2008-06-06

謎のウイルスが日本陸上のホープを襲う 中国雲南省昆明で感染か→「本当にウイルスが原因なのか」は不明

ちょっと恐いニュース。
読売より。


陸上長距離・絹川、五輪出場厳しく…謎の感染症完治せず

 昨年の大阪世界陸上女子一万メートル代表の絹川愛(ミズノ)が、今月末に行われる日本選手権を欠場する可能性が高いことが5日、明らかになった。

 原因不明の感染症が完治しなかったため。同選手権は北京五輪代表選考会を兼ねており、絹川の五輪出場は厳しくなった。

 指導する渡辺高夫監督によると、絹川は昨年12月から今年2月にかけ、右と左の骨盤を疲労骨折。その後、左ひざに痛みが出た。通常の治療で治癒せず、痛みの部位が次々転移したため、4月に放射性同位元素診療と特別な血液検査を実施。通常の血液検査で正常値だった血液に異常が見つかり、ウイルス感染と診断された。

 担当医の松元司医師は、「未知のウイルス感染で赤血球と白血球が変形していた。国内では報告のない症例。中国の昆明合宿での感染が疑われる」として、昨年3月の昆明合宿中に感染、潜伏期間を経て発症した疑いを指摘する。7月に英国で開かれる学会で、症例の発表を予定しているという。

(2008年6月6日03時07分 読売新聞)

血液に悪さをするウイルスで、これまで国内で報告されてない症例だとか。
絹川選手には実にお気の毒である。まだ18歳。北京五輪出場が期待されていた。

昆明合宿はいろんなチームが行っているが、このウイルス感染が昆明でのものであるとすると、他にも感染者が出る恐れがある。
常春の雲南と称されるように、雲南省は気候が穏やかで、日本人に人気がある観光地が点在する。
一体、原因となっているウイルスがどんなもので、どうやって絹川選手が感染したのか、経路の解明が進むことを祈りたい。

続き。
medtoolz先生が
 未知のウイルスという診断自体に疑問
を呈しておられる。詳しくは
2008.06.06「未知のウィルス感染症」のこと
をご一読下さい。

問題は
 なぜ絹川選手しか感染者がいないのか
というところに尽きると思う。
上にも書いたけど
 雲南省は日本人がこれまでも多く入っている地域
で、陸上などスポーツ合宿が行われている場所だ。もし、昆明に独自の風土病ならとっくに感染者がいて報告されているだろう。
本当に
 昆明の合宿で「感染」
したのか。そして
 間違いなく「ウイルスによる病気」
なのか。
記事に書かれているとおり、血液の病気というのなら、血液内科の範疇だろう。

1999年と2000年に昆明に行った。昆明は、水や食事に関しては、普通に気をつけていれば問題はなかった。もし昆明で何かトラブルがあるとすれば
 海鮮料理屋などで火が十分通ってない食べ物を口にした
のが、一番ありそうなトラブルである。
昆明は山の中なのだが、なぜか
 生きている海鮮を店頭に並べ、中で調理する形式のレストラン
がたくさんある界隈があって賑わっていたのを見た。ホテルで
 おすすめの料理はあるか?
と聞いたときも
 あそこがいい
という場所に行くと、この海鮮料理屋がたくさん立ち並ぶ界隈のことだった。
山の中の海鮮料理というのは、ぞっとしない。一緒に行った北京大学出身の研究者も
 なんで海鮮なのかな〜。やっぱり、山の中だとご馳走なのかしら。
と言ってたけど、実に不思議な光景だった。
2000年の暮れの話なので、いまはすっかり変わってるかも知れないが、ひょっとすると
 日本で食べているものを、昆明の街中で食べた
とか、そうしたことはなかったのか。中国の流通は日本ほど発達していない。鮮度の保持も、日本と同レベルではない。まさかとは思うが、この手の
 海鮮料理屋のような、日本人にはあまり勧められない食品を口にした
というようなことはなかったのか。

雲南料理は、基本的に
 よく火を通した料理
が多い。2000年の調査の際には、北京大学出身の研究者と雲南料理の店に足を運んだが、薄味で日本人の口に合う、おいしい料理だった。名物は
 汽鍋鶏
で、これはどこで食べても、実においしい。水蒸気を通す「煙突」が中に立っている「汽鍋」の中に材料を入れて、下に水を張った鍋を置き、下から汽鍋に上がってくる水蒸気で材料を蒸すのが「汽鍋」料理で、汽鍋鶏は、ぶつ切りにした鶏と雲南名産の漢方薬が入って、鶏のおいしいスープと鶏肉を楽しむ。かなり庶民的な店で食べても、間違いのない料理だった。
あとは
 過橋米線
という米の麺も名物。科挙の試験勉強をしている夫のために、麺が冷えないよう、
 熱した油を麺の上に掛けた
という工夫をしたもので、油で中のスープは沸き立った丼が運ばれてくる。これにたくさんの具がついてくるので、次々と沸き立つスープの中に入れると、すぐに煮える。具が煮えたのを見計らって、最後に麺を投入するのだ。これも高級店から庶民的な店まで、あちこちにある。99年には、ホテルの近所にあった、表の道路に木のテーブルを並べているような誠に庶民的な店で食べたが、煮えたぎるスープのおかげで、お腹を壊すことはなかった。過橋米線は、昆明の物価からすると高級品の類で、その庶民的な店でも、15元か25元で、結構な値段だった。高級店でも食べたけど、こちらは100元近かった。突き出しに
 スズメバチの幼虫と成虫の唐揚げ
が出てきてちょっとびっくりしたけど。スズメバチは成虫も幼虫もよく揚がっていて香ばしかった。芋虫かと思ったら、漢方薬である植物の根で、それに黒砂糖が絡めてあって、花林糖のようでおいしかった。日本で再現しようと思ったら、漢方薬としては高い値段で取引されていることがわかって諦めた。昆明の空港に袋詰めが安い値段で売っていたのに買わなかったのを後悔した。

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2008-05-27

忍び寄る鳥インフルエンザ ヨーロッパでH7型がヒトに感染しやすいタイプに変異 アメリカではフェレットに感染も

これまで
 H5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染
に注意が払われてきたが、欧米では
 H7型鳥インフルエンザのヒトへの感染
が問題になっている。どうやら
 ウイルスがヒトに感染しやすいタイプに変異
しているという。読売より。


欧米で流行の鳥インフルH7型、人に感染しやすく変異

 新型インフルエンザを引き起こす可能性が最も高い鳥インフルエンザウイルスのH5N1型とは、別のタイプのH7型が、人に感染しやすいよう変異し始めていることが、米疾病対策センター(CDC)などの研究グループの調べで分かった。


 現在、日本をはじめ欧米各国は、H5N1型をもとに大流行前ワクチンなどの備蓄を進めているが、H7型に対しても監視強化を迫る成果として注目される。27日発行の米科学アカデミー紀要に掲載される。

 研究グループは、人への感染が報告されたH7型の鳥インフルエンザウイルスのうち、高病原性のH7N7型、H7N3型、低病原性のH7N2型の構造を調べた。H7N7型は、2003年にオランダで80人以上が感染し、1人が死亡。その他は北米や英国で広がった。

 その結果、H7N7型のウイルスは変異していなかったが、他の二つのタイプは、人の細胞にくっつきやすくなるよう表面の構造が変異していたことが判明。

 人から人へ感染が拡大する新型インフルになるには、こうした構造変化のほか、増殖に適した温度も変化するなどのいくつかの条件が必要とされる。

 米国で見つかったH7N2型ウイルスは、イタチの一種フェレットに感染を広げる能力もあり、同研究グループは、「動物間で感染が広がる能力を持つウイルスが登場している。厳しい監視が必要だ」と警告している。

(2008年5月27日12時20分 読売新聞)

これはイヤな結果ですね。
フェレットに感染を広げている、ということは、鳥インフルエンザが鳥以外の異種間で感染可能なタイプに変わってきているわけだから、その内、ヒトヒト感染するようになってもおかしくない。
日本では、フェレットは、室内で飼育している場合が多いだろうから、直接鳥と接触して感染ということはあまりないだろうけれども、逆に言えば、飼い主とは濃厚接触しているわけだからなあ。

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2008-03-29

医療は国防 海自練習艦内で麻疹流行のお粗末さ 自衛隊の防疫はどうなっているのやら 装備に金をかける前に「感染症対策」をやらずにどうする

 医療は国防
と喝破されたのは、スウェーデン在住の「カーリングおやぢ」先生。ご自身のblog「カーリング漬け」の
March 26, 2008 今、アウトブレイクが起こったら、医療従事者は国民を助けますか?または救えますか?
の記事だ。一部を引用する。


ニュージーランドにて病院関係のお仕事をされているwagonthe3rdさんより、先日、こんなコメントを頂いた。

最悪のシナリオ:老人医療・介護、小児医療、救急医療が壊滅的に疲弊したところに、もしパンデミックが起こったらと考えると・・・
「復活の日」のような事態も絵空事ではないかもしれません。
(略)

厚生省のHPでパンデミック汎流行対策を診てみたが、あまり具体的なものは見当たらない。もちろん当番病院は割り当てられているが、各施設の内情を知っているだけにまともに機能するとは思えない。パンデミックが起きた時、果たして十分な医療設備、病床数、そして士気の高い医療従事者が残っているだろうか?

