2016-08-13

車に38分間放置された6歳兄が生後13日の妹をなぶり殺しにする 母親は「62歳」、55歳で最初の妊娠、その後夫は病死、亡夫の精液を冷凍保存して更に2人の子どもを儲けていた@米・フロリダ

なんとも悲惨な事件がアメリカで起きた。
合掌。
アメリカはフロリダ州セント・ピーターズバーグで、62歳の母親が38分間、携帯電話の修理のために、6歳兄、3歳兄そして生後13日の妹を車内に放置、戻った時、赤ちゃんは死んでいた。赤ちゃんは、6歳兄に殴り殺された、という。詳細を読むと
 殴り殺された
というよりも
 なぶり殺しにされた
という方が正しい。この世に生を受けてわずか2週間足らずで、そんな苦しい死に方をしなくてはならなかった赤ちゃんが哀れでならないし、恐らく
 まさかそんなことになるとは思っていなかっただろう兄
の心も、6歳にして、癒やしがたい傷を負っている。

地元紙のTampa Bay Times
LIVE BLOG: BOY, 6, KILLS INFANT SISTER
が掲載され、胸の悪くなる、救いがたい報道が続いている。

62歳母というので驚くのだが、
 2009年、55歳のときに妊娠し、「想定外の妊娠」を扱うリアリティ番組に出演していた
というニュースが、上記ライブブログに引用されている。

In 2009 show, mother of 6-year-old boy who killed infant sister talks about her first pregnancy at age 55
リンク先を見るとわかるのだが、当時55歳だった母親が、
 妊娠30週で超音波診断を受ける様子
が写真に収められている。
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母親は、この
 55歳の妊娠
当時、すでに
  I'm Pregnant And... 55 Years Old.
という番組に出演していた。
 この時お腹に居た胎児
が、今回
 生後13日の妹を殴り殺した6歳兄
ということになる。

上記の記事群を纏めたアメリカCBSの報道。例によって、いい加減な訳なので、間違っていたらごめんなさい。


August 12, 2016, 12:51 PM Cops: Boy, 6, left alone in van, beat newborn sister to death(警察: バンに放置された6歳の少年は、生まれたばかりの妹を殴り殺した。

ST. PETERSBURG, Fla. -- A 62-year-old Florida woman is charged with aggravated manslaughter and neglect after authorities said her 6-year-old son beat his newborn sister to death while the children and their 3-year-old brother were left alone in the family's minivan.(セント・ピーターズバーグ、フロリダ州発 62歳のフロリダの女が、重罪謀殺と監護を怠った廉で告発された。この女の6歳の息子は、3歳の弟と自家用ミニバンに放置されている間に、生まれたばかりの妹を殴り殺した、と言われている。)

During a news conference Thursday, Pinellas County Sheriff Bob Gulatieri said the baby - 13-day-old Kathleen Bridget Steele - was pronounced dead Monday afternoon at St. Petersburg General Hospital. But investigators believe she died earlier, inside the van where her mother, Kathleen Steele, had left the children for 38 minutes while she visited a cellphone repair shop.(火曜日の記者会見で、ピネラス郡保安官のボブ・グラティエリは、生後13日の赤ちゃん、キャサリーン・ブリジット・スティールが、月曜午後、セント・ピーターズバーグ総合病院で、死亡を宣告された。しかし、捜査官達は、赤ちゃんはもっと早く、母親のキャスリーン・スティールが携帯電話修理店に立ち寄った38分の間、子ども達をバンに放置した際に、死んでいた、と見ている。)

"It was one of the worst things I've ever seen," the sheriff said.(保安官は、「これまで見た、最悪のものの一つです。」と言う。)

The newspaper reports Steele and her husband appeared on an episode of "I'm Pregnant and..." -- a Discovery Fit & Health reality TV show about women who face serious obstacles while pregnant. Steele's episode, which aired in 2009, was entitled, "I'm Pregnant and 55."(新聞が報じるところでは、スティールとその夫は、 a Discovery Fit & Health reality TVの"I'm Pregnant and...(わたしは妊娠したしかも…)"という、妊娠中に深刻な障害に直面した女性達を取り上げるリアリティ番組のある回に出演した。スティールのエピソードは、2009年に放映され、「わたしは妊娠した、しかも55歳」というタイトルだった。
Steele's husband died of cancer in 2011 at age 66. Deputies say the two youngest children were born through artificial insemination, using the deceased husband's frozen sperm. Steele had been raising the children alone.(スティールの夫は2011年、66歳で、癌で亡くなった。保安官代理は、2人の年下の子ども達は、亡くなった夫の冷凍保存されていた精液を人工授精して生まれたと言っている。)

The Tampa Bay Times reports Steele took the baby to a pediatrician Monday morning because she wasn't eating properly. The doctor found nothing wrong with the baby and later told investigators there were no signs of bruising or trauma.(タンパベイタイムスの報道では、スティールは、月曜日午前に、赤ちゃんがちゃんとミルクを呑まないと言って、小児科に連れて行っている。医師は、赤ちゃんに異状を認めず、後に捜査官に語ったところでは、全く痣や外傷といった徴候はなかった。)

Investigators say Steele went into the cellphone store at 1:50 p.m. Monday.(捜査官によれば、スティールは月曜午後1時50分に、携帯の店に入った。)

The 6-year-old boy told investigators the baby started fussing and he tried to calm her. But deputies said the boy later used a doll to show how he repeatedly slammed the infant's head into the minivan's ceiling, dropping her on the floor, flipping her over and pummeling her.(6歳の少年は、捜査官に、赤ちゃんが大声で泣き始めたので、あやそうとした、と話した。しかし、捜査官によれば、後に少年は、人形を使って、どんな風に、赤ちゃんの頭をミニバンの天井にたたきつけたり、赤ちゃんを床に落としたり、拳で殴りつけたりしたかを示した、という。)

