2019-07-04

Wikisourceに『古今圖書集成』が入ってた件

ああ、吃驚。

必要があって、『望氣經』を調べていたら、

 Wikisourceに『古今圖書集成』が入っている

のを発見。どのくらい入ってるのか知らないけど、校正してない翻字付。

テクストの電子化、中国はどんどんぶち込んでくるぜ。

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2019-04-28

機械翻訳「みらい翻訳」試用版が凄い件

21世紀の研究者は
 グローバル化
のかけ声と共に、毎年のように
 国際学会・シンポジウムの開催や参加
がほぼ「義務付」けられるようになっている。
20世紀の恵まれた研究者には
 有能な秘書(書類等作成担当)
がいたり、研究室に
 優秀な留学生(下訳やネイティブチェック担当)
がいたりして、学会への参加申込、発表の題目・梗概・発表本文・スライド/ポスター作成などを手伝ってくれたのだが、昨今の
 大学への予算削減
によって、常勤研究者も研究室のスタッフは減り、非常勤の研究者は増加、それほど予算に恵まれない研究分野では
 ワンオペ研究室/者
の状況かと思う。こうなると、
 国際シンポジウム・学会の参加
においても、
 外国語のフォーマットに不馴れなまま応募
することになったりするわけだ。
 勝負は発表内容
だとしても、人文系では、その前のApplication作成は気が重いと感じる、普段はApplicationの要求する外国語で論文を書いていない研究者は結構いるかも知れない。
そんなあなたに
 救世主
の如く登場したのが
 みらい翻訳の試用版 である。
現段階では
 2000字以内の字数制限あり
だが、web上で
 日本語→英語、中国語
 英語、中国語→日本語
の翻訳が可能。
翻訳精度だが、プレスリリースによれば、英語は

機械翻訳サービス 和文英訳がプロ翻訳者レベルに、 英文和訳 TOEIC960 点レベルを達成 ビジネス文章?和文英訳能力がプロ翻訳者に並び、TOEIC960点日本人ビジネスマンを超える
英文和訳能力 TOEIC960点日本人ビジネスマンと同等レベルを達成

中国語は、

日中翻訳は、プロの翻訳者とバイリンガルビジネスマンの翻訳能力に到達 日中翻訳は、プロの翻訳者とバイリンガルビジネスマンの翻訳能力に到達

という実力とのこと。
実際に、日中翻訳を使ってみたが、
 実務文書の下訳としては十分な出来で、自分で手を入れて使えば大丈夫
というレベルだった。書類作成の一番のボトルネック

 下訳を作る時間が節約できる

のがいいんじゃないかな。もちろん

 手は入れないとダメ

だけど。

スライドやポスター作成の下訳にも使えると思う。

中国語は、ちょっと文章が長くなると、時々おかしな訳を吐き出すので、その辺りは要チェック。

研究者だけでなく、

 外国人との接触がある機関

でも試用してみるといいんじゃないかな。機関によってはネイティブがいないとか、いても実務文書作成には馴れてないとか、そうした問題がある場合は、是非お試しを。もし気に入ったら、製品版を買ってあげて下さい。

twitterには賛辞が。

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2019-03-24

『四部叢刊』がダウンロード出来るようになっていた件

あらびっくり。
『四部叢刊』が無料でダウンロード出来るようになってるじゃないの!
原稿の校正をしていて、4bu
 『説文解字』『四部叢刊』本
をググったら、Wikimedia commonsに落ちているのを発見。
というわけで、中国学の院生が泣きながら数十万円を貯めて、『四部叢刊』を買う時代は終わったらしい。

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2019-03-18

『漢辞海』の語義の出典

物書堂から
が発売された。
Kanjikai2120
第四版からは、物書堂の辞書統合アプリ「辞書 by 物書堂」に入れて使う仕様に変わった。
Dictionary_container_app
一つ問題があって、辞書統合アプリ内の「アプリ内課金」コンテンツ扱いになるため
 家族で共用
できない。以後、辞書がアップデートされても、アプリストアの
 家族で共用の仕様
が変わらない限り、ダウンロードしても、一人しか使えない状態が続く。
これまでは、個々の辞書アプリは家族で共用できたのだが、その点が大変不便だ。
で。
今更、かも知れないが
 『漢辞海』の個々の語義
 『漢語大詞典』を大いに参照
していることに気付いた。
たとえば、
 往々
は、『漢辞海』では
往往  1. つねづね。時々。時折。<史・十二諸侯年表・序>  2. あちこち。いたるところ。<管・度地>
とするが、『漢語大詞典』を引くと
往往  1. 常常。《史記・十二諸侯年表序》(略)  2. 處處。《管子・度地》(略)
となっているので
 『漢語大詞典』を引くのが面倒な人向けの語釈
らしい。
というわけで、詳しさからいうと、当然ながら『漢語大詞典』の方が遥かに詳しいので、
 中国学を専攻する中級以上の学生・院生
で現代中国語と中国語文言が普通に読めるならば、『漢語大詞典』を併用する方が今後のためにもいいだろう。
まあ、
 『漢語大詞典』には当然ながら、日本の漢文では必要な、例文の書き下しも現代日本語訳もついてない
から、『漢辞海』の利用価値はそっちにあると見ればいいのかな。
『新字源』とは随分語釈が違うなあ、と思ったら、何のことはない、
 現代の中国の文言用の漢字字典から語釈を引っ張ってきてる
のだから、まあ、そりゃ違うでしょうよ。

