2017-02-02

荒行もいろいろ大変らしい件

宗教は、さまざまな儀礼を伴う。
中には
 荒行
と呼ばれる
 身に危険を及ぼす儀礼
もあるのだが、@yworks2000さんは実際に荒行で負傷した方に遭遇した、という。
@yworks2000さんのtweetより。


滝行が耳にダメージを与えるとは初めて知った。
ううむ、やっぱり
 火渡りで火傷することがある
のか。荒行も大変だな。

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2014-12-09

妊娠7か月(25週)のマタ旅で破水→6週間の長期入院→8か月末(31週)で帝王切開のカナダ人の夫婦に請求された医療費は95万ドル(1億1千万超) 旅行保険は適用されず@ハワイ

妊娠7か月(25週)、つわりも落ち着く頃だ。カナダに「安定期」という言い回しがあるかどうかは分からないけど、出産前に
  「安定期」だからちょっと旅行に
と、ハワイに出かけたカナダ人の夫婦は、
 夫婦二人の楽しい思い出を作ろう
と思っていたに違いない。しかし、現実は甘くなかった。
そもそも
 安定期

 母体と赤ちゃんのつながりが「安定する時期」
であるだけで、
 流産や早産の危険が少なくなる時期ではない
のである。

このところ、ハワイやカナダのメディアでは
 ミリオンダラーベイビー
の話題で持ちきりだ。何の話かと言えば
 これまでに100万ドル近い医療費を使った赤ちゃんとお母さん
のことだ。
mo-hawaii.comの「ハワイ・ニュース」より。


11月20日 ミリオンダラーベイビー 保険適用されず

生後11か月のカナダ人の赤ちゃんは、昨年12月ホノルルにある、カピオラニ・メディカル・センターで誕生しましたが、両親の元には保険が適用されない、約95万ドルの請求が届いているということです。

カナダからマウイ島に旅行に来ていた夫妻は、滞在中に破水し、ホノルルにヘリコプターで運ばれた後、カピオラニ・メディカル・センターで6週間にわたる入院を余儀なくされ、結果、帝王切開にて9週早い出産となりました。

夫妻はブルークロスの旅行保険に加入していたものの、加入前に、膀胱感染症による少量の出血があったことを理由に保険金が支払われないことが判明しました。

これに対し夫妻は、カピオラニ・メディカル・センターのドクターからの説明では、膀胱感染症と破水にはっきりとした関連はないと伝えられたと話していますが、ブルークロスでは、今回の救急医療は加入前の既往症により保険適応外と判断され、また新生児への医療も保険適応外の旨が書かれた書類をカピオラニ・メディカル・センターに提出しているということです。

これに関して、ブルークロス・ブルーシールド系列のハワイの最大手保険会社HMSA、カピオラニ・メディカル・センター共にコメントは控える、と述べるにとどまっています。
提供元:ホノルルスターアドバタイザー

この旅行保険だけれども、
 告知義務を果たしてなかったので、母親の方の医療保険は払わず
 赤ちゃんについては、そもそも保険がカバーしてない
という立場のようだ。

こちらが、Star Advertiser紙の記事。
Canadian mom hit with $1M bill after Hawaii birth

この95万ドルの内訳は、別記事によると、次の通り。


Baby’s hospital stay(赤ちゃんの入院代): $600,000
Mother’s hospital stay(お母さんの入院代): $161,000
Air ambulance flight(ヘリ搬送代): $44,000
Specialist fee(専門の医療従事者にかかった医療費): $57,000
Radiologist fee(放射線科にかかった医療費): $10,000
しめて:$950,000

95万ドルというと、今日のレートで言うと
 113,633,775円(1億1363万3775円)
だ。
 誰が払える?
って、請求書が、ドンッとカナダ人夫婦のもとにやって来たわけ。