"The way he was describing it is he was tossing that baby around like a ragdoll," Gualtieri said, according to CBS affiliate WTSP.(「少年が述べているやり方は、彼が赤ちゃんを、ぬいぐるみの人形のように、あたりに投げていた、というものです。」)

According to investigators, when the mother returned to the van, the boy tried to tell her something was wrong with the baby. They said she disregarded him and stopped at another business, reportedly staying there for about a half hour, before going home. That's when she noticed the baby's injuries.(捜査官達によれば、母親がバンに戻った時、少年は母親に、あかちゃんがどこか変だ、と言おうとした。調査官たちによれば、母親は少年の言うことに耳を貸さず、別な店に立ち寄った。報道によれば、その間30分ほどで、家に戻った。その時、母親は赤ちゃんがけがをしていることに気が付いた。)

"The baby was beaten and traumatized," the sheriff said. "There was gross swelling in her face. Her skull was cracked in numerous places."(「赤ちゃんは殴られて、傷だらけでした。顔には大きな瘤が出来ていました。赤ちゃんの頭蓋骨には、あちこちにヒビが入っていました。」と保安官は言う。)

Even so, Gulatieri said Steele didn't call 911. Instead, she called a neighbor who is a nurse. The nurse recognized the baby was dead, but performed CPR until paramedics arrived.(それにも関わらず、グラティエリによれば、スティールは救急車を呼ばなかった。その代わり、看護師をしている隣人を呼んだ。看護師は赤ちゃんが死んでいると認識したが、救急医療士が到着するまで、心肺蘇生を行った。)
Investigators interviewed Steele Monday night. The sheriff said during the first hour, Steele never asked about the baby and even seemed aloof. He said Steele said, "I guess I have to plan a funeral."(月曜の夜、捜査官達は、スティールを尋問した。保安官によれば、最初の内、スティールは、赤ちゃんのことを尋ねもせず、むしろ冷淡な様子だった。「わたしがお葬式の準備をしなくてはいけないのではと思った」と保安官は言う。)

Gulatieri said the boy will not face criminal charges.(グラティエリは、少年は刑事責任は問われないだろう、と言っている。)

"The mistake is with the adult Kathleen Steele, not a 6-year-old boy," Gulatieri said.(「過失は成人のキャサリーン・スティールにあるのであって、6歳の少年にはない。」とグラティエリは言う。)

Steele was already being scrutinized by child protection investigators, Gulatieri said. Just three days after the girl was born, an accidental fire forced the family to stay in a hotel July 29, he said. When the fire alarm went off, Steele told deputies she put the baby in the car carrier but tripped going down the stairs and the baby tumbled out, striking her head. The baby was diagnosed with a minor brain bleed and stayed for two nights in the hospital, according to Gulatieri. A report was made to the child abuse hotline.……(グラティエリによれば、スティールは、児童福祉調査官に、すでに詳しく調べられている。赤ちゃんが生まれてちょうど3日目、7月29日のことだが、失火で一家はホテルに滞在せざるを得なくなった、という。火災報知器が鳴った時、スティールは赤ちゃんを車の荷台に置いたが、よろけながら階段を降りて、赤ちゃんが転がり出て、頭を打った、と言っている。グラティエリによると、赤ちゃんは、軽い脳出血があり、病院に2泊入院した。児童虐待ホットラインに、報告書が送られている。……)

とまあ、赤ちゃんは、生まれて3日後にも
 火事で避難する時に、母親に階段から落とされて、頭蓋内出血を起こしていた
という話で、その10日後には、兄に殺されてしまうのである。
 何のために、人工授精してまで62歳で赤ちゃんを産んだのか
全く残念としかいいようがない。

妹を殺した兄は、治療施設に送られたそうだが、低年齢で殺人のような重罪を犯してしまう子どもの心は、そう簡単に治療できるわけではない。
55歳で妊娠、56歳で出産、57歳で夫を癌で亡くした後に、下の男の子を人工授精で妊娠・出産、そして今年また、今回殺された女の子を人工授精で妊娠・出産したのだが、
 1人で子どもを育てていた
というその間、家では何が起きていたのか。
そもそも
 上に2人子どもがいる62歳の女性が、何故、もう1人人工授精で子どもを儲けようと思ったのか
が分からない。

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2016-01-09

あ・かるく、「いつか見た風景」 パトリシア・コーンウェル『標的』上下 講談社文庫

なんとなく、惰性で買っている年末恒例の
 パトリシア・コーンウェル 検屍官シリーズ
の第22作
 標的 (上・下)
だが、最初の印象といえば
 え? こんなに薄くなっちゃったの
というところだろう。
 前作『儀式』上下は総ページ数 768ページ
だったのに対し、
 今作『標的』上下は総ページ数 656ページ
と、
 なんともおとなしい長さ
に落ち着いている。
内容も、検屍官ファンなら
 次の展開が読めてしまう、ライトな筋立て
だ。翻訳の力か
 明るい印象の文体
なのも与って、
 すいすいあっという間に読める作品
になっている。

そうそう。今作では、ずっとパトリシア・コーンウェルが拘ってきた
 LGBTへの賛意、賛美
が、ずるっと抜けている。寧ろ、これまでとは趣向を変え、
 異性愛の描写に傾斜
していると言っても良いだろう。

で、長年のファンにちょっとネタバレすれば
 「登場人物一覧」を見ただけで犯人の一人が誰かすぐ分かる
だろう。上巻の一覧を見て
 こいつだろ
と思ったら、その通りで、拍子抜けした。ちなみに
 他の犯人は、登場人物一覧には出ていない
という
 これって、アリなの?
なルール違反が見られる。まあ、名前を出しちゃうと
 こいつが犯人に決まってる
ってすぐ分かるからね。もっとも、名前はないけど、上巻の段階で
 ああ、たぶんこれはアレで、その内姿を現すだろうな
と思った謎の人物が出てくる。というわけで
 あまりにも与し易すぎてガッカリ
というか
 看板は『検屍官』だけど、中身は別物
というか
 『検屍官』の「薄い本」
だと思って貰っても構わないかも。ともかく
 中身が薄い
んだもん。ま、その分
 読みやすい
けどね。