自衛隊は人の危害から国を守るもので、現在のところ備えあれば憂いなしの存在。なのに、大変な防衛費をかけている。やっぱりお金がアメリカに流れるところにお金を使うのかしらね。でも、国防は大事だから議論はあろうが、これでも良いかとも思う。

一方、医療は毎日、見えざる感染症や怪我、病気という敵から国民を守っている現在活動中の軍隊のようなものだ。あなたがた、国、司法、国民は世界一の守護神を後ろから刺しているのですよ。

いざという時、どうなっても知りませんよ。堺市で流行ったO157事件、地下鉄サリン事件など、もはやさばける能力は無いかもしれませんよ。

医療が国防である視点が欠落していませんか?

さて、その肝心の
 国防
の方なのだが、あれだけ昨年
 10代〜20代に麻疹が流行
し、今年も流行をみているというのに、
 海自隊員に麻疹感染に対する処置を何も施してない
ことが判明した。
 麻疹などの伝染病の流行によって隊の戦闘力が削がれる事態を海自は全く想定していない
のである。他の隊と比して
 閉鎖された艦内で国防に従事する海自隊員

 艦内で1人感染者が出ると、手が付けられなくなる
わけで、
「防げる伝染病」の芽は乗艦前に摘んでおく
のが当然かつ最低の対策である。それを怠ったのは、はっきり言って
 海自のセキュリティ意識が低すぎる
と思う。
 艦内に伝染病が持ちこまれた場合、免疫がなければ、感染は必至
だ。一体、自衛隊は
 入隊時にどんな感染症対策をしている
のか。成人の麻疹は死に至る場合もある。

河北新報より。


海自練習艦隊むつ寄港 乗員はしかで出迎えひっそり

入港した練習艦上に並ぶ隊員は一様にマスク姿

 艦上に並ぶ隊員の顔にマスク、マスク…。むつ市の海上自衛隊大湊基地に28日、近海練習航海中の練習艦「かしま」など3隻からなる練習艦隊が寄港した。例年はむつ市長らを招いて入港歓迎行事が開かれるが、今回は乗員のはしか感染を理由に、中止となった。

 海自大湊地方総監部によると、20日に広島を出港して以降、「あさぎり」で2人がはしかの症状を訴え入院。27日には「かしま」でも1人が発症した。感染予防のため、乗員はマスクを着用する措置が取られた。

 歓迎行事が中止となった大湊基地では、艦艇が入った突堤に武田寿一総監ら50人が並ぶだけの寂しい出迎え風景となった。

 基地での歓迎行事とは別に、市内で毎年開かれている盛大な歓迎レセプションは、イージス艦の漁船衝突事故を受け、既に取りやめが決まっている。海自主催の観桜会も中止が検討されるなど自粛ムードが広がる中、「弱り目にたたり目」の格好となった。

 4月6日まで18日間の航海には、初級幹部180人を含む720人が参加し、大湊には30日まで滞在する予定。飲食店など地元商店街は経済効果を期待しているが、隊員への上陸許可は「医官の判断次第」(広報)という。
2008年03月28日金曜日

もうアホすぎて、コメントのしようがない。
 今回の麻疹流行は新入隊員にワクチンさえ打っておけば「防ぐことが可能」
だった。これで
 海自の国防意識はザル
であることが、また明らかになった。

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2008-02-26

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国広東省で出稼ぎ労働者がH5N1型鳥インフルエンザに感染した疑い、死亡

昨日の午前中に、広東省で出稼ぎ労働者がH5N1型高病原性鳥インフルエンザに感染した疑い、死亡したと、珍しく人民網日本語版に載っている。


広東省汕尾市で鳥インフルエンザ疑い例の女性が死亡

 広東省衛生庁は25日昼、同省汕尾市海豊県の彭湃紀念病院で同日9時25分、鳥インフルエンザ感染疑い例の女性(44)が治療の甲斐なく死亡したと発表した。

 女性は四川省出身の出稼ぎ労働者で姓は張。16日に発熱、咳、痰、肺炎などの症状を示した。地元の診療所で受診したが好転せず、22日午前に彭湃紀念病院に転院。市衛生局は「原因不明の肺炎」と診断した。

 省衛生庁は報告を受けた当日の24日、2度にわたり専門家を派遣し、現地の医療スタッフと共に全力で治療に当たらせた。女性の病状は重く、治療の甲斐なく死亡した。

 調査の結果、女性は発症前に病死した家禽と接触していたことがわかった。省疾病予防抑制センターが女性の標本を検査した結果、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)核酸が陽性、SARSコロナウイルス・抗体は陰性だった。

 省衛生庁によると、女性や病死した家禽と密接な接触があった人に対し厳密な医学観察を行ったが、これまでのところ、女性と密接な接触があった人に似た症状は現れていない。(編集NA)

 「人民網日本語版」 2008年02月26日

で、この記事の元になった
 広東省衛生庁
の発表はこちら。(中文簡体字)
まず、24日時点の感染疑い例の発表。


汕尾市発現一例人感染高致病性禽流感疑似病例

作者:庁弁公室 来源:庁弁公室 時間:2008-02-25
広東省衛生庁2月24日通報,汕尾市発現一例人感染高致病性禽流感疑似病例。
患者張某某,女,44歳,四川人,汕尾市海豊県外来務工人員。患者2月16日発病,臨床有発熱、咳痰、肺炎等表現。曽在当地衛生站和衛生院就医,未見好転。22日上午転海豊県彭湃紀念医院,経汕尾市衛生局組合会診,診断為“不明原因肺炎病例”。目前,患者病情危重,正在進行積極救治。
経調査,患者発病前有病死禽接触史。已対患者的密切接触者及病死禽密切接触者実行厳密的医学観察。
広東省疾病預防控制中心対患者標本進行検測,禽流感病毒(H5N1)核酸為陽性;SARS冠状病毒及抗体検測陰性。
省衛生庁専家組根据衛生部《人感染高致病性禽流感応急預案》規定,診断為人感染高致病性禽流感疑似病例,已報請衛生部進行確認。
省、市政府対此高度重視,省衛生庁接報当天立即派出由流行病、実験室、臨床等専家組成的省専家組[走干]赴海豊県進行省級会診,協助指導救治及調査処理。衛生部門採取了相応的防控措施,并已将有関情況向農業部門進行通報。

で、翌日の死亡発表。


汕尾市人禽流感疑似病例経搶救無效于今天上午死亡
作者:庁弁公室 来源:庁弁公室 時間:2008-02-25

広東省衛生庁2月25日通報,汕尾市海豊県人禽流感疑似病例張某某経搶救無效,于2月25日上午9:25在海豊県澎湃紀念医院死亡。
2月24日,省衛生庁接報当天,連続派出両批専家,[走干]往海豊県,与当地臨床専家一起全力救治病人。由于患者病情過重,経搶救無效死亡。
截至目前,患者所有密切接触者均未発現類似症状。

問題は
 いつ、どこで、感染源と考えられる病死した鶏と接触したか
なんだけどな。その点が全く触れられてない。

なお、この鳥インフルエンザ感染疑いの死亡例を受けて、香港とマカオに鶏を供給している広東省の養鶏場を調査したけど、大丈夫だから安心しろ、という報道がなされている。香港・大公報の記事。


粵供港家禽未受影響
2008-2-26

圖:廣東對於供港活家禽採取嚴格檢測

【本報記者袁秀賢廣州二十五日電】廣東檢驗檢疫局官員二十五日表示,汕尾内没有供港澳活禽註冊飼養場,汕尾海豐發現人禽流感疑似病例,對供港澳家禽没有影響。目前,該局轄區内供港澳活禽註冊飼養場一切正常。

檢驗檢疫局官員説,海豐内有一家經該局註冊的出口蛋品加工企業,生産鹹蛋和皮蛋供出口(含供港),並有配套的備案養殖基地。該公司離病人所在地直線距離四十公里。汕尾内没有供港澳活禽註冊飼養場。

鄰近汕尾的惠州是供港活禽及其産品的主要産地,該市區域内有多家供港澳活雞註冊飼養場和供氷鮮加工的備案飼養場,其中最近汕尾的供港澳活雞註冊飼養場離病人所在地的直線距離在四十公里以上,其間有衆多山嶺相隔。

官員強調,該局按照國家質檢總局的規定和香港特區政府的要求,對供港活禽及其産品實行嚴格的檢驗檢疫,只有禽流感抗原檢測陰性、免疫抗體達標和藥殘監測合格的禽類産品方可供港澳。目前,該局轄區内供港澳活禽註冊飼養場一切正常。

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2008-02-22

日本の前近代(その2) リトルリーグ・ワールドシリーズで日本代表の選手が麻疹をアメリカで拡散する原因に→訂正・追記あり 7月末に麻疹に感染した兄弟には麻疹の症状が出ていたのに強行出発 保護者はアメリカで高額の損害賠償請求訴訟を起こされる可能性あり

日本は麻疹の輸出国として、世界的な悪評を得ている。
去年は、海外に修学旅行に行った女子高生が麻疹に感染していて大騒ぎになった。
2007-06-02 日本の「前近代」 海外への修学旅行中に麻疹発症 麻疹の免疫が十分にない生徒と教師41人も飛行機に搭乗拒否されカナダに足止め→外務省も異例の呼びかけ
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/06/41_634f.html