日本の旅行会社も暢気に
 マタ旅のススメ
なんてやってんじゃないよ。
 早期破水→切迫早産のため入院→諸条件を勘案して早い時期に帝王切開
って、日本でもある症例だし、日本であれば
 手厚い健康保険+税金の補助
が、こうした親子をサポートしてくれるが
 無保険の外国人に対してアメリカの医療費請求は容赦ない
からな。
 旅行保険は妊娠・出産はカバーしてないのが普通
だ。
31週で帝王切開といえば、普通より2か月早い。早産の赤ちゃんは、まだすべての機能が、満期産児と同じように働くわけじゃないから、身体機能が十分に獲得されるまで入院することになり、割合長期入院になる。しかも、呼吸機能から考えて、最初はNICUから始まるだろうし、アメリカは専門分野の職掌にキビシイので、医師も看護師も特別な訓練を受けている人達が赤ちゃんを担当する。日本だと、早産児の医療費は目に見える形では出にくいけど、この赤ちゃんの場合は
 入院代だけで60万ドル
で、今日のレートだと
 71,715,900円
だ。
 赤ちゃん一人見て貰うのに7000万円余り掛かる
ってことだけど、払える人は極々少数だろう。

マタ旅で人生を棒に振る危険性は、こんな具体的な数字で出てくる。

続き。(12/10 8:20)
惨禍医先生から別ルートでご指摘を頂いたので紹介する。


Baby’s hospital stay(赤ちゃんの入院代): $600,000→妥当(日本だと原資は税金)
Mother’s hospital stay(お母さんの入院代): $161,000→高すぎるのでは?
Air ambulance flight(ヘリ搬送代): $44,000→妥当
Specialist fee(専門の医療従事者にかかった医療費): $57,000→意味不明
Radiologist fee(放射線科にかかった医療費): $10,000→妥当

というわけで、
 お母さんの入院代と"Specialist fee"以外は妥当な経費
だとのこと。しめて
 $654,000(78,170,331円)
は、少なくとも妥当ということだ。
日本だと
 専門医や専門の訓練を受けた医療従事者に診断・治療・ケアを受けた費用を割り増しで別途支払う
なんてことはないからなあ。
お母さんの入院代だけど、ホノルルの場合、三井海上保険のサイトによれば(たぶん、情報が幾分古く、円高のころの水準)
 個室 約10万〜16万円/日
 準個室(2人部屋かな?)約9万〜15万円/日
なので、1日46万円ほど掛かっている入院費の1/4〜1/3は室料じゃないかな。
カピオラニメディカルセンターは、公立病院なので、まだ室料は安い方だ。

カピオラニメディカルセンターでは、無保険の人には、医療費の減額を行っているけど、たぶん、旅行者は適用外だろう。

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2012-03-24

旅行の時間は「お金」だ 京都市内やオアフ島内等をどこでもバスで行こうと考えている旅行者のみなさまへ

京都市内でタクシーに乗って、運転手さんと話したのだが、最近、
 京都観光一日(二日)乗車券
があるので
 元を取ろうとするのか、どこへいくにも公共交通で行こうと努力する観光客がいる
という話題になった。
実は
 京都市内は、平日でもバスが渋滞に巻き込まれる路線がある
ので、
 どこでも一日(二日)乗車券は、場合によっては、時間の大いなる損失
になる。
 観光旅行は「時間をお金で買っている」贅沢な時間
だから、
 できるだけ、しょうもない理由で時間を浪費するのは避ける
のが鉄則。その一つが
 バスに乗ったために移動に時間がかかりすぎる
というものだ。たとえば
 嵐山

 年中混んでいる
ので、ともかく
 慣れない個人旅行の場合は、時間が読めない
ということを知っておいた方がいいかも。
 朝夕のラッシュ時に嵐山方面でバス利用
というのは、もう、既に
 時間の無駄遣い決定
である。だって
 近隣の保育園で「お散歩」に出かけても渋滞に巻き込まれる
という交通環境がもう30年くらい続いている場所なのだ。

少なくとも一日(二日)乗車券を使うなら、
 移動が地下鉄で可能なら、まずは地下鉄が第一選択
だ。それと
 追加料金がもったいないと思わない
ことだ。まあ、一般的に
 一日(二日)乗車券を使い倒す日程

 バスマニアには勧められるが、普通の観光客にはあまり勧められない
場合が出てくる。だいたい日程が
 土日に利用
というのならば、時間の限られた観光旅行ではバス利用はあんまり勧めない。変なところで渋滞するからなあ。平日ならまだしもね。

京都の市営交通は、たとえば
 銀閣寺・百万遍から京都駅へ出る
場合、
 急いでいるならバスで烏丸今出川、今出川から地下鉄
である。百万遍から京都駅へ出る206は、東大路が混むので、予定通りに行けるとは限らない。
で、
 銀閣寺・百万遍から四条河原町へ出る
場合は、一日(二日)乗車券が使えない
 出町柳から京阪で祇園四条が鉄板
である。高い? 10分以内に四条まで行けるんだから、たったの
 210円
をケチらない。市バスだと大抵、時間がかかる。

