨年秋に、この業者の所に「蛋白粉」を売りに来た業者
がいるわけだから
 他の地域でも「魔法の蛋白粉」業者がいて、この「蛋白粉」ビジネスは中国全土に広まっているだろう
ってことですな。

続き。台湾や中国などを仕事で行き来している友人が嘆く。
 「蛋白粉」ってカップ麺にも入ってるから、食い物がなくなる
と。もちろん、カップ麺に入ってるのは、上記のような「2割から2割5分のメラミン入り蛋白粉」ではなく、
 「魔法の蛋白粉」を混ぜた牛乳由来の「蛋白粉」
だろうから、メラミンの濃度は薄まってはいるだろうけど、嬉しい話ではないぞ。
中国では「蛋白粉」が「牛乳由来か小麦粉由来か」などという親切な表示はない。
 中国からの牛乳由来の食品原料にはメラミンが混入している可能性
は高い。つまりは
 中国の牛乳由来の原料が入ってる食品にはメラミンが混入してても不思議ではない
ってことだ。

ニセ牛乳ビジネスのもたらしたツケは大きいな。
日本では食品に「安い中国製の牛乳由来の原料」を使っているところが結構あるのではないか。冷凍食品や外食で使われるホワイトソースの原料は、どこの牛乳なのだろう?
日本だけではない。世界中に、
 メラミン入り牛乳由来の食品原料による汚染
は、広がっているだろう。
大人は、乳幼児のように、大量にメラミン入り牛乳を摂取して、腎臓結石を引き起こしたりすることは少ないだろうけど、腎機能の弱っている人などには、困った話になるかも知れないね。

五輪を開催して、
 一流国家の仲間入り
だと胸を張っていた中国だが、
 メラミン汚染
で、その信用は地に墜ちた。今回の問題が深刻なのは、
 中国産牛乳のメラミン汚染が長年にわたり、中国全土で「利益追求」のためにこっそり行われていた
点にある。こうしたモラルの不在は、簡単に是正されるものではないから、今後、中国の食に対する目は、また厳しくなるだけでなく、
 何を食べたらいいのか
という選択も、難しくなる。

(追記 10/1 21:00)
中国在住のhiromiさんから、貴重なコメントをメールで頂いたので、再掲する。


>中国では「蛋白粉」が「牛乳由来か小麦粉由来か」などという親切な
表示はない。
小麦グルテン由来でも危ないかもしれません。

自分のブログのエントリーです。
ペットフードの安全 〜 米国産を中心とした中国産原料問題
http://hua.yinguo.net/arc/2007/06/20070613-1907.php

中国産小麦グルテンに混ぜられたメラミンなどの毒物で、多くの犬猫が
北米で亡くなっています。
並行輸入という非公式な形で、問題のフードが、日本にも多く入ってき
ていました。
私はこれを期にフランス産のフードに代えましたが、オランダ経由で
ヨーロッパにも、
問題のグルテンが入っているかも知れないとのことです。
この事件は一年以上前のことなので、
ペットフード業界では、毒物の検査をするようになったとは思いますが、
より食事に敏感なブリーダーさんなどの意見を参考にして、
ペットの食事を考えたいと思います。

問題の牛乳由来の蛋白粉は、
タピオカミルクティーなどの街中のお茶のスタンドで売られているもの
にも、
たくさん混入していると思われます。
大人への被害はあまり聞きませんが、
妊娠を控えた女性などは腎機能をまもるためにも控えておいた方が良さ
そうですね。

hiromiさん、ご教示ありがとうございました。
加工品の中に入っている分は、チェックが難しいですね。

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妙なところに『四庫全書総目提要』

最近、中国では古典籍が大量にデジタル化されて、CDになったり、あちこちにばらまかれたりしている。日本古典のデジタル化が大幅に遅れていることを考えると、世界への文化発信の意味では、彼我の差は大きい。
中国では、元々、個人がもの凄い馬力で、どうやって入れたのかわからん、という量のテクストを個人サイトにアップしてたりしてたんだけど、最近は人海戦術で大学などがデジタル化しちゃってるから、何が元データかよくわからない電子化テクストがあちこちに落ちている。
使う方が、ちゃんとした校訂本さえ持っていれば、電子化テクストを使うのは、問題ない。直して使えばいいだけだからだ。

で、なぜか、中国医学専門のサイトらしい
中医e百(簡体字)

『四庫全書総目提要』(簡体字)
が入っている。肝心の中国医学の古典籍の電子化テクストは大した量が入ってないのに、二十五史や『四庫全書総目提要』が置いてあるのがかなり謎。

他にも同様のサイトはあるんだけど、ここは登録不要で『四庫全書総目提要』を使えるので、感謝して落とす。
各巻ごとの目録はこちら。
『四庫全書総目提要』目録(簡体字)

「存目」提要で炸裂する悪口を読むのが堪らない。

『四庫全書』に収録されている書物の解題は、現代でも、『四庫全書総目提要』を土台にしてるのが多い。いま調べている書物についても、そういう類の解題が大量にあるのを確認。『四庫全書総目提要』の出来がいいのはわかるんだけど、なんだかな。
提要を読んで、あとは余嘉錫の『四庫提要弁証』とか、適宜情報を補いつつ、それ以外に分かっていることを書き足すのが、仕事といえば仕事だけど。

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2008-09-22

中国で牛乳にメラミン混入(その4)ネスレはメラミン混入報道に反論

「メラミン混入」報道を受けて、ネスレが反論しているという。
朝日より。


中国汚染ミルク 香港、台湾、シンガポールでも

2008年9月22日10時38分

 【香港=奥寺淳、シンガポール=杉井昭仁】中国製の牛乳や乳製品が化学物質メラミンに汚染されていた問題は21日、香港や台湾、シンガポールにも相次いで飛び火した。香港では世界最大手の食品メーカー、ネスレ(スイス)の中国製牛乳からメラミンが検出され、政府機関がネスレに製品回収を求めている。被害はさらに拡大する勢いだ。

 香港でメラミンが検出されたのは、中国山東省青島で製造された業務用の「ネスレ・デイリー・ファーム・ピュア・ミルク」(1リットル)。香港政府の食品安全センターによると、メラミンの濃度は1.4ppmで「通常に飲む程度なら健康に影響はないが、子供には飲ませない方がいい」(同センター)としている。

 また、香港の大手スーパー各社は、ネスレの中国産粉ミルクも撤去を始めた。香港紙・蘋果日報が乳製品の調査を検査機関に独自に依頼した結果、黒竜江省製のネスレの粉ミルク(900グラム缶)からメラミンが検出されたと21日付で報じたため。濃度は0.6ppmと微量だったという。

 これに対し、ネスレは「どの製品もメラミンに汚染されていない自信がある。中国の農家とも緊密な関係を築き、牛乳の質の向上を指導している」と発表し、報道の根拠はあいまいだと批判した。

 ネスレ日本(本社・神戸市)によると、同社の日本国内の工場で製造される製品は、原材料に中国製の牛乳や乳製品を一切使用せず、また、中国製の製品を輸入してもいないという。

 一方、台湾の衛生当局は21日、粉ミルクなどすべての中国産の乳製品の輸入を全面的に禁止すると発表し、即日実施した。飲料メーカー「金車」がインスタントコーヒーに使っていた中国産原材料から微量のメラミンが検出されたといい、同社も製品の回収を始めた。

 シンガポールの農業・食品・獣医庁も、中国製の「ホワイト・ラビット・クリーミー・キャンディー(大白兔乳糖)」からメラミンを検出。中国製の牛乳と乳製品、中国製牛乳を原材料に含む菓子類の輸入・販売を全面禁止し、地元食品メーカーにも使わないよう命じた。