で、これは翻訳者の技倆の問題なのか、原作の問題なのか、原書を読んでないので分かりかねるが
 技術的な部分の説明が、いつになくわかりにくい
という、困った特徴もある。

で、ネタバレはしないけど
 今後、これでまた引っ張るんだ〜
というのが丸わかりな結末になっている。それがどう展開するかも、割と想像しやすい。そういう意味で
 CSI:マイアミ
が好きだった人には超お勧め。様式美って奴ですな。

ううん、どうした、パトリシア・コーンウェル。登場人物の年齢構成を『黒蠅』でむちゃくちゃにしたけど、『標的』の登場人物も、年齢に沿ってない、変な行動をしてるぞ。また、年齢の付け替えをする気か?
パトリシア・コーンウェルご本人は、今年で60歳になる。

ところで、今作が従来のパトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズでもより 
    薄味
になったことを指摘したが、(下)では、より「わかりやすい描写やプロット」が増えてくる。長年のファンなら、これまでの作品の傾向から、この後どう展開するかをほぼ予想できるだろうし、残念なことだが、それは多分間違っていない。
これまでにも検屍官シリーズでは、アメリカのTV局CBSが制作しているクライムサスペンス「CSI:」Seriesを意識した描写が時々見られた。ご存知のように、検屍官シリーズがその制作のヒントの1つになったと思われる、科学捜査を主題とする「CSI:」Seriesは、本家「CSI:(ラスベガス)」スピンオフの「CSI: Miami」「CSI: NY」の3作品ともに終了してしまった。本家は昨年Series15を、2012年にMiamiはSeries10を、2013年にNYはSeries9を以て終わった。(現在は、全く別作品といってもいい「CSI: Cyber」だけが続いている。もうね、主人公のパトリシア・アークエットが出てくる度に「わたしは、アリソン・デュボワ」という「ミディアム」の台詞が頭に浮かぶ。)
で、『標的』上下を通読すると、ともかくも「わかりやすさ」が目に付く。パトリシア・コーンウェルの文体の特徴は、情報がびっしり描き込まれている割には、全体像がつかみにくいところだったのだが、今作では、そうした冗長さがなるべく排除されているようで、あたかも、「映像作品原作」のような「見通しのよさ」を感じる。そう、間に「原作をシナリオ化するための通訳」を挟まなくても、そのまま映像化しても、困らないような。
その代わり、パトリシア・コーンウェルが「大事」にしてきたはずの登場人物達は、まるで書割のような、薄っぺらい人物へと後退している。いつもだと、ケイが、「絶え間ないしつこい頭痛」等に悩まされ、鎮痛剤をしこたま呑む様子等が繰り返されるのだが、今回は、この辺りの「ケイの肉体的苦痛の描写」も超あっさり。ま、読んでいて楽しい部分じゃないから、この「削減」は歓迎したい。
プロットといえば、従来の作品で使われてきた手法を自ら「コピペ」したような、意外性のなさに溢れている。検屍官シリーズの醍醐味は
 読者を裏切る展開
だった筈なんだけど、裏切るどころか、予想通りに話が進む。
「薄い本」と先に言ったけれども、まさに
 パトリシア・コーンウェル本人による「二次創作」のような印象
を受けるのだ。
LGBTへの賛意・賛美を捨てているのも
 あるいは映像化して世界中に売るため

 「主張を薄め」て、「一般受けしやすくした」のか?
と勘ぐることも出来るだろう。映像作品を売る相手は、必ずしもLGBTに寛容な国や地域ばかりではないからな。アメリカ国内だけならともかく、本家「CSI:」が世界150か国に配信されたことを考えれば、
 パイは大きい方がいい
と思ったとしてもおかしくはないだろうね。

パトリシア・コーンウェルは、自らの「現在」を作品に投影する作家として有名だ。今の作者は、自分が作り上げてきた「作品世界への愛」よりも、「映像化の魅力」の方が勝っているのではないか、そんな疑念を抱いた。

おまけ。
役に立つ、検屍官シリーズの年表。『審問』までの間に、登場人物がどうなっていたかを、これで検証できる。
検屍官シリーズ 年表

更におまけ。
これまでの検屍官シリーズの感想。
2006-06-12 違うシリーズになって三作目 パトリシア・コーンウェル『神の手』上下 講談社文庫
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/06/post_aa09.html
2009-01-10 パトリシア・コーンウェル『検屍官』シリーズ続編が出ないわけ
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/01/post-0824.html

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2014-06-15

アメリカでは暴行は重罪 土下座じゃ許してもらえない 新婚旅行で関空からデルタ航空でハワイへ行ったちょっと強面の日本人男性乗客 酔って客室乗務員を殴り最高20年の刑の可能性

酔って飛行機に乗ったあげく、飛行機の中で更にアルコールを飲み、バカにされたと思い込んで、客室乗務員を殴った日本人男性乗客がホノルル国際空港到着後逮捕、起訴され
 最高で20年の懲役になる可能性
がある、とのこと。6/14付APのニュース。訳は例によっていい加減なので、間違っていたらごめんなさい。
Drunk passenger on transpacific flight pleads guilty to punching flight attendant while traveling to celebrate honeymoon with new wife
アメリカの刑事訴訟の流れからすると、この記事は、審理前に行われる有罪の答弁についてだ。イギリスのタブロイド紙Daily Mailが
 要点
を纏めてくれている。


・Kenji Okamoto, 30, was arrested after attacking flight attendant in a drunken rage
オカモトケンジ被告(30)は、酔っ払って激怒したあげく、客室乗務員を襲撃した廉で、逮捕された。
・Okamoto claimed that he felt disrespected because flight attendant would not take his meal tray
オカモト被告は、客室乗務員が食事のトレイを片付けようとしなかったので、バカにされたと感じた、と主張した
・Was on the way to Hawaii to celebrate honeymoon with new wife
彼は、新妻とハワイにハネムーンに行く途中だった
・Faces a maximum sentence of 20 years in prison
最高で20年の刑に直面している