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2018-04-30

春の叙勲 よく見るとアグネス・チャンとジェーン・バーキンが

春の叙勲の名簿を見ていたら、


 ◇旭日小綬章
アグネス・チャン=陳美齢(英、元日本ユニセフ協会大使)62
ジェーン・バーキン(英、歌手・女優)71

と続いて名前が挙がっているのでびっくり。

アグネス・チャンは今更説明の必要がないだろうが、カンボジア難民救援会のアグネス・チャンじゃんね。みんな忘れているかも知れないけど。
で、
 ジェーン・バーキンといえば「エルメスのバーキン」
ですよ。バスケットに荷物を詰め込んでいるバーキンと隣り合わせに座ったエルメスの当時の社長が、
 全部入れられるバッグを作ってあげましょう
と作ったのが、あのバーキンというわけですね。

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2018-01-22

川合康三・富永一登・釜谷武志・和田英信・浅見洋二・緑川英樹訳注『文選』詩編(一)岩波文庫 2018年1月16日

満を持して
 『文選』詩編 現代語訳の岩波文庫本
の刊行が始まった。
訳注には
 川合康三(唐宋文学)
 富永一登((六朝文学)
 釜谷武志(漢代〜六朝文学)
 和田英信(中国古典詩全般と日本漢文)
 浅見洋二(唐宋文学)
 緑川英樹(唐宋文学)
の六氏が携わっているので、twitter上では早速
 「六人注文選」
なる愛称がついた。現在、『文選』の詩編を読むのには最適な六人の中国文学研究者が選ばれたと言って良いだろう。専門は必ずしも六朝文学ではないのが『文選』という書物の「あり方」を如実に示している。
川合康三先生の巻末「あとがき」によると、この『文選』詩編の刊行に当たっては、
 岩波の編集者も参加した上で、毎月一回、数年間かけて担当者が訳注を作成し、更に数年掛けて、訳文や注釈に手を入れて、一般の読者が読みやすい形にした
旨が書かれている。『文選』を読むためには、膨大な「下調べ」が必要だ。その
 水面下の水鳥の水掻き
の部分は、本文からは窺い知れないほど、徹底的に手が入っている。

『文選』を大学の中国文学専攻の学部演習で読む場合の標準的なやり方は次の通りだ。
1. 中国音を調べ、まず中国音で通読する(大学によっては省略されるかも知れない)
2. 伝統的な「漢文訓読」で訓点(返り点と送り仮名)を付す
3. 韻文(詩は韻文)の場合は、押韻の箇所を指摘し、韻の種類を『廣韻』で調べる
4. 典拠のある語を調べて説明し、意味を述べる(『文選』の場合は、李善注の中味を調べ、かつそれでも足りない部分を補う)(補注: 典拠はもちろん、原典にあたる。すでに佚書になっている場合は、その旨も指摘する。出典『大漢和辞典』なんてことをやらかすと、その後、研究室内で信用を失う)
5. 全体を通釈する(通釈では、場合によっては五臣注や日本にのみ残る『文選集注』も参照して訳文を作成する。読みがたい語の場合は、日本の訓点を援用することがある。)
学部の授業では、大体、1首に1時間掛ける。
京大中文では
 3-4回生の必修科目
であり、
 古典文学志望だろうと、現代・当代文学志望だろうと、『文選』を読む
ことになっていた。わたしが3回生の時は、残念ながら、川合康三先生が、1年間の在外研究で、Harvard大学燕京研究所に出られたので、半年だけ巻三十一「江淹雜體詩三十首」を途中までやって終わった。わたしは「班婕妤 詠扇」を担当した。
岩波の
 『文選』詩編読解月例会
では、中国音で読んだかどうかはともかく、上記の手順で、まず担当者のレジュメがたたき台となり、一つ一つ訳語や注釈する語彙の取捨選択が行われたことと思われる。