さて、ネスレの言い分が正しいのかどうか。

ところで、大白兔乳糖、正しくは「大白兔[女乃]糖」といえば、去年もこんな騒ぎがあった。
レコードチャイナより。


<中国食品>ショック!中国おみやげの定番「大白兔キャンディ」から発ガン物質検出?—上海市

中国旅行のおみやげといえば、白ウサギが飛び跳ねる「大白兔ミルクキャンディ」を思い浮かべる人も多いことだろう。中国きってのロングセラー商品だ。ところがこのキャンディから有害化学物質「ホルムアルデヒド」が検出されたと報道され、国内外で大きな波紋が広がっている。

報道によると、フィリピンの食品医薬品当局が中国製の菓子を検査したところ、4種類のキャンディやビスケットから発がん物質であるホルムアルデヒドが検出され、販売停止になった。このうちの一つが上海の老舗菓子メーカー、冠生園が製造する「大白兔ミルクキャンディ」だったとされる。

2007年7月18日、上海市品質監督所は近日中にメーカーを立ち入り調査し、結果を公表すると表明。一方、メーカー側は、フィリピンの検査報告をまだ受け取っていないとしながらも、製造原料にホルムアルデヒドは使用しないし、製造過程でもこれを含む物質を使用していないと反論、すでに上海の検査機関に分析を依頼しているとの声明を出した。

ホルムアルデヒドは水溶液ホルマリンとともに消毒・防腐剤、樹脂加工など工業生産の場で多用される。近年シックハウス症候群の原因物質と認められ、住宅建材などへの使用が規制されている。(翻訳・編集/WF)
2007-07-19 17:24:44 配信

香港での報道はこちら。昨年7/19付のもの。
廠商強調白兔糖無防腐劑
結局、中国の国際的な基準を満たした検査機関が
 ホルムアルデヒドは含まれてない
という検査結果を出した。昨年7/20付の人民日報の記事はこちら。
國際權威檢測機構:大白兔[女乃]糖不含甲[酉荃]

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中国で牛乳にメラミン混入(その2)なんとネスレの中国法人の牛乳にもメラミンが混入→日本製粉ミルクの「中国特需」が起きる前に農水省・厚労省は国産牛乳のアフラトキシンM1等カビ毒の数値を明らかにせよ→加筆あり

ネスレは、中国語では
 雀巣
と書く。押しも押されもせぬ世界の巨大ブランドで、中国国内には大量の
 ニセ雀巣
があったりする。
ニセ雀巣がメラミン入り牛乳を使っていても、
 ああ、そりゃそうだろう
で済むけど、そうではなくて
 ホンモノの雀巣の牛乳にメラミン混入
だというのは、かなり驚いた。
読売より。


世界最大手のネスレ牛乳からもメラミン検出…香港政府発表

 【香港=吉田健一】中国での有害物質メラミンによるミルク汚染事件で、香港政府は21日夜、スイスの世界最大手の食品・飲料メーカー「ネスレ」(中国名・雀巣)が中国で製造し、香港でも流通している牛乳からメラミンが検出されたと発表した。

 通常の飲用では健康に重大な影響はない軽度の汚染だが、香港政府はこの牛乳の販売停止と回収を飲食業界に要請するとともに、「小さな子供には飲ませないように」と警告している。

 発表によると、メラミンが検出されたのは、山東省青島にある「青島雀巣有限公司」が製造した牛乳(1リットルパック)。この牛乳を体重7・5キロ・グラムの1歳の子供が1日3・38リットル飲めば、米食品医薬品局(FDA)の安全基準値を上回ることになるという。

(2008年9月21日23時38分 読売新聞)

しかし、雀巣の牛乳からメラミンが出てくるということは、中国国内で流通しているすべての中国産牛乳は疑って掛からないといけないのではないのか。そして、中国産牛乳を原料にしているすべての食品にはメラミンが混入している可能性がある、と考えないといけないのではないか。
これまでこの手の「偽造食品」は、地方の比較的小さいブランドの犯罪と考えられていた。しかし、これだけ拡大するのを見ると、メラミンでタンパク量を誤魔化す手法は、ここ数年、中国全土で流行していたとしか思えない。原乳を集荷して企業に納める段階でメラミンが混入される訳で、手口が悪質だ。

中国には、豪州などから輸入しているLL牛乳があったと思ったけど、最近はどうなんだろうな。
中国製牛乳で作った酸[女乃](ヨーグルト)も、一体何が入っているのか、って話になるのか。

日本の乳業メーカには、「中国特需」があるのだろうか。少子化で国内の粉ミルクの市場は縮小する一方だが、人口13億を超える中国では、今なお「独生子(一人っ子)」政策が続いているので、
 子どもは宝
である。
 少しでも安全な粉ミルクを
と、日本の粉ミルクを求める層がまた増えるかも知れない。

で、前にも書いたけど、農水省と厚労省は
 国産牛乳に含まれるアフラトキシンM1などカビ毒の数値
を発表して頂きたい。アフラトキシンB1に汚染されたアメリカ産トウモロコシを飼料としている牛の牛乳には、アフラトキシンB1を代謝してできるアフラトキシンM1が含まれる。乳製品を多量に取る欧米などでは、アフラトキシンM1の基準値が設定されているが、日本ではこれまでこの問題を閑却していた。
ヨーロッパのアフラトキシンM1の基準値について、「アメリカ大豆協会」の2007年8月「瀬良英介ニュースレター」より。


マイコトキシンとフランス西部の乳牛群の原乳

牛乳中のマイコトキシンは公衆衛生面から懸念すべき問題で絶えず検査が必要な事柄です。フランスのサン・ゲネス・シャンパネルにある国立農業研究所では、草食動物疫学部門のブルドラ博士を含む4名の研究者が興味ある調査報告をしていますので、その一部を御紹介しましょう。

アフラトキシンM1とオクラトキシンAが酪農家の出荷用バルクタンクの原乳にどの程度あるかを調べたものです。調査は2003年ですがフランスの酪農中心部とも言われる北西部で4地域の酪農家を調べています。任意に選んだ132戸は特徴的にはコーンサイレージや農家で生産する穀類を主体に与えています。農家で生産されるコーンサイレージや穀類が往々にしてマイコトキシンに汚染されていると指摘されている給源です。
(略)

余談ですが、研究社は報告の中で2003年は記録的に暑い夏であったことを指摘し、極端な極暑ではイタリアのポーヴァレーで生産したとうもろこしなどからもアフラトキシンが検出されたことを指摘しています。また、地球の温暖化が進むにつれ、また、熱波が起きる回数や長さによっては、ヨーロッパや他の温帯地域でも牛乳中のアフラトキシン汚染が出るようになるであろうと忠告しています。恐らく、これは日本にも当てはまることであると思います。九州のみならず北海道の北東部などでもかなり頻繁に起きる熱波と極暑は、乳牛管理に暑熱対策が必要になってきていますが、特に、農場で生産するサイレージなどのカビに対しての対策は非常に重要であると思われます。

マイコトキシン(カビ毒)の中でもオクラトキシンAはかなりの部分がルーメン微生物により基本的には糞尿に排出される毒性の低い発がん性二次代謝物質になります。牛乳にも若干出ることがあります。ノールウェイ地方の報告では、オクラトキシンAの牛乳中のレベルが体重1kg当たりの許容量を越している場合もあるとしながらも、オクラトキシンAについての上限は定めていません。

アフラトキシンB1はルーメン微生物による分解が低く、吸収されたアフラトキシンB1は主に肝臓で代謝されてアフラトキシンM1になりますが、代謝されたアフラトキシンM1は元のアフラトキシンB1同様に毒性が高いのです。牛乳中にはアフラトキシンB1の通常は1~2%、高泌乳牛などの場合では最大6%程度がアフラトキシンM1として排出されると報告されています。このような理由から、いくつかの国によっては牛乳・乳製品中のアフラトキシンM1の上限を定めていますが、ヨーロッパ連合はそのレベルが世界で最も低く牛乳1キロ当たり0.05マイクロ・グラム(0.05μg/kg)です(瀬良、2007)。