オカモト被告だが、そもそも、飛行機に乗り込む時点で、
 酔っ払った
状態だった。

A Japanese passenger plead guilty Friday to assaulting a flight attendant while in a drunken stupor on a flight from Osaka, Japan, to Honolulu, Hawaii. The passenger, Kenji Okamoto, 30, plead guilty in federal court to interfering with the duties of a flight attendant by assaulting and intimidating him. According to a criminal complaint, Okamoto, who is from Kyoto, was flying first-class on a Delta Air Lines flight from Osaka for his honeymoon last month when flight attendants noticed he was drunk before takeoff. (金曜日、日本人乗客が、日本の大阪発ハワイのホノルル行き飛行機の機内で、泥酔したまま、客室乗務員を暴行したことについて、有罪の答弁を行った。 乗客である、オカモトケンジ(30)は、男性客室乗務員の業務を暴行と脅迫で妨害したことについて、合衆国連邦裁判所で有罪の答弁を行った。 刑事告訴状によると、先月、京都出身のオカモトは、大阪から新婚旅行のために、デルタ航空のファーストクラスに乗っていた。その時、客室乗務員達は、オカモトが離陸前から酔っていたのに気がついている。)

で、
 酔っ払いによくある勘違い
が、
 暴行のきっかけ
となった。たぶん、英語もあんまり出来ないのかも知れない。


Okamoto told authorities later that before boarding the plane, he had four glasses of beer and one glass of wine. He continued drinking champagne and wine upon boarding the plane.
On the flight, Okamoto got upset when one of the flight attendants wouldn't take his meal tray away. This caused Okamoto to allegedly throw 'a roundhouse type punch' at another flight attendant who intervened in an attempt to diffuse the situation.
Okamoto struck the flight attendant in his arms, which were raised to protect his head, according to the complaint.
(オカモトは後に警察当局の取調で、搭乗前にビール四杯とワイン一杯を飲んだ、と語っている。飛行機に乗ると、シャンパンとワインを飲み続けた。
飛行中、客室乗務員の一人が彼の食事のトレイを下げようとしなかった時、オカモトは、動揺した。このために、オカモトは、事態を収めようと仲裁に入った別な客室乗務員に、「大ぶりのフック」を食らわしたとのことだ。
告訴状によると、オカモトは、頭を守ろうとして上げられた客室乗務員の腕に攻撃した。)

で、乗ったのがデルタ航空で良かった。
 米系キャリアの客室乗務員にはセキュリティ要員として有能な身体が大きくて力の強い男性乗務員も多数
乗っている。
取り押さえられた後、ここで
 日本人相手なら必殺技の「土下座」
を繰り出したのだが
 相手がアメリカ人
なので、残念ながら
 土下座では許してもらえない
のである。


After being restrained by crew members, Okamoto apologized while crying, remained calm for the remainder of the flight and eventually fell asleep.
'Okamoto apologized for his actions by repeatedly saying 'I'm sorry' and bowed down on his knees and placed his head on the floor,' the complaint said.
During an interview with authorities, Okamoto said he's in the construction business and was 'drinking heavily because he was celebrating his honeymoon with his wife ... that he married on April 20, 2014.'
(乗務員達に制止された後、オカモトは、泣きながら謝り、残りの飛行中はおとなしくなって、最後は眠ってしまった。
「オカモトは自分のしたことに何度も『ごめんなさい』言って謝り、床に土下座した。」と告訴状には書いてある。
警察当局による尋問で、オカモトは、自分は建設業者で、ひどく酔っ払ったのは、この4月20日に結婚した妻とのハネムーンを祝うためだった、と言っている。)

で、この自称建設業の被告は、
 ほぼ全身彫物入りのちょっと強面のおにいさん
だったのだが、その彫物と
 日本で警官に暴行した前科
が、情状を悪化させた。アメリカの法廷では
 ほぼ全身彫物
もだけど、
 法執行官に対する暴行の前科
は、大変に心証が悪くなる。


The incident happened "like a flash," said Okamoto. He claimed not to remember what exactly happened but that he was upset because he felt like he was being disrespected when the first flight attendant wouldn't take his tray away.
U.S. Magistrate Kevin Chang initially allowed Okamoto to be released on $50,000 bond, but Assistant U.S. Attorney Tracy Hino appealed, arguing that Okamoto didn't disclose a previous conviction in Japan for assaulting a police officer.
Hino's appeal provided photos of the Okamoto's near full-body tattoos, arguing that Okamoto is a flight risk and a danger.
事件は一瞬にして起きた、とオカモトは言っている。彼は正確には何が起きたか覚えていない、でも、最初の客室乗務員が食事のトレイを下げようとしなかった時に、自分をバカにしているように感じたので、動揺した、と主張している。
ケビン・チャン合衆国治安判事は、最初は、5万ドルの保釈金で保釈を認めた。しかし、トレーシー・ヒノ連邦検事補は、オカモトが日本で警官に暴行した前科を隠していたと、主張した。
ヒノ検事補は不服申立で、オカモトが彫物をほぼ全身に入れている写真を提供し、オカモトは、国外に逃亡する危険があり、危険人物であると主張した。

で、この検事補の申立に従い、
 デルタ航空は、被告を搭乗拒否
することに。
 帰れなくなった上に、危険人物とされた
おかげで
 保釈金は認めず、拘留
という厳しい措置が取られた。