そして、昨年、
 アメリカ本土でも日本の子どもが麻疹の感染源となった
ことが判明した。
よりによって、リトルリーグ日本代表として、アメリカに渡ったチームにその子どもがいた。
時事通信より。


米国のはしか、感染源は日本人野球少年
2008年02月22日09時21分

 昨年8月から9月にかけ米国で流行したはしかの感染源が、米国に遠征試合に出掛けた日本の少年野球の選手(12)だったことが21日、疾病対策センター(CDC)の報告書で分かった。

 CDCは昨年ミシガン州などで流行したはしかについて、感染経路を追跡したところ、8月にペンシルベニア州ウィリアムズポートで開かれた野球大会「リトルリーグ・ワールドシリーズ」に参加した日本人少年から少なくとも6人に感染していた。(時事)

(訂正 2/23 8:30)
CDCのpptの解釈を間違っていたのので、全文訂正します。

CDCのサイトを覗くと、昨年12月の報告(pptファイル)が上がっていた。


Imported Measles, 2007
12 year old Japanese baseball player attending the Little League World Series (index case)

7 total cases
-2 boys from Japan
-53 year old American airplane contact
-25 year old U.S. worker at the airport when the index case arrived
-40 year old corporate sponsor
-two vaccinated college students in Texas

昨年、
 アメリカに輸出された麻疹7例のうち2例がの感染源は日本人少年によるもの
だ。うち1例がここに上げられた7例は、リトルリーグ日本代表がアメリカに輸出した感染例(本人を含む)だった、ということになる。
 日本は立派な麻疹輸出国
である。
(追記 2/23 8:30)
昨年、8月25日の段階で
 リトルリーグ日本代表の選手の1人から、麻疹が拡散
というのは、ニュースになっていた。ググって出てきたのは
 同じチームから2人目の感染者が出た
という"Globe Sports"の記事。


Measles surface at Little League
Associated Press
August 25, 2007 at 1:44 PM EST

SOUTH WILLIAMSPORT, Pa. — The risk of contracting measles at the Little League World Series was "very low," state health officials said a day after a second case was confirmed in a boy from Japan.

The 12-year-old diagnosed Friday is an acquaintance of a Little League player from Japan who was diagnosed with measles on Aug. 16. The latest case is in voluntary isolation at Williamsport Hospital, and he is expected to recover, Pennsylvania state health officials said Saturday.

Department of Health Secretary Dr. Calvin Johnson said visitors should be informed about measles and practice general public hygiene, like covering your mouth when coughing.

"It's a very low risk primarily because most people are immunized, or have an active immunization against measles," Johnson said at a news conference. "There is no reason in our view for anyone not to attend the Little League games because of this."

Most people born in the United States before 1957 likely have been exposed to measles and have natural immunity; those born after 1957 were likely immunized by the measles, mumps and rubiola vaccine as a child.

The second boy diagnosed arrived in the United States from Japan on Aug. 15 with a group of 25 children and parents visiting Williamsport, the health department said.

He went to Williamsport Hospital on Thursday with symptoms, and was clinically diagnosed with measles the next day, Johnson said.

The first measles case arose Aug. 16, when the 12-year-old player from Japan was diagnosed and isolated from other players. He was released from isolation Aug. 20, after doctors said he was no longer contagious, and has been playing with his squad the past week.

Both boys have rubiola, or the "seven-day measles," health officials said.

The boys appeared not to have contact while in, or en route to, South Williamsport, Little League chief financial officer Dave Houseknecht said before Saturday's international final between Curacao and Japan.

State health officials said the boys may have had contact before leaving Japan. There is also a "significant epidemic" of measles now in Japan and specifically in Tokyo, said Betsy Hunt, a state health epidemiology manager.

The movements of the group travelling with the boy in the second case "have been limited" and health officials are determining their risks to measles exposure, Johnson said They were not at the World Series on Saturday, he added.

Measles is a virus spread through coughing and secretion, so Johnson said the chance of contracting the illness is remote.

Someone with measles can spread the virus to others for five days before and five days after the rash begins. The state asked anyone who attended World Series events from Aug. 16-20 and is not immune to contact their local health department.

While no longer common in the United States, the World Health Organization estimates 30 million people are affected by measles each year. The illness is relatively common elsewhere in the world, including some developed countries in Europe and Asia.

State health officials set up an information tent just outside the Little League complex to answer questions and provide free vaccination shots to anyone still worried about contracting measles.

"There is a limited chance, and limited risk of exposure by this second case to anyone else, but we are monitoring very closely to see if that's the case," Johnson said.

Little League officials last week asked players, coaches and others with Grove access to either prove they already had measles shots; take a blood test; or get an immunization shot on site.

Of the 500 kids and coaches, none of them have measles, health officials said.

ロイターの記事と合わせて読むと、
7月末 最初に感染した少年の兄弟が麻疹に感染
8月13日の出発前までに 少年の兄弟には麻疹の症状が出ていた
8月13日 リトルリーグ日本代表が渡米
8月16日 1人目の日本人少年が発症、隔離
8月20日 感染力がなくなったと診断されて、退院
8月23日 チーム内の別の少年が麻疹の徴候、Williamsportの病院で診察を受ける
8月24日 2人目の麻疹が確認され、隔離
という時系列になる。
ロイターの記事によると、感染は、
 1 デトロイト〜バルチモア間の同じ飛行機で、そばの席に乗り合わせた53歳の女性
 2 25歳の空港職員(税関エリアで麻疹を持ち込んだ少年と接触)
 3 外回りの営業担当の40歳の男性
 4,5 ヒューストンの18歳と19歳の大学生(40歳の営業担当者からの二次感染)
 6 もう一人のリトルリーグ日本代表の12歳の選手
という形で広まった。ロイターの記事はこちら。
Japan boy baseball player caused U.S. measles cases Thu Feb 21, 2008 1:53pm EST
 
で、「ただのry(」先生からコメントを頂いたのだが、上記ロイターの記事によると


The CDC said the Japanese boy, who was not identified for privacy reasons, was exposed in Japan to a sibling who appeared to have measles in late July and developed symptoms, but flew anyway to the United States on August 13.

感染源となった少年は、
7月末に麻疹に感染したと思われ、麻疹の症状が出始めていた兄弟が身近にいたのに、8月13日に渡米のために飛行機に乗った
そうなので、これは
 保護者に明らかな責任がある例
だ。CDCはプライバシー保護のために、少年の名前を明かしてないけど、もし、上記感染者のうち、53歳女性とか25歳の空港職員、40歳の外回りセールスマンとかその会社が
 麻疹に感染したために、損害を被った
とかいう訴訟を起こしても不思議はない。
(追記終わり)

これは大人が悪い。
昨年のリトルリーグワールドシリーズが開催されたのは、8月中旬〜下旬にかけてなのだが、日本で感染して渡米したのは間違いない。12歳の子どもが麻疹に感染しているのは
 学齢前に2回の麻疹ワクチン接種を行っていなかったから
だ。
また、
 世界一決定戦だから、多少体調が悪くても、行けないとかわいそうだから連れて行こう
という、大人の勝手な判断があった可能性もある。
その結果
 リトルリーグの日本代表が、麻疹をアメリカで拡散したという汚名を被る、さらに不名誉な事態
に陥ったのだ。
日本では、麻疹が軽視されている。たぶん、この子の親たちの世代も、リトルリーグの監督コーチの間でも。

海外に行く前に、麻疹の免疫がないのであれば、予防接種を必ずするようにしないと、今回のように
 国の名前を、不注意で汚す
結果になる。子どものスポーツ交流は、一番罪がないと信じられているのに
 大人の勝手な判断が、麻疹に感染した子どもを傷つけただけでなく、日本の野球少年達に対しても大きな不名誉をもたらした
と思う。

かわいそうなのは、麻疹に感染して渡米した子どもである。彼には責任はないのだが、周りの大人が、正しい判断を下せなかったばかりに、辛い話になった。
笑って済むような話ではない。
ちなみに、この子が感染したと考えられる昨年8月、東京都ではそれほど麻疹流行していなかった。
麻しん(14歳以下)の患者報告数(小児科定点からの報告)麻しん(14歳以下)患者報告数推移グラフ(2003~2007年 東京都)

続き。(16:33)
CDCの調査で、
 感染源と特定された2人の日本人少年の保護者に多額の損害賠償請求訴訟が起きる可能性
を、コメント欄でHekichin先生が指摘しておられる。
ほんと、シャレにならないのは
 同じ飛行機に乗り合わせた妊婦が感染していた場合
などだ。日本と違ってこの手の賠償請求には、アメリカでは、
 懲罰的損害賠償請求
が認められるから、とんでもない額の賠償請求訴訟になる可能性はあるね。