上記レポートでは
 日本国内の飼料貯蔵庫でも、夏の異常な暑さによって、アフラトキシン汚染が起きる可能性
を指摘している。これまで
 アフラトキシンは外国からもちこまれたもので、日本国内ではアフラトキシン汚染は起きない
と考えていた酪農政策は、根本的な転換を迫られている。

日本では
 食品のアフラトキシンB1の基準値
は設けられているが
 家畜が食べる飼料のアフラトキシンは無視
している。もし
 国産牛乳のアフラトキシンM1汚染が、問題になる程度の数値
であれば、早晩、中国など、日本の乳製品を輸入する国がアフラトキシンの数値を発表して、日本の酪農を壊滅に追い込むだろう。

中国の牛乳が、丸大の製品に含まれている、という話は、
 国内向け食品施策だけでは、すでにやっていけなくなっている
という教訓なのだ。
 日本人は乳製品をそんなに取らないからアフラトキシンM1については調べない
なんて、暢気なことを言っている場合ではない。
 問題ない数値
だと言うのであれば、農水省も厚労省も堂堂と
 日本の牛乳には飼料由来のアフラトキシンM1がこれだけ含まれるが人体に影響はない
等の発表をすればよいのだ。
 隠せば隠すほど、事態は悪化し、コトが弾けた後は、修復不能になる
のが、ここ数年の「食の安全」に関わる案件の帰趨である。それに学ばないのであれば、まさに
 亡国の施策
である。

(加筆 14:45)
att460さんから、アフラトキシンに関する農水省の小規模な調査がある旨をコメントで教えていただいた。att430さん、御教示ありがとうございます。
食品安全に関するリスクプロファイルシート(化学物質)作成日(更新日):平成18年7月25日(PDF)

2年前の調査で、しかも


10 ハザードに汚染される可能性がある農作物/食品の生産実態
(1)農産物/食品の種類
食品
輸入落花生及び落花生加工食品(ピーナッツバター等)、ピスタチオナッツ
牛乳(アフラトキシンに汚染された飼料を摂取することにより汚染)
沖縄及び南西諸島におけるサトウキビ

飼料
とうもろこし、綿実油かす、ピーナッツ油かす

(2)国内の生産実態
(略)
2 飼料穀物
飼料穀物については国内生産がほとんどない
3 その他
飼料が原因による牛乳中のアフラトキシンM1 の汚染は確認されている。

12 リスク管理を進める上で不足して
いるデータ等
アフラトキシンB2,G1,G2を含めた汚染実態把握が不十分である。また、気象条件等の違いによる年変動の把握が必要
13 消費者の関心・認識
アフラトキシンを除き、一般にかび毒に対する消費者の関心は低い
14 その他
厚生労働省では、国内で実施した実態調査の結果を用いて、暴露評価を実施中である

ということなんだけど、その後
 アフラトキシンに関する調査が大々的に公表された
って話を聞かないぞ、農水省と厚労省。で
 カビ毒に対する関心は薄い
っていうけど、それは
 カビ毒の問題を不作為によって「隠蔽」
してたからじゃないのか。

このところ、地球温暖化で「温帯の夏の酷暑」が話題にならないことはない。上記報告書には
 気象条件等の違いによる年変動の把握が必要
と書いてあるんだがな、農水省。2005年8月にアメリカを襲ったハリケーン・カトリーナによる飼料トウモロコシのアフラトキシンB1汚染が問題になったのは、この報告書が作成された2006年だった。その後、この事態を座視していたのが、農水省と厚労省という印象を受けるんですけど、考えすぎですかね?

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2008-09-21

中国で牛乳にメラミン混入 毎日.jpの見出しやリードが変→産経もおつきあい

去年、ペットフードにメラミンが混入してて、アメリカでペットがばたばた死に大騒ぎになったのだが、今度は
 人間の飲む牛乳にメラミン混入
だもんな、中国。やることが相変わらずだぜ。
ただ、今回問題なのは
 伊利とか蒙牛とか光明とか大メーカの牛乳にもメラミンが混入
している点だ。そこらで普通に売っている牛乳や粉ミルクや牛乳を使った製品だからね。おかげでメラミン混入はどんどん話が拡大している。メラミン入り粉ミルクで育てられていた赤ちゃんが腎臓結石で亡くなるという痛ましい話から始まって、中国に工場を持つ日本の食品会社の製品にまで、事態は広がっている。

で、丸大が中国で生産していた食品に
 伊利から仕入れたメラミン入り牛乳を原料として使っていた件
なんだけど、毎日.jpの見出しとリードが滅茶苦茶だ。
まず、リンク用の見出しが間違っているのがこちら。
Mn1
2行目に注目。
 【写真付き一覧】メラニン混入の疑い 丸大5製品
おい、食べたらお肌が日焼けでもするのかよ。
他の見出しが「メラミン」になってるだけに、かなり間抜け。

で、リンク先を開くと、こうなる。
Mn2
見出しは「メラミン混入」で正しいのだが、リードが凄い。
 化学物資のメラミンが使われていたことが明らかになった丸大食品の「グラタンクレープコーン」
いや〜、
 化学物質のメラミンが原材料に混入していることが明らかになった
というのならまだしも
 メラミンが使われていた
っていうと、
 合成樹脂製のグラタン
ですか。まだしも見出しの
 メラミン混入の疑いがある製品
の方が正確じゃん。

webに人員を割いてないんだろうな。

続き。共同配信のニュースを掲載している産経も毎日におつきあい。
Sk

香港でもメラニン被害か 3歳女児が腎臓結石 2008.9.21 13:12

 香港衛生当局は20日、有害物質メラミンが検出された中国の乳業大手、伊利の乳製品を飲んでいた3歳女児が腎臓結石にかかっていたと発表した。香港でメラミンが混入した中国製乳製品が原因とみられる健康被害が報告されたのは初めて。
 衛生当局によると、女児は過去15カ月にわたり、伊利製の乳製品を毎日飲んできた。伊利の製品からメラミンが検出されたことを知り、心配になった両親が19日に女児を病院に連れて行き、検査を受けさせたところ、腎臓から結石が見つかったという。(共同)

記事本文は「メラミン」なんだけど、ちゃんとチェックしてないな。

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2008-08-31

中国毒餃子事件 中国国内でのメタミドホス中毒は回収品を横流しして発生「安全性に問題はないと思って、冷凍庫から持ち出して複数の知人に安値で販売」

さすが中国。
 会社も操業してないし、「メタミドホスは日本で混入」したんだから、中国国内に横流しして売って何が悪い
という、想像の斜め上を行く行為が
 毒餃子のメタミドホスは中国国内で混入
という事実を暴き出した。

朝日の記事はこんな感じ。


中国「ギョーザ中毒は工場内犯行」 臨時工を集中聴取(1/2ページ)

2008年8月31日3時0分

 【北京=峯村健司】千葉・兵庫両県で1月に発覚した中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国公安当局が製造元の「天洋食品廠公司」(中国・河北省)の製造過程で農薬成分が故意に混入された内部犯行の可能性が高いとみて、同社の臨時工を集中的に事情聴取していることがわかった。中国側はこれまで「工場での混入の疑いはない」として、製造過程での混入を指摘する日本側と意見が対立していたが、中国側が捜査姿勢を一転させたことで両国の捜査協力が前進し、真相解明に向けて動き出す可能性が出てきた。