京都に割と長く住んでいると
 どのバス路線が、どの曜日・どの時間帯あるいはどの日付に混むか
というのは、経験的にわかってくるのだが、観光客だとその判断は難しい。

同じように、よくハワイ旅行掲示板で質問が出る
 オアフ島内をすべて公共バス"The Bus"で移動
というのも
 折角高いお金をかけて、ハワイまで行って得た「高い時間」を「安いバスのためにムダにする」典型
だ。短く、バスがたくさん出ている路線ならともかく、長い距離を時間が読めないバスで移動するのは、はっきり言って、安全上も勧められない。

同様に
 台湾では短距離はTAXIが便利
だ。つい、MRTや公共バスが発達しているので
 公共交通であちこち移動したくなる
のだけれども
 時間を買って、台湾に来ている
ことを考えるなら、短距離移動なら日本よりは格段に安いTAXIを使った方がよい。これはいつも、台湾在住の畏友に注意される。

中国大陸は?
TAXIに乗るのにはコツがあり、これは一概にどの交通手段を使え、って言えないところがアレだな。

そういや、最近見た風景。
普段だったら、そんなに混まない時間帯の近鉄特急に
 ベビーカーと赤ちゃん+幼児2人+母親
の組み合わせが乗って来た。狙いは
 最前列の席の特急券を2枚だけ買って、4席独占
だったらしいが、残念ながら3月は年度末で、いつになく
 混んでいる車内
では、最前列の特急券を買って座っている人がいる。そうなると
 幼児二人を2席に座らせ、自分はベビーカーをデッキで見てるか、ベビーカーをデッキに置いて幼児と座る
ということになってしまう。
 京都までの子ども用指定席券250円をケチった
ばかりに、こんなことになるわけで、
 最前列3席まで買っておくのが吉
だろう。
 近鉄特急の指定席料金はこどもは半額
なわけで、奈良-京都間のように、大人500円の区間で、
 大人1+こども2の3席取るなら、500+250×2=1000円
ってことになる。
幼児連れの旅行の場合、
 旅費をケチると痛い目に遭う
のだが、最近の幼児連れ旅行は
 幼児の運賃が安く、幼児連れというので「優遇してもらえる」
という方に力点があるオトナが少なからずいて、残念だ。つまり
 子ども料金の安さと子どもの安全のための優先や優遇を「自分たちオトナの利便性」とはき違えている
ってことで、もっと簡単に言うと
 子どもをダシにしている
って話になる。幼児連れの旅行では、
 子どもの安全を第一
に考えて、旅費を子どもの席確保のために使って欲しい。子どもは旅行先で体調を崩すことがあるし、トイレ等についても、日常生活とは違うから、思いがけない反応をすることがある。そんなとき
 確実に座れる座席があるかないか
で、対処の方法が違ってくる。設備の整った新幹線ならともかく、近鉄特急クラスだと、空いてるときはともかく、
 混雑しているときには正規の座席がないとなにもできない
ことになってしまう。
 大人1+幼児2+乳児1
だと
 指定席は2つでいい勘定
だが、それはあくまでも
 1つの席に子どもが二人で座り、もう1つの席には赤ちゃんをだっこして座る
って勘定。
 幼児が1つの席に二人で座る
のは、かなりお行儀のよい子でないと無理だ。大抵は、
 1人1席
だろう。
それと、
 指定席料金が高いから
と、
 混んでいる新幹線に幼児連れで自由席へ突入

 席が確保できない恐れが高いので、この場合はやはり指定券購入が吉
である。子どもにオヤツを買うより
 保護者が子どもに目を配ることができる、安全な座席を買っておく
方が大事だ。

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2012-02-25

母親が過失致死を問われる可能性も ハワイで授乳中に車が横転 6ヶ月の乳児が投げ出されて死亡

不幸な事故で、赤ちゃんが犠牲になった。合掌。
読売より。


ハワイ島で日本人の乗用車横転、乳児ら7人死傷

【ロサンゼルス=西島太郎】米ハワイのハワイ島で23日夕、日本人7人が乗った乗用車が横転し、生後6か月の男児が死亡、大阪府四條畷市から来ていた両親ら大人6人が重軽傷を負った。
 地元警察によると、事故が起きたのは、同島南部カウ地区の幹線道路で、男児の父親(36)が運転していた車が路肩にはみ出して横転したという。
 事故当時、大人はシートベルトをしていたが、母親は男児に授乳中だったという。警察で過失致死の疑いもあるとみて調べている。
 在ホノルル日本総領事館によると、7人は旅行のため同島を訪れていた。