リトルリーグの話に限っていれば
 National Pastime
であるところの"Baseball"の選手であり、かつ出場資格は
 12歳以下の子ども達に限定
されているのだから、アメリカの野球好きにとっては
 リトルリーグのワールドシリーズは、実に心温まる、アメリカ人には誇らしい、世界から集まった純真な子ども達が真剣に競う、素晴らしいイベント
だと推察される。ESPNは毎年全試合放映してるみたいだし。だからこそ、
 2001年のデニー・アルモンテ選手の完全試合と年齢詐称問題
が大きな話題になったのである。
この辺りは、banno37さんの「紐育番野通信」の記事
リトルリーグ・ワールドシリーズとバイリンガル(二国語)社会—1/2
に詳しい。
そうした位置づけの大会に
 麻疹感染を持ち込んだ
のは、日本のリトルリーグの歴史上
 とんでもない汚点
だと、少年野球関係者は気がついているのだろうか。そして
 アメリカの損害賠償請求訴訟の恐ろしさ
を、保護者は知っていたのだろうか。
 責任は子どもに二回の麻疹の予防接種をさせず、感染したままアメリカに行かせた保護者にある
のだ。

ところで気になるのは、麻疹の感染源となった旅行者が特定されている場合、以後、アメリカ入国を拒否されるかどうか、という点だ。アメリカ入国の際には
 伝染病にかかっているか
という質問項目がある。麻疹の潜伏期間から考えると、すでに感染していた状態で入国しているから、もし
 虚偽の回答をして不正に入国した
ということになると、以後、面倒なことになるんじゃないのかな。未成年の場合、どういう処置になるんだろう。

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2008-02-19

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国湖南省で22歳男性既に死亡 原因はH5N1型鳥インフルエンザ感染→中国衛生部の発表は昨年12月の南京鳥インフルエンザ感染の時とほぼ同文→追記あり

イヤなニュースだな。
湖南省は
 変なことになっている
という噂が昨年から出ている。どう変なのか、詳しいことを、中国人が外国人に教えたがらないので、真相は不明だが、おかしい、という噂だけは耳にする。

そんな事情があったので、
 湖南省でH5N1型鳥インフルエンザに感染した22歳の男性が死亡
と聞くと、
 状況はそんな単純なものじゃないだろう
と勘ぐってしまうのだ。

まずはエクスプロア上海から。


湖南省で鳥インフルエンザ患者、すでに死亡 〔2008年02月19日掲載〕

 中国衛生部は2月18日に、湖南省で鳥インフルエンザに感染した患者が出たことを明らかにした。この患者は、男性で22歳。湖南省永州市江華県在住。
 1月16日に発熱・頭痛などの症状がみられ、1月22日に地元の病院で治療したが好転せず、1月23日に県病院に転院、その後呼吸困難を併発して1月24日午後5時に死亡した。
 2月15日から湖南省疾病予防コントロールセンター・中国疾病予防コントロールセンターが患者の呼吸器の分泌物の検査を行って、H5N1型ウイルスの核酸陽性反応が確認された。

新華網に、元になったニュースが載っているのだが、これがなかなかとんでもない。(中文簡体字)
(追記 2/19 10:43)
新華網が掲載しているのは
 中国衛生部が発表した内容そのまま
なので、urlを付記しておく。
湖南省確診一例人感染高致病性禽流感病例
(追記おわり)


湖南省確診一例人感染禽流感病例 患者已経死亡
2008年02月18日 21:36:13  来源:衛生部網站

  衛生部2月18日通報,湖南省確診一例人感染高致病性禽流感病例。

患者李某,男,22歳,湖南省永州市江華県人;1月16日出現発熱、頭痛等症状;1月22日到郷陳衛生院就診,経対症処理後症状無明顕好転;1月23日転到県医院,病情継続悪化,呼吸困難加重,経全力救治無效,于1月24日下午5時死亡。2月15日,湖南省疾病預防控制中心対患者呼吸道抽取液様本進行回顧性検測,顕示禽流感病毒H5核酸陽性。2月17日晩,中国疾病預防控制中心対患者呼吸道抽取液様本進行復核検測检,結果為禽流感病毒H5N1核酸陽性。

根据世界衛生組織人感染高致病性禽流感確診病例定義和我国診断標準,衛生部人禽流感防控専家組判定該病例為人感染高致病性禽流感確診病例。

疫情発生後,当地政府高度重視,已按照《人感染高致病性禽流感応急預案》採取了相応的防控措施。対全部密切接触者実行厳格的医学観察,截至目前未発言異常臨床表現。

該患者的有関情况,衛生部已向世界衛生組織、港澳台地区和部分国家通報。

ええと、緑字にした後半なんですけど、
 去年ほとんど同じ文章を目にした記憶がある
んですが。
こいつだ。
2007-12-03 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で一人死亡 ヒト→ヒト感染の疑い
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/post_a79d.html

2007-12-09 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/post_3633.html

まず12/3の記事から。


 12月1日,江蘇省疾病預防控制中心対患者呼吸道様本検測顕示,禽流感病毒核酸H5陽性、N1陽性。12月2日,中国疾病預防控制中心対患者呼吸道抽取液進行検測,結果為禽流感病毒H5N1核酸陽性。患者無病死禽接触史。
 根据世界衛生組織人感染高致病性禽流感確診病例定義和我国診断標準,衛生部人禽流感防控専家組判定該病例為人感染高致病性禽流感確診病例。
 疫情発生後,当地政府高度重視,已按照《人感染高致病性禽流感応急預案》採取了相応的防控措施。対全部69名密切接触者実行厳格的医学観察,截至目前未発現異常臨床表現。
 該患者的有関情況,衛生部已向世界衛生組織、港澳台地区和部分国家通報。

12/9の記事。


 12月5日,江蘇省疾病預防控制中心対患者呼吸道様本検測顕示,禽流感病毒H5N1核酸陽性。12月6日,中国疾病預防控制中心対患者呼吸道標本復核検測,結果為禽流感病毒H5N1核酸陽性。
 根据世界衛生組織人感染高致病性禽流感確診病例定義和我国診断標準,江蘇省人禽流感防控専家組判定該病例為人感染高致病性禽流感確診病例。
 疫情発生後,当地政府高度重視,已按照《人感染高致病性禽流感応急預案》採取了相応的防控措施。対全部密切接触者実行厳格的医学観察;截至目前,未発現異常臨床表現。
 該病例的有関情況,衛生部已向世界衛生組織、港澳台地区和部分国家通報。

肝心な
 鳥インフルエンザ感染が起きたとき、どういう具体的な処置を執ったか
って話が、なにも書いてない。いわゆる
 以下同文
ってところかな。

(追記 2/19 10:48)
ところで、昨日は、
 月例記者会見の日
だったのだが、この段階では
 湖南省の鳥インフルエンザ感染で死者
という情報については、まったく触れていない。
2008年2月18日衛生部例行新聞発布会実録
(追記おわり)

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2008-02-15

忍び寄る鳥インフルエンザ インドネシアでヒト→ヒト感染の疑い

死者100人を超しているインドネシアで
 ヒト→ヒト感染の疑い
が出ている。
日経より。


インドネシア、鳥インフルでヒトヒト感染の疑い

 【ジャカルタ=代慶達也】インドネシア保健省は14日、ジャカルタに住む母親と娘が鳥インフルエンザに感染したことを明らかにした。同国の感染者は127人(死者は103人)で世界最多。今回は人から人への感染の疑いもあるため、同省と世界保健機関(WHO)が感染経路の調査に乗り出す。
 感染したのは西ジャカルタの38歳の母親と14歳の娘。2月3日に母親が感染、11日に娘の感染が確認された。2人は鶏を放し飼いにしている祖母の家で感染した可能性が高いが、「従来型の鳥から人への感染か、新たな人から人への感染かについては調査中」(同省)としている。
 インドネシアでは06年にスマトラ島北部で人から人への限定的な感染が起こったケースが報告されているが、ジャカルタのあるジャワ島での報告例はまだない。同国の感染死者は全世界の4割を超え、今年に入っても9人が死亡している。(00:29)

インドネシアは慎重だな。
 明らかに鶏との接触がない親子の南京の鳥インフルエンザ感染
が結局
 感染源不明
のまま有耶無耶にされたのと比べると、今回は
 祖母の家で鶏を放し飼いにしていた
わけで、南京の例に比べたら濃厚な接触があるのだが、きちんと調査すると明言している。

南京の鳥インフルエンザ感染については以下に。
2007-12-09 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/post_3633.html

2007-12-10 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その2)日本で検疫強化と厚労省
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/2_6e05.html

2007-12-11 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その3)日本で検疫強化をNHKも報道
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/3nhk_6ada.html

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その4)中国衛生部の記者会見
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/5_f40c.html

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その5)香港紙「星島日報」は加熱不足の「乞食鶏」からの感染説を報じる
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/5_7894.html

2008-01-11 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い(その6)中国衛生部が「ヒト→ヒト感染」を渋々認める
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/01/6_84ae.html

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2008-01-11

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い(その6)中国衛生部が「ヒト→ヒト感染」を渋々認める

ようやく、というか渋々というか。
 昨日、中国衛生部が、昨年末に南京市で発生したH5N1型鳥インフルエンザの家族内感染は、ヒト→ヒト感染であることを認めた
という。
朝日より。


中国で初、人から人への感染確認 鳥インフルエンザ
2008年01月10日20時16分

 中国・南京市の父子が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した問題について、中国衛生省の報道官は10日の定例会見で、死亡した息子から父親への感染を確認したと発表した。中国で人から人への感染が確認されたのは初めて。ウイルスが「新型」に変異すると大流行する恐れがあるが、「遺伝子の変異はない」としている。