 さらに今回、6月中旬に中国内で起きたギョーザ中毒事件では、天洋食品が冷凍庫に保管していた回収品を同社の関係者が横流しし、それを食べた別の4人の同社関係者が中毒症状を起こしたことが新たに判明した。公安当局がそのギョーザを鑑定した結果、日本で中毒事件を起こした製品と同じ農薬成分「メタミドホス」が検出され、その濃度が極端に高かったことから、いずれも天洋食品の工場内で何者かが故意に混入させた疑いが濃厚と判断した。

 中国筋によると、公安当局は同社から押収した消毒液のほか、薬物の管理記録や生産管理記録を再度捜査。さらに、従業員の出勤状況などが記されている人事管理簿や、工場内に設置されている防犯カメラの映像を分析した。これまでに従業員55人の事情聴取を終え、聴取の範囲を退職した臨時工にまで広げて集中的に捜査している。

 また、中国で発生したギョーザ事件では被害者4人の中に子どもも含まれ、重症患者もいるという。横流しした天洋食品の関係者は調べに対し、「特に安全性に問題はないと思って、冷凍庫から持ち出して複数の知人に安値で販売した」と供述している。ギョーザはいずれも天洋食品の関係者にしか渡しておらず、中毒を起こした4人以外に被害者を確認していないという。

 中国公安省の捜査責任者は28日、日本政府側に対して、中国で起きたギョーザ事件の製品は同国内の市場には流通しておらず、天洋食品の関係者らの間だけに出回っていたと説明していた。

 日本側のこれまでの捜査では、具材からはニラの残留検疫基準の6万倍を超える農薬成分が検出され、包装袋の外側から染み込んだ可能性はなく、日本での流通過程で混入された可能性は極めて低いと判断し、国内での捜査を終了していた。

 ギョーザ事件は、中国製食品への不信感や中国に対する日本の国民感情を悪化させる要因ともなっていた。今後、日中両国の警察当局は証拠や捜査情報の交換を進めていくことになる。

いや〜、いろんな意味で顎が外れそうな話なんだけど、
 天洋食品の関係者が横流ししなかったら、真相は闇の中
だったわけかい。被害に遭った方にはお気の毒ですが
 毒かも知れない餃子を平気で横流しできる神経
のすばらしさは恐れ入る。で、
 安価で横流しした関係者の処罰
はどうなるわけ?

で、日本人が得たもう一つの教訓。
 一度事故を起こした中国の食品会社は、回収品を「横流しする」可能性がある
ってことだな。いくら中国で作った製品を輸入している日本側が名の知られた食品会社であっても、相手にモラルの欠片もないのであれば、日本の看板には意味がない。長年日本で築き上げた信用が
 取引相手の信じられないモラル
によって、一瞬にして瓦解するんじゃ、危なくて商売できないですね。

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2008-08-25

中国、iTunesへの接続を遮断 政治運動ツールになる"iPod"

keenさん経由。
チベット支援アルバム"Songs for Tibet"が原因ということらしい。
アルバムノートを見ると、最後に


このアルバムの収益金の一部は、平和促進プロジェクトおよびチベット文化保護プロジェクトの支援のために寄付されます。

と書いてある。
リリースは2008年8月12日。アルバムの最後は
 ダライ・ラマ14世のメッセージ
だ。

時事より。


米アップルの曲配信、接続不能に=チベット擁護のアルバム原因か−中国
8月25日7時31分配信 時事通信

 【シリコンバレー24日時事】米アップルのインターネット音楽配信サービス「アイチューンズ」運営サイトに中国で接続できないことが24日、分かった。ニューヨークに拠点を置く人権活動団体はチベット独立を擁護するアルバムが原因と指摘している。AFP通信などが報じた。
 アルバムはスティングやアラニス・モリセットら欧米の著名歌手が曲を提供した「ソング・フォー・チベット」(全20曲)で、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世のメッセージ付き
 米英など計6カ国の五輪出場選手複数が中国入国前にダウンロードしており、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」への配信を「入国後も試みた選手を中国当局が把握、問題視したため」(同団体幹部)との見方が浮上した。中国当局者はコメントを拒否した。 

8/12リリースとは、なかなかGJですな。
しかし、
 世界の何億人かがWalkmanでマドンナやマイケル・ジャクソンを聞いている
とかいわれた80年代には
 ポップスは新宗教か
と指摘する向きもあったが、
 iPodが"Free Tibet"の道具になる
とは、まさか、Jobsも考えていなかったに違いない。

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2008-05-18

ラサ燃える(その85)赤ちゃんのミルクが足りない

大災害が起きると、しわ寄せは弱者に来る。

ミャンマーでは、救助が行き届かない。
今後2-3週間で4歳以下の乳幼児数千人が死亡するのではないかと懸念されている。
乳幼児数千人が死亡の恐れ ミャンマー、食糧不足で

四川省[シ文]川大震災でも、乳幼児が飢えのために、生命の危機にさらされている。東方網より。
以下、訳は不正確だが、ご勘弁を。


救災物資缺少[女乃]粉 嬰兒喝礦泉水充飢(救援物資に粉ミルクが欠乏 赤ちゃんはミネラルウォーターで飢えを凌ぐ)
http://www.sina.com.cn 2008年05月18日12:15 浙江在線

  天災面前,他們還完全沒有抵御的能力;天災過後,他們應該如何繼續剛剛開始的人生?關註災區孩子,現在和未來,我們共同再為他們[手掌]起一片天。(天災を前にして、彼らにはまったく抵抗する力はなかった。天災が過ぎた後、彼らは始まったばかりの生活をどう続けていかねばならないのか? 被災地の子ども達に関して言えば、現在も未来も、われわれは共に彼らのために手をさしのべよう。)

  連日來記者在災區採訪,由於母親缺乏食品沒了[女乃]水,加上救災物資配送中極少[女乃]粉等嬰兒食品,很多嬰兒處於飢餓状態,有的瀕臨死亡,但這在一些地方的救災中成了盲點。當地救災物資調配指揮負責人呼吁,各地[走旱]赴災區的志願者提供相應幇助。(このところ、記者は被災地を訪れているが、母親が食糧不足でお乳が出ない上に、救援物資が配られても粉ミルクなど赤ちゃんの食品は極めて少なく、多くの赤ちゃんが飢餓状態に置かれ、死にかかっている赤ちゃんもいる。これは救援活動の中で盲点になっていた。現地の救援物資を配給の指揮を執る責任者は、各地で被災地に急ぐボランティアにしかるべき援助が提供できるよう、呼びかけている。)

  不少村荘嬰兒挨餓(多くの村村の赤ちゃんが飢えを忍んでいる)

  “現在沒有[女乃]粉,救援食品嬰兒喫不了。沒水,不能洗,換不了尿布,他的小屁股都爛了。”5月16日,在此次地震的震中映秀鎮,蘇幇瓊為他9個月大的孩子泣不成聲,“再這樣[手人也]下去,他會死的,求求爾,記者,救救他!”(「もう粉ミルクがありません。救援物資の食料は赤ちゃんには食べられません。水もないし、洗い物も出来ません、おむつもかえられないので、この子のお尻は真っ赤にただれています。」5月16日、今回の地震の震源地である映秀鎮で、蘇幇瓊は、9カ月になる息子のために声を立てずに泣いた。「このままの状態が続くと、この子は死んでしまいます。お願いです、記者さん、この子を助けて!」)

  這種情況在災區不是個別。映秀鎮的臨時直昇機場,一名老人為把自己剛出生20天的孫兒送上飛機,同工作人員發生爭執。他對記者説,由於沒有母乳,小孩已喝了兩天的礦泉水。在都江堰通往映秀的路上,記者遇到抱著嬰兒撤離的災民,這些嬰兒都處於飢餓状態。(こうした状況は、この被災地だけのことではない。鋭秀鎮の臨時ヘリポートでは、ある老人が自分が救い出したばかりの生後20日の赤ちゃんのために、ヘリポートの作業員と言い争っていた。彼は記者に言った、「母乳がないので、この子は二日間ミネラルウォーターを飲んだだけです。」都江堰と映秀を結ぶ道路で、記者は赤ちゃんを抱えて避難する被災者に出会ったが、何人かの赤ちゃんは飢餓状態に置かれていた。)