ところで京大中文が
 『文選』必修
なのは、
 『文選』成立以降の中国文学が『文選』抜きでは成立しえなかった
からである。

中国の高等文官選抜試験である科挙では、詩文の才も試されるのだが、その基礎的な準備に『文選』は「デファクトスタンダード」の教科書として君臨した。唐宋以降の文学では、『文選』に典拠を持つ言葉が広く「文人間の常識」として用いられている。
 中国の文人
とは
 職業的作家
だけではなく、
 科挙をパスした秀才たち(=高級官僚試験の合格者の称である)
が含まれる。「秀才」彼らこそが
 世を動かす実利の世界で官界遊泳しつつ、新しい時代の文学の基準となる作品を生み出す役割も果たす
のである。
科挙合格には、『文選』内の語句を薬籠中のモノとするだけでは足りなくなるのが宋代後半で、川合康三先生は、「解説」で

つまり『文選』は一見さも文学らしい詩文を作るために必要な素材であったとともに、独自の文学を創ろうとする者にとっては克服すべき対象であったのだ。

と鋭く指摘している。この「解説」は『文選』を足掛とした中国文学史の端的な見取り図でもある。今後、大学の教養程度の中国文学史概説・漢文学概説等の講義では、必ず「参考文献」としてあげられることとなるだろう。
すでに訳稿は完成しており、今後逐次出版されることとなる。全六巻の刊行が待ち遠しい。
また、川合康三先生の「解説」では、昭明太子蕭統の序に関説されているのだが、
 漢文に馴染みの薄い一般読者
のためにも
 是非、二巻以降に「文選序」の訳注も入れて頂きたい
ものだ。

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2017-12-05

羅繼祖「跋新修本草」

今となっては、最善本ではないので、再び刊行されることはないだろうけれども、1985年に上海古籍出版社から景印出版された
 森立之手鈔『新修本草』
には、この本を中国に持ち帰った
 羅振玉
の孫である
 羅繼祖の跋
がついている。当時としては丁寧な出版で、平装版だけど、景印は美しいし、朱書や朱印はちゃんと朱で印刷されている。
何故、羅振玉が森立之の手鈔本を持ち帰り、孫の繼祖が跋を書くことになったかは、本文を読むと分かるのだけど、現在はあまり注意されていない文章のように思うので、ここに転写する。
文字の誤りがあるかも知れないので、その点はご寛恕下さい。



《新修本草》影鈔本十卷(十冊) 先祖羅振玉於光緒辛丑(一九〇一)奉兩江、湖廣兩督赴日本視察教育時,得之於東京書肆。每卷後有森氏手跋。越七年,又由先祖題識於卷端。先祖比次去日,買到許多醫書。其中影寫和舊鈔,大都為森氏開萬冊府藏本,有些還有森氏題識。先祖對這些書都曾一一作跋。
 先祖見背,楹書零落,即《大雲書庫藏書題識》所著錄的也已多數易主。惟此《新修本草》殘本和明正統陝西官本《玉機微義》(亦爲森氏舊藏),仍保存在我手裏。一九七九年夏,我讀了吳德鐸同志《從<新修本草>看中日兩國的學術交流》一文(《中華文史論叢》一九七九年第二期),其中說到:
 「在羅振玉所寫這篇書錄(按指書端題識)中,有一個非常重要、値得中日兩國本草學、科學史和版本書志學者注意的問題……日本學術界影印他們所存的天平寫本時,只找到六卷,其它四卷(卷十三、卷十四、卷十六及卷二十)連同小島父子補輯、仿寫的卷三均不知去向。値得重視的是,羅振玉所得的十卷,不僅有這四卷,並且都是據仁和寺本傳寫的,它們恰好正是仁和寺本所藏在日本己亡佚的部分。……」
 呉文還訂正了先祖在題識中把「六」寫成「八」的筆誤。
 這部書從光緖辛丑到現在,在我家整整八十年未見天日,現在經有關方面的努力,由上海古籍出版社影印出版,爲中日兩國的本草工作研究者提供實物資料,實在使我感到欣慰。正如吳文所說,《新修本草》能引起中日兩國學術界普遍的重視,是和日本幾位醫學名家多紀、小島、森、澁江等的辛勤勞動、努力鑽研分不開,而他們的這種精神也是値得兩國人民學習和欽敬的。至於森氏此本與他本的異同,以及吳文指出的各點,需要專家們去深入研究,恕我不在這裏再贅一辭了。我的跋文,也只想明一下這部書能保存在我家直到今天的經過。
 又,先祖《敦煌本本草集注序錄跋》(《永豐鄕人稿》乙下)裏提到藏有一部日本醫家森約之校輯的本草集注手稿。森氏此書曾由我在先祖去世後讓給了日本黑田源次博士,至今可能還藏於遼寧醫科大學圖書館。這是森氏的一家之學,如能就原稿整理印行,也是兩國醫學界的盛事,很希望它能夠實現。
羅繼祖 一九八〇年九月七日於長春吉林大學宿舎之後書鈔閣