Delta banned Okamoto from flying on the airline, according to Hino's appeal.
U.S. District Judge J. Michael Seabright granted the appeal to keep him held without bail at the Honolulu Federal Detention Center.
Because he was arrested at the airport, he never got to enjoy his honeymoon, which was to be spent at a luxury resort in east Honolulu, Hino said.
He faces a maximum sentence of 20 years in prison when he's sentenced on Sept. 22.
(デルタ航空は、ヒノ検事補の申立に従い、オカモトを搭乗拒否した。J. マイケル・シーブライト連邦地方判事は、ヒノ検事補の申立に従い、保釈金を認めず、オカモトをホノルル連邦拘置所に勾留することを許可した。
オカモトは、空港で逮捕されたので、ホノルル西部の豪華なリゾートで過ごすはずだったハネムーンを楽しむことは出来なかった、とヒノ検事補は言う。
9月22日には、判決が降るが、被告は最高で20年の刑の判決に直面している。)

アメリカでは
 暴行は重罪
だ。日本なら
 土下座すれば大抵のことは許してもらえる
のかもしれないが、それは一部での話。異国では通じない。

しかし
 何だってデルタ航空に乗った
んだろうね? 米系のキャリアは厳しい。
酔っている
ことが分かれば、場合によっては、
最初から搭乗拒否
されるじゃん。それに
 乗った途端に、そこはアメリカ合衆国
だ。
 連邦法の定めに従い
って、必ず出発前にアナウンスがあるでしょ?

アメリカは、現在、暴力団関係者の排除を進めている。今回
 機内での暴行
で逮捕された被告は、その影響もあり、
 より厳しい目で見られている
ということだろう。
刺青について言うなら、今回は機内で逮捕だったけれども、一般人でも
 入国時にイミグレで刺青が見つかると、別室送りや入国拒否(強制送還)
ということもある。一々具体例を挙げないけど、
 刺青 アメリカ 入国
でググると、あらら、びっくり。

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2014-01-25

冷凍食品への農薬混入 元契約社員の男を逮捕へ(速報)→先ほど逮捕@1/25

(追記 18:12)
アクリフーズの農薬混入事件で、容疑者が逮捕された。NHKより。


農薬混入事件 従業員の男逮捕
1月25日 18時9分

食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社「アクリフーズ」の群馬県にある工場で製造された冷凍食品から殺虫剤などとして使われる農薬「マラチオン」が検出された事件で、警察はこの工場に勤める40代の従業員の男が農薬を混入させた疑いが強まったとして偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。
警察は農薬を混入させた方法や動機などについて調べを進めることにしています。

(追記終わり)

マルハニチロホールディングスの子会社、アクリフーズの群馬工場で
 冷凍食品に農薬が混入された事件
だが、
 元契約社員の男が逮捕される
という。
読売より。


農薬混入、契約社員の男逮捕へ…服にマラチオン

 食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社「アクリフーズ」群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品に農薬マラチオンが混入されていた事件で、群馬県警は25日、同工場契約社員の40歳代後半の男について、偽計業務妨害容疑で逮捕する方針を固めた。

 捜査関係者によると、男が工場で着ていた衣服からマラチオンが検出されたという。男は今月14日から行方が分からなくなっていたが、24日に埼玉県内でみつかった
 県警はこれまで、商品に印字されている2時間単位の製造時間帯を手がかりに、マラチオンが検出された冷凍食品9点の製造に関わった従業員数十人を特定。さらに、〈1〉マラチオンは加熱すると分解する性質がある〈2〉検出された商品に異臭が残っていた。このため、県警では、食品を加熱処理する加工工程ではなく、包装の直前で混入された可能性が高いとみて、複数の従業員に絞り込み、男を特定した。

(2014年1月25日14時31分 読売新聞)

内部犯行以外の原因が見つからないといわれていたのだが、警察はマラチオンが服に付いていたということから、今回の容疑者を割り出した。
果たして、真相は?

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2013-04-20

ボストンマラソン爆破事件の「容疑者2(Dzhokhar A. Tsarnaev, 19)」身柄を確保される(速報)

先ほど、ボストン警察がtweet。


CNNは、容疑者がパトカーに乗せられて連行された、と現地からレポート。ただし、暗すぎて、容疑者が後部座席に乗っていたかどうかは確認できず。
逮捕劇を待っていた住人達が、警官に確認したところ、
 犯人確保
との返事だったので、大きな拍手が起きたという。

CBSはただいまLive Streaming中。
http://boston.cbslocal.com/live-video/
容疑者逮捕。
Cbs1

負傷していると思われ、病院にまず搬送。
Cbs2

更にボストン警察がtweet。


こちらはFBI Bostonのtweet。


この後、現地時間21:30から記者会見。


しかし、死亡した兄の負傷の状況を聞いても
 先ほど確保された弟はかなりの重傷
の筈。
 生きて病院を出てこられるのか
が、最初の関門ではないか。

アメリカの報道も、周辺住民も、法執行官達も大喜びなんだけど、また
 ムスリムへの風当たりが強くなる
んだろうな。

続き。(10:48)
ただいま記者会見中。
 容疑者は病院に搬送されたが、容態は重篤
とのこと。

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2011-08-17

イギリス暴動 迅速で厳しい判決 facebookに実際には起きなかったけど暴動を煽動する書き込みを行った2人の若い男が4年の実刑判決

ロンドンからイギリスのあちこちの都市に飛び火した暴動だが、イギリスでは町中に張り巡らされた監視カメラ網の映像や、SNSの書き込み等によって、逮捕者が相次いでいる。
昨日は、
 Facebookで暴動を煽った
として、
 20歳と22歳の男に4年の実刑判決
が下った。この判決の凄いところは
 先週逮捕して、もう判決という迅速さ
だけでなく
 Facebookの書き込みが、直接なにかの暴動のきっかけにはならなかった
のにも関わらず、
 4年の実刑をもたらした点
である。

イギリスの"Guardian"紙から。前半だけざっと訳しておく。間違ってたら、ごめんなさい。


England riots: pair jailed for four years for using Facebook to incite disorder
(イギリス暴動:2人がfacebookを使って混乱を引き越した廉で、四年の実刑)