  昨天,記者從都江堰進入虹口郷時,遇到焦急等待嬰兒[女乃]粉的段容。他為全村20多個小孩等待朋友從都江堰市買[女乃]粉。段容説,政府發放的救災食物只有水、餅乾、方便面等,沒有太多適合兒童的營養品。“現在環境差,小孩受驚後更不愛喫東西,他們很需要營養品!”(昨日、記者が都江堰から虹口郷にはいったとき、赤ちゃんの粉ミルクをじりじりしながら待っている段容に出会った。彼は村全部の20数人の子ども達のために都江堰に粉ミルクを買いに来た友人を待っていた。段容はいう「今の環境は悪く、子ども達は地震の恐怖で、さらに食べ物が喉に通らなくなりました。彼らには、栄養食品がどうしても必要なのです!」)

  等了約半小時,送[女乃]粉的朋友找到段容,手裡[手令]了8袋[女乃]粉。他説,現在各物資發放點很少存有[女乃]粉,走了好幾條街收集才弄到8袋。段容表示,其他村組也同樣面臨這樣的問題,但由於有的村荘更偏,要得到這些特殊物資更艱難。(30分ほど待ってから、粉ミルクを持った友人が段容を探しあてた。手には8袋の粉ミルクがぶら下がっていた。段容は言う、「他の村や小組も同じようにこうした問題に直面していますが、ある村はもっと辺鄙な場所にあるために、こうした特殊な物資を手に入れるには更に困っています」)

  物資供應極少[女乃]粉(救援物資には、粉ミルクはごく少量しか提供されていない)

  記者隨後走訪了鄰近虹口的灌口鎮建興社區和幸福鎮救災物資發放點,工作人員表示這幾天的物資少有嬰兒[女乃]粉供應,有存在災民上門尋要[女乃]粉、紙尿片等嬰兒用品及婦女用品而無法提供的現象。(記者はこの後、虹口の近隣にある潅口鎮建興社区と幸福鎮の救援物資運び出し拠点を訪ねた。作業員は、「この数日、救援物資には粉ミルクの提供は極めて少ないです」と説明した。「被災民の中には、家々を訪ねて、粉ミルクを探している人もいて、紙おむつなどの育児用品や生理用品なども提供しようがない現象が起きています」)

  昨天下午記者在都江堰災區物資調配指揮中心看到,這裡物資堆積如山。但調配中心統計,截至16日,[女乃]粉的庫存數量有670件。有關負責人介紹説,當前災區物資調配的主要原則是保證災民基本生存需求,對嬰兒等特殊群體的需求當前階段考慮較少。(昨日の午後、記者は都江堰の被災地物資供給指揮センターを見ると、ここには物資は山のように積まれていた。しかし、供給指揮センターの統計では、16日までには、粉ミルクの在庫は670件だった。責任者が説明するところでは、目下、被災地の物資供給の主要原則は、被災者の基本的生存に必要な物を保障することで、赤ちゃんなど特殊な人たちへの需要はいまの段階ではあまり考慮されてないという。)

  該負責人稱,現在問題在於信息傳遞不暢,投遞存在盲點,不知需求在[口那]裡,因此在配送比例“非常非常低”。有需求的災民要及時與郷鎮一級物資發放中心聯繋。該負責人呼吁各地[走旱]赴災區的志願者提供相應幇助。(責任者はいう、「今の問題は、通信伝達がうまくいかず、配達に盲点があります。どこに需要があるかわからず、このため、「非常のことは、非常に低い水準に」というような配送になってます。要求のある被災者は、すぐに郷鎮の一級物資運び出しセンターと連絡を取ってください。責任者が各地に急ぐボランティアに、ふさわしい助けを提供するようアピールします。」)

  救援須知

  ●映秀虹口郷九虹村二組3歳以下小孩有20多個,1歳以下嬰兒有3個。他們很難找到[女乃]粉。

  ●除了[女乃]粉、[女乃]瓶、紙尿片等嬰兒用品,婦女用品也缺。

  ●告訴災民:有需求的請及時聯繋郷鎮一級物資發放中心(本文來源:東方網 作者:盧斌朱卓華)

昨夜、M6の大きな余震があった。震源地は江油市。ここは、綿陽市の東だが、場所によっては、救助の手が届いていない。人民網より。


47名老弱婦孺被困山中 求援人攀岩而出報信(47人の老人弱者女性子どもが山中で孤立 助けを求める人が岩をよじ登って知らせを持ってきた)
http://www.sina.com.cn 2008年05月18日10:22 人民網
  人民網江油5月18日快訊 記者王偉建09:27分與後方編輯連線

  記者從一位來江油市永勝鎮鎮政府報信救援的雲頂村村民口中得知,地震發生後,雲頂村原本與外界聯通的兩條土路和碎石路,均已被巨石阻斷,雲頂村的青壮勞力,大多在外打工,留在村中的47名老弱婦孺被困山中多日,無路外出。(記者は江油市永勝鎮鎮政府から救援を求める知らせをもたらした雲頂村の村民の口から、次のことを知った。地震発生後、雲頂村はもともと外部と二本の舗装してない土の道と砕石を敷いた道でつながっていたが、どちらも巨石に寸断され、雲頂村の青年壮年たちの労働力は、多くは村の外で出稼ぎをしており、村に留まっている47人の老人弱者女性子どもたちは山中で何日も孤立しており、脱出する道がないのだ。)

  這位村民受村支書羅繼華的委派,經過幾處攀岩,又歩行五、六個小時後,才將羅繼華寫給永勝鎮鎮黨委書記的求援信成功送出。(この村民は村の支書羅繼華に委任を受けて、何カ所も岩をよじ登り、その上、5-6時間も歩いて、やっと羅繼華が永勝鎮鎮共産党委員会書記に書いた救援を求める信書を送り届けることに成功した。)

  據這位村民介紹,村裡與外界通訊完全中斷,電力設施也盡數損毀。村周圍的大山,也有多處出現斷裂,經常有石頭滾落。(この村民の説明によると、村では、外界との通信は完全に遮断し、電力施設もすべて破壊された。村の周りは山がそびえ、あちこちに亀裂が出来ており、いつも石が転げ落ちている。)

  村民的糧食還能維持兩、三天,但因房屋倒搨,村民大都露宿戸外,又因山中夜晩較為寒冷,很多老弱都經受不住,而病倒。(村民の食料は2-3日なんとか持つが、家が倒壊しているので、村民のほとんどが戸外で野宿しており、その上に、山中は夜間はかなり寒いので、多くの老人や弱者は耐えきれず、病に斃れている。)

  雲頂村懇請政府部門派直昇機將村民接出,如暫時無法安排,則請空投些帳篷以解燃眉之急。(雲頂村は、政府部門にヘリを派遣して村民を救出するよう懇願しているが、もし、しばらくはどうしても手配できないなら、テントを空中から投下してくれれば、目下の懸案事項はひとまず解決できると要請している。)

江油市の地図。
Ba4aaf4d98f56d48_2

中央、鉄道脇の双河鎮の真北に、永勝鎮がある。雲頂村は、この地図にはないので、かなり小さい集落である。
江油市の人口は、2000年の統計で26741人。
李白の故郷として知られる。
江油市のサイト。地震のニュースが掲載されている。
中国・江油

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2008-05-16

ラサ燃える(その84)ガパ・チベット族羌族自治州理県で大きな余震@5/16 13:26(日本時間14:26現在)