 父親は完治しており、父子と接触があった約80人からは異常が見つかっていないという。ただ、死亡した息子への感染ルートはまだ確認できていない。報道官は「冬から春にかけて鳥インフルエンザが多発する恐れがあり、予防対策を徹底していく」と述べた。

 オランダやベトナムなどで鳥インフルエンザの人から人への感染が確認されている。ウイルスが人から人への感染力が高い新型インフルエンザになると、世界的に流行する可能性がある。

 ウイルスが変異してない
って言いぐさは、当初の発表でも聞いたぞ、中国衛生部。
息子が死亡、看病で感染したと言われる父親は、昨年12月26日に退院している。
江蘇省衛生庁の発表。


我省第二例人禽流感患者今日出院

発布時間:2007-12-26

  在衛生部医療救治専家的指導下,経省、市連合専家組的全力救治和医院医護人員的悉心護理,我省南京市第二例人感染高致病性禽流感患者身体状况全面恢復。経省市連合専家組検査和討論後認為,該患者完全符合国家関于人禽流感病例的出院標準。患者于今天在家人陪同下出院。患者及其家属対政府的関心、医護人員的精心救治和悉心照顧表示衷心感謝。

ところで、昨日の中国衛生部の記者会見は、定例会見だった。鳥インフルエンザに関する部分だけ抜き出しておく。(中文簡体字)


2008年1月10日衛生部例行新聞発布会実録

中華人民共和国衛生部 www.moh.gov.cn 2008-01-10


毛群安:
  今天是2008年的第一次例行発布会,感謝各位媒体朋友的到来,今天人気很旺,很多前几次没有見到的老朋友都来了。由于我們的新聞稿中間有一箇数据的改動,現在正在印,一会児発給大家。

毛群安:
  今天我首先給大家通報三箇信息。第一,我們従新聞宣伝的角度対2007年的工作做了一箇回顧。根据媒体的推薦和専家的評定,我們也擬定了2007年的十大衛生新聞。我先在這里把十箇新聞点箇第,一会児大家会拿到完整的資料。第二,向大家介紹2008年的衛生工作。因為前両天,我們剛剛召開了衛生工作会議,部里確定了今年的衛生工作,因此我就公衆和媒体比較関注的几箇方面的工作,給大家梳理了2008年工作的簡要情况。第三,上次発布会我向大家通報了関于江蘇両例人禽流感病例的情况,我想把后続的信息給大家做一箇通報。
(略)


毛群安:
  第三箇信息是関于禽流感的防控工作。前不久発生在南京的両例人禽流感病例,特別是第二例病例専家組初歩判定是通過密切接触伝播,衛生部就加強人禽流感防控工作作出了部署。冬春季節是禽流感高発時期,衛生部制定了有針対性的防控措施,近期組織召開了衛生部人禽流感防控専家組会議,并与農業部的専家召開了連席会。衛生部人禽流感防控専家組認為,此次江蘇人禽流感疫情得到迅速有效控制,両例人禽流感病例均未発現病死家禽的接触史。此次江蘇出現的家庭聚集性病例,可以初歩判断為通過密切接触伝播,并无人伝人的生物学証拠。第二類患者已経治愈。
  近期衛生部印発了《進一歩加強人伝染高致病性禽流感防控工作的通知》,要求各地切実履行職責,加大防控工作力度,做好応急物資儲備,加強応急隊伍建設,及時将可能発生的人感染高致病性禽流感疫情控制在初期階段。同時為了有效防控禽流感疫情,衛生和農業部門将加強合作,進一歩完善和落実連防連控機制。両箇部門建立了議会制度,連合制定防控禽流感疫情議案,加強重点病情的監測,加強技術合作、人員交流和信息溝通,并且再次提醒媒体朋友協助我門做好対公衆的宣伝和健康教育工作。
毛群安:
  這是我要向大家通報的三条信息。下面按照慣例回答大家的提問。

(略)

成都商報記者:
  爾剛才講禽流感的信息,我聴得不太明白,第一,爾講這両箇人都没有家禽的密切接触史,到底是怎麼伝染的?伝染源在[口那]里?第二,爾講到没有人伝人生物学証拠,認為他們是経過密切接触伝播。這両箇概念有什麼区別?(略)

毛群安:
  可能爾没有参加上一次的発布会,所以不太了解関于禽流感的患者密切接触以及人伝人的生物学特徵,以及密切接触伝播的区別。我再簡要地介紹一下。過去我們籠統地講人伝染人,主要是指病毒発生変異以後,突破了種属的区別,成為人的流感病毒,而不是禽的流感病毒。専家估計,病毒変異可能会造成大規模的伝播。現在専家判定,這両例病例之間的密切接触伝播,非常類似于家禽伝染給人的過程。為什麼説把它区別于人伝人,剛才我講人伝人是指病毒変異以後発現人的流感大流行。現在来看,病毒没有発生変異,所以不是大家所担心的大規模的人伝人。
  関于流行病学調査,没有発現這次両例病例有明顕的病死家禽的接触史,這在過去我們国内発生的幾次人的感染病例也有類似的情况。現在,対于人感染病例的流行病学調査正在進行,専家也在導找人感染可能的途径。
(以下略)

渋々
 ヒト→ヒト感染だったかも
と言ってるだけですな。しかも、質問した「成都商報」の記者には超訳すると、
 おまえ、前回の記者会見に、来んかったんとちがうか。せやから、鳥インフルエンザ患者との濃厚な接触でヒト→ヒト感染するっちゅう生物学的な特徴と、濃厚接触で感染することの区別がつかへんのやろ。
と罵倒して、質問に答えてるからな〜。

産経新聞の福島香織記者も、今回の会見が
 大変分かりにくい
とblog「北京趣聞博客」でお嘆きだ。
鳥インフルエンザの発表は、もう少しわかりやすく 2008/01/11 01:09

福島記者が突っ込んでいるように


で、1月10日の定例会見では、男性と父親は密接な接触によって感染したと初歩的判断をくだした、と発表。ただしウイルスは変異しておらず、人から人へ感染を示す生物学的基礎の証拠はない。
ちょっと、人から人への感染を確認しておいて、人から人へ感染する証拠はない、って
どういう意味やねん。人から人への感染なんやろ??

わけわかりませんな。
以下、福島記者が医療関係者から聞き取った部分を引用する。


■医療関係者「ウイルス変異による人から人への感染のように、高い感染力はないけれど、人から人への感染でした、といいたいねんやろ?人から人への感染やけど、たいしたことないから、騒ぐな、と」

■福島「騒ぐ騒がないは、こっちが判断するんや。12月10日の会見の段階で、本当は人から人への感染の疑いはあったわけやろ。だったら、人から人への感染の疑いはあります。とまず、注意喚起して、ただし、ウイルス変異は確認されておらず、状況からいって人から人への感染が広がる可能性はほとんどありません、と補足するのが、庶民への親切というものやろう。なんでこんなわかりにくい発表するんやろう。北京五輪への影響とか考えているんかな、これって隠蔽?」

■医療関係者「隠蔽とまではいわんけど。でもわざと曖昧にしている感じやね」。
福島「あした、WHOはなんかいってくれるかな」
医療関係者「今のWHOはへたれやからな~。何もよういわんのちゃう」

(略)
■福島「お医者さんからみると、南京のケースは、たいしたことのないのん?警戒せんでもいい?」
医療関係者「ま、感染ルートが分かっていないから、警戒は必要ですよ。でも、中国で感染ルートが分かっていない鳥インフルエンザの人感染ってなんぼほどあんねん。卵から感染した、とか例がでてきたら、パニックやね」

ということで
 相変わらず、感染源は不明
なので、南京周辺に限らず、中国へ渡航する場合は、
 鳥インフルエンザに注意を
怠りなく。

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2007-12-14

忍び寄る鳥インフルエンザ 備えあれば憂いなし 正露丸の大幸薬品「新型インフルエンザパンデミック対策」マニュアル配布&キット販売中

南京での
 ヒト→ヒト感染が疑われるH5N1型鳥インフルエンザ感染例(1名死亡、1名治療中)

 新型インフルエンザのパンデミック(大流行)の警告
でもある。

どうしよう、なんてシロウトがあれこれ心配しても、いい結果は出ない。
正露丸の大幸薬品が、企業や機関向けに、無料で
 『新型インフルエンザパンデミック時の社内マニュアル(Survival manual)』を配布
している。
申し込みは、以下
新型インフルエンザパンデミック対策
から出来るので、特に
 大学など、広範囲な地域から大量の若者が公共交通機関を利用して移動し、集散する機関
は、すぐに入手した方がいいと思う。医学部のある総合大学ならともかく、医学系の学部・学科がない大学・短大・専門学校などでは、対策の遅れが、致命的な結果を招く可能性もある。今回の新型インフルエンザについては、免疫力の高い若い世代が重症化しやすいのではないか、という説もあるからだ。
果たして、今シーズン、新型インフルエンザの大流行が起こるかどうかはまだ分からないけれども、いつ起きてもいいように対策は必要だ。

また、大幸薬品では、
 パンデミック衛生対策キット
も販売している。家庭や企業での使用を考えているようだ。
こちらも、以下から購入できる。
パンデミック衛生対策キット