(2012年2月25日12時10分 読売新聞)

けがをされた方にはお気の毒だ。一日も早いご快癒をお祈りする。

「アメリカ生活 eニュース第29号」によると、ハワイ州法では、
自動車に乗車中の3歳以下はチャイルドシート使用を義務づけられている
のである。しかも、この6ヶ月の赤ちゃんの場合は
 後向き乳児シート REAR FACING SEATS お誕生日前で20ポンド未満の赤ちゃん
で、かつアメリカでは
 チャイルドシートはどの場合も必ず後部座席に置く
ことになっている。
今回の事故では
 授乳中に横転
したわけで、つまり
 走行中に、チャイルドシートから子供を下ろした
ことになり、
 赤ちゃんの安全確保を怠った
ことになって、記事にあるように
 母親に過失致死の疑いがかかる可能性がある
のだ。
日本と違って
 アメリカでは、子どもに対する大人の保護は厳しく求められる
から、今回のケースも
 大人がなすべき注意義務を怠った過失致死
として、こうした法適用が行われる可能性が出てくる。そもそもアメリカでは
 12歳以下の子どもだけをホテルの部屋に放置してちょっと外出
しただけでも、
 児童虐待として処罰される
のだ。今回の事故の場合は
 おそらく、空腹でぐずって泣いてたから授乳した
のが
 過失致死の原因になる
のは、日本だと受け入れがたいだろうけれども、日本とアメリカでは、基準となる考え方が違うので、こればかりは何とも言えない。

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2011-05-24

「日本はTOMODACHI」の正体 11月のHAWAII APECの日本のホテルはメインストリートを外れた「クヒオホテル」中国はオンザビーチの「シェラトン・ワイキキ」ホスト国アメリカは「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」

「日本はTOMODACHI」だそうだが、
 11月のHAWAII APECのホテル割りで二流ホテルを割り当てられた
という話を、現地在住の方のblogで知った。「ハワイ社長のダイアリー」の記事、
 ハワイ APEC(アジア太平洋経済協力会議)
より。


 11月のホテルです。米国はヒルトンハワイアンビレッジ(ワイキキ最大のホテル)、中国はワイキキの中心地のシェラトンワイキキホテルです。日本はクヒオ通りのクヒオホテル(二流のホテル)です。私は日本人としてプライドが許せません。何故?日本国が二流のホテル?

 管総理が二流ですから二流のホテルに廻されます。日本はプライドを持っていつも一流です。昨年、中国に追い越されましたが日本は先進国です。新しい日本の首脳はいつも一流にいて欲しいです。

一度でもオアフ島に旅行に行ったことがあるなら
 クヒオ通り沿いのホテルを割り当てられる
というのが
 いかに格下の扱いか
分かると思う。

大きな地図で見る
この地図だと、「ロイヤル・ハワイアン・ホテル」の西がシェラトン・ワイキキになる。

オアフ島ワイキキの
 メインストリートはカラカウア通り
だ。そこからアラワイ運河に近づくにつれ、ホテルのランクは落ちる。そして
 オンザビーチのホテルが一流
である。当然ながら
 クヒオ通りは、オンザビーチではない
のだ。

アメリカ経済に対して
 日本の地位低下がいかなるものか
よくわかる話。ハワイの社長さんではないが
 今の政権の状態が続けば、このまま日本は二流国扱いで進む
ってことね。