ガパ・チベット族羌族自治州政府のサイトより。
今日、現地時間13:26(日本時間14:26)にM5.7の大きな余震があった。


16日13點26分理縣發生5.7級余震

中國阿[土霸]州政府門戸網站 www.abazhou.gov.cn   2008-5-16   來源:阿[土霸]州政府信息化工作辨公室

  據阿[土霸]州數字地震台網測定,2008年5月16日13時23分46秒,在理縣雜谷腦鎮發生了5.7級余震,震中位於北緯31°23′,東經103°10′。13時49分11秒再次發生3.2級余震。目前理縣境内部分路段[土丹]方,交通和通訊再次中斷。尚無人員傷亡的報告。(阿[土霸]州地震局)(ガパ州数字地震台網が測定したところによると、2008年5月16日13:23:46に、理県雜谷脳鎮でM5.7の余震が発生した。震源地は北緯31度23分、東経103度10分。13:29:11には再び、M3.2の余震があった。目下、理県内の一部道路区間は地滑りを起こして、交通と通信が再び中断している。なお、人員の死傷報告はない。)

う〜ん、M5.7の余震は、あれだけひどく山崩れを起こしている被災地には痛手となる。せっかく、ある程度道路や通信が通じていたのに、また不通になっているのね。更なる被害がないことを祈る。

理県の地図。南東の境で今回の大地震の震源地[シ分]川県と接している。
Xiaojin
雑谷脳鎮=理県県城のことだ。横を雑谷脳河が流れている。
地図を見ると分かるように、[シ分]川県の真西に理県がある。
理県の災害復旧は、更に遅れるのではないか。

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ラサ燃える(その83)日本の国際緊急救助隊は青川県西部の関荘鎮へ投入

まずは、青川県の地図。詳細な地図はこちら。
Chuana4011

地名がわかりやすいのはこちら。
C22cd83eca054e27

一昨日報道があったのは、青川県の東側の姚渡鎮と木魚鎮の惨状だった。
 2008-05-14 ラサ燃える(その77)広元市の西隣青川県で大きな被害 全貌はまだつかめず
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/05/77_4c62.html

青川県内の道路の復旧が進み、日本の国際緊急救助隊は青川県関荘鎮に投入された。関荘鎮は、青川県の西側に属し、唐家河自然保護区の真南に当たる。
朝日より。


日本の救援隊、700人生き埋め現場を捜索へ
2008年05月16日13時25分

 【成都=池田孝昭、北京=峯村健司】中国・四川大地震の被災者救援活動に派遣された日本政府の国際緊急援助隊の第1陣31人が16日午前、四川省青川県関荘に到着した。大規模ながけ崩れが起き、700人以上が生き埋めになっているとされる現場などで救助活動に当たる。今回の大地震で中国が災害救助のための外国の救援隊を受け入れるのは初めて。新華社通信によると、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が16日、空路で同省綿陽に入った。
 震災を受けて人民解放軍など約13万人の部隊が救助に当たっているが、被災地の面積が広大で、機材や物資が不足しており、作業は進んでいない。中国政府は16日、新たにロシア、韓国、シンガポールの3カ国からの救援隊派遣受け入れを決めた。台北市も15日、中国の紅十字会から、台湾の救援チームを受け入れるとの連絡が入ったことを明らかにした。

 援助隊は16日午後に成都に入る予定の第2陣30人と合わせて総勢61人。警視庁機動隊員ら警察20人、東京消防庁のハイパーレスキュー隊員ら消防関係17人、海上保安庁の特殊救難隊員らで構成されており、警察犬と、がれきの下にいる被災者を捜し出すファイバースコープなどの機材を使い救助活動に当たる。

 中国中央テレビは同日、日本の救援隊が関荘に到着したことを速報。しかし、多くの人が生き埋めになっている現場の手前約5キロのところで道路が不通になっており、到達できていないという。別の場所に移動することも検討しているとしている。

 同日未明、空路で成都に到着した第1陣の31人は2台のバスで北に約400キロ離れた青川県へ向け出発。約30キロ離れたところで交通事故のため道路が通れず、回り道したために予定より到着が遅れた。

 東京消防庁のハイパーレスキュー隊から派遣された隊員の一人は成都の空港で「雨が降って水分があるので、生存者もいると信じている。地獄のような状況だと覚悟しているが、一人でも多くの中国人を救いたい」と話した。空港で出迎えた中国外務省の担当者は「地震多発国の日本は救助の経験にたけている。そのノウハウを生かしてもらいたい」と話した。

 青川県は家屋の8割以上が倒壊しており、人口約25万人のうち、わかっているだけで1500人が死亡、1万人が負傷した。15日には温家宝(ウェン・チアパオ)首相が成都から船や鉄道を乗り継ぐなど半日以上かけて現地入りして、被災者を慰問した。

 県内にある木魚中学校の3階建ての宿舎は地震で倒壊し、約300人の生徒が生き埋めとなった。幹線道路が封鎖されており、救助隊員が到着しなかったため、住民らが自力でがれきを撤去して救出作業をしたが、270人の死亡が確認された。中でも日本の援助隊が作業する関荘地区は最も被害が大きい場所の一つだ。

この関荘鎮の様子を、中国証券報が報じている。


來自災區一線的報道

作者:申屠青南 周渝 王成盛 發布時間:2008-05-16 08:03 來源:中國證券報・中證網

青川採訪手記


  ■ 來自災區一線的報道   
  北京消防隊馳援關荘鎮

  在青川縣關荘鎮,記者遇見了從北京來的消防救援隊伍。這支300多人的隊伍是14日中午分乘兩架飛機到達綿陽,當天下午再坐汽車[走旱]到青川的

  聴説關荘鎮初中學生宿舎樓裡埋著一個人,北京消防隊馬上派出十多名隊員帯著5只搜救犬[走旱]了過去。

  到達現場大概是9點40分,現場一片狼藉。宿捨樓背靠山坡,只剩下前面墻壁,其他墻壁都搨了,廢墟中到處都是書包、課本、臉盆、被子等。

  在問清了學生宿捨位置後,消防官兵大致確認了搜救區域。先是用救援繩[糸邦]住懸掛著的鐵架床和墻壁碎塊,十幾個官兵加上附近的群衆喊著口號拉開這些懸掛物,有的鐵架床被[上下]住無法拉開,就動用切割機割斷後再拉。

  清理掉易掉物品後,兩名消防隊員牽著兩只搜救犬試圖精確確定被埋學生的位置,但無法搜尋到學生的位置。消防官兵只好人工搬開廢墟上的大塊墻壁,過了兩個多小時,才終於看到了被埋學生,遺憾的是他已經遇難

  到下午一點多,記者離開現場去紅光郷採訪時,救援工作仍在繼續。

  被黄土埋沒的村落

  從關荘鎮沿著山路繼續開車,不到十分鐘,道路就被巨石完全隔斷。道路右側的河流已經被滑落的山坡覆蓋,只剩下一個個混濁的水坑,前方兩座山峰之間是一大片黄土堆成的平地。當地居民介紹,這堆兩側滑坡山體黄土下埋著東河口村的四個生産小組,村民估計不下兩百人,記者目測黄土的厚度超過10米。據不完全統計,地震讓27名兒童失去了父母,政府已將他們全部轉移安置。