1980年代前半というと
 日中友好
は日中両国のスローガンであり、中国は日本からの円借款などで、近代化を推し進めていた時期である。
こうした時期にこんな形で、森立之手鈔『新修本草』が出版されていたことは、覚えておきたい。

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2017-10-16

清・王念孫『讀書雜志』が「王念祖」になっている件@北京大学図書館/archive.org

必要があって
 高郵王氏父子の著作
を見なくちゃいけない。
こういうときは
 近年、北京大学図書館がコレクションに寄与
している
 archive.org
を覗くと、いいことがある。

果たして、あったのだけど、これ何だ?
20171016_140301
拡大
Bd
 王念祖
って誰よ?

登録する時に誰かがタイプミスしてそれっきりなんだろうけど
 王念孫
に直しておいて欲しいものだ。

archive.orgだけど、最近は
 素直に漢字で検索が通る
ようになっていて、超便利。

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2017-09-24

Nスペ 総書記 遺(のこ)された声 日中国交 45年目の秘史@9/23 21:00-21:50(再放送は2017年9月28日(木)午前1時00分~1時49分=27日深夜)

1989年4月15日、「百花斉放・百家争鳴」路線を掲げた結果、中国共産党の「中共八大元老」ら保守派の巻き返しによって失脚した胡耀邦元総書記が亡くなった。これが天安門事件の起きるきっかけとなる。胡耀邦元総書記の掲げた「百花斉放・百家争鳴」のスローガンを掲げ、自由を求める民主化推進派の学生達を中心とするグループが、連日北京市内で民主化を求める集会を開く。この民主化を求める潮流は、一党独裁の中国共産党の存在意義を脅かすものであり、遂に首都北京に軍隊を投入、中国共産党による公の場での人民弾圧、6月4日の「(第二次)天安門事件」に至る。虐殺された犠牲者の遺体を引き取りに行くと逮捕されるために、家族や知人は、現場にも病院にも近づくことが出来なかったと伝えられている。
投入された人民解放軍には少なからぬ少数民族も含まれていた。北京語を理解出来ない少数民族を投入することで、効果的に戦略を進めようとしたのであろう。まだ事が起こっていなかった時、中央民族学院の少数民族の教員や学生が、北京市内に駐留している少数民族の兵士達への通訳を買って出て、侵攻を食い止めようとしたが、その努力は水泡に帰した。市民虐殺に手を貸した1人が、「中共八大元老」の1人でもある四川の楊尚昆で、その手兵と称された27軍が天安門事件の虐殺を行った軍隊の1つと言われている。

『白い巨塔』や『大地の子』で知られる山崎豊子は胡耀邦総書記在任時に3年に渡り、複数回、異例の長時間インタビューを許され、しかも録音も残すことが出来た。
山崎豊子の残したカセットテープを発掘、その中から、日中関係に関する重要な発言をピックアップした番組がこのNスペである。
80年代当時は、日本の首相と中国の総書記とは、何かあったらすぐに話せる関係だった。日本の援助によって、いまの中国の発展の基礎が築かれていたその時期だ。圧倒的な経済的な格差が、こうしたことを可能にしていた。中曽根康弘元首相の靖国参拝直後に、中国との調整が図られたこともその1つだ。(翌年は参拝していない)歴史教科書の記述についても、速やかに調整が図られた。
胡耀邦総書記が長老派に断罪されて「下台」した時に挙げられた「罪科」の1つが「日本の青少年3000人を中国に招待した」だった。菅直人もその時訪中した1人である。
 「日中関係をこれからの若者に委ねて、更に発展させたい」
という胡耀邦総書記の意向は、中国共産党の保守派にとっては、歓迎すべきものではなかった。この胡耀邦総書記の3000人招待時に総書記の傍で日本語通訳をしていたのが唐家璇(のちの外交部部長)。今回のNHKの番組では「胡耀邦に関することなら」と異例と言っていいほど大物達が取材に応じているのだが、唐家璇元国務委員もその1人。唐家璇は、「天安門事件が日中関係を決定的に変えた」と発言している。
なお、番組内では胡耀邦の「愛国主義が「誤国主義(自国の利益のみを追求し、他国を顧みない偏狭な愛国主義)」になってはいけない」という発言を繰り返し使用している。
すでに経済規模で中国に抜かれ、科学技術や教育水準でも後塵を拝しつつある日本と、「核心」習近平国家主席の中国が、かつて胡耀邦総書記の中国が目指していた日中関係に戻ることはないだろう。
しかし、今回のこのNスペ、中国では当然配信厳禁なのだろうな……。
中曽根元首相は、胡耀邦総書記の墓参を中国に打診したが一度も許されておらず、10年前に、供養のために90本の桜を贈り、墓の周りに植えて貰った。今回、胡耀邦の息子が来日して、中曽根元首相を訪問、墓に咲く桜の様子などを見せていた。不名誉な状況で亡くなった胡耀邦の子息もまた、父の名を大声では語れない日々が続いているという。