Two men – whose posts did not result in riot-related event – sentenced at Chester crown court after arrests last week(2人の男-彼らの(facebookへの)投稿は暴動に関係した事件を引き起こさなかったが、チェスターの刑事裁判所は先週の逮捕の後、判決を下した)

Helen Carter
Tuesday 16 August 2011 18.49 BST

Two men have been jailed for four years for using Facebook to incite disorder.
(2人の男がfacebookを使って混乱を引き越した廉で、4年の実刑(となった。)

Jordan Blackshaw, 20, from Marston near Northwich, and Perry Sutcliffe-Keenan, 22, from Warrington, appeared at Chester crown court on Tuesday. They were arrested last week following incidents of violent disorder in London and other cities across the UK.
(ノースウィッチ付近のマーストン出身のジョーダン・ブラックショー(20)およびワリントン出身のペリー・サックリフ・キーナン(22)は、火曜日にチェスター刑事裁判所に現れた。彼らは先週、ロンドンとイギリス中の諸都市で起きた暴動の後に逮捕された。)

Neither of their Facebook posts resulted in a riot-related event.
(彼らの(facebookへの)投稿は暴動に関係した事件を引き起こさなかった。)

During the sentencing, the recorder of Chester, Elgin Edwards, praised the swift actions of Cheshire police and said he hoped the sentences would act as a deterrent to others.
(判決の間、チェスターの刑事法院臨時裁判官、エルジン・エドワーズはチェシャー警察の迅速な行動を賞賛し、この判決が他への抑止力となることを望むと述べた。)

Assistant Chief Constable Phil Thompson said: "If we cast our minds back just a few days to last week and recall the way in which technology was used to spread incitement and bring people together to commit acts of criminality, it is easy to understand the four year sentences that were handed down in court today.
(フィル・トンプソン警察副本部長は、「先週のたった数日のことを思い返し、煽動を拡大し人々が一緒に犯罪行為を行うようにテクノロジーが使われたやり方を思い出すならば、今日、法廷で言い渡された懲役四年の判決(の意味)を簡単に理解出来るだろう。」と述べた。)

"In Cheshire, we quickly recognised the impact of the situation on our communities and the way in which social media was being used to promote and incite behaviour that would strike fear in to the hearts of our communities.

"From the offset, Cheshire constabulary adopted a robust policing approach using the information coming into the organisation to move quickly and effectively against any person whose behaviour was likely to encourage criminality. Officers took swift action against those people who have been using Facebook and other social media sites to incite disorder.

"The sentences passed down today recognise how technology can be abused to incite criminal activity, and send a strong message to potential troublemakers about the extent to which ordinary people value safety and order in their lives and their communities. Anyone who seeks to undermine that will face the full force of the law."

見せしめという意味が強いことは、裁判官も言ってるけど
 法を犯す者はばしばし処罰するという当局の姿勢
を見せつけることで、今後同様の暴動が起きないようにする狙いがある。

日本で
 暴動関連の書き込みで逮捕、翌週判決で、実際には起きなかった暴動煽動で実刑
なんてことは、現下の司法制度ではありえないのだけど、イギリスは厳しい。
記事に載ってる片方の男の写真は
 いかにも不良の白人のにいちゃん
という感じに写ってるけど、こんな雰囲気のにいちゃん、人種を問わず、世界中どこの町にでもいるだろう。おもしろがって、騒ぎを大きくしようとしただけで、
 4年の実刑
という辺り、大英帝国は容赦ない。


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2010-09-21

郵便不正事件で検事が証拠品のフロッピー内の文書のタイムスタンプを改竄か 朝日のスクープ (その3)最高検が容疑の前田恒彦主任検事を逮捕(速報)

いま、日テレ24で流れた。
 データ改竄の疑いで、最高検は前田恒彦主任検事を逮捕
した。(20:53)

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2010-04-26

消防車乗り逃げ@兵庫県西宮市

1995年阪神淡路大震災から15年も経つと、こんな事件も起きちゃう西宮。毎日より。


消防車乗り逃げ:GPSで特定 8分後に発見 兵庫・西宮

 25日午後8時50分ごろ、兵庫県西宮市本町の市道で、火災通報を受け駐車していた西宮消防署の消防車が、乗り逃げされた。約8分後、東へ約800メートル離れた市道に放置されているのが見つかった。県警西宮署は窃盗事件として捜査している。
 同市消防局によると、雑居ビルで自動火災報知機が鳴っているとの通報があり、5人が1台の消防車で出動。4人がビルに入り、車外で車の誘導に当たった1人が盗難に気付いたが、振り切られた。市消防局がGPS(全地球測位システム)を使い、消防車の位置を特定した。中島日出男消防局長は「弁解の余地はなく、再発防止に努める」とコメントした。【後藤豪】

GPSが付いているので、すぐに見つかったけど、
 緊急車両を盗む
って、すげーな、西宮。こういうことをするアホは、たぶん阪神淡路大震災時子どもだったか、関西にいなかった奴なんじゃないかな、と思いたいのだが、何を考えているのやら。

この手の乗り逃げは、犯人が見つかりにくいかも知れないけど、頑張って捜してくれ、兵庫県警。あらゆる災害・事故対応の敵だ。

しかし、消防車を盗むとはね。子どもがミニカー集めるのとは話が違うぞ。

で、消防局長のいう
 再発防止に努める
って、
 車両確保要員も現場に同行させる
ってことか? なんか甚だしく消防の本来の指命にそぐわないような気がするが、肝心の消防車を乗り逃げされちゃ話にならないもんなあ。ワイルドすぎるぜ、西宮市。

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2010-03-10

京大 強制猥褻事件で逮捕された工学部学生(18)を放学処分

大学にはそれぞれ学風があるが、京大の場合は
 人権重視
が根底にあることになっている。所謂社会的弱者に対する配慮を欠かさないのが、京大の姿勢ということになっていた筈で、障碍学生への対応は、その一例だった。
学内の女性の人権に対してはどうか、というと、これは
 アカデミズムの世界が男社会
であることを反映して、以前はあやふやな部分があって、セクハラ事件が起きたりしたのだが(現在はかなり改善されていると聞く)、
 性犯罪
については2006年1月のアメリカンフットボール部の不祥事が起きるまで、
 よもや学生が性犯罪に手を染める
とは考えていなかった節がある。