  一位進入村荘救援的北京消防隊員説,這個村的前方還有兩個村荘完全被埋

  而整個青川縣,仍有幾個郷鎮至今沒有音訊

  在採訪的過程中,記者看到,不斷的余震還在造成山體滑坡,遠處的山[土幼]裡不時冒起黄土,就是這些黄土,讓許多生命長埋地下。

  短短半個小時,記者就遇到兩撥在外地打工[走旱]回青川的年輕人。迎接他們的可能是親人重逢後的喜極而泣,也可能是和親人生死兩茫茫的欲哭無涙。

  下午3點40分,上午徒歩進入山溝營救的北京消防官兵帯著幸存者離開村荘,被營救出來的村民共有67人,而遇難人數遠遠超過這個數字。

  由於出發時匆忙,帯的物品少,當地又缺少食物和飲用水,記者在青川堅持了三天後決定先撤到廣元休整,回來路上遇到一次驚險的余震,滾落的山石[石匝]到車頂,幸而是小碎石,有驚無險。

(略)
小記:災區三宿

  第一批奔赴青川的新華社報道組,可謂是“特混艦隊”。5人報道組中,除了司機,[口力]外4名記者來自三個部門:四川分社、中央新聞採訪室和中國證券報。

  第一晩:千姿百態

  到達目的地已是晩上9點多,記者立馬採訪,寫完稿子已經是凌晨一點多。由於缺少帳篷,5個人只有窩在一輛小車上過夜。

  我的“床”是後排中間位置,向前[足八]是前排座位間的空档,向後靠亦無頭枕,只好一會兒低頭,一會兒仰頭,實在累得不行,將頭貼到副駕駛座上,可保持同一姿勢久了,[月勃-力]子又酸痛難忍。

  其他4位同樣不好受,他們也在不斷變換“睡”姿。

  記得最後一次看手表時,已是凌晨3點。由於太冷,手脚麻木,加之心中有事,大家5點多就下車開始新一天的採訪。

  第二晩:虚驚一場

  由於救援物資逐漸運入災區,第二晩的住宿條件有所改善,從一輛車擴大到兩輛車。我和司機被安排到一輛小[上下]車的鐵皮櫃中,空間比前一晩大了許多,從“經濟艙”昇級為“公務艙”。

  在青川,過十幾分鐘就有一次余震,對於一般的余震,我早已習以為常,在不時的晃動中進入夢郷。

  正在酣睡中,忽聞鐵皮櫃“嗄嗄”響,車頂也有異動,我驚醒過來,以為是大級別余震造成附近建築碎片[石匝]到車上,一下子翻滾到車外,却不見周圍帳篷中有動靜,再抬頭向房子一看,墻壁還立在那兒沒變化,原來是兩人站在鐵皮櫃頂安装大喇叭[口尼]—虚驚一場。

記事によると、14日午後に、北京から300人規模の消防隊が到着し、関荘鎮の倒壊した中学の宿舎を捜索したときには、生き埋めになった1人を発見したが、すでに死亡していた。
周辺では、山崩れが頻繁に起き、道路が寸断されている様子が分かる。
青川県全体で、音信不通になっている町や村がいくつもあるというのだ。上記記事でも、東河口村の四つの生産小組が山崩れで埋まり、その先にある二つの村に至っては完全に山崩れで埋没している、という。分かっているだけでも、これだけひどい状況なので、今後、情報の空白地域となっている場所に救助隊が入れるようになると、更に被害状況は拡大するだろう。

日本の国際緊急援助隊の救援活動が、1人でも多くの人を救うことが出来ればいいのだが、状況は相当に厳しいと見て良いだろう。

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ラサ燃える(その82)震源地[シ文]川最前線より衛星通信による最新報告@人民網軍事

衛星回線で、今回の地震の震源地[シ文]川の最前線の様子が報告されていた。
人民網軍事より。繁体字(一部常用漢字)に直す。報告は新華社の記者。現地時間08:16(日本時間09:18現在)の報告。訳は適当なので、間違ってたらごめんなさい。


衛星電話連線首支抵達[シ文]川部隊 詳述震中最新情況

2008年05月16日08:47 來源:新華網

航拍的[シ文]川縣城最新圖片 新華社記者徐壮志攝(空中撮影した[シ文]川県城の最新画像 新華社記者徐壮志撮影)

  13日23時15分,武警某師參謀長王毅帯領200名官兵,歴經21個小時,徒歩強行軍90多公里,率先到達這次地震的重災區四川省[シ文]川縣城。他們強行軍途中路況如何?他們抵達[シ文]川後是如何展開救援行動的?現在的主要任務是甚麼?主要困難是甚麼?15日晩10時許,本網編輯通過海事衛星電話連線參謀長王毅,向他瞭解了目前[シ文]川和部隊的最新情況。(13日23時15分[=日本時間14日0時15分]、武装警察の某師団の王毅参謀長は200名の士官と兵士を率い、21時間掛けて90数キロを徒歩で強行軍して、今回の地震の被害の最も大きい地区である四川省[シ文]川県城に率先して到達した。彼らの強行軍の途中の道路状況はどうだったか? 彼らが[シ文]川についてから、救援活動をどのように展開したか? 現在の重要な任務は何か? 主な困難は何か? 15日夜10時頃、本サイトの編集部は海事衛星電話を通じて王毅参謀長と連絡がつながり、彼に目下の[シ文]川と部隊の最新状況を説明して貰った。)

  
危險路段爬著前進 戰士們踏著碎石急行(危険な区間を登って前進 戦士達は砕石を踏んで急いだ)

  據王參謀長介紹,部隊是在風雨交加、雨水不斷的情況下,用強行軍的形式抵達[シ文]川的。(王参謀長が紹介するところによると、部隊は風雨が混じり、雨が降りしきる中で、強行軍形式で[シ文]川に到達したのだ。)
  當時的路況非常差,道路大部分被搨方堵塞,有的危險的路段,戰士基本是爬著過去的。(その時の道路状況は、たいへん悪く、道路の大部分は陥没してまさに塞がっており、戦士は基本的に登って通過したのだ。)
  在部隊行軍途中,有很多危險的路段,戰士頭上不時有巨石滾落,脚下就是滔滔的江水。(部隊の行軍する途中には、危険な区間が多くあり、戦士の頭上にはたびたび巨石が転がり落ちてきたり、足元には、絶えず川の水が流れていた。)
  能走的路段也只有十來公分寛。非常的危險。(歩行可能な区間であっも、わずかに10メートルちょっとの道幅しかない。大変に危険だ。)

  戰士們很多脚上起了水泡。因為在碎石上前進,又是難度很大的夜間行軍, 戰士們有很多[手率]傷、画傷,但是他們並沒有抱怨、叫苦叫累。(戦士達の多くは脚にマメが出来た。砕石上を前進したからで、その上に、難度が高い夜間の行軍で、戦士達の多くは手に転んで出来た傷や切り傷を作ったが、彼らはまったく不平をこぼしたり、苦しいとか疲れたとか口にしなかった。)
 
根本沒時間停下來吃飯 抵達[シ文]川當晩只喝了一碗粥(全然、手をとめて食事をする時間はない [シ文]川についたその晩は、たった一杯の粥をすすっただけだ)

  王參謀長説,部隊從馬爾康出來的時候,本來是乘車的。但是後來過了一個風景區,到了一個叫做古爾溝的地方,然後再想進入災區,道路就中斷了。於是選擇徒歩。(王参謀長がいう、「部隊が馬爾康から出た時は、本当なら車に乗っているのでした。ですが、あとである景勝地を通り、古爾溝と呼ばれる場所に着くと、その後は、また被災地に入ることを想定し、道路はすぐに
中断してしまいました。そこで、徒歩を選択しました。)
  王參謀長介紹説,戰士們帯著乾糧。但是沒有時間停下來吃飯。時間,就是生命。(王参謀長は、説明していう、「戦士達は乾パンを持ってきました。でも、手をとめて食事をする時間はありません。時間、それこそが命なのです。」)
  他説,第一次吃到熱飯是在抵達[シ文]川當天也就是13日的晩上。但是,官兵毎人都只喝了一碗粥。(彼はいう、「最初に温かい食事を取ったのは、[シ文]川についた当日でも、13日の夜のことでした。でも、士官と兵士はみな、一杯の粥をすすっただけです。)