おまけ。

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2017-09-21

中島長文校・伊藤令子補正『魯迅『古小説鈎沈』校本』(全780ページ、10.99 MB)のデータを公開@京都大学学術情報リポジトリ紅

魯迅が手がけた
 古小説鉤沈
は、類書などから
 散逸した隋以前の「古小説」を輯佚
したものだが、類書からの輯佚には底本の問題等が存在し、また、当時の魯迅の研究環境の問題もあり、必ずしも、文字が正しいとは限らない。
今回、京都府内に現在住んでいるか、府内の機関に所属している(伝統的な)中国学研究者対象の研究助成
 橋本循記念会研究助成
を平田昌司先生が代表者となって受け、中島長文先生、伊藤令子氏が手がけた
 魯迅『古小説鈎沈』校本(電子版)
が完成し、京都大学学術情報リポジトリ紅にアップされた。全部で780ページ、11MBほどの大作だ。
魯迅『古小説鈎沈』校本
斯界を裨益すること大である。改めてお三方に感謝を捧げたい。

目次を掲げておく。[]内の数字はページを表す。


目次:
『古小説鈎沈』校本序 [1]
附録(旧序 一・旧序 二) [7]
校例 [11]
『古小説鈎沈』主要校勘書目 [15]
目次 [21]
古小説鈎沈序 [25]
青史子 凡三條 [27]
裴子語林 原輯一八〇條 刪三條 新附一一條 凡一八八條 [30]
郭子 原輯八四條 刪二條 凡八二條 [101]
笑林 原輯二九條 新附一條 凡三〇條 [130]
俗説 原輯五十二條 新附一條 凡五十三條 [141]
殷芸小説 原輯一三六條 刪二條 新附二〇條 凡一五四條 [158]
水飾 [228]
列異傳 原輯五十條 新附五條 凡五五條 [232]
古異傳 凡一條 [260]
戴祚甄異傳 原輯一七條 新附二條 凡一九條 [261]
祖沖之述異記 原輯九〇條 新附三條 凡九三條 [270]
荀氏靈鬼志 原輯二四條 新附一條 凡二五條 [312]
祖台之志怪 凡一五條 [326]
孔氏志怪 凡一〇條 [335]
神怪錄 原輯二條 刪一條 凡一條 [342]
劉之遴神錄 凡三條 [343]
齊諧記 原輯一五條 刪一條 凡一五條 [345]
幽明錄 原輯二百六十五條 新附十一條 凡二百七十六條 [355]
謝氏鬼神列傳 凡一條 [498]
殖氏志怪記 凡二條 [499]
集靈記 凡一條 [500]
漢武故事 原輯五十三條 刪一條 新附十三條 凡六十五條 [501]
妬記 凡七條 [548]
異聞記 凡二條 [554]
玄中記 原輯七十條 新附二條 凡七十二條 [556]
陸氏異林 凡一條 [584]
曹毗志怪 原輯一條 新附一條 凡二條 [586]
郭季産集異記 原輯十一條 新附四條 凡十五條 [588]
王浮神異記 凡八條 [593]
續異記 凡十一條 [596]
錄異傳 凡二十七條 [601]
雜鬼神志怪 原輯二十條 新附二條 凡二十二條 [619]
祥異記 凡二條 [633]
宣驗記 原輯三十五條 新附一條 凡三十六條 [635]
冥祥記 原輯百三十一條及自序 新附三條 凡百三十四條 [655]
旌異記 原輯十一條 新附二條 凡十三條 [758]
後記 (平田昌司) [769]

おまけ。

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