で、今回のニュースとなる。読売より。


京大、わいせつ容疑逮捕の18歳・1年生退学

 京都大(京都市左京区)は9日、準強制わいせつ容疑で京都府警川端署に逮捕された工学部1年の男子学生(18)を放学(退学)処分にした、と発表した。
 京大によると、学生は昨年6月8日、女性に対してわいせつ行為をしたとして、12月に逮捕された。同署の調べに容疑を認めたという。大学は、学生が少年法に基づく手続き中とし、「被害者の要望で詳細な説明は控えたい」としている。
 西村周三副学長は記者会見で「学生がこのような事件を起こしたことは誠に遺憾。被害者と家族に心よりおわびする」と陳謝した。

(2010年3月9日23時04分 読売新聞)

大学からも正式に発表されている。


学生の懲戒処分について (2010年3月9日)

 本学は、準強制わいせつ容疑で逮捕された工学部1回生を、本日付けで放学処分としました。

 これは、平成21年6月に発生した事件について、本日開催の学生懲戒委員会において審議し、当該学生を京都大学通則に定める「学生の本分を守らない者」として、処分を決定したものです。

 このような事件が再び起こったことは誠に遺憾であり、今後もさらに人権の大切さの周知徹底を図るなど、こうした事態が二度と繰り返されることのないよう努めてまいる所存です。

処分内容

 工学部1回生を、京都大学通則第32条に定める「学生の本分を守らない者」として、平成22年3月9日付けで同通則第33条に定める放学処分とする。

処分理由

 当該男子学生は、平成21年12月に準強制わいせつ容疑で逮捕された。今回の事件は、女性の人権を踏みにじった卑劣な行為であり、決して許されるものではない。本学としては、今回の事件の事実関係等について調査を行い、慎重に審議した結果、当該学生を放学処分とすることとした。

2006年の事件があるまでは
 性犯罪で放学
どころか
 学生の放学処分
ということ自体ほとんど皆無に等しかったのだが、驚天動地ともいえる事件の後、京都大学通則の見直しが行われた。大学の発表で
 このような事件が再び起こったことは誠に遺憾
とあるのは、
 京大生である以上、最低限の社会的ルールを守れるという信頼
が、性犯罪という最も情けない形でたった3年後に裏切られた嘆きと驚きを示している。というか
 まさか二度と性犯罪で捕まる京大生は出ないだろう
と、大学当局も、京大関係者も信じたかったんですがね。よく京大は身内に甘いと言われるけれども、それもこれも
 京大に所属する者への信頼
があった上の話だった。こう頻繁に信頼を裏切る事件が起こるようだと、悪い方に変わって行かざるを得ないだろうな。

ともかく、
 京大生が性犯罪
というのは、
 京大の常識を踏み外す、OBにとっても大変に恥ずかしい不祥事
であり、実に嘆かわしい。近々恩師にお会いする予定があるのだが、たぶんこの話が出てきて、天を仰ぐことになりそうだ。

続き。(10:50)
京都新聞が少し詳しく書いている。


京大生が女性宅侵入、わいせつ 川端署、容疑で逮捕

 京都大工学部1年の男子学生(18)が、準強制わいせつの疑いで川端署に逮捕されていたことが9日分かった。京大は同日、学生を放学(退学)処分とした。

 京大や捜査関係者によると、学生は昨年6月8日、京都市内にある10代の女性の部屋に侵入し、睡眠中の女性の体を触ったとして、昨年12月1日に準強制わいせつの疑いで同署に逮捕された。容疑を認めたという。
 京大は学生の逮捕後、工学部に調査委員会を設けて学生と面談し事実関係を確認したが、大学の呼び出しを一度無視するなど、「反省の度合いが十分でない」(大嶌幸一郎工学部長)とし、最も厳しい処分にしたという。京大は同日夜に会見したが、「被害者のプライバシーを守る」「加害者が未成年」として事件の詳細は明らかにしなかった。
 京大は、2006年3月に集団女性暴行容疑で逮捕されたアメリカンフットボール部元部員の学生3人を、昨年2月に強制わいせつ罪で有罪判決を受けた男子学生を、それぞれ放学処分している。
 京大では他にも大麻取締法違反容疑で学生が逮捕されるなど不祥事が続いたため、昨年4月に今回処分を受けた男子学生も含む新入生を対象に、人権尊重や薬物乱用禁止を訴えるオリエンテーションを行っていた。西村周三副学長は「事件を繰り返さないよう、人権の大切さを周知徹底したい」と謝罪した。

あ〜あ、
 大学からの呼び出しを一回無視
したのか。そりゃ、あかんわ。
 未成年かつ判決前に放学とは随分重い処分だな
と思ったが、
 弁明の機会を与えられたにも関わらず、それを一度無視して、話を聞こうとしていた工学部教授会の顔に平気で泥を塗った
わけで、重い懲戒処分を科されるのはしょうがないな。京大では、学生を一人前として扱うけど、それは先生方には敬意を持って接するという基本的な関係が成立しているという前提あってこそのことで、
 学生がエライ
わけではないのだ。それすら理解出来ない学生が入学していることがショック。
 未成年だから何やっても名前が出ない
とタカをくくっていたとかだったら、更に救いがたい。

それと
 去年、強制猥褻で有罪の学生が一人放学処分
になってたのね。いやはや。そうすると、大学の発表した
 このような事件が再び起こったことは誠に遺憾
とあるのは、
 去年も一人放学になったが、一年も経たずにまた逮捕者が出た
ということですか。堪りませんね。