[シ文]川群衆看到部隊很激動:"部隊來了,我們就有救了,有希望了"([シ文]川の群衆は部隊が到着したのを見て、とても感激しました。「部隊が来た! おれたちは助かるんだ、望みはある。」)
  王參謀長説,越往[シ文]川走,災情越嚴重。房屋倒搨的很多。(王参謀長はいう、「[シ文]川を進めば進ほど、被害状況はよりひどくなりました。家屋の倒壊したのが、多いです。)
  老百姓搭著小帳篷,看到武警非常激動。(小さいテントを組み立てていたある一般市民は、武装警察を見て、とても感動していました。)
  很多人拉著武警戰士的手掉涙,説:"部隊來了,我們就有救了,有希望了。"(多くの人たちが、武装警察戦士の手を引っ張って涙を流していいました。「部隊が来た、おれたちは助かるんだ、望みはある。」)
  官兵在這種情景激勵下,更加有干勁兒、有信心。(士官と兵士は、こうした光景に励まされながら、さらに意気込みが上がり、自信が付きました。)

“還有很多傷員,我們要加快行動”(「まだ多くの負傷者がいる、われわれはもっと作業のスピードを上げなければならない」)

  王參謀長説,因為是第一支部隊到達[シ文]川,當地抗災指揮部很缺人手。部隊根本沒有時間休息。(王参謀長はいう、「最初に[シ文]川に到着した部隊なので、現地の災害対策指揮本部は人手がとても足りません。部隊には全く休む時間がないのです。」
  不顧急行軍的疲憊,王參謀長帯領的武警部隊迅速投入到當地的救援活動當中。(強行軍での疲労困憊にかまわず、王参謀長は率いてきた武装警察部隊を、迅速に投入して現地の救援活動にあたらせた。)

  據他介紹,[シ文]川縣城有三分之一房屋倒搨,90%以上的房屋破損。老百姓搭著帳篷,十分艱苦。(彼の説明によると、[シ文]川県城では、1/3の建物が倒壊し、90%以上の建物が破損している。一般庶民はテントを張って、とても苦しんでいる。)
  王參謀長説,"我們要盡最大努力,讓災區群衆盡快改善生活。"(王参謀長はいう、「我々は、被災地の群衆が出来るだけ早く生活を改善できるように、最大の努力を尽くさなければならない。」)
  “還有很多傷員,所以我們要加快我們的行動。”他説,“時間已經過了二十多個小時,越往後存活的概率很小。官兵精神状態很好,雖然身體疲憊,但是闘志昂揚。”(彼はいう、「その上に多くの負傷者がいるので、我々はわれわれの活動をもっとスピードアップしなくてはなりません。時間はもう20数時間も経ってしまいました、今後は、生存率がどんどん低くなります。士官と兵士の精神状態は良好で、身体は疲れているけれども、闘志は昂揚しています。」


這支部隊目前的四大任務(この部隊の目下の四大任務)

  據介紹,目前在[シ文]川的640名武警部隊官兵,主要負責以下四個任務:(説明によると、目下[シ文]川に駐留する640名の武装警察部隊の士官と兵士は、以下の主に四つの任務に責任を受け持っている。

  1. 分散到各郷鎮去,搜救傷員。清理屍體,掩埋死者(分散して、各郷鎮に行き、負傷者を捜索し、遺体を整理し、死者を埋葬する)
  2. 向郷村輸送救災物資。都在山很高的地方,靠部隊送到毎家毎戸手中。(郷村に救援物資を輸送する。みな、山間部の高い場所にあり、部隊によって、毎家毎戸の手に届けられる。)
  3. 道路交通堵塞,各種基礎設施遭到破壞,協助當地黨委政府恢復基礎設施(道路の交通が杜絶し、各種インフラが破壊されており、現地の共産党委員会政府と協力して、インフラの回復にあたる。)
  4. 維護社會秩序的穩定。缺糧缺水缺藥,雖然災民情緒相對穩定,但是很容易發生混亂。所以對糧庫、超市進行把守。(社会秩序の安定を図る。食料・水・薬品が欠乏しており、被災者の心情が割に安定していたとしても、混乱が発生しやすい。食料倉庫やスーパーの警備を続ける。)

  [口力]外還有一些臨時性任務,處理一些應急事件,比如搜集空投食品等。(他にも、いくつか臨時の任務があり、これらの応急案件、たとえば、ヘリから投下された食品を探し集めるなどの案件を処理する。)

面臨[口那]些困難?(どんな困難に直面しているのか?)

  王參謀長介紹説,現在災區人民比較有信心,但是確實面臨一些困難,災區群衆最缺糧食、藥品和帳篷。(王参謀長は説明していう、「現在、被災地の人民は割合に自信があるが、いくつかの困難に直面していることは確かで、被災地の群衆に一番不足しているのは食料・薬品とテントです。」)

  當被問到部隊是否存在[口那]些困難的時候,王參謀長笑著説,"部隊沒有甚麼困難。當地的黨委政府已經很困難了,不能再給他們添麻煩。"(部隊にはなにか困難があるかどうかと質問すると、王参謀長は笑って言った、「部隊には何も困難はありません。現地の共産党委員会政府はすでにひどく困っているのですから、彼らにこれ以上面倒を掛けることは出来ません。」)
  但是,據我們瞭解,部隊官兵在救援過程中,實際正在努力克服著很多的難題。比如,所攜帯的乾糧有限,王毅率領的部隊,乾糧還[多句]支[手掌]一兩天。他説,“等打通公路就好了。”(しかし、我々が理解したところでは、部隊の士官と兵隊は、救援活動中に、実際に努力して多くの難題を克服しているところである。たとえば、持ってきた乾パンには限りがあり、王毅が率いた部隊には、乾パンは一部隊を一両日支えるのに十分な程度だ。彼はいう、「道路が開通するのを待てば、状況は良くなるでしょう。」)

  [口力]外,官兵晩上無處休息,只能露營。但是露營對戰士的考驗很大。因為當地晝夜温差大,夜間風很大,官兵衣衫單薄,災區又很缺少帳篷。所以條件十分艱苦。(その他に、士官や兵士は夜間に休息する場所がなく、露営できるのみだ。しかし、露営は戦士に大変な試練を与えている。現地は昼夜の寒暖の差が大きく、夜は風が強く、士官と兵士の服装は、裏が付いてなくて薄く、被災地ではその上、テントが極端に少ない。そのため、こうした条件は実に苦難に満ちている。)
  
救災數據統計(統計に基づく災害救助数)

  到現在為止,這支搶先進入[シ文]川的武警部隊,已經從倒搨的房屋中搶救被掩埋的群衆27人,搶救傷病員461人,轉移群衆4137人,運輸救災物資18.5噸。★(現在までに、この先を争って[シ文]川に入った武装警察は、すでに倒壊した家屋から生き埋めになった人々27人を救い出し、負傷者や病人461人を救助し、市民4137人を移動させ、救援物資18.5tを輸送した。)
(責任編輯:黄子娟)

あ〜、やっぱり
 ヘリから投げ落とした食料がどこに落ちたか分からない
のか。そんなことだろうとは思ったが。

それにしても
 部隊が休息も取らず、食うや食わずやで救援活動
って、
 二次遭難の恐れあり
ではないのか。これで死んだら
 革命烈士
として祀られるのは確実だが、ちっとも合理的判断ではないぞ。
人民解放軍と武装警察は、近代戦の原則を放棄して災害救援に当たっているのか?

記事は「士気を鼓舞する」目的があるからこういうトーンになるのはしょうがないにせよ、書いてある内容は、冗談じゃねえ、ってレベルですな。

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