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2011-05-05

オサマ・ビン・ラディン殺害 日本はいまでも敵国か 米・ホルダー司法長官「山本五十六撃墜作戦と同じ」

いくらなんでも、こんなことを言われて平気な日本人はそう少なくはないんじゃないのか。
NHKより。


“殺害 山本長官機撃墜と同じ”
5月5日 11時10分

ビンラディン容疑者の殺害について、アメリカのホルダー司法長官は、旧日本軍による真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の軍用機を撃墜した作戦と同じだとして、その正当性を強調しました。
アメリカ国内では、パキスタンに潜伏していたビンラディン容疑者が武器を所持していなかったにもかかわらず、アメリカ軍の特殊部隊に殺害されたことについて、その正当性を問う声が出ています。これについて、ホルダー司法長官は、4日、議会上院の司法委員会で証言し、国際テロ組織アルカイダのリーダーであるビンラディン容疑者の殺害は、アメリカを自衛するための行為だとしたうえで、「敵の司令官を標的にすることは合法だ。第2次世界大戦中に行った山本五十六の殺害もそうだ」と述べました。ホルダー長官は、このように、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官が乗った軍用機をアメリカ軍が撃墜した作戦を、今回の作戦になぞらえて、ビンラディン容疑者殺害の正当性を強調しました。アメリカでは、同時多発テロ事件の直後に、当時のブッシュ大統領が「真珠湾攻撃と並ぶ卑劣な行為だ」と非難するなど、同時多発テロ事件を、アメリカの領土が奇襲されたという点で共通する旧日本軍による真珠湾攻撃と重ね合わせて論じることも少なくありません。また、アメリカは、アルカイダとの戦いを、通常の事件の対応とは全く異なり、国を守るための「戦争」と位置づけており、今回のホルダー司法長官の発言もそうした立場を色濃く反映したものとみられています。

まあ、
 日米同盟
といっても、司法長官の認識は、せいぜいこんなもんですな、アメリカ。

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2011-05-04

"HAWAII FIVE-O"ただいまwebで無料配信中@AXN

CSのAXNで、CBS制作のリメイクドラマ"HAWAII FIVE-O"のシーズンプレミアが先日放映されたばかりだが
 第一話を5/8 24:00まで期間限定で無料配信中
している。
http://axn.co.jp/program/hawaii5-0/stream.html

先日、シーズンプレミアを見たけど
 よくできてる
ので、お勧め。何がイイって、ハワイ在住の知人が褒めちぎっていたけど
 ハワイって、こんな綺麗だったっけ?
と思うくらい、色鮮やかにハワイの風景が切り取られている。
ハワイマニアな方々には
 お、このシーンの撮影場所は、ここじゃん
と突っ込める楽しみもある。

あの朝鮮半島は、どう考えてもカウアイじゃんとか、ね。(違ったっけ?)
ま、ハワイ諸島は
 映画撮影によく使われる場所
なので、驚きはしないのだが。

ドラマの舞台はオアフ島がメイン。ネイバーに行くかどうかは謎。
時々
 ハワイ語のセリフ
も入ってたりして、ハワイマニアにはたまりませんね。

アメリカでも高視聴率をキープしていて、
 かなり人気があった
とハワイの知人が教えてくれた。AXNのシーズンプレミアでは、スポンサーは
 ハワイ観光局
だったので、
 CMから本編まで、全編ハワイモード満載
だった。

で、第一話では
 パパをテロリストに殺害された、海軍エリートの息子が久しぶりにハワイに帰ってくるシーン
があるのだが、その場所は
 真珠湾
なのだった。アリゾナメモリアルと戦艦ミズーリがばっちり映っていた。てか、あの
 大量の旗のある場所
は、戦艦ミズーリ前だしね。ドラマのための演出でもなんでもなく、いついってもあのディスプレイである。アメリカの各軍は実にこうしたプレゼンテーションに長けていると感心する場所の一つだ。
 愛国心をくすぐられる場所だからか
というようなセリフが出てくるけど、確かにそういう場所設定ですね。日本人には
 屈辱の地
だったりするわけだが。(アリゾナメモリアル&戦艦ミズーリに実際に行くとよくわかります)なお、パパを殺された海軍エリート、スティーヴ・マクギャレットの祖父は、戦艦アリゾナの乗員で、真珠湾攻撃で戦死したという設定になっている。

その設定もあってか、
 東洋系のメンバーは韓国系の設定
だ。ま、おじいちゃんを殺した日本人or日系がらみのヒトはチームに入れにくいやね。
テーマ音楽は、昔と一緒。本放送は5/22より開始。

中身は冒険活劇なので、ハワイの風景と一緒に、気楽に楽しめるドラマになるはず。

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2011-04-04

福島第一第二原発事故 海外における日本食への風評被害→追記あり

明日、帰国するのだが、ハワイ在住の知人から聞いた、気になる話。

ハワイでは、日系人も日本人も多いので、原発事故による
 日本食へのダメージ
というのはほとんどない。というか、日本食はローカルフードとしてハワイの食に溶け込んでいる。ショッピングモールには、Sushiの看板を掲げた店があり、お客も減っていない。