なんだか知らないけど、京大に入学すると
 自分はとってもエライ、親をこき使うくらい平気、何をやっても許される
と勘違いしちゃう学生が家族も含めて最近は増えているとかいう話なんだが
 そんなに威張れる大学じゃなくなりつつあるぞ
という話も聞くわけで、実に頭が痛い。

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2010-03-07

暴走老人 91歳、横断歩道を渡っていた女性(42)をはね、通院を理由にひき逃げ@熊本

どこから突っ込めばよいのやら。毎日より。


ひき逃げ:91歳男を逮捕 女性はね重傷負わせ逃走 熊本

 熊本県警上天草署は6日、同県上天草市大矢野町維和、無職、藤本安松容疑者(91)を道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕した。「人に当たったのは分かったが、病院に行く途中で急いでいた」と話しているという。

 容疑は、5日午前8時10分ごろ、同市大矢野町上の国道266号で軽トラックを運転中、横断歩道を歩いて渡っていた同市大矢野町湯島のパート従業員、渡辺知加子さん(42)をはねて重傷を負わせ、そのまま逃走したとしている。【遠山和宏】

ええと
 横断歩道を歩行中の女性(42)
ってことは
 単なるひき逃げ
でなく
 さらに重い過失
ってことですか? しかもパート勤務の42歳で
 平日朝8時に横断歩道を歩いていた
というのなら、
 家族のために朝から働いている
のかもしれない。で、言い訳が
 人に当たったのは分かったが、病院に行く途中で急いでいた
というのが91歳ですか。高齢者ですでに正常な判断ができなくなっていると認められれば、ひき逃げでも泣き寝入りになりそうな悪寒。
 軽トラがちゃんと保険に入ってたかどうか
も気になる。これが無保険だったら、目もあてられない。

被害に遭われた女性がその家族にとってどれだけの稼ぎ手であったかも問題だし、それよりなにより
 けがの程度
が気になる。重傷というからには、骨折などを伴っていると思われ、心配だ。入院中に雇用が打ち切られ恐れだってある。

こちらは動画ニュース。日テレ24より。

軽トラックで女性はねて逃走 91歳男逮捕

< 2010年3月6日 13:30 >

 5日、熊本・上天草市で軽トラックが女性(42)をはねて逃走する事件があり、警察は無職・藤本安松容疑者(91)を逮捕した。

 藤本容疑者は5日午前8時過ぎ、上天草市で軽トラックを運転中に横断歩道を歩いていた女性をはねて逃走した疑いが持たれている。女性は頭を強く打ち、一時、意識不明となったが、その後、回復した。

 警察は、現場近くで軽トラックと藤本容疑者を発見し、事情を聴いたところ、容疑を認めたという。藤本容疑者は「病院に行くために急いでいた」と話しているという。

動画を見ると
 交通の頻繁そうな幹線道路(撮影時間が事故のあった時間かどうか不明)だが横断歩道に信号はある
ようだ。被害者の女性は頭を打って一時意識不明だったとすると、今後もしばらくは様子を見ないといけないんじゃないかな。お気の毒に。

91歳というと、遅生まれなら大正7(1918)年生まれ。戦争に行っていてもおかしくない年齢だ。人をはねて救護も連絡もしないのであれば、一体なんのための長寿なのか。

続き。(3/8 05:15)
被害者の女性は
 頭蓋骨骨折
だった。読売より。


「病院に予約、急いでた」91歳ひき逃げ逮捕

 熊本県上天草署は6日、上天草市大矢野町維和、藤本安松容疑者(91)を自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。
 発表によると、5日朝、上天草市大矢野町上の国道で、同市大矢野町湯島、パート従業員渡辺知加子さん(42)をはね、頭の骨を折るなどの重傷を負わせ、そのまま逃走した疑い
 上天草署員が現場近くのショッピングセンターで、衝突痕のある軽トラックを発見。車に戻ってきた藤本容疑者から事情を聞いたところ、容疑を認めた。「はねたのは分かっていたが、病院の予約時間に間に合うよう急いでいた」と話しているという。

(2010年3月7日22時57分 読売新聞)

頭蓋骨骨折なら一時意識不明だったのもわかる。
どうか一日も早く、被害者の方がよくなられますよう、願ってやまない。

NHKが詳しい。NHK熊本局のニュース。
魚拓。http://megalodon.jp/2010-0308-0530-40/www.nhk.or.jp/kumamoto/lnews/04.html


ひき逃げ容疑91歳男を逮捕

5日、上天草市の国道で軽トラックが42歳の女性をはねて大けがをさせたうえ、そのまま走り去ったひき逃げ事件で、警察は、きょう運転していた91歳の男を逮捕しました。

逮捕されたのは上天草市の無職、藤本安松容疑者(91)です。
この事件は5日の午前8時すぎ、上天草市大矢野町の国道266号線で、交差点を右折した軽トラックが横断歩道を渡っていた42歳の女性をはねてそのまま走り去ったものです。
女性は頭を強く打つ大けがをして一時、意識不明となりましたが現在は意識が回復しているということです。
警察でひき逃げ事件として目撃情報などをもとに捜査していましたが、その後、現場の近くの駐車場で女性をはねたと見られる車が見つかりました。
そして持ち主の藤本容疑者から事情を聞いたうえで、きょう、ひき逃げなどの疑いで逮捕したものです。
調べに対して藤本容疑者は容疑を認め「病院に行く途中で、人をはねたことには気がついたけれど、急いでいたのでそのまま立ち去ってしまった。止まっていればよかった」と話しているということです。

この報道だと、なぜ5日のひき逃げが7日のニュースになったかわかりますね。事故の状況もわかる。
 交差点に右折して入ってきて、信号のある横断歩道を歩行中の女性をはねた
ということだから、
 前方不注意
もありそうだ。こうなるとまさに
 走る凶器
なのだが、なぜ重大な人身事故を起こすまで誰も免許を返上するように言わなかったのかが気に掛かる。これまでも物損等の事故がなかったのかどうか。
 通院の足
という理由で運転を続けていたのだろうが、重大な事故を起こすようでは話にならない。

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