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2007-12-11

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その5)香港紙「星島日報」は加熱不足の「乞食鶏」からの感染説を報じる

中国衛生部の記者会見で
 孔子廟がどうのこうの
という質問があったので、何のこっちゃ、と思っていたら、こういう話か。
香港紙「星島日報」が
 高校の合格祝いに南京市内の孔子廟付近のレストランで食べた「乞食鶏(富貴鶏などとも呼び変えられる)」が加熱不足で、その鶏からH5N1型鳥インフルエンザに感染したのではないか
という説を紹介している。(中文繁体字)


江蘇兩名禽流感患者 衛生部稱正調査感染源

星島環球網 www.singtaonet.com

【星島網訊】江蘇南京發現兩例禽流感患者,江蘇衛生廳透露,陸氏父子所感染的的禽流感基因,證實與禽類所攜病毒一致,並未發生變異,並不具備發生人與人傳播的生物學基礎。中國衛生部10日上午召開記者會,新聞發言人毛群安稱,這兩個病例的感染來源目前還在深入調査之中。

  據香港《大公報》報道,陸偉,曾擔任南京軍區通訊修理所所長職務,中級職稱,去年到齡退休。目前他正在南京市傳染病醫院救治,據消息人士透露,陸偉曾報病危,但經過江蘇省和南京軍區醫學專家的全力搶救,目前已經脱險,病情已經穩定,並在逐漸好轉。

  調集權威專家全力搶救

  大陸對陸偉的救治高度重視,江蘇專門成立了搶救小組,調集江蘇省人民醫院、南京市鼓樓醫院和南京軍區南京總醫院等多家醫院的呼吸科及其他相關專科的臨床經驗極為豐富的權威專家多次集體會診,謹慎制定治療方案。醫學專家們毎天晩上都要專門開會,分析、討論陸偉的病情,並及時調整治療方案。

  據透露,國家衛生部還專門派出北京的醫學專家專程前來會診。據消息人士透露,目前陸偉的病情已趨穩定,不過,醫學專家們卻不敢掉以輕心,他們依然毎天二十四小時輪流守候在陸偉病床前,密切觀察病情,實時採取措施,以防止病情出現反復。

  據病人親屬披露,陸偉的兒子,名叫陸侃,今年24歳。陸侃的學習成績一直不是很好,但他經過努力,今年剛剛考取了南京大學成人教育學院,一家人都為此興奮不已。為了慶賀陸侃的中榜,父母親專門帶著他和他的女朋友一起去南京最繁華的夫子廟遊玩,四個人在夫子廟的餐飲店裏吃了一隻外麺包裹著厚厚泥土的叫化鷄

  慶祝兒子考入高校吃鷄

  據分析,可能正是因為這只鷄外麺包裹的泥土太厚而致使鷄肉沒有熟透吃鷄的第二天,陸侃就開始發熱,體温迅速升高。被送入江蘇省人民醫院搶救,結果搶救無效死亡

  至於為什麼是陸侃首先發病,他的親戚透露,陸侃的女朋友養了兩隻寵物狗,因為他是外地人,南京市有關規定限制養狗的數量。為了躱避檢査,他便疏散了一隻寄養在陸侃家裏。在去吃鷄的二十天前,陸侃被這小狗咬了一口,為預防狂犬病,他正在注射狂犬疫苗,按規定必須打五針,而此時他已經連續注射了四支狂犬疫苗,體内免疫力正處於最低點

  陸侃被送去醫院搶救時,並沒有被當作禽流感治療,醫生曾懷疑他患了鼠疫。

  兒子突然死了,其父母親十分悲傷。吃鷄之後的第六天,當父親陸偉出現發熱時,亦無心治病。還是在熟人的力勸下,他才去醫院診治。其親戚説,陸偉一家特別愛吃鷄,冰箱裏裝的都是殺好的鷄。正因為如此,熟人懷疑是不是禽流感,結果陸偉就去了南京市傳染病醫院,診斷為禽流感。

    四人吃鷄男發病女無恙

  令人奇怪的是,同去吃鷄的有四個人,兩個男人先後發病,而兩個女人卻絲毫無恙。據披露,陸侃的女朋友吃得還特別多,卻一點事也沒有。據悉,陸偉妻子李樂加目前也沒有出現相關症状,但他已經被隔離觀察。他的手機已經關閉,外界無法與他聯繋。

    患者妻為腦科醫院醫師

  陸偉入院後,由於診斷明確,醫生立即給他輸了有禽流感抗體的B型血和白蛋白等對症、對因藥物,因救治措施得當,所以病情穩定。

  突如其來的災難對陸偉一家的打撃顯然是沈重的。原先這是一個非常美滿的家庭,陸偉的妻子李樂加,1955年9月出生,是山西翼城人,是南京腦科醫院的物理診斷科副主任,副主任醫師。

    禽流感基因確認未變異 不會人傳人

  [口力]據香港《文匯報》報道,陸某12月2日感染禽流感不治身亡,衛生部門日前加緊對其呼吸道抽取液進行檢測,江蘇省衛生廳應急辨李主任表示,目前已經完成對分離出來的禽流感病毒基因測序工作,證實與禽類身上的病毒一致,經分析並未發現病毒有發生變異,由此可説明該病毒尚不具備導致人與人傳播的生物學基礎。目前,陸父所攜病毒標本的檢測也正在進行。

  對於目前最恐慌的人與人傳播,該官員稱,即使從此前尚未排除人與人傳播可能性的其他地區的病例看來,均顯示患者彼此之間存在血縁關係,有相似的遺産學基礎,也非真正意義上的人傳人,而是有限的、個體的。目前江蘇已發生的兩宗病例尚沒有確實證據印證這種可能性。

  目前,陸父仍在搶救中,病情平穩,陸母與其女友留在醫院進行隔離觀察,沒有發病症状,需再觀察幾日,若無異状也可解除隔離。同時,五十余名實施居家醫學觀察的密切接觸者12月10日已經解除隔離。

  衛生部召開記者會 稱傳染源還在調査之中

  中國衛生部12月10日上午召開記者會,新聞發言人毛群安通報了江蘇南京市兩例人感染高致病性禽流感病例的情況。毛群安稱,這兩個病例的感染來源目前還在深入調査之中。

  [口力]據中新社報道,毛群安説:陸子的密切接觸者總共69名,除了陸父之外,其他的一些接觸者都沒有發現異常的臨床表現,目前已有55人解除了醫學觀察。

  陸父有二十名密切接觸者,其中有六位是兩個病例共同的密切接觸者,正在進行嚴密的醫學觀察;目前,這些密切接觸者中還都沒有發現異常的臨床表現。

  毛群安指出,對於陸子標本分離到的病毒核酸序列分析結果顯示,病毒仍然是禽源性的,及沒有發生本質性的變異,不具備人傳人的生物學基礎。陸父的感染有下列幾種可能:(1)陸父與陸子密切接觸而感染;(2)共同暴露而感染;(3)分別獨立暴露而感染。這三種情況目前還不能最後確定。

  針對這兩個病例的發現,衛生部提醒公衆,要注意飲食衛生,特別是家禽的肉製品和蛋類在食用的時候要注意徹底煮熟,在加工和保存的環節上要注意生、熟分開,注意生活用具的消毒處理。從事加工處理活禽以及製品的時候,應該注意個人防護。

気になるところだけ超訳しておく。


現在入院中の患者は陸偉氏で、昨年定年退職した。死亡した息子は陸侃氏で、今年24歳。勉強があまり得意でなかったが、努力して、南京大学成人教育学院に合格した。彼の合格祝いのために、父母と彼のガールフレンドの4人が、南京市内の孔子廟付近にあるレストランで
 乞食鶏
を食べた。この乞食鶏は、鶏を一羽、小麦粉の生地に包み、外側を泥にくるんで焼いたものだが、外側の泥が厚すぎて、よく鶏肉に火が通っていなかった。
鶏を食べてから2日後に、陸侃は高熱を発し、病院に救急搬送されたが、助からなかった。
陸侃が病気になる前に、ガールフレンドが、市の規定に違反して2匹の犬を飼っていたため、市の検査を逃れるために1匹を陸侃に預けていた。鶏を食べる20日前に、この犬が陸侃を咬み、狂犬病予防のために、陸侃は5回続けて、狂犬病予防ワクチンを打つ羽目になった。鶏を食べたときは狂犬病ワクチンの接種で、陸侃の免疫力は最低に落ち込んでいた。
陸侃が病院に運ばれたとき、病院では、まさか鳥インフルエンザだとは思わず、鼠に咬まれて起きた病気だと考えていた。
陸侃が亡くなり、父母は深く悲しんだ。鶏を食べてから6日目に、今度は父親の陸偉が熱を出した。本人は病院に行きたがらなかったが、知り合いが強く勧めて、やっと病院で診察を受けた。陸偉の一家は鶏が好物で、冷蔵庫にはいつも鶏が入っていた。そんなわけで、知り合いも鳥インフルエンザかどうか疑っていたのだが、陸偉が南京伝染病医院に行って、やっと鳥インフルエンザに感染していると診断された。