ところが、知人によると
 香港やタイの日本料理店は軒並み、原発事故の打撃を受けている
という。つまり
 日本の食べ物は「危険」
だ、というのである。これまでは
 材料は日本直送
がウリだったりしたんだけど、いまは、日本直送はマイナスイメージになっているという。で、お店はヒマなんだって。

今夜は、最後の夜なので、Iron chef"森本"の"MORIMOTO"で夕食を取ってきた。"MORIMOTO"は、そこそこ混んでいて、ほぼ8割以上が
 白人客
だった。

(追記 4/6 8:15)
インドが
 日本からの食品輸出を全面禁止
した。時事より。


日本食品輸入、全面禁止=インドが初実施
時事通信 4月5日(火)23時34分配信
 【ニューデリー時事】インド保健・家族福祉省は、福島第1原発事故による放射性物質の放出を受け、日本からの食品輸入を3カ月間、全面停止することを明らかにした。ロイター通信が5日報じた。同通信によれば、日本の食品輸入の全面禁止はインドが初めて。
 同省は声明で「放射能汚染が日本国内のさまざまな地域に拡大した結果、日本からの食品輸入の供給プロセスにおいても、汚染が深刻化する可能性があるとの結論に達した」としている。インドは少量の加工食品、果物、野菜などを輸入している。

いまの
 海外はもちろん、国内でも「さっぱり放射性物質による汚染の状況がどうなってるか謎」な状態
が続くと、インドと同様の措置は広がっていくだろう。てか日本国内でも、きちんと説明されないままに
 なんだか恐い
という恐怖感だけがじわじわと
 風評被害を引き起こしている
わけで。 

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2011-04-01

「全世界の人民よ団結してアメリカ帝国主義を打倒せよ アメリカの走狗を打ち破れ」@文革期の中国のポスター

学会というと、日本でも
 本屋の学会特別販売
がつきものである。で、ここハワイでは、コンベンションセンターの大きなホールに山ほど本屋のブースが出ているのだが、入り口はいってすぐのところに
 歴史的刊行物を扱うブース
があって、そこのブース正面に掲げられている色刷りポスターが標題の通り
 「全世界の人民よ団結してアメリカ帝国主義を打倒せよ アメリカの走狗を打ち破れ」
というスローガンの入ったものである。てか、すげーよ。
今回の学会を後援している一つが
 ハワイ大学孔子学院
みたいなんだけど、この真っ向勝負のポスターの真意は何だろな? ブースに座ってた人は50代くらいだったから、もし、彼が学生の頃、中国語を勉強していたとすれば、当然、教科書はあの文革期に編集された、中国語学的に高水準だけど、中身も文革一色でトンでもない、中英対訳の
 基礎漢語
の筈である。

アメリカからは、
 東洋学の学部のある大学出版局
が軒並みブースを出している。
学会では、一部の出版社が
 30%offとか35%off
とか、
 学会名物出血価格サービス
で、自分のところで出している書籍を売っている。再版制度で書籍の価格が硬直化している日本の学会だとせいぜい
 20%off
くらいなんだけど、そこは、ベストセラーがすぐに値引きで大量に売られるアメリカ、太っ腹だ。

もっと太っ腹なのが
 中国から出展している出版関係者
である。あちこち覗いていたら、
 ドル・元レートに近い価格で書籍を販売しているブース
があって、とうとう3冊ほど買ってしまった。ちょっと変わった本だったしな。ドル・元レートで販売ってことは、
 運送料・出展料などは無視して商売
してるってことで、
 顔見世興行で顧客をゲットするための王道のやり方
をハワイでも展開してるわけだ。中国人は商売のやり方を心得ていますな。

全世界的に研究者が減っているのが
 古典語
で、
 中国語文言(日本で言う「漢文」)
を扱う研究者も減っているのだが、古典籍関連のブースはちゃんとあった。一番役に立ったのが、古典籍関連の出版社が連合して出していたブースで、ここに
 中華書局・上海古籍出版社・北京大学出版社・中州古籍出版社等等のCD-ROM版カタログ
と、普通の紙のカタログが置かれていた。そこにいるおばさまに
 これもらっていいかしら?
と聞いたら、喜んで全部くれて
 ハードコピーはいかが?
というので、それも貰ってきた。
 みなさん、ハードコピーは欲しくないんですって
だって。分からないでもないけど。