4人の男女が鶏を食べて、男は発病、女は無事

とても不思議なのは、鶏を食べに行ったのは4人いて、2人の男性は相次いで発病したが、2人の女性は全く無事だと言うことだ。陸侃のガールフレンドが一番たくさん鶏肉を食べたのだが、何事もない。陸偉の妻も症状は出ていない。2人とも現在は隔離されていて、経過観察中で、携帯電話も電源を切った状態なので、外部とは一切連絡が取れない。

げげ。
南京市の孔子廟といえば、南京の古い市街地の繁華街で、川沿いのなかなかいい場所なのだが、あんなところに
 鳥インフルエンザに罹った鶏が入荷していて、しかも生焼けで食事として供された
のか。孔子廟周辺のレストランは、清代のコスチュームのボーイさんがいたりする、わざと古風な造りの店などがあり、鶏肉料理は南京では名物の一つなのだが、こんな落とし穴があったとは。
ひょっとすると
 ヒト→ヒト感染
なのではなく、
 生焼けのH5N1型鳥インフルエンザに罹った鶏肉からウイルスが感染した
のかも知れないぞ。そうなると、
 南京周辺はもちろん、中国国内で鶏肉を食べない
のが、
 一番の予防法
ということになるのだが。

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忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その4)中国衛生部の記者会見

昨日の中国衛生部の記者会見と質疑応答。
気が向いたら訳します。
とりあえず、南京での鳥インフルエンザ感染に関する部分だけ抜粋(中文簡体字)。

2007年12月10日衛生部例行新聞発布会実録

毛群安:
  江蘇蘇南京市最近相継続発生了両例人感染高致病性禽流感的病例。関于両箇病例的情況,衛生部分別于12月3日和12月7日,向媒体和社会通報了有関情況。関于病例2的一些進展,我想講幾箇問題。
  第二箇病例是第一箇病例的父親,目前経過医療機構的積極救治,病情趨于平穏,并有所好転。
  一、関于病原学検測結果
  対于病例1標本分離到的病毒核酸序列分析結果顕示,病毒仍然是禽源性的,及没有発生本質性的変異,不具備人転人的生物学基礎
  二、感染源問題
  流行病学調査表明,病例2的感染有下列幾種可能:(1)病例2与病例1密切接触而感染;(2)共同暴露而感染;(3)分別独立暴露而感染。這3種情況目前還不能最後確定。這両箇病例的感染来源還在深入調査之中

毛群安:
  三、密切接触者情況
  病例1的密切接触者総共69名,除了病例2之外,其他的一些接触者都没有発現異常的臨床表現。目前已有55人解除了医学観察。病例2有20名密切接触者,其中有6位是両箇病例共同的密切接触者,正在進行厳密的医学観察。目前,這些密切接触者中還都没有発現異常的臨床表現。
  針対這両箇病例的発現,衛生部提醒公衆,要注意飲食衛生,特別是家禽的肉製品和蛋類在食用的時候要注意徹底煮熟,在加工和保存的環節上要注意生、熟分開,注意生活用具的消毒処理。従事加工処理活禽以及製品的時候,応該注意箇人防護。

毛群安:
  公衆特別是児童応該避免密切接触家禽和野禽。如果発現発焼及呼吸道的症状,応該及時戴口罩,并尽快就診,并告訴医生発病前有没有禽類接触史。一旦患病,応在医生指導下治療和用薬,注意箇人衛生。
  衛生部在近一両年来,在全国正在建設一箇叫“12320”的公共衛生公益熱線電話系統。這箇電話系統有一箇很重要的初衷,就是当発生公共衛生事件的時候,公衆可以通過熱線電話来報告自己発現的一些異常情況,包括箇人的一些病情。江蘇省是全国率先在全省建立了“12320”公共衛生公益熱線電話系統的省分。如果公衆在北京、上海、江蘇、河北、青海這些省分,可以通過“12320”的公共衛生公益熱線電話報告自己発現的異常情況。
  這就是我要向大家通報的関于江蘇禽流感病例的最新情況。

毛群安:
  下面,按照慣例,回答大家的提問。因為今天有一箇重要的内容是関于餐飲業整治的情況,我和王局長一起回答大家的提問。

法新社記者:
  剛才爾提到禽流感的病例,里面提到病例1分析結果顕示,它不具備人伝人的生物学基礎。請問這箇“不具備人伝人生物学基礎”是指他不是被其他人感染到的意思?有没有可能病例1是病例2伝染的?[口力]外,想確認一下,目前父親被感染的原因還不能確定是人伝人的感染?

毛群安:
  我也就這箇問題請教過専家。因為病例1病原学検測結果“不具有人伝人的生物学基礎”,就是過去我們常説的病毒是否発生変異,就是由禽源性的病毒変成人的流感病毒,跨種属的突変。這是大家都非常関注的,而且也是最為担心的高致病性禽流感病毒的変異。現在従病例1的病原学検測発現病毒仍是禽源性的,不具有人伝人的生物学基礎。這箇“人伝人”是指人和人之間像流感病毒一様大面積伝播。我們又不能排除病例2是因為和病例1密切接触而感染的。這里面提的“感染”是什麼概念[口尼]?也可能我的比方不大恰当,就是病例1就相当于一箇得病的家禽一様,他排出来的還是禽源性的病毒,但是由于跟他接触,其他人可能感染上的還是禽源性的病毒。這種情況在其他国家已経証実,就是由于跟病人密切接触而感染。但是,這還需要対病例2所検出的病毒進行進一歩的実験室研究和流行病学調査。這就出来一箇問題,什麼叫“人伝人”,我向専家請教過,過去我們更多的是指病毒発生変異以後,成了人的流感病毒,而且可能引発大面積地伝播。按字面上講,如果真的証実了病例2的感染来源是病例1的話,也是一種“人伝人”,但是病毒還是禽源性的病毒,是由于跟病人的接触而感染了,而不是真正的人与人之間的病毒変異後的伝播。我們準備請求有関専家再対媒体朋友[手高]一箇小型的見面会,解読具体的技術問題。

法新社記者:
  有没有可能児子是被父親感染的?就是病例1是被病例2感染的?

毛群安:
  這倒是一箇新問題,需要請教専家。

中国婦女報:
  不知道我理解得対不対,這両種情況,不管病毒発生没発生変異,都可能会被感染到,後果都是一様的。衛生部針対這両種情況,実際上表現出来的人伝人,万一有的話,有没有応急的預案或者機制上的準備?

毛群安:
  這両種情況可不一様。為什麼要解釈這点[口尼]?我們過去説人伝人,給大家的印象是指病毒発生変異後,可能形成大規模伝染的情況,我們把它叫做人伝人,現在可能出現的這種是両箇病例之間的感染,這和禽伝人是更接近的,而不是和我們過去所担心的人伝人更接近,此類病例之間的感染,実際跟禽伝人的途径是一様的。而我們説的“人伝人”是指病毒発生了変異,已経不是禽源性的,而是人所易感的病毒。

中国婦女報
  針対這両種情況,衛生部有没有応急的預案?

毛群安:
  対高致病性禽流感病例的監測方面,衛生部要求医療機構密切関注不明原因的肺炎病例或者一些不明原因的死亡病例,及早発生疫情。対于可能引発較大範囲的疾病伝播的疫情,在応急預案中都有一整套的方案,如果爾感興趣,可以在衛生部的網站上査到我們応対流感大流行的預案。

香港無線電視記者:
  有報道説,報紙説染病的一家人曽経去夫子廟喫了没有煮熟的鶏而染病的,我們想確認一下這箇消息是不是属実?有没有査明鶏的来源是来自于[口那]里?我們発現,当地很多市民都不知道這方面的情況。

毛群安:
  根拠我們所了解的情況没有爾剛才所説的這種情況。現在専家対這両箇病例的調査,包括他所有的活動,到一些可能存在病毒的場所的活動,都進行了非常仔細地調査。到現在,我們没有聴到這箇報道所講的情況。根拠我們的了解,目前江蘇有関部門対動物的禽流感疫情的監測,没有発現動物的禽流感疫情。不知道爾説的媒体是[口那]家媒体,信息是什麼様的来源,我不能証実這箇事。如果有類似的或者明顕的可能是感染来源的這種情況,我們会有針対性的措施来処理。

香港商業電台記者:
  剛才爾提到這箇病例可能是両箇病例互相伝染,還不知道是不是禽源性,如果禽源性在人之間也能互相伝染的話,是不是説我們現在面臨禽流感的風険変大了[口尼]?因為以前説変異以後才能人伝人,如果没有変異也能人伝人的話,風険就変大了,衛生部在這方面有没有做什麼準備?

毛群安:
  可能我剛才的解釈釈爾們還是不大清楚。如果証実這是両箇病例之間的伝播,実際上更接近的是禽到人的伝播途径。這種情況的出現,在境外已経被証実有這様的情況発生。為什麼我們対発現的病例進行隔離治療[口那]?我聴専家介紹,一箇人対周囲人感染的可能性遠被家禽的風険性大,家禽排毒的数量和人相比,肯定是一箇感染者的排毒量大得多,所以対病例要及時進行隔離治療,這是非常有必要的。但是,是不是説就提示了禽流感的風険増大?根拠専家的意見,真正風険増大是指禽流感病毒的変異,能[句多]形成我們所担心的那種真正的人与人之間的大面積的伝播,那才是真正的風険増大。病例之間的感染和禽対人的感染,従性質上是更接近的。

中国衛生部の言いたいことは
1. ヒト→ヒト感染にウイルスは変異してない
2. どうして感染したか不明 現在調査中
3. とりあえず、まだ何人かは経過観察中
なんだけど、
1が怪しい
わけだ。

とりあえず、レコードチャイナに載っているダイジェスト訳。


<鳥インフルエンザ><続報>人から人には感染しない!感染家族2人の検査結果が判明—中国

2007年12月10日、中国衛生部は定例記者会見の席上、今月初め江蘇省南京市で発生した鳥インフルエンザ患者から検出したウイルスは、人から人へ感染する生物学的基礎条件を具備していないと発表した。新華社が伝えた。

衛生部スポークスマンの毛群安(マオ・チュンアン)氏は、今月3日と7日に相次いで同部が発表した鳥インフルエンザ感染者について説明。第1症例の男性患者はすでに死亡しているが、その父親である第2症例患者の症状は現在比較的安定しており、回復へ向かいつつあることを明らかにした。

第1症例患者の血液標本などを検査した結果、病原は家禽であることが再確認されたが変異などは見られないという。また、第1症例の濃厚接触者は69人で、そのうち55人がすでに医学的観察不要と診断された。第2症例の濃厚接触者は20人でそのうち6人が両方の患者と接触があるにもかかわらず、これまでに異常は見られない。現在、患者2人への感染経路を調査中であるとのこと。(翻訳・編集/本郷智子)  

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忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その3)日本で検疫強化をNHKも報道

いたずらに不安を煽る必要はないが、確かな情報はきっちり伝えて欲しい。
NHKが今朝のニュースで
 南京周辺で男性一人が死亡し、その父親が感染したH5N1型鳥インフルエンザは、ヒト→ヒト感染の疑いが強いために、中国渡航者の検疫強化
を報じた。(画像はクリックすると拡大します)


中国からの渡航者の検疫強化

中国東部で毒性の強い鳥インフルエンザの人から人への感染が疑われる事例が発生したため、厚生労働省は、空港と港で発熱している人を見つけるなど、中国からの渡航者の検疫を強化することになりました。
厚生労働省によりますと、今月3日、中国東部の江蘇省南京市に住む52歳の男性が、毒性の強いH5N1型の鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認されました。Bf3
この男性の24歳の息子も同じ型のウイルスに感染し、今月2日に死亡したということです。
Bf4

この家族が病気の鳥に接触したことは確認されていないため、厚生労働省は、人から人へ感染した疑いもあるとして、中国からの渡航者の検疫を強化することになりました。
Bf5具体的には、空港と港に設置している熱感知装置で発熱している人が見つかった場合南京市に滞在していたかどうか確認するとともに、滞在していた人については鳥インフルエンザに感染していないか検査をすることにしています。H5N1型の鳥インフルエンザをめぐっては、去年、インドネシアでも人から人への感染が疑われる事例が確認され、ウイルスが変異して爆発的に感染が広がる新型インフルエンザの発生が近いのではないかと世界的に警戒が強まっています

12月11日 7時7分

というわけで、これから南京方面に渡航するヒトは、現地では十分衛生に気をつけて下さい。
南京方面から帰ってきたヒトは、体調に異変を感じたら、医師に南京に滞在したことを告げて受診して下さい。

今のところ、外国人が感染するような規模でのヒト→ヒト感染ではなさそうだけれども、今後、どうなっていくか分からない。
ともかく
 来年の北京五輪を潰されないために、高病原性の鳥インフルエンザの流行に関しては、あらゆる情報統制を掛けてくる可能性が高い
ので、油断は出来ない。
仕事で中国と行き来している友人も、一部でよくない噂が流れている、というのを耳にしている。(外国人なので、中身を教えてもらえなかったとか)単なる噂ならいいが、その辺りも気をつけて、ともかく
 どうしても中国に渡航する場合は、健康管理と衛生の保持に十分留意する
よう心がけたい。

SARSの時で学習したけれども、日本国内では、日本人の普段のインフルエンザに対する防備で、今のところは大丈夫だ。

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2007-12-10

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その2)日本で検疫強化と厚労省

そりゃあ
 南京在住のヒトがH5N1型鳥インフルエンザにヒトから感染した可能性が高い
となれば、厚労省としても対応せざるを得ない。

朝日より。


鳥インフルエンザ、人同士で感染か 中国・江蘇省
2007年12月10日22時15分

 厚生労働省は10日、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡した中国江蘇省の男性(24)から、父親(52)に感染した疑いがあると発表した。厚労省によると、04年以降、人から人に感染した疑いのあるケースはインドネシアやベトナム、タイで数例報告があるが、いずれも家族内にとどまっているという。

 鳥インフルエンザは、人から人に感染する「新型」に変異し、大流行することが懸念されている。今回は発症から世界保健機関(WHO)の発表までが迅速で、厚労省は検疫態勢を強化した。

 WHOによると、男性は11月24日に発症して入院し、今月2日に死亡した。その後、父親もH5N1に感染したことが確認され、治療を受けているという。それ以上の拡大は確認されていない。

 厚労省は、WHOが父親の感染を発表した9日以降、父親が住む江蘇省南京市に10日以内に滞在していた入国者に対し、検疫所でサーモグラフィーなどを使って発熱や症状の確認を始めた。

次は何が来るか。

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2007-12-09

忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる

2007-12-03 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で一人死亡 ヒト→ヒト感染の疑い
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/post_a79d.html
のイヤ〜な続き。

全くもって、中国の
 公式発表
ほど、信用できないものはない。
前回の


対全部密切接触者実行厳格的医学観察;截至目前,未発現異常臨床表現。
(すべての密接な接触があった人間に対して厳格な医学的な観察を行っていて、今のところ、臨床的に異常な所見は現れてない)

ってアナウンスメントはウソだったのかよ。

レコードチャイナより。


同一家庭から2人の鳥インフルエンザ感染者、人から人への感染の疑い強まる—江蘇省

2007年12月7日、衛生部は江蘇省で新たに鳥インフルエンザ患者が発見されたことを発表した。中国新聞社が伝えた。

今回発見された患者・陸(ルー)氏は12月2日に確認された鳥インフルエンザ患者の父親。息子はすでに感染症で死亡している。最初に発症した息子は家畜と接触した経歴がなかったため、鳥からではなく別の人間から感染した疑いがもたれていた。同一家庭から2人の感染者が出たことで、人間から感染した疑いはますます強まったといえる。

WHOによると、これまで鳥インフルエンザが人から人へ伝染したケースはベトナム・カンボジア・インドネシアで計3件が確認されたのみで非常にまれなケース。インフルエンザが突然変異を起こし、人間に大流行するようなことがあれば大きな被害につながると見られ、警戒が続いている。(翻訳・編集/KT)

よりによって
 南京で、ヒト→ヒトの感染が疑われる
とはね。

江蘇省衛生庁の発表。(中文簡体字)


江蘇省新確診一例人感染高致病性禽流感病例

発布時間:2007-12-7

  衛生部12月7日通報,江蘇省新確診一例人感染高致病性禽流感病例。

  患者陸某,男,52歳,江蘇省南京市人,是12月2日確診的人感染高致病性禽流感病例的父親。在医学観察期間于12月3日晩出現発熱症状,即以“双下肺炎”入院治療。12月5日,江蘇省疾病預防控制中心対患者呼吸道様本検測顕示,禽流感病毒H5N1核酸陽性。12月6日,中国疾病預防控制中心対患者呼吸道標本復核検測,結果為禽流感病毒H5N1核酸陽性。

  根据世界衛生組織人感染高致病性禽流感確診病例定義和我国診断標準,江蘇省人禽流感防控専家組判定該病例為人感染高致病性禽流感確診病例。

  疫情発生後,当地政府高度重視,已按照《人感染高致病性禽流感応急預案》採取了相応的防控措施。対全部密切接触者実行厳格的医学観察;截至目前,未発現異常臨床表現。

  該病例的有関情況,衛生部已向世界衛生組織、港澳台地区和部分国家通報。

前回のアナウンスと並べてみると
 ほぼ字句は一緒
である。ということは
 このアナウンスには真実は含まれてない可能性大
ですな。一応、
 息子が死んだ翌日に発熱を訴えた
ということになってるけど、どこまで本当だか。

衛生庁の昨日の発表では
 患者の容体は好転している
そうだが、ホントかどうかは謎。また
 接触した人間も症状が出てない
と言ってるけど、前回のことがあるから、にわかには信じがたい。

場所が悪いよ。日本でも
 ヒト→ヒト感染のH5N1型高病原性鳥インフルエンザからできた「新型インフルエンザ」発生
の可能性がある。南京と日本の間には直行便があるから、まだ症状が出ない内に、日本にやってきた感染者が、症状が出てきて、ウイルスをばらまく可能性がないとは言えないのだ。もちろん、南京から別な地域経由で日本に入ってきても、同じことは言えるわけだ。
そして
 いきなり南京近郊でヒト→ヒト感染の鳥インフルエンザが発生した
という中国の報道をそのまま鵜呑みにするほど、ウブでもないので、
 内陸部では、すでにヒト→ヒト感染の鳥インフルエンザが蔓延しているのではないか
と疑ってしまうのだ。

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