日本からは
 ちょっとだけ出展
で、実に淋しい限り。てか
 大学出版局のブースがあるかどうかわからない位
だった。(あったかも知れないけど、気がつかないレベル)
アジアからは
 香港大学・香港中文大学・マラヤ大学
がブースを出し、コレージュ・ド・フランスなんかも出展しているのをみると、
 日本の学術面での凋落
というのが実感をもって迫ってきた。てかさ〜
 中文での出版社が現物で出してたりする
わけで、
 日本語で勝負してもいいじゃん
とは思ったんだがなあ。たぶん
 ウチの大学は英文出版してないし、出展して見合うだけのメリットはない
とかいう判断なんだろうけど。香港大学・香港中文大学・香港科技大学は
 香港で勉強しよう!
と、留学勧誘ブースも出していたよ。
日本からの出展では、面白いものもあったので、朝日新聞と文生書院のブースで立ち話をしてきた。

今日覗いたパネルでは
 アジアの中の日本
について発表した研究者に
 日本の世界的地位をどう扱うか、という質問
が出ていて、なんていうのか、
 日本の内向き主義がもたらした弊害
が、何を世界に「発信」しているか、ちょっと考えさせられた。

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航空無線を聞く@United Air

今回の学会出張は、日本では
 年度またがり
になるので、使える研究費がない。(普通は年度内に出張が終わらないとダメ)
で、旅費を安く抑えるために、昨年11月に、個人パネル発表の許可が下りてすぐに、UAのマイルで飛行機を押さえた。発券手数料が4200円ちょっと。その時は
 最後の1枚
だった。

今回の地震と福島第一原発事故の後、日本在住の外国人は、帰国する人が多い。特にCNNが煽りニュースを流していたので、アメリカ人はかなり誤解している。
さては、キャンセルが相次いでるだろうと思ったら、案の定、原発事故の後、この時期、マイルでは直前に席が空くことのない成田-ホノルル便が、問題なく取れる状態になっていた。出国便はともかく、帰国便が取れないことが多いのだが、日本に来るアメリカ人が減っている。というかハワイから来るとしたら軍関係者くらいだろう。

搭乗カウンターで聞いたら、
 今回、地震でハワイ旅行は自粛、という方が多くて、キャンセルが相次いでいます
とのこと。ハワイは所謂「パワースポット」があちこちにある土地なので、日本から短期間離れて、これからの生活に必要な英気を養うのにはよいのだけどね。温泉旅行キャンセルと同じ理由で、ハワイから日本人が離れている。

UA880便は、これまで見たことのないくらい空いていた。UAの成田-ホノルル便で、夕方出発の便は、春休みのこの時期はまず絶望的に混んでいる筈なのに、各列に空席がある。
日本人女性と結婚したアメリカ人が子ども連れで乗っているのも、目だった。
もう一つ、
 クルーがほぼアジア系
だったのも驚いた。ひょっとして、
 原発事故
が原因なのかしら。ホノルルベースのクルーだというのだが、えらく年配のクルーというか、どうみても
 おじいちゃんのクルー
がいた。サービスは申し分ないんだけど、何が起きてる、UAのユニオン。
で、
 機内の日本語アナウンス
が、
 昔のJALの国際便のアナウンスの文言とイントネーションとそっくり
であり、担当しているパーサーのおばさまも相当なベテランなのである。
UAのクルーは比較的年配のクルーが多いんだけど、それにしてもだ。それと、大抵一人はいる
 UA名物の立派な体格の白人女性CA
を今回は見掛けなかった。UAのどこが好きって、日本のキャリアではまずお目に掛かれない
 なにかあった時に、絶対に頼りになりそうなCA(肉体的に)
だったりするんだが。

久々にUAに乗ったのだが
 航空無線を聞けるサービス
が増えていた。
Ua1
オーディオの9チャンネルに合わせると、管制官とコックピットとのやりとりが聞ける。ずっと、航空無線のままにして、ヘッドホンを付けてたけど、残念ながら
 ハワイ上空ではまったく交信が聞けない
のだった。基地があるからだろうな。
たくさんの人たちが、航空機を安全に飛ばすために尽力してくださっていることがよく分かるので、航空無線チャンネルはお勧